Dolls FrontLine - Missing link - 作:いろいろ
お待たせしました、第2話です!
( ^ U ^ )←彼ですが、結局出さないことにしました。
なので、あとがき要員として使います。
「45姉、ドローン回収したよ!」
「ご苦労様9。 ・・・11、周りに何かいる?」
『何もないよ。 バケモノと人間の死体だけ。』
『こっちも同じよ。 45、そっちは?』
「似たようなもの・・・いやまって、これは・・・靴の後?」
『? そんなのそこら中にあるじゃん。』
「いえ、この足跡は最近ついたもの見たい。 しかも
「E.L.I.Dみたいに引きずってないってこと?」
「・・・一度合流しましょう。 ポイントβに移動して。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
嗅ぎ慣れない匂いがする。人間に近いが、少し違う。
火薬の匂いもする、ということはE.L.I.Dではないな。
しかも徐々にこっちへきている。・・・足跡をたどっているのか。
「・・・まずいな。」
その進路上には嗅ぎ慣れた
「・・・死なせるわけにはいかん、か。」
俺はコートのポケットからカードを取り出す。
同時に腰にはベルトが現れ、バックルにはハートが描かれている。
今にも壊れそうなバイクにまたがり、アクセルを踏む。
「変身」
バックル中央のスリットにカードを通す。
< change >
ベルトから力が流れ、全身を包む。その余波はバイクにも影響を及ぼし、黒のオフロードバイクに姿を変える。
目的地は近い。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ちっ! ラチがあかないわね!」
「416、グレネードは後いくつ!?」
「三つ! こんなんじゃ先がもたないわ!」
「弾だって無限にあるわけじゃないし、ねっ!」
「・・・ああもう! 正規軍が手を焼くわけだよ!」
足跡を見つけて辿る、というところまでは順調だったが、まさかE.L.I.Dに出くわすことになるなんてね。
幸い動きの鈍いタイプばっかりだけど、奴らの厄介な点は無駄に頑丈なところ。私のグレネードはなら十分ダメージを与えられるけど、ARの弾は効果が薄い。 ましてSMGの二人はさらに分が悪い。
「・・・っ!? まずいよ45! 周りも集まってきた!」
「見えてるわ! ・・・ちっ! 動きの速いのまで!」
「死んだら元も子もないわね。 45、使うわよ!」
そう言って私は正面の集団に撃ち込む。直撃したやつとそのすぐそばにいたやつで四、五体くらいは潰せたはず。
「416危ない!」
「っ!?」
爆炎の中から一体飛び出してきた! 音につられてきた奴ら、しかも足が速い奴がもうここまできていた。
間一髪爪の攻撃をかわして、すれ違いざまにありったけの弾を撃ち込む。この距離なら威力も十分・・・!?
「416!? 11、援護を!」
「間に合わないっ!」
すれ違ったヤツの後ろからもう一体、爪を振り上げて迫ってくる。
ほんの一瞬の停止、もう間に合わない。
周りの怒号や銃声が遠い。もう腕が振り下ろされる。
こんなところで、私は・・・
< bio >
奇妙な電子音と同時に、迫り来る爪が止まる。いや、よく見れば何か植物の蔦のようなものが絡まっている。
そして次の瞬間には、視界から消えていた。
E.L.I.Dを絡め取った蔦の先にいたのは、
「なに・・・あれ・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「なんとか間に合ったか。」
間一髪だったようだ。
水色の髪の少女に迫るE.L.I.Dを『bio』のカードで生み出した蔦で搦めとる。一旦彼女から遠ざけ、俺はバイクを降りて武器を構える。
敵の数は十五、すばしっこいのは内四体。
知性も殆ど残っていない奴らだが、それでも俺を脅威と感じたらしい。 他の獲物から目標をこっちに切り替えてきた。
「・・・悪いが、今はそこまで時間をかけてやれん。」
足の速い奴が同時に迫る。
俺は慌てることなくカードを取り出し、手に持った『醒弓カリスアロー』に取り付けられたラウザーに通す。
< fire・drill ___ burning arrow >
炎を纏った矢を放ち、正面の二体を貫く。ドリルの力を得たそれは勢いを殺すことなく、後続のE.L.I.Dを巻き込む。
「———————————!!!!!」
叫び声をあげて斬りかかってくる奴を弓で受け流し、そのまま切りつける。数度切りつけ動かなくなったタイミングで四体目が襲いかかる。
< chop >
新たなカードをラウズし、手刀で貫く。確実に心臓を貫き、手を引き抜くとそのまま手に伏せる。
「・・・あと、九体か。」
俺は武器を構え、駆け出した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「・・・・・すごい。」
私は、目の前に光景に心奪われていた。
カードを取り出したと思ったら弓(?)から火の矢が飛び出したり、手刀だけで圧倒したり。
今も、手に持った武器と体術だけでE.L.I.Dを次々と倒している。ただ一度の攻撃も受けずに。
「・・・・・・・・・・。」
私はその光景を食い入るように見ていた。
416を助けに行くことも忘れ、45姉や11から入ってきた通信も耳に入ってこなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「・・・終わったようね。」
そう呟いた私の声は、わずかに震えていた。
E.L.I.D十五体、それをわずか数分で全滅させたアレの力に恐怖したのだ。9はどうやらそうでもないようだけど、もしアレが敵ならば・・・正直、生きて帰れるとは思えない。
私はそいつの元へ歩み寄る。警戒は怠らず、でも敵対する意思は表さず。
そこでそいつは新たなカードを取りだした。
「っ!?」
反射的に銃を構える。
そいつはそのカードを胸のあたりまで持って行き・・・
< spirit >
バルトのバックルに通した。すると白い壁のようなものが現れ、それを通り過ぎるとそいつは人間の男になっていた。
「な・・・!」
「驚かせてすまない。 怪我はないか。」
「え、えぇ。」
「そうか。」
それだけ言うと、そいつは踵を返してバイクの方へと向かう。
ってちょっと待て、確かドローンに写っていた男もこんな格好を・・・。
「・・・ん?」
「・・・・・。」
突然男が歩みを止める。
その目の前には、進路を塞ぐように立つ11。その目が私に訴えかける。
ハッとした私は、すぐに行動に移した。
「コホン・・・ちょっといいかしら。」
「・・・なんだ?」
「私たちはグリフィン&クルーガーの人形部隊なの。 ここへはある人物の保護が目的で来たんだけど・・・。」
「人形?・・・なるほど、だからか。」
「? まぁいいわ。 で、単刀直入に言うわね。 ・・・あなたを保護するために来たの、一緒に来てもらえるかしら。」
「・・・・・『保護』、か。」
「ええ。」
「なら必要ない。 自分の身は自分で守れる。」
そう言って再び歩き出そうとする男。
なるほど、確かにこの男の実力ならば一人でもなんの問題もないだろう。なら・・・
「なら訂正するわ。 私たちに力を貸して欲しい。」
「・・・・・。」
「見ての通り、E.L.I.Dに通常火器は殆ど効果を上げられない。 今は一人でも多く協力者がいるのよ。」
「私からもお願い。 あなたは人間のために必要。」
「お願い!」
「私からも、お願いするわ。」
「・・・・・。」
これは賭けだ。 これが断られたらもう私は彼を引き止められなくなる。依頼を受けた以上、やり通さなければならないのだ。
「・・・わかった。 その話を受けよう。」
「ありがとう、協力に感謝するわ。 私はUMP45。」
「UMP9! 9でいいよ!」
「・・・G11。」
「HK416よ、よろしく。」
「・・・相川始だ。」
相川始、か。 残っているかはわからないけど、あとでペルシカに調べてもらいましょう。
・・・あの力のことも、なんとか聞き出さないとね。
「じゃあ行きましょう。 回収地点まで案内するわ。」
「・・・えっ? 45今から行くの?」
「何よ11、そんなに残りたいの?」
「だって、迎えは明後日じゃないの?」
「・・・・・・・・・・あ。」
結局、合流地点に近い建物で二日ほど野宿することになってしまった。・・・まぁ結果的に彼と話す機会が訪れたから良しとしましょう。
相川始・・・あなたが何者なのか、たっっっぷりと聞かせてもらうわよ。
続く
戦闘描写って難しい・・・。
少しでもカリスの規格外な強さが伝わればと思います。
( ^ U ^ )<申し訳ございません、このような文章で。
さてでは解説を。
相川始・仮面ライダーカリス
原作終了後から基本的にずっと日本にいる。橘さんや睦月のベルトは彼が所持しており、ラウズカードも同様。
よって、オリジナル技とかいろいろあると思うけど気にしないでくれると助かるなぁ。
コーヒーを入れるのがすごく上手い。
404小隊
本文で「グリフィン&クルーガーの」と言っているが嘘で、実際はどこにも属していない、というより存在しない部隊。
・・・今度こそまともな404にしようと思ったのに結局45姉がやらかしてしまった。
E.L.I.D
ぶっちゃけよくわからないので、本作ではバイオハザードのゾンビやB.O.W.っぽいイメージに。
今回出てきたのは普通のゾンビっぽいのと、首刈りことハンターっぽいの。ゾンビとかと違う点は驚異的な再生能力と耐久値を持つ点。
通常の武器が効かないというよりは、再生能力を上回るだけの火力が出せないという設定。
|M0) <批判や指摘は大歓迎だ。