Dolls FrontLine - Missing link - 作:いろいろ
他の作者様はストーリーがしっかりしていたりと、本当にすごいと思います。
さぁ完結目指して頑張るぞい!
「ご苦労だった・・・まさかハイエンドたちと遭遇するとはな。 まぁ無事で何よりだ。」
16labの所長室。
404小隊はその後問題なく帰還し、ヘリの中でコピーし終えたメモリーを渡す。受け取ったヘリアンはひとまず安堵し、ペルシカもフッと息をつく。
「なぁにそれ。 私たちが失敗するとでも思ったの?」
「そうは言うけどね45、ハイエンドの反応が3つも出たら流石に焦るよ。」
「最悪の場合は、始にデータを持たせて撤退させるつもりではあったがな。」
「・・・・・ちっ」
416の舌打ちが響く。実際戦闘となった場合、アンデッドである始が離脱できないことなどまずなく、416もそれをわかってはいるのだがどうにも気に入らないのだ。
「じゃ、私たちはしばらく休ませてもらうわ。」
「・・・やっと寝れる。」
「始さんも行こ!」
「・・・・・。」
踵を返して部屋を出る404。だが、始だけは出ようとしなかった。
「すまない、先に行っててくれ。」
「? まぁいいけど。」
「また後でね〜。」
始以外の404隊員が部屋を出たことを確認すると、始はヘリアンらに歩み寄る。
その手には、ハートのエースのカードが握られていた。
「・・・いくつか聞きたいことがある。 まず、それには何が入っている?」
「悪いが機密事項だ、と言うわけではないが・・・私たちもこれが何かは知らないのだ。」
「上から頼まれて、ていうだけよ。 ついでに『絶対に見たり複製してはならない』とも言われてるわ。」
「・・・次に、それはグリフィンとやらに渡るのか?」
「あぁ、そうなる。」
「怪しいとは思わないのか?」
「本音を言えば、ね。 でも調べるわけにはいかないの。 一度でも再生すれば記録として残ってしまうからね。」
「・・・だが、
ニヤリと笑うヘリアンとは対照に、始はピクリとも笑わずカードをしまう。
「・・・一応はグリフィンの所属だ、そちらの指示には従う。 だが、俺はお前たちを信用しているわけではない。」
「あぁ、分かっている。 ・・・敵にならないことを願っているよ。」
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「え? コピーしたデータを見せて欲しい?」
「あぁ、頼めるか?」
404と合流後、ラウンジで団欒する始たち。最初は今回の作戦の反省点や今後の方針などを話し合い、そのあとは自由な話題で盛り上がっていた。機を見て11に近づいた始は、彼女が眠りこける前にデータのことを聞いてみた。
「ん〜、コピーしたあと消しちゃったんだよね。 一応断片的になら記録が残ってるけど。」
「それでいい。 頼めるか?」
「・・・コーヒー一杯。」
「豆が手に入ったら淹れてやる。」
交渉成立だね、と言って手元のタブレットと自分のメモリーを繋ぐ。そこから日時や場所で絞り込み、削除済みのものも可能な限り復元する。
そうして出来上がった一本の動画を再生する。
同時に、始の顔色が変わっていく。
「・・・これで全部かなってえ!? どうしたの!?」
「バカな・・・これは・・・。」
そこに映っていたものは、自分たち以外に知る者などいないはずのものだった。
ーーーーーーーーーー
『では頼んだよ。 重ねて言うがこの件は他言無用だ、分かっているね?』
「はい、承知しています。」
『よろしい。 では出発してくれたまえ。
良い報告を期待しているよ、AR小隊。』
「了解しました、失礼いたします。」
「新しい任務か? M4。」
「で、今度はどんな無茶振り?」
「鉄血と戦えるの? もしかしてハイエンド!?」
「皆さん静かに。 今回の任務は、あるIoPの研究員の護衛です。 障害となるものは全て敵、一切の容赦は必要ない、とのことです。」
ーーーーーーーーーー
『・・・・・でーたノ複製ヲ確認
複製端末ノ割リ出シヲ実行
・・・完了・・・識別・・・個体名「Gr G11」
最優先排除対象ニ設定
行動開始』
続く
今回は割と短め。
ゲームとかのミッションとミッションの幕間みたいな感じ。
グリフィン、IoP、鉄血、それ以外にも様々な思惑が交差していきます。
では解説・・・というか現時点での整理みたいな。
グリフィン
グリフィン&クルーガー社のこと。
クルーガーが社長のPMCだが、クルーガーだけが一番偉いと言うわけではない。派閥や思惑の坩堝。
IoP
人形製造会社。
もともとは民生人形の会社であるため鉄血に比べて量産性に劣る。ただし、人間のように個別判断、先頭ができると言う意味では鉄血ノーマルよりは上。
ペルシカの16labもこの1部署。グリフィンとべったりな関係だが、水面下では小競り合いが絶えない。
鉄血工造
人類に反旗を翻した企業。サイバー◯イン。
量産性に優れたノーマル人形と、高性能のハイエンドの混合部隊を主力とする。
共通意識として『人類は敵』だが、その過程や敵に対する対処などはハイエンドたちの間でもかなり差があり、一枚岩とは言えない。
X02地区の研究所
東欧にある生物学の研究所・・・と言うのが表向きの顔。実際は人体実験なども行う研究所で、この地区は孤児が多いことが好都合だった。
実は旧日本のある組織の一部が前身であり、人でも人形でもないものを生み出そうとしていた。
とりあえずはこんな感じ。
質問や意見、お待ちしておりま〜〜〜す!!!