ハイスクールD×D 優しい光と闇を持つ者   作:夢の翼

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(また俺は・・守れなかった・・俺が弱いから・・・アーシアを・・・死なせてしまったっ!)

『イッセー!落ち着きなさない!イッセーっ!』

『我、目覚めるは』

〈イッセー君!落ち着くんだ!〉

『覇の理を神より奪いし二天龍なり』

〈また・・始まってしまう!〉

『無限を嗤い、無限を憂う』

〈いっちゃん・・・〉

『我、赤き龍の覇王と成りて』

〈私たちに力があれば・・・!〉〈呪いがまた・・〉

        〈〈〈始まる!!〉〉〉

『『『『『『『汝、を紅蓮の煉獄に沈めよう!!!!』』』』』』』

      『Juggernaut Drive!!!!!!!!』




第5話 悲しみの覇龍 前編

グレモリー眷属との戦いから数日が経っていたあれ以来グレモリー眷属との接触はない。

 

「あぁ~平和だな~平和が一番だ」

 

『だからってなまけちゃだめよ、イッセー」

 

「なまけるわけねぇ~だろ、ドライグ」

 

『どうだか、まったく』

 

一誠は自分の花屋のレジが置いてあるテーブルに顔を置いてのんびりとドライグと

喋っていた。

 

「あのメモで人間も強いってことがわかってくれてたらいいんだけどな」

 

『まぁ、そこまで馬鹿じゃないでしょ、あの戦いで人間であるイッセーが自分たちより

強いってわかったんだから』

 

「だといいけどな、グレモリーってなんかプライドが高そうだしな~」

 

『まぁ、その時は、その時ね』

 

「そうだな」

 

すると

 

「はわぅ!」

 

そこで、花屋の入り口前の道路でシスターが転んでいた。一誠は慌ててそのシスターのもとに向かう。

 

「お!おい大丈夫か!?」

 

「は、はい!ありがとうございます!」

 

長髪のストレートのブロンドの髪をした金髪美少女は自分を心配してくれた一誠の礼を言う

 

「旅行か?」

 

一誠の質問にシスターは返事をする。

 

「いえ、実はこの町にある教会に今日赴任なったのですが・・・道がわからなくて」

 

「そうか・・・協会か・・・なら案内するよ、俺は兵藤一誠だ君は?」

 

一誠はシスターに名前を聞く

 

「はい!私はアーシア・アルジェントと言います!アーシアと呼んでください」

 

「なら俺のも一誠って呼んでくれ、宜しくなアーシア・・」

 

「はい!一誠さん!」

 

これが兵藤一誠とアーシア・アルジェントとの初めての出会いだった

 

お互いの挨拶を終えて二人は教会に向かっている途中、近くの公園で子供の泣き声が

聴こえた、アーシアは泣いてる子供に近づき・・

 

「大丈夫?男の子ならこのぐらいで泣いてはダメですよ」

 

するとアーシアは怪我をしている男の子に手のひらを怪我した所に当てるすると。アーシアの手のひらから淡い緑色の光が発せられる。

 

(っ!?ドライグ今の・・・)

 

『えぇ、あれは神器よ・・見たところ回復系の神器のようね・・」

 

(回復系の神器・・・聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)か)

 

一誠は神器についてドライグから聞いていたためある程度神器事をしっている。

 

「アーシア・・今のは」

 

「はい!これは神様から頂いた素敵な物なんです」

 

アーシアは嬉しそう微笑む。そしてそれから数分後、目的地である教会にたどり着いた。

 

「ありがとうございます!一誠さん!」

 

「いや、気にするなよじゃあまたなアーシア」

 

「はい!一誠さん」

 

アーシアは一誠に礼を言うと協会に入っていていった。

 

『イッセー・・』

 

(あぁ調べるしつようがあるな、それに複数の堕天使の気配・・・そして・・あの女の気配も』

 

どうやらこの教会で堕天使が何かを企んでいる可能性があると考えた。

 

「今日の夜に攻め込むか・・万が一の場合があるしな」

 

『そうね、わかったわ』

 

今日の夜に教会に奇襲を決行することになった。

 

 

 

 

 

そしてその夜

 

一誠は気配を消しながら協会の入り口まで来た。

 

「ドライグ準備はいいな」

 

『いつでもいいわよ、イッセー』

 

「よし、それじゃあいくぜ!」

 

一誠は、ブーステッド・ギアを展開し籠手に魔力を込める。

 

『Boost!!!』

 

「いけ!ドラゴンショット!」

 

そう叫ぶと赤く光輝く籠手を前に突き出すと赤い光弾が教会のドアへと放たれる。

 

ドカァァァァァァァン!!!!

 

ドアはいきよいよく吹き飛んだ

 

「いくか・・・」

 

教会の中へ入っていくすると沢山の神父たちが現れる。

 

「貴様!何者だ!!」

 

一人の神父が一誠に聞く

 

「通りすがりの赤龍帝だ・・・覚えておけ」

 

「せ、赤龍帝だと!?」

 

「じゃあ奴がレイナーレ様が言っていた!?」

 

(レイナーレ・・・やっぱりな・・)

 

「くそ!奴を止めろ!」

 

神父たちは一成に一誠に切りかかってくる。

 

(そうか・・・堕天使と手を組んだ、はぐれ神父たちか・・)

 

一誠は背中から赤い龍の翼を展開し空を飛び神父たちの攻撃をかわす。すると。

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

(っ!?アーシア!?)

 

教会の地下へと続く階段の奥からアーシアの叫び声が聞こえた。

 

(奴らアーシアになにを・・・!)

 

『イッセー!こいつらを相手にしている場合じゃあないわよ!』

 

(わかっている!)

 

一誠は数の多いはぐれ神父たちを早く片付けるために加速禁手を使う事にした。

 

「ちっ!一網打尽にする!加速禁手(アクセルブレイク)!」

 

『Welsh Dragon Axel Breaker!!!』

 

一誠は即座にブーステッド・ギア・スケイルアクセルになった。

 

『Start Up!!!』

 

カウントが始まり神父たちを次々倒していく。

 

『Time Out』

 

赤龍帝の加速鎧が解除され、その後ろに倒された神父たちの姿があった。一誠はすぐに地下へ続く階段へ下りて行く、階段を降りた先に見たのは十字架に張り付けられたアーシアの姿と複数の堕天使の姿があった。

 

「アーシア!!」

 

「・・一誠さん?」

 

虚ろな瞳で一誠を見るアーシア。

 

「っ!あなたは!」

 

レイナーレが一誠を見て驚いている。

 

「レイナーレ!アーシアに何をした!?」

 

「何って神器を抜くところよ?、もうすぐでこの神器は私の物になるのよ」

すると

 

「あぁあ、いやぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 

アーシアが苦しそうに叫びだす、するとアーシアの体から淡い緑色の光が出てくる

その光はレイナーレの中へと入っていく。

 

「これさえあれば、もうアーシアにようはないわ・・あなたにあげるわ」

 

レイナーレはアーシアの胸倉を掴み一誠のもとへ投げる。

 

「アーシア!!っく!」ガシッ!

 

一誠は自分のもとに投げられたアーシアをキャッチする。アーシアの体はみるみる冷たくなってきていた。

 

「・・・・一誠さん」

 

アーシアは苦しみながら一誠の名前を言う。

 

「大丈夫だ!すぐに助けてやるから!がんばれ!」

 

一誠はすぐさま回復の術を使いアーシアを治療するが、全然回復しなかった、それどころかどんどん冷たくなっていった。

 

「ドライグどうなってんだよ!なんでアーシアは回復しないんだよ!!」

 

ドライグは一誠の言葉に答える。

 

『・・・神器を抜かれた人間は・・・死ぬの・・」

 

「え?」

 

一誠はドライグの言葉を理解できなかった。

 

(神器を抜かれた人間は死ぬ?・・どういうことだよ・・・)

 

『神器を持つ人間にとって、神器は命そのものなの・・神器を抜かれれば・・・命を奪われるのと同前なの・・・』

 

一誠はドライグの言葉を理解し涙をながす、その涙を弱弱しく一誠の涙を手でふく。

 

「・・・私は・・一誠さんと・・会えて・・嬉しかったです・・・こんなにも私のことを思ってくれて・・・一誠さん」

 

アーシアは一誠に微笑みながら言う。

 

「私のお友達に・・・なってくれますか?・・・」

 

アーシアは震えながら一誠に聞く。

 

「あぁ!なるさ!アーシアの友達になるさ!だから諦めるなよ!」

 

一誠はアーシアにそう叫ぶ

 

「楽しいところを沢山連れて行ってやる!俺の友達も紹介してやる!俺が好きな花もアーシアに見せるから!・・・だから死ぬな!死なないでくれ!アーシア!!」

 

アーシアはその言葉を聞くと最後に一誠にこう言った。

 

「・・・一誠さん・・ありがとう!・・・・こんな私のお友達になってくれ・・・・て・・・」

 

一誠の涙を拭いていた手が冷たい地面に落ちる。

 

「アーシア?」

 

一誠はアーシアの体を揺らすがアーシアは動かない。

 

「アーシア?・・・アーシア!・・アーシア!!」

 

何度もアーシアと叫ぶもアーシアは返事をしない。

 

「くぅ!あああ・・・あああ!」

 

一誠はまた涙を流す、

 

「アーシアぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

一誠はアーシアを胸に抱きアーシアの名前を叫ぶ、守れなかったのだたった一人の女の子を。

 

「あら?もう死んじゃったの」

 

上からレイナーレとその他の堕天使たちが汚いものを見るような目を向けてくる

 

「さて・・あなたも此処で死んでもらうわ赤龍帝でさすがにこの数じゃ勝てないはずよ」

 

レイナーレたち堕天使は一誠に光の槍を向ける。

 

「人間如きが!私たち堕天使にたてつくんじゃないわよ!!」

 

堕天使たちが一成に光の槍を一誠に投げる、勝った!と思いこむ堕天使たち。

 

 

    だが

 

パリィィィィィィィィン!!!

 

『!?』

 

堕天使たちが放った光の槍が一誠の体から出てきた黒い霧のようなものにすべての光の槍が破壊されたのだ。

 

「殺す・・・・」

 

一誠はふらつきながら、そういう、その言葉から殺意に満ち溢れている。そして一誠の体をすべてを塗りつぶすような黒いオーラを纏う

 

「殺してやる!・・・一匹のこらず!!」

 

今の一誠の心には復讐しかなかった。アーシアの命を奪った堕天使を睨み付けながら

 

(また俺は・・守れなかった・・俺が弱いから・・・アーシアを・・・死なせてしまったっ!)

 

『イッセー!落ち着きなさない!イッセーっ!』

 

一誠は10年前に一度発動した呪いを叫ぶ。

 

『我、目覚めるは』

 

〈イッセー君!落ち着くんだ!〉

 

呪いから解き放たれた歴代赤龍帝たちが一誠に落ち着くように声をかける、だが今の一誠に先輩たちの声は聴こえてない。

 

『覇の理を神より奪いし二天龍なり』

 

〈また・・始まってしまう!〉

 

『無限を嗤い、無限を憂う』

 

〈いっくん・・・〉

 

『我、赤き龍の覇王と成りて』

 

〈私たちに力があれば・・・!〉〈呪いがまた・・〉

 

         〈〈〈始まる!!〉〉〉

 

それこそ赤龍帝の籠手に宿ったすべてを破壊する禁断の呪い。

 

 

 

 

 

 

   『『『『『『『汝、を紅蓮の煉獄に沈めよう!!!!』』』』』』』

 

 

 

 

それが

 

 

 

 

         『Juggernaut Drive!!!!!!!!』

      

 

 

 

                覇龍

 

 

 

 

 

 

 




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