短いのでもし良かったら最後まで読んでみてください。
えっと...まず前回までのあらすじからいこうか。
俺。織田悠哉は学校の屋上にて、ある1人の女子生徒に突き落とされ死亡。
だが何故か生きているのか死んでいるのかも分からないような状態でこの奇妙な世界に現界した。
そこで現れた幽々子と名乗る女性に色々事情を聞くがまだ分かっていないことの方が多いという状況。
一応聞く限り俺は身に魂を持ちながら死んでいる。という矛盾が発生してる状態らしい。
その理由は幽々子にも分からないという話だ。
では...あらすじを終えたところで改めて幽々子から事情を聞くとしようか。
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万年筆を握り直し、メモ帳に書き込もうとしたその時。
生前聞き覚えのある腹の音が幽々子の方から聞こえた。
「あら/////ごめんなさい/////、まだ質問コーナー始まったばっかりだけど...お腹がすいてしまったわ、貴方には悪いけどもうお昼の時間だから...お話はまた後でにしましょうか♪」
幽々子は初めて俺の前で余裕をなくして赤面してそう告げた。
ーこんな色気たっぷりで余裕ありありの女性でもこんな顔するのか...
そう思いつつ、そんな彼女を見て俺は彼女に対して思わず可愛いと思ってしまった。
「もちろん貴方も食べに来るわよね?というかそれ以外に選択肢なんてないだろうし...何より貴方はこれからここで過ごすのだから、妖夢にも挨拶しなくてはね」
〈そうするよ〉
余裕を取り戻したであろう幽々子に文字の書かれたメモ帳を見せる。
ーにしても妖夢?あの屋敷にもう1人いたのか...いや、というかむしろ正面から見てもあんなに広いと感じる屋敷で幽々子がたった1人で住んでいるというのも変な話か。まぁ2人だけだとしてもあの屋敷は広すぎる気がするけどな。
「了承も得たことだし、早速屋敷に戻りましょうか」
幽々子はそれだけ言って振り返り足を動かし始めたので俺もそれについて行く。
屋敷はやはり見た目通りとてつもなく広かった、圧倒的な広さに思わず唖然としてしまう。
殆どが木造建築であるが、特別年季が入っているような感じもしなかった。
「こっちよ」
屋敷の広さに唖然として、足が止まっている俺にそう告げてまた足を動かす。
ーうん。これはしっかりついて行かないと絶対に迷子になるな。
そう思いすぐに幽々子を追いかける。
しばらく歩いてようやく目的の場所と思われる部屋の前に着き、幽々子はその部屋の戸を開けた。
「幽々子様遅いです!私何分待ったと思ってるんですか!?」
と、恐らく妖夢と思われる声。
「ごめんなさいね妖夢、少し彼と話し込んでしまってて」
「ん?どうしたの?どうぞ入って?」
そう催促されて部屋の中に入るとそこには先程の声の主と思われる、黒のリボンの着いたカチューシャを身につけた、銀髪の女の子が食卓の座布団に正座していた。
「?幽々子様、そこの彼は?」
俺が部屋に入るなり当然の疑問を幽々子に投げつけた。
「彼は、前妖夢に話したでしょ?その人」
「あぁ、例の...」
妖夢は色々察したような顔をした。
ーあれ?思ったより反応薄いな...いやまぁ別に期待してた訳じゃないんですけどね...?
「ということは彼は言葉は...」
「えぇ、当然声に出して話すことは不可能だわ」
「そうですか...」
そう言って妖夢と呼ばれる女の子は難しそうな顔をして俺の方をチラッと見てからまたすぐに幽々子の方に視線を戻して口を開いた。
「えっと...これから食事ですけど、どうするんですか幽々子様?」
「?そのまま一緒に食べるけど...何か問題でもあるかしら?」
「私、私と幽々子様の分しか作っていませんよ?」
「あっ...」
声を漏らした幽々子の頬に汗が一滴つたる。
ーいやまぁ...そりゃいきなり押しかけたりしたらそうなるよなぁ。
むしろここで俺の分まで昼食を用意していたら軽くエスパーだしな。
流石に俺も腹を空かせていたので、そこまで気が回らなかった。
俺と幽々子が内心焦っている中、妖夢が一つ提案した。
「でも幽々子様のお代わりの分はあるので、そちらを彼の分に回せば何とかなると思います」
ーなるほど、その手があったか。
そう思い幽々子の顔を見ると眉間に皺を寄せ、それはそれは大変難しそうな顔をしていた。
ーそ、そんなにお代わりが大事なのか...
「幽々子様、今回は幽々子様の落ち度なので...流石に諦めてもらいますよ」
「でもっ.....いや、そうね、確かに今回は完全に私の落ち度だものね、そうして頂戴」
名残惜しそうにそう言うと今度は幽々子の頬に一筋の涙つたった。
俺は万年筆とメモ帳を手に取り、スラスラと書き込む。
〈幽々子に誘われたとは言え、いきなり押しかけた俺も悪かったし、俺の分は少なくても構わないよ〉
その汚い文字を見て幽々子は暗い顔から、パァっとわかりやすく明るい顔に変えた。
「よいのですか?今回は幽々子が原因だと思いますけど」
書くのが面倒だったので俺は静かにうないづいた。
何故こんな事をしたかと聞かれると、それは流石に見ていられなかったのと、それが一番平和的な方法に思えたからである。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次書くのもいつになるかは分かりません。