では、さっそくどうぞ!
「で、此処がそうなんですか?」
「はい、そうですわ」
「・・・・何処か変な所がありましたか?一誠先輩」
「じゃあこの扉に張られている『入るな、危険』っていうテープは何なんだ?」
俺は元グレモリー眷属の朱乃さんと木場、そして小猫とゼノヴィアと一緒にもう一人の僧侶であるギャスパー・ヴラディという子を迎えに来ていた、来たのはいいがギャスパーが居ると言う部屋の前に来ているのだがその扉には『入るな、危険』っと日本語で書かれている黄色いテープで張り巡らされていた
「ギャスパーくんは当時、神器をコントロールとリアス自身もギャスパーくんを制御出来てなかった為、リアスがこの部屋に封印したのですわ」
「コントロール出来なかった、か。それでギャスパーは『変異の駒』《ミューテンション・ピース》を?」
朱乃さんから聞いた話によれば『変異の駒』通称《ミューテーション・ピース》は悪魔の駒における本来、複数の駒を使うであろう資質を宿した転生体を一つの駒で済ませてしまう特異な駒らしい、と言う事はその駒を使わなければ転生出来なかったって言う事だ
「一応深夜には術が解けて旧校舎内なら自由に動き回れるのですが、中にいる子自身がそれを嫌がっていますの」
引きこもりで、ヴァンパイアか。小猫から一度聞いたけど、初めて聞いたな、そういうの
「契約とかはどうしてたんだ?今まで」
「人間の中には直接会いたくないって人もいるから。彼はそんな人たちとインターネットを使って契約してるんだよ。僕達の中で一番の稼ぎ頭だよ」
人間も人外も何か大変だな、色々と
「じゃあこの刻印は破壊するけど、いいんだな?」
「お願いしますわ」
朱乃さんがそう返事はすると俺はネクサスを取り出し刻印を切り裂く、すると刻印は光の粒子となり封印が解かれ、ただの扉となった。取り敢えずテープを剥がしていき先に朱乃さんが部屋へと入ると
『イヤァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』
いきなり悲鳴かよっ!これは想像以上の重症だなこりゃ
『あらあら。元気そうで良かったですわ』
『な、な、何事ですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』
『あらあら、封印が解けたのですよ? もうお外に出られるんです。さ、一緒に出ましょう?』
まるで怯える小さな子供に優しく語りかけるような声で朱乃さんが促すが、声の主は頑なに拒否する。
『やですぅぅぅぅぅぅぅぅ! 外に出たくない! 人に会いたくないぃぃぃぃぃぃぃ!』
中に入った木場と小猫、そしてゼノヴィアはそれを見て呆れていた、俺も取り敢えずネクサスを仕舞い中に入ると金髪と赤い双眸をした人形みたいに端整な顔立ちをした美少女が居た
「その子がギャスパーか?朱乃さん」
「はい、この子がギャスパー・ヴラディくんですわ、イッセーくん」
ギャスパーは俺を見ると涙は浮かべ始める。おいおい、俺何かしたか!?って『くん?』女の子なのにどうして君付けなんだ?、すると小猫が俺の所に寄ってくる
「・・・・一誠先輩、一言言っておきますがギャーくんは男の子です」
「え?男?でも、女子の制服着てるじゃないか」
「ギャスパー君は女装趣味があるみたいなんだよ、一誠君」
「・・・・まぁ・・別にとやかく言う気はないけどさ、何で女装するのが好きなんだ?」
「だ、だ、だって女の子の服の方が可愛いもん・・・・」
頬赤らめながら男がそう言う事言うもんじゃないぞ
「そ、それよりも、初めまして、ギャスパー、俺の名前は兵藤一誠だ。親しい中からはイッセーって言われてる。よろしくな」
「ぎゃ、ギャスパー・ヴラディですっ!・・・よ、よろしくお願いしますぅ・・・・」
取り敢えず自己紹介と握手までは何とか出来たな、それよりさっきから何で俺の後ろを見て震えてんだ?
「どうかしたのか?ギャスパー?」
「あぁ!・・あのっ!い、イッセー先輩の・・その・・後ろに居る方は・・だっだれですか?」
ん?後ろ?
『あらあら♪ばれちゃいましたわ♪』
俺の後ろにいつの間にかいつものゴスロリ服を着た狂三が笑みを浮かべながらたっていた
「うわっ!、く、狂三!!お前いつの間に出て来たんだよ!?ビックリするだろう!?」
『私は皆様の驚いた顔を見たかっただけですわ、どうやら成功のようですわね、キッヒヒ♪』
朱乃さんや木場達はも狂三の風の様な現れ方にビックリし俺の後ろに下がる
『その子がハーフヴァンパイアの子ですわね?』
「あ、あぁ、そうだけど」
狂三は俺にそう聞くとギャスパーの傍に寄る
『・・・・おかしいですわね』
「どうした?」
『ウィザードの刻印はあるのですが、まだ駒がこの子の中にありますわ』
「な、何ですか!!これぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!」
俺もギャスパーの腕を見て確かめるが、確かにウィザードの刻印はあるが『変異の駒』《ミューテンション・ピース》が見つからない。無いという事は狂三の言う通り駒はまだギャスパーの中にまだあると言う事になるな
「何か理由があるのか、それともウィザードの呪いに抵抗しているのか?」
『さぁ、そこまでは』
「僕、いつの間にこんなタトゥー入れられたんですか~~~~~~ッ!!!」
ギャスパーはそう叫ぶと近くにあった段ボール箱に入り込みやがった、すげぇ、すっぽり入りやがった
「取り敢えず、このまま運んじゃいましょうか」
「え、いいんですか?このままで?」
「いい加減、男の子らしくさせなきゃなりませんから」
「確かに僕もその通りだと思うよ、もうこの前の様にギャスパー君を利用されない為にもギャスパー君は強くならなくちゃ」
『裏切るんですかァァァ!!みなさ~~~~~んッ!!!』
段ボールの隙間から目が不気味に光る、お前の今の体制どうなってんだよ
「では、行きましょう。いっちに、いっちに――――」
『イヤァァァァァァアアアアアアアアアアアアッ!!外に出たくなァァァァァァい!!助けてェェェェェェェ!!!』
「これから、あいつの事で大変になりそうだなぁ~」
『ウフフっ、そうですわね』
小猫に運ばれる段ボールの中に入ったギャスパーは中からそう泣き叫ぶのであった、俺と狂三はその光景を苦笑いしながらヴァーリ達が待っている家に帰ったのであった
皆さん!お待たせ致しました!久しぶりの更新です!
今日は引きこもりヴァンパイア事、ギャスパーの登場でした
次回はもっと早く更新したいと思っております!これからも優しい光と闇をよろしくお願いします!
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では、次回! 第29話 ヴァンパイアとドラゴン