Dolls FrontLine - Missing link -   作:いろいろ

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明後日は昭和の日
週末からゴールデンウィーク

・・・・・引きこもって書き放題だぜ!


第21話:俺、変身!

side:代理人

 

 

「・・・・状況は?」

 

「一真たちがターゲットと接触、どうやらDの方の相手は処刑人とハンターのようね」

 

「UMP45の様子は?」

 

「強制スリープに入ってるけど、まだ死んでないわ」

 

 

モニターを睨みながら、ドリーマーがそう言いました。もしかすれば16labに再び現れるかもしれないと網を張っていましたが、まさかあの二人が現れるとは。

ですが、その段階で一真さんに連絡を入れたのは正解でしたね。おかげでアンデッドを捕捉することができる・・・・・ついでに彼女らの実戦テストも。

 

 

「お、いよいよ使うみたいよ」

 

「え? ほんとっ!?」

 

「こらアーキテクト、二人の邪魔をするな!」

 

 

アーキテクトが画面に食いつき、ゲーガーがそれを引き剥がす・・・・まぁ、自身が手がけたものなのだからその気持ちも分かりますが。

 

 

「さて・・・・どこまで通用するのか・・・・・」

 

 

無茶だけはしないでくださいね・・・・・処刑人、ハンター。

 

 

 

 

 

 

 

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side:処刑人

 

 

「やるぞ、処刑人!」

 

「おう!」

 

 

「「変身!」」

《 Open Up 》

《 Open Up 》

 

 

ベルトのバックルを開いて、飛び出してきたスピリチアなんたらをくぐり抜ける。同時に体を不思議な力が包み込むのを感じて、俺たちは『仮面ライダー』へと変身した。

隣を見ると、同じく変身したハンターが二丁の銃を構えて臨戦態勢に入っている。

 

 

「やっぱ赤ってかっこいいな」

 

「私はお前の青色の方が好みなんだが・・・・まぁいい、やるぞ!」

 

「応よ!」

 

 

同時に地を蹴り、トライアルに肉薄する。まだ油断してるらしく突っ立ったままだが、このまま一撃喰らわせてやる!

 

 

「オラァ!!!」

 

「グゥ!?」

 

 

すれ違いざまにブレードを振り抜く。奴の体を引き裂く確かな手応えを感じて、そして奴の呻き声で確信した。

これなら、戦える!

 

 

「油断禁物だと、作ったやつから教わらなかったのか?」

 

 

続け様にハンターが銃を連射し、立て続けにダメージを与えていく。予想外のダメージに、ようやく奴が反撃していた。全身に張り巡らせたコードを飛ばし、俺たちを捕まえようとしてくる。

 

 

「けどなぁ・・・・読めてんだよ!」

 

「今更そんな攻撃が通じるか!」

 

 

向かってきたそれを俺は剣で切り払い、ハンターは撃ち落とす。かずまから聞いた話じゃ、こいつはこのコードを伸ばす以外に攻撃手段らしいものはなく、せいぜい殴る蹴るがいいとこらしい。液体になれるって言っても、攻撃に使えないんじゃ意味ないな。

 

 

「ま、初陣にはちょうどいい相手ってことか」

 

「そういうことだ。 それに私たちの武器でも十分ダメージを与えられている」

 

「そうだな・・・・・っと!」

 

 

言ってるそばから、しつこくコードを伸ばしてくる。それもアンデッドの力のおかげか切っても切っても生えてきやがる。

 

 

「ちっ、キリがねぇ!」

 

「手数だけが無駄に多い・・・・処刑人! 私が撃ち落とすから一気に近づけ!」

 

 

ハンターが俺の後ろに立ち、迫るコードを片っ端から撃ち落とす。

なるほど、確かにこうすりゃハンターは迎撃に専念できるな・・・・・ならっ!

 

 

「一気に決めるぜ!」

 

 

姿勢を低くして、その距離を一気に詰める。トライアルもそれを防ごうとするが、ハンターの援護によって無駄になる。

その間に懐に入り込み、ブレードを振るった。

 

 

「オラオラオラァ!!!」

 

「グルゥ!?」

 

「こっちも忘れるなよバケモノ!!」

 

 

一閃、銃撃、また一閃・・・・相手に反撃を許さないように互いの呼吸を合わせ、着実にトライアルを追い込んでいく。

・・・・・けどトライアルって、どうやったら倒せるんだっけ?

 

 

 

 

 

 

 

 

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side:剣崎一真

 

 

「グルル……」

 

「・・・・・・やっぱり、か」

 

「グギャッ!?」

 

 

突き出された槍先をいなし、飛んでくる毒針を躱す。すれ違いに一撃を入れ、怯めばさらに追撃する。俺はそれをとくになんの苦労もせず、()()()()()()()()()やっていた。

もちろん、俺だってそれなりの場数を踏んでるし、どんな相手でも油断なんてしないけど・・・・・どうにもそればっかりじゃないみたいだ。

 

 

(これで終わらせる)

《 Kick・ThunderーーーーーLightning blust 》

 

 

あえてカテゴリー9『Mach』のカードを使わず、二枚のコンボのみで技を繰り出す。これが()()()トライアルなら威力不足なんだけど・・・・・・

 

 

「ウェェエエエエエエイ!!!」

 

「グッ!? グガァッ‼︎」

 

 

キックが直撃し、大きく吹き飛ばされたトライアルG・・・・そして起き上がろうとしてそのまま倒れ伏し、大きな爆発を起こして四散した。

 

 

「・・・・・・・・」

 

 

俺がアンデッドになってから、少なからず攻撃力は上がっている。けど本来ならそれでも倒すには至らないはずだ。これはやっぱり、このアンデッドは・・・・・・

 

 

「・・・・・念のため、と」

 

 

周辺に誰もいないことを確認して、トライアルの破片をいくつか拾い集める。こういう生物的なことは専門外だけど、調べれば何かわかるかもしれない。

さて、そろそろ二人のところに戻ろうか・・・・・処刑人ちゃんが調子に乗ってないといいけど。

 

 

 

 

 

 

 

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side:ハンター

 

 

「オラオラ! その程度かトライアル!!!」

 

「おい処刑人! 前に出すぎだ!」

 

 

あのバカ、相手がろくに反撃できなとわかると見るからに調子に乗り始めた。いつのまにか攻撃も二度、三度と連続するようになり、間合いもさっきより詰めている。こうなるとこっちから援護しにくいんだ!

 

 

「グゥ‼︎」

 

「よっと・・・・・へへ、まだまだ行くぜ!」

 

「だから! 前に出すぎだと! 言っている!!!」

 

 

しかし、流石はトライアルといったところか・・・かれこれ何十発も撃ち込んでいるのにまだまだ倒れそうにない。全身傷だらけ、反撃の手段もないのはありがたいが、こちらも決め手に欠ける以上は長期戦になればなるほど苦しくなる。

・・・・と思っていると、早速あのアホがやらかした。一気に仕留めようと振りかぶった一撃を、ものの見事に空振った。

 

 

「うおっ!?」

 

「グァ‼︎」

 

「へ? ふげっ!?」

 

「処刑人!?」

 

 

カウンターのアッパーカットで派手に飛ばされる処刑人に、さらに追撃の一撃が迫る。あぁもうだから調子に乗るなとあれほど!!!

 

 

「グガッ!?」

 

「こっちだバケモノ!」

 

「いいやこっちだ!」

 

 

トライアルDの気をそらした隙に処刑人が復帰し、背中から思いっきり突き刺す。鋭利な剣先がトライアルの体を貫き、大きくよろめかせる。

そしてダメージが許容量を超えたのか、腰のバックルが開いた。

 

 

「っ! 今だ!!」

 

「くたばれぇ!!!」

 

 

引き金を引き絞り、ベルトに集中砲火を加える。処刑人も剣を握る手に力を込め、突き刺したまま一刀両断した。

バックルの部分を粉々に砕かれたトライアルはそのまま倒れ伏し、一拍おいて爆散した。

 

 

「ふっ・・・・・決まったぜ」(一欠)

 

「っておい! なんだそのポーズは!?」

 

「あぁ? 何って決めポーズだよ・・・・・いやぁいい感じに決まったな!」

 

「貴様ふざけているのか!?」

 

 

こいつ、まさかとは思うがそれをしたいがために時間を使ったんじゃないだろうな!?私がどれだけヒヤヒヤしたと思っているんだ!今すぐこの銃弾をぶち込んでやろうか!?

 

 

「まぁまぁハンターちゃん、勝てたんだから大目に見てあげようよ」

 

「むぅ、一真がそう言うなら・・・・って、それ・・・」

 

 

いつのまにやら戻ってきた一真は、気を失ったUMP45を抱き抱えてそう言った。いや、いった内容よりもそっちの方が気になる・・・・・一真よ、なぜ『お姫様抱っこ』なんだ!?

 

 

うらやましい・・・・・

 

「え? 何か言った?」

 

「な、なんでもないぞ!?」

 

 

はぁ、と一息ついてから変身を解く。瞬間、どっと疲れが来た気がした。初めて変身した時もそうだったが、やはりそれなりの負荷がかかるらしい・・・・・もっとも、この力の代償というのなら仕方のないことだが。

 

 

「どうだ一真! 俺たちだけでやってやったぜ!」

 

「ははっ、おめでとう二人とも」

 

「なんでそんなに元気なんだ・・・・・」

 

 

こいつの脳天気っぷりが羨ましくなる。

さて、いつまでもここにいるわけにはいかないのだが、一真はそいつ(UMP45)をどうするつもりだ?

 

 

「ん? あぁ、ちゃんと帰してあげるよ・・・・ほら」

 

 

見れば、彼方から土煙を上げながら一台の車が走ってくる。そいつは私たちの目の前まで来ると急停車し、予想通りの連中が降りてきた。

 

 

「45姉!!」

 

「剣崎・・・一真・・・・」

 

「それに処刑人とハンターも・・・・・」

 

 

降りてきたUMP9、Gr G11、HK416は銃口を向け、警戒心をあらわにする。まぁ警戒するなという方が無茶な話だろう。

が、どうやらうちの一真は無警戒の部類に入るらしい。ツカツカと3人に歩み寄ると、抱えていたUMP45を引き渡した。

 

 

「気を失っているだけだから安心して。 目立った外傷もないよ」

 

「え? あ、ありがと・・・・」

 

「うん・・・・じゃあ早く戻った方がいいよ。 ここも直に正規軍がくる」

 

 

確かに、トライアルが二体もやられたとなれば連中が無視するはずもないか。決して正規軍に遅れを取るつもりはないが、無用な戦闘は避けたいところだろう。

迎えにきた3人もそれをわかっているのか、警戒したままだがさっさと車に戻って走り出す。去り際にUMP9がお礼を言っていたが、きっと姉思いの人形なんだろうな。

 

 

「・・・・・さてと、それじゃあ俺たちも帰ろうか」

 

「あぁそうだな、流石に今回は疲れた」

 

「だらしないぜハンター、これくらいできなきゃこの先もっとしんどいぞ?」

 

「誰のせいだと思っている・・・・・」

 

 

大きくため息を吐く。

とりあえず、今日はゆっくり寝るとしよう・・・・・

 

 

「あ、そうだ一真! 帰ったらなんかご褒美くれよ!」

 

「はいはい。 で、何がいい? ()()()()いいよ」

 

「「え? なんでも!?」」

 

 

前言撤回、今日は目一杯一真に甘えてやる!

なんでもって言ったからな?言質はとったからな!

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・・これでよかったの?』

 

「えぇ」

 

『そっか・・・・でも意外だね、ドリーマーちゃんは何というか・・・・・グリフィンには厳しいイメージがあったから』

 

「それはもちろんよ。 けどあの子は一応『鉄血製』、私たちの妹みたいなものよ?」

 

『それもそうだね・・・・・じゃあ早速で悪いんだけど』

 

「彼女用のを、でしょ? 任せなさいな」

 

『・・・ありがとう、ドリーマーちゃん』

 

「お安い御用よ。 それに・・・・・これが彼女にできる償いみたいなものだから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そういえば一真、二人に()()()()してあげるそうね?」

 

『え? そのつもりだけど』

 

「いやー、私もがんばったなー。 システムの調整とかー、あと今回のこととかー」

 

『・・・・・ははっ、わかったわかった。 じゃあドリーマーちゃんもね』

 

「了解♡」

 

 

続く




鉄血組のライダーシステム、お披露目の巻。
ざっくり説明すると見た目は劇場版ライダーと同じで、武器はラウズシステムをオミットしたもの。アンデッドの力が乗っているのでトライアル相手にも効果があります。

・処刑人
カラーリングは「青」、武器はブレイドのものと似ているソードタイプ。なので色違いグレイブみたいな感じ。

・ハンター
カラーリングは「赤」、武器はギャレンの銃を二丁持ち。ラウズシステムがないので両手が塞がっていても問題ない。
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