「もう何でもありだな、アーサー」
「そうですね、美侯」
美侯とアーサーは目の前の光景を見て言った。台所で料理を作っている赤い髪の美女にテーブルで優雅に如何にも高そうなティーカップで紅茶を飲んでいる美女、その二人があの神を越える二天龍ウェルシュドラゴン、ドライグとバニシングドラゴン、アルビオンである事に驚いていた
「まさかドライグとアルビオンが実体化するなんてな・・・・思いもよらなかった」
「さすがティガ、我の友達、えへん」
一誠はあの後気絶し精神世界でも歴代女性赤龍帝達に襲われ一誠は体と精神がボロボロだったそしてオーフィスは何事もなかったかの様に一誠の膝に座り無表情でえへんと言う
「まぁ、私とイッセーの関係は変わらないけどね」
「ヴァーリ、そう言うなら人の足を踏まないでくれ」
ヴァーリはイッセーの隣で少し不機嫌な顔をしながらイッセーの足を踏んづけていた
「さすがイッセー様!ヴァーリ様が惚れただけの事はあります!!」
「イッセーちん、あんた大変だろうけど頑張るにゃ~」
「・・・・・・ドライグはイッセーの相棒だが私はイッセーの使い魔、まだチャンスはある」
「うぅ~っ!イッセーさ~ん」
同じドラゴンであるティアが悔しそうな顔をしながらぶつぶつ何か言っていた
「皆、ご飯が出来たわよ~!」
すると、エプロンを着けたドライグが料理が乗ったトレーを持って皆が座っているテーブルに持ってくる
「これが天龍が作った料理か~イッセー俺達が初めてだよな」
「あぁ、世界で初の天龍の作った料理を食うのは、世界で俺達が初めてだろうな」
「・・・・そうですね」
「「「「・・・・・・・・」」」」ゴクリっ
「ドライグの手料理か、初めてだな」
「まさか、赤いのの料理を食べるなんてね」
「我、早く食べたい」
男組は真剣な顔をしながらドライグが作った料理を見つめる。そして女組もドライグの手料理を見て唾を飲む、ティアは割りと普通でオーフィスはイッセーの膝の上で箸を両手でつかんで机を叩きアルビオンは興味深そうに見る。因みにドライグが作った料理はカレーだった
「さぁ、食べましょうイッセー」
「そうだな、では・・・いただきます」
『・・・・いただきます』
一誠たちはスプーンを取りカレーを口へ運ぶ
『・・・・・・・・・・』パクっ
「うまい・・・・美味いじゃないかドライグ!」
「よっしっ!!」
一誠の感想を聞いてガッツポーズを取るドライグ、他の皆も美味いと言ってくれたようだ
「それにしてもドライグ、どうしてお前カレーの作り方知ってるんだ?」
「私はずっと神器の中であなたを見てたのよ?、料理ぐらい私にもできるわ」
ドライグはドヤ顔でそう言うと一誠の頭を撫でる
「・・・・まぁ、それはいいとしてドライグ、お前今のところ力はどうなんだ?実際神器から出られて実体化してるわけだし」
「それについてなんだけど、今のところ魔王クラスの力しか出せないわ」
「という事はアルビオン、お前もか?」
ティーカップに入っている紅茶を飲んでいるアルビオンに一誠は聞く
「えぇ、私もドライグと同じく魔王クラスの力しか出せないわ。」
「まだ完全に神器から出られたわけじゃないようね、イッセー赤龍帝の籠手は出せるの?」
「いや、多分ドライグがこうして実体化してる間は神器は使えないみたいだ。お前もだろヴァーリ?」
「えぇ雄一、歴代の先輩達の声は聴けるみたいだけどね」
神器に封印されたドライグとアルビオンが神器から解き放たれた為、ロンギヌスである神器は使用できない事がわかった。だがドライグとアルビオンが神器に戻れば神器は使用可能だ
「これからの事どうする?一応俺達は世界に戦争出来る勢力になっちまったけど」
一誠の言う通りこの場にいる皆は強い者ばかりだった。
光を受け継いだ赤龍帝の一誠、歴代最強の白龍皇で旧魔王ルシファーの曾孫のヴァーリ
闘戦勝仏の末裔の美侯、仙術の使いで最上級悪魔に匹敵する実力を持つ黒歌
アーサーペンドラゴンの末裔で聖王剣コールブランドの所有者のアーサー、魔法使いのルフェイ
龍王最強のティアマット、神さえ恐れた世界最強のドラゴンのオーフィス、回復系の神器を持つアーシア
「まさに戦争出来るな、する気はねぇけど」
「私は強い奴と戦えればいいわ別に、興味ないし」
『うんうん』
ついこの間までテロリスト集団に協力していた奴らが何事もなかったかの様にうなづいていた。すると、アルビオンが席を立ちドライグを見る
「ドライグそろそろ”あれ”決めない?」
「・・・・・・・・そうね決めましょう」
『?』
するとドライグは何処からか出したのかホワイトボードを出すとホワイトボードに何かを素早く書き出した
「それでは『第一回!ちきちき!兵藤家、家族構成!』を始めるわ!!」
「「「「「!?」」」」」
「はぁ!?なんだよそれ!?」
「イッセーは黙ってて」
そのタイトルを聞いた女子組は驚き一誠はドライグにその事を聞こうとしたのだがドライグは一誠の口を手で抑えて黙らせる
「ヴァーリ達がイッセーの家族になってから色々考えてたのよ、それぞれポジションっていうのが欲しいはずでしょ?」
ドライグはそうドヤ顔で言うと自分の胸にどん!っと胸を叩く
「私はのポジションは母親よ、これだけは誰にも譲らないわ!」
「だから何で俺の母さんなんだよっ!」
ドライグは一誠の言葉を無視してアルビオンに指を指す
「アルビオン!あなたは何処のポジションに着く?」
「じゃあ私は一誠くんの”姉”のポジションに着くわ」
「「それは私だ!!(にゃ!!)」」
アルビオンは紅茶を飲みながら一誠の姉というポジションを宣言するがティアと黒歌が同時に私!!と叫ぶと二人は睨みあう
「あら?二人も一誠くんの姉になりたいのかしら」
「アルビオン、そのポジションだけは譲らないぞ。それと何故野良猫、貴様までイッセーの姉に?」
「野良猫とは失礼ね、私はヴァーリと同じでイッセーちんに興味あるからそして年上だからイッセーちんのお姉さんになろうかな~って思っただけにゃ」
「だが私はイッセーの使い魔だ、私の方が一歩リードしている」
「そんなの関係ないにゃ♪」
「「「・・・・・・・」」」バチバチバチ!!
蜥蜴二匹と猫一匹が睨み合っているのを無視してドライグは次に進める
「そしてアーサー、あなたのポジションはイッセーの兄よ」
「私がイッセーの兄ですか?」
「・・・・もうどうにでもりやがれ」
「えいえい」ペチペチ
一誠は逃れられない家族構成に諦め顔を沈めてその一誠の顔を膝の上からオーフィスがペチペチと一誠の頬を叩く。そして時間が流れ行き
「出来たわよ!!」
そして家族構成の結果が出たホワイトボードには
ドライグ=お母さん
アルビオン=次女
ティア=長女
黒歌=三女
ヴァーリ=恋人
ルフェイ=次妹
アーシア=長妹
オーフィス=三妹
アーサー=兄
美侯=弟
と書かれていた。因みに姉を巡る争いはジャンケンで決まった
「それじゃあ、皆これでいいわね?」
『は~い』
「・・・・・・・」チ~ン
皆はドライグに返事をし自分のポジションを認めたが、一人一誠は床に転がって真っ白に燃え尽きていた。するとドライグが一誠は起こす
「イッセー、あと一つ決めないといけない事があるから起きて頂戴」
「・・・・・・・何だよ」
「私とアルビオンの名前を考えて欲しいのよ。この姿で本名名乗るわけには行かないでしょ?」
「それも・・そうだな」
取り敢えずドライグとアルビオンの事は何とか誤魔化せると思うが一応接触した時の為に名前を考えて欲しいという事らしい
「う~ん、何がいいかな」
「・・・・・・」ドキドキ
「・・・・・・」ニコニコ
ドライグはドキドキしながらアルビオンは笑顔で一誠を見る
「じゃあ、ドライグが紅莉栖でアルビオンが日和で~どうかな?」
「私はそれでいいわよ、ありがとうね一誠くん」
「それじゃあ、今日からこの姿の時の私の名前は”兵藤紅莉栖”そしてアルビオンが兵藤日和ね」
ドライグは一誠を抱き寄せると自分の胸に一誠の顔を押し付ける
「これからは私がイッセーのお母さんだからね、わかった?」
「拒否権ないんだろ?」
ドライグは「うん♪」と頷くするとドライグは一誠の手を握ると顔を見る
「これからも・・・そしてこの先もよろしく頼むわね相棒『イッセー』」
「あぁ、よろしく頼むぜ?紅莉栖『ドライグ』」
二人がそう言うと
「何よイッセー、年上の女が好きなの?私がいるのに」
「イテテテテっ!ち、違う!違うから頬引っ張るなって!ヴァーリ!」
ヴァーリが一誠の頬を上に強く引っ張って一誠を叱っていた。その光景を見たドライグ達は笑うのであった
はい!第23話でした!
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次回 第24話 再戦!グレモリー眷属VS兵藤家
「あなたはやっぱり危険よ!ウロボロス・ドラゴンまであなたに付くなんて!」
「世界には俺達の様な存在を認めない奴らもいるが、俺達の様な存在を認めてくれる奴だっているんだ」
「俺は人間だ!、人間に託された!」
「約束する心の剣『エクストリーム・ウィザード』!!」