ダンボールに引きこもったギャスパーを一誠達は家まで無事に連れ、小猫はギャスパーをダンボール箱から引きずり出し、皆の視界に入れた
「へぇ~、このちっこいのがギャスパーかぁ?」
「見た目は女の子の様ですが、男の子でしたか、変わったご趣味ですね」
「えぇ~!?おお兄様!この子男の子なんですか!?」
「にゃ?可愛いにゃ!この子!」
「ふむ、確か日本ではこういう子を男の娘というのものだろうか」
「ティアマットさん、何処でその情報を?」
ギャスパーを見た一誠とヴァーリ、そして朱乃達以外の皆の反応を見たギャスパーは涙目だった
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ひ、人がいっぱぁぁぁぁぁぁぁぁいっ!!」
「ギャーくん、逃がさないよ」
「小猫ちゃぁぁぁぁぁん!!離してぇぇぇぇぇぇ!!!」
ダンボールに逃げ込もうとする、ギャスパーだが子猫がギャスパーを捕え逃がさない様に抱きしめる、その様子を見た一誠と朱乃達は苦笑していた
「これは大変そうね、イッセー」
「まぁな・・・・・それじゃあ、始めるか」
一誠はソファーに座ると向かい側に小猫がギャスパーを座らせ、その隣に小猫が座る。他の皆は一誠の後ろへ移動する
「は、始めるって何をですかぁぁぁ?」
「ギャスパー。これからお前に話す事はお前が居ない所で起きたことだ。そしてどうしてお前や朱乃さん達から悪魔から人間に戻っているのかを」
一誠は真剣な顔つきになり、ギャスパーに今まで起きた出来事を反し始めた
数分後
「そ、そんな・・・リアス部長が・・・上級悪魔から下級悪魔に降格されてグレモリー家の次期当主の資格剥奪と眷属解散を言い渡されたなんて・・・」
「そしてその後、俺が持つこの魔剣、エクストリーム・ウィザードがグレモリー眷属に呪いをかけて、悪魔から人間に戻し、駒は破壊された。そしてお前とグレモリー以外の元眷属は俺達の家族になった。これが俺達とグレモリー眷属の間に起きた事だ」
話を聞いたギャスパーは今でも信じられない様な顔をして顔を伏せていた、ギャスパーの隣に座っていた小猫はギャスパーの頭を撫でて慰めていた
「それで、お前一人になっちまった部室からお前を向かいに来たって事だ」
「そ、そうだったんですか・・・・だけど変異の駒はまだ僕の中にあるんですよね?どうしてなんですか?」
「そこが分からないんだよ、変異の駒っていう程だから多分、何らかの力が働いているのかもしれない」
「な、何だか僕だけ仲間外れみたいじゃないですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!仲間外れはイヤですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!!!」
「だから、お前を此処に連れて来たんじゃないか」
一誠は苦笑しながらギャスパーの頭を撫でる、ギャスパーはそれに反応し顔を上げた
「お前はもう『自由』だ。だからこれからお前の好きなように生きればいい」
「じゃ、じゃあ部屋に引きこもっても」
「それはダメ。もし何処にも行く宛がないなら・・・・・俺達と暮さないか?」
「え?」
一誠のその言葉にギャスパーは一誠を見る
「お前の事情は大体朱乃さんから聞いた、ごめん。お前の過去を勝手にきいてしまって」
「・・・・なら、兵藤先輩は怖くないんですか?こんな・・・化け物と言われてもおかしくない力を持って・・・・僕はいやです」
「・・・・・・・・・」
ギャスパーは涙を流しながら話を続ける
「僕は吸血鬼なんかじゃなくて、普通の人間として生まれて来たかったです・・・・けど吸血鬼と人間のハーフとして生まれて、皆から化け物扱いされて、そして神器を宿してしまって・・・・その神器の所為でこの前怖い人達に利用されて・・・皆に迷惑を掛けてしまった」
「・・・・・・・・・」
「兵藤先輩はどうしてこんな力を・・・・恐れたりしないんですか?」
ギャスパーは今度は一誠に力の事を聞く。同じ神器を持つ者としてどうなのかを
「俺も・・・最初は怖かったよ。自分が自分じゃない何かに変わって行くのと、望んでもいない力を宿してしまった事はお前と同じ様に怖かった・・・・けど」
「けど?」
「俺はその力から逃げ出したりはしなかった。俺の神器は赤い龍の帝王を宿した神滅具、ブーステッド・ギアだ、俺は昔両親を悪魔に殺されて、ブーステッド・ギアに掛けられた呪いを発動して俺は暴走した・・・・家族を何もかも失った俺はあらゆるものを破壊つくした」
「・・・・・・・・」
「そして、ブーステッド・ギアの中に宿っている、歴代の先輩達とドライグに呪いから助けられた・・・けど本来、先輩達はまだ呪いの呪縛を受けている状態だったはずにも関わらず呪いから解放されていた・・・・この前知ったんだけどさ」
本来ならばまだ歴代赤龍帝達はまだ覇龍の呪縛を受けている状態のはずなのに今は理性と意識を取り戻し今は一誠の頼もしい先輩達になっている。呪縛を振り払う程の強い力がその原因だと一誠は考えていた
「俺は一人になったってそう思った時、先輩達とドライグは俺に『お前は一人じゃない、俺達がお前の傍にいる』って言ってくれた時、俺は嬉しかった。こんな化け物の力をもった俺にこんなにも俺を想ってくれる人達がいるんだなってさ・・・・だから、俺はこの力を神器をブーステッド・ギアを受け入れて此奴と一緒に前に進もうと決められたんだ』
「・・・・・強い、ですね。兵藤先輩は、僕なんかよりもずっと」
「俺は弱い、まだまだ弱い」
ギャスパーは立ち上がると一誠の手を握る、そんなギャスパーを見て一誠は驚いた
「ぼ、僕も・・・強くなれるでしょうか・・・皆を守れる位、強い男に」
「・・・・なれるさ、悪魔や堕天使、天使よりも、人間の・・・人の想いは不可能を可能にする事が出来る・・・諦めない心を持てば必ず明日は来る・・・どんな事があっても必ずな」
ギャスパーは手で涙をふくと一誠に今の自分の気持ちを言う
「兵藤先輩、ぼ、僕も・・・先輩達と一緒にいても・・・・いいですか?」
「・・・・・あぁ、お前がそう望むのなら此処にいればいい、それがお前の意志なら」
それを聞いたギャスパー一誠と他の皆を見る、皆はうんっと頷き、それを見たギャスパーは頭を下げた
「こ、これから!よ、よろしくお願いします!!皆さん!!」
「よろしくな、ギャスパー。俺の事は一誠かイッセーで構わないからな」
「はい!」
ギャスパーは笑顔で一誠と握手をした、これでギャスパーは兵藤家の新たな家族になった。これで終わりだと思っていただが
その瞬間、一誠達は黒い霧に包まれた
「な、何にゃ!?」
「この霧は・・・・まさか!」
「っ!皆さん!注意してください!、何か来ます!」
突然黒い霧に包まれ、次の瞬間一誠達はリビングから黒い世界にいた、建物や車や色々あるがとても人がいる気配がない。するとアーサーが何かを感じ取り皆にそう言うと一誠達の前に剣や槍を持った少女達が現れた
「あなたが現赤龍帝、兵藤一誠ですね?」
「そうだが、お前達は何もんだ?」
何処かの学生服を着た、剣を腰かけた少女が一誠に話かけて来た、一誠は自分たちを取り囲んでいる他の者達に警戒しながら少女に返事をする
「申し遅れました、私達は禍の団所属の英雄派の者です」
「禍の団!?」
それを聞いた木場や朱乃達はすぐさま戦闘態勢に入る、ヴァーリ達もいつでも戦闘が出来る状態にする。一誠は少女に質問する
「英雄派って何だ?」
「英雄派とは伝説の英雄や勇者の子孫や神器を有する人間から構成されている派閥です。」
「英雄や勇者の子孫が・・・・これりゃ世も末だな。で、その英雄派が俺達に何の様なんだ?」
少女は苦笑すると一誠に手を差し伸べる
「私達、禍の団に入りませんか?兵藤一誠」
「何?」
「彼方の力は曹操様やゲオルク様達がとても期待しております、彼方が入ればこの世界を変えられるといっております。神をも滅ぼす神滅具を持った彼方が英雄派に入れば悪魔や天使、堕天使が存在しない世界を創れる、どうですか?」
少女がそう言い勧誘してくるが一誠は
「断る」
「・・・・何故です?」
「お前達の事は大体、アーサーから聞いた、元英雄派に所属していたアーサーから聞いた話だとお前達、英雄派は無理やり神器の所有者を拉致・洗脳したりして各勢力に送り込んでいるとな、誰がそんな危ない奴らの仲間なんかになるかよ」
一誠はこの前の戦いの時にアーサーからカオス・ブリゲードの話を聞いていた、禍の団には派閥が存在しこの前襲ってきた奴らは旧魔王派と魔女の夜《ヘクセン・ナハト》の者達だと聞き、後二つの派閥が存在するがさすがにそこまでは分からなかったらしい。すると少女は指を上に上げた
「そうでしたか、なら」パチン
指を鳴らすと他の少女達が武器を一誠達に向けてくる
「なら此処で、彼方達には消えてもらいます」
それと同時に少女達が襲い掛かって来た
「ブーステッド・ギア!!」
『Boost!!!』
「ディバイン・ディバイディング!!!」
『Divide!!!』
「ソード・バース!!!」
一誠とヴァーリは神器を展開しカウントを始める。木場は聖魔剣を創るとその聖魔剣を地面に突き刺す、すると一誠達の周りの地面から大量の聖魔剣の刃が現れ、少女達はそれを見て回避する
「あれが聖魔剣・・・・一本だけでもその剣を貰いましょう」
「残念だけど君たちにやる剣は無いよ、行こう!一誠君!」
「あぁ!行くぞ!皆!」
『おう!(はい!)』
一誠達、光と闇の天龍騎士団は英雄派との戦闘を開始した
そして別の世界では茶髪の青年二人が学生服を着て下校していた
「ハルト、これからどうする?」
「う~ん、僕はこのままスーパーに行くけど一誠はどうするの?」
別の世界に存在する兵藤一誠と異世界から迷い込んだ時縞ハルトは共にこれから何をするかを話し合っていた、他の皆は先に帰っており現在今は二人だけである
「俺は~ん~俺も一緒に行くよ、ハルト。一人では大変そうだしさ」
「ありがとう、一誠。じゃあ行こ・・・・っ!何だあれ!?」
「んあ?」
ハルトが空に指を指しそれを見た一誠も見る。その空はまるでガラスの様に割れていた
「空が割れてる!?」
「何か嫌な予感がするんだけど」
するとその割れた空はまるで二人を吸い込むかのように動き始めた
「「・・・・・・・・」」
二人は互いに顔を見ると
「「逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」
二人は全力でその割れた空から逃げ出した、がその空の勢いは凄まじく二人は等々空中へと浮いてしまう
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「なんでこうなるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!????」
二人は割れた空に吸い込まれ、その空は二人を吸い込んだと同時に消えた
そしてはたまた別の世界では
「で、アザゼル先生、それ何なんですか?」
「いや~、これは俺が研究して創った。異世界に行ける、装置だ」
オカルト研究部でアザゼルが胸を張ってそう発言したが眷属達は白い目を向けていた
「な、何だよ?お前ら」
「いや、どうせろくでもない装置何だろうな~って思って」
「まぁアザゼルだものね」
「おいおいおい!、これはマジで俺の自信作なんだよ!、とっ言うわけでイッセー、お前をこの『異世界に行こうぜ♪」銃の第一被験者になってくれ」
「ふざけんなよ!?この野郎!?」
「では「異世界に行こうぜ♪銃」発射だぁぁぁぁぁ!!」
ビィィィィィィィィィィィィィィ!!!
銃口から緑色のビームが放たれそのビームは一誠と
「兵藤一誠、話があるのだが・・・ん?」
「あ、ヴァーリ」
そこに現れたのは歴代最強の白龍皇である、ヴァーリだった。そしてビームは一誠とヴァーリに直撃した
「「ギャッハァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」」
二人はビームに直撃すると、部室から姿を消した
二つの世界から時空を越え一つの世界に赤龍帝と白龍皇そして神憑きが来るとは誰も思わなかった
更新致しました!
次回は原作一誠と革命の神憑きのコラボです!
お楽しみに!
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