初恋相手は犬でした   作:龍流
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表紙の素晴らしき挿し絵は友人から頂きました。自分では絵描けないので、マジ感謝。


魔導師が出会いを求めるのは間違っているのだろうか?

 わたしの一世一代の告白を聞いたシスターは「なにいってるんだコイツ」と言わんばかりに、呆れを多分に含んだため息を吐きました。

 

「はぁ……心を盗まれた? ……なんです、フィア? あなた、やっぱり頭を打ってどこか悪くしたんじゃないですか?」

「失礼な。わたしは至って正常です。今からでもバリバリ働けますよ」

 

 両手でガッツポーズを作って元気アピールをしながら、わたしはもう一度この身に溢れんばかりの想いを具体的な言葉にして伝えます。

 

「率直に言って、ひとめぼれしました。あの人はわたしの運命の相手だと確信しました。なので、わたしは彼をなんとしても探し出さなければなりません。つきましては……教会と管理局の微妙に癒着めいた関係を使って、どうにかできないでしょうか?」

「いつもそうですが、あなたは言葉選びに気をつけなさい」

 

 きれいに切り揃えられたショートカットの髪を「やれやれ」と振りながら、彼女はわたしを説教するような目で見下ろしてきます。

 

「まったく……あなたのそういうところは相変わらずですね……私自身の教育の甘さに、自己嫌悪を覚えます」

 

 彼女の名はシスターシャッハ。幼少期から、わたしの教育係を務めてくれたシスターさんです。子どものころからやんちゃばかりだったわたしを、いつも平手ではなくグーパンで鉄拳制裁してくれた生粋の武闘派シスターさんです。今でも時々拳がとんできます。いわばわたしにとって、口うるさいおかんのポジションにあたる人と言ってよいでしょう。正直、最近うざいです。

 

「そんなことを言わないでください、シスターシャッハ。わたしはあなたの教育の元でこんなにすくすくと大きく育ちました。胸のサイズだけなら、もう小ぶりで手頃なシスターシャッハには負けません」

 

 無言で飛んできた陸戦AAAランク相当の鉄拳をひょいっとかわします。危ないですね。なんでデバイスも展開してないのに「ひゅっ!」って、風を切る音が響くのでしょうか? シスターじゃなくて、今からでも格闘家に転職した方がいいんじゃないんですか、この人。

 

「本当にこの子は口が減らない……どうしてこんなひねくれた性格に……」

「すいません。こればっかりは性分なもので」

「はあ……分かっているんですか、フィア? 教会もそんなに暇ではないんですよ? あなたのわがままにいちいち付き合っている暇はありません」

「なに言ってるんですか。いつも教会に来た人を空間魔法で送迎するくらいしか仕事してないでしょう。わたしの方が、シスターシャッハの倍は働いてますよ」

「なんてこと言うんですか!?」

 

 だって事実ですもん。

 

「まあ、しかし。経緯はどうあれ、偏屈で口の悪いあなたが殿方に興味を持った……というのは良いことです。あなたは外見だけはいいですし、その殿方も中身を知って幻滅する前にコロっと騙されるかもしれません。もしかしたら万が一……いえ、億が一、その腐った中身も多少マシになるかもしれませんし」

「なんてこと言うんですか」

 

 自分が男っ気ないからって!

 

「それで、その男性の特徴は?」

「特徴、ですか?」

「ええ、顔の印象。身体的特徴。なんでもかまいません。手掛かりがないと探しようがないでしょう」

「それが、見ての通り頭を打ったせいで記憶が曖昧で……褐色のガチムチだったことくらいしか覚えてないんです」

「あなた本当にその人に惚れたんですか?」

 

 心底悔し気に呻くと、シスターシャッハは至極全うな疑問を突き返してきました。しかし、そんなことを言われても仕方がありません。わたしだって、意識があれば助けてくれた男性の顔をしっかりと脳裏に焼き付けていましたよ。

 

「まあ、いいでしょう。褐色で、筋肉質の大男、と」

 

 さらさら、と自分の手帳に男の特徴を書き込んでいくシスターシャッハ。あ、そういえば……

 

「そうだ! あと、ケモ耳が生えていたような気がします!」

「褐色の大男にケモ耳が生えているわけないでしょう。いい加減にしなさい、フィア」

「本当なんですけど……」

「頭を強く打って記憶が混乱しているようですね。いっそのこともっと強く打ちつけて、中身がまともになればよかったのに」

「シスターシャッハ。自分が面倒をみた子どもに対して、その言い方はどうかと思います」

「安心なさい。あなたに対してだけです」

 

 

 

「……シャッハ? フィア? どうしたのです?」

 

 そろそろ互いにデバイスを展開して殴りあうか……というタイミングで、開いた扉。顔をのぞかせたのは、わたしやシスターシャッハにとって上司にあたる人物でした。

 

「騎士カリム!」

「……カリムさん」

 

 カリム・グラシア。聖王教会騎士団の騎士であり、わたしと同じように管理局にも『理事』として籍を置いている、とっても偉い人がそこにいました。

 どれくらい偉いかというとなんとこのお方、管理局での階級は『少将』にあたります。いつも執務室で紅茶を飲んでいるイメージがあるので実感は沸きませんが、とにかく偉い人です。

 

「二人とも、話声が外まで聞こえていましたよ。仲が良いのは結構なことだけど、もう少し静かにね?」

「も、申し訳ありません!」

「善処します」

 

 というか、うるさいのはシスターシャッハだけな気がするのですが……それを言い出したらシスターシャッハが「ヴィンデルシャフト!」とか叫び出しそうなのでやめておきましょう。わたし、今ケガしてますし。近距離でのお話し合い(物理)になったら、必ず負ける自信があります。

 

「ところでフィア、怪我は大丈夫? ごめんなさい。今回の任務では、あなたに無理を言ってしまったわね」

「ありがとうございます。一応、体は大丈夫です」

「……体は?」

「はい。実は……わたし、心の病にかかっておりまして……」

「心の病?」

「はい。恋の病です」

「まあ!」

 

 目を丸くして、カリムさんは驚きました。結構いい年いっているはずなのに、こういった仕草がかわいく見えるあたり、さすがシスターシャッハとは違います。

 

「フィアは好きな人ができたの?」

「はい。そうなんです」

「騎士カリム。真面目に取り合わなくても結構です。いつものおふざけですよ」

「ふざけてなどいません。わたしは大真面目です。この身を助けてくれたあの男性を見つけるまで、絶対に諦めません」

 

 そう言いながら、わたしは素早くベッドから降りて、部屋の床に手と膝をつき、同時に頭をこすりつけるくらい下げました。第97管理外世界で言うところの『土下座』という作法です。

 

「お願いします、カリムさん。どうかカリムさんが持っている管理局とのパイプを悪用して、わたしの恋を成就させてください」

「だから言い方!」

「……うーん、そうね。協力はしてあげたいけれど、隊員個人の情報となると、なかなかね。私も、管理局全ての部隊に顔が効くわけではないし、いろいろと他の仕事も……」

「そんな……いつも執務室で紅茶を飲んでいて、たまにお客様がいらっしゃるとやっぱり紅茶を飲んでいて、たまの休みにはクロノ提督達とイモ掘りして、あとは一年に一回の予知の時しか仕事してないじゃないですか! シスターシャッハ以上に仕事してないじゃないですか!」

「…………」

「黙って傷ついていないで何か反論してください騎士カリム!?」

 

 カリムさんは涙目になっていました。

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

 涙目のカリムさんに調査してもらった結果、私が出向している部隊以外であの時現場にいたのは陸士108部隊。加えて、応援に駆けつけてくれたのは『機動六課』だということが分かりました。

 機動六課。そう、あの機動六課です。ド変態マッドサイエンティスト、ジェイル・スカリエッティをブタ箱に叩き込んでくれた管理局の英雄、機動六課です。なんとわたしがのんきに気を失っている間に、偶然近くにいた機動六課のメンバーが救援に来てくれたらしいのです。事件の後処理が妙にスムーズだったのは、彼らが関わってくれたからか……と、わたしは得心がいきました。

 というわけで、わたしはあちこちに伸びているカリムさんのふとーいパイプの助けを得て、機動六課の前線部隊で副隊長を務めている人物と会えることになったのです。

 

「お待たせしました、マジェスタ準佐。機動六課ライトニング分隊、副隊長を務めております、シグナム二等空尉です」

 

 最初に私が彼女……シグナムさんに対して抱いた感想は『おっぱいデカいな、この人』でした。

 色気の欠片もないシスターシャッハと違い、シグナムさんはかなりハイレベルな胸部装甲をお持ちのようです。髪をポニーテールに結い上げ、きりりと伸びた背筋とは対照的に、おっぱいのデカさが際立ちます。端的に申し上げて、素晴らしいサイズです。

 ……なんとなく、不安になってきました。教会育ちのわたしにはよく分かりませんが、世の中には職場恋愛というものが非常に多いと聞きます。もしかしたらわたしの将来の旦那様が、すでにこのおっぱいに誘惑されている可能性もあるのです。つまり、彼女はわたしの恋敵……ライバルです。

 

「聖堂教会出向、フィアメッタ・マジェスタ準空佐です。……どうぞ、おかけくださいシグナム二尉。今日のお話は比較的プライベートな話題です。肩肘を張らず、相談にのっていただくような気持ちで聞いていただけるとわたしも嬉しいです」

 

 とはいえ、想い人の同僚に悪印象を抱かせるわけにはいきません。昨日、徹夜で斜め読みした恋愛攻略本の『想い人を落とすためには、まず外堀から埋める』という一文を思い出しながら、わたしはにこやかに笑いかけました。

 

「そういうことでしたら……騎士カリムとシスターシャッハからのご紹介ですし、喜んでご相談にのらせていただきます」

「ありがとうございます」

「そういえば、シスターシャッハとはどういったご関係で?」

「クソババアです」

「え?」

 

 おっと本音が。

 

「あ、いえなんでもありません。シスターシャッハはわたしの教育係です。とても尊敬しています」

「そ、そうですか……」

 

 危ない危ない。

 

「すいません。私も注文をいいでしょうか」

「ええ、どうぞ」

 

 おっぱいに気を取られて気づきませんでしたが、シグナムさんは犬を一匹連れていました。けっこう大きい……というか、牙や額のクリスタルを見る限り、犬ではなく狼。しかも、魔法生物に分類される使い魔のようです。機動六課には竜を使役する召喚師もいるそうなので、シグナムさんの相棒なのでしょう。

 

「凛々しいお顔立ちですね。シグナム二尉の使い魔ですか?」

「私の……というよりは、我が主の……失礼、八神二佐の使い魔ですね。私の任務にも、時々同行してくれています」

「それは頼りになりますね」

「はい。先日の出動の際も……」

 

「お待たせしましたー。ご注文をどうぞ」

 

 注文を取りに来たウェイトレスさんは、一瞬足元の使い魔さんにびっくりしたようですが、すぐに営業用スマイルを取り戻しました。ミッドチルダは魔法文化が発達しているので、使い魔の一匹や二匹は珍しくもなんともありません。単純に、そこそこ大きかったのでびっくりしたのでしょう。

 

「では、アイスコーヒーと……あと、何か彼が食べられるものはありますか?」

 

 言いながら、シグナムさんは足元の使い魔さんをちらりと見ます。上官である八神二佐の使い魔だからでしょうか? 『彼』という呼び方をするあたり、シグナムさんの性格が感じられます。

 

「はい、ございますよ。こちらで見繕ってお持ちしてもよろしいでしょうか?」

「大丈夫です。それでお願いします」

 

 ウェイトレスさんの応対も手慣れたものですね。ここがペットOKのカフェでよかったです。

 わたしが足元の使い魔さんに手を伸ばすと、どうぞと言わんばかりに首を出してくれました。もしかして、見かけによらず人懐っこい……?

 

「ぉお……!」

 

 ううむ……すばらしい手触りです。めちゃくちゃモッフモフです。率直に言って凄まじく癒されます。このままずっと撫でてあげていたいくらいです。多分、使い魔さんからしてみればうざいであろうくらいに撫でまくっているのですが、彼は寝そべったまま嫌がる素振りも見せません。すごくいい子ですね。

 

「あの……準佐」

「はい?」

 

 ふと我に返ると、手元にコーヒーを置いたシグナムさんが困った顔をしていました。ウェイトレスさんも、お肉の盛り合わせを乗せたお皿を持って苦笑いを浮かべています。は、はずかしい……

 

「……ごほん。失礼しました」

「いえ……」

 

 当初の目的を忘れるところでした。今日、べつにわたしはワンちゃんをモフりにきたわけではありません。想い人の手掛かりを探しにきたのです。

 

「さて。本日ご相談したいのは、わたしが負傷した先日の出動の件についてです」

「……申し訳ありません。我々、六課の到着がもう少し早ければ、準佐がお怪我を負われることもなかったでしょうに……」

「いえ、現場での負傷はわたし自身の不徳の致すところです。どうか、お気になさらず。むしろ『ジェイル・スカリエッティ事件』解決の立役者として名高い、六課の皆さんの活躍を間近で見ることができなかったのが心残りです。わたしは、不甲斐なく気を失っていたので」

 

 本当に……本っ当に不甲斐なく気を失っていたので!

 

「恐縮です」

 

 それにしても……キリっとした表情から最初は近寄りがたい雰囲気を感じましたが、ふつーにいい人ですねシグナムさん。シスターシャッハからは「手合わせしていただけると、とても楽しい人物」と聞いていたので、どんな脳筋メスゴリラが出てくるかと身構えていた自分が恥ずかしいです。

 さて、それでは早速、本題に入るとしましょうか。

 

「実は、ガジェットドローンに囲まれて動けなかった時、わたしを助けてくれた魔導師がいるのです」

「魔導師、ですか」

「はい」

 

 正確に言えば触手プレイで辱めを受けていたのですが、わたしも女の子で恥ずかしいので、そのあたりはボカしてお話します。足元の使い魔さんが、何故かぴくりと耳をたてて顔を上げました。

 

「現場にいたことが分かっている陸士108部隊の隊員には、事情を説明して部隊員の集合写真をいただいたのですが、わたしが探している隊員は見つかりませんでした」

 

 ちなみに協力してもらったのは、ギンガ・ナカジマさんという隊員です。ロングヘアーが印象的な大人びた美人さんでしたが、お礼に「なんでも好きなものを頼んでください」と言った結果、マジでとんでもない量の注文をしてきたのでかなりビビりました。しかも、それをあっさりと笑顔で平らげてしまったのには、正直ドン引きしました。まさに色気より食い気という言葉を体現する食いっぷりでしたね。聖王教会名義で領収書を切っていなければ、わたしのお財布が爆発していたでしょう。おかげで、領収書を渡したシスターシャッハに拳骨をくらう羽目になりました。

 とにかく、陸士108部隊とわたしが出向していた部隊に該当する隊員がいない以上、残る可能性は機動六課だけということになります。

 

「なるほど。そういうご事情があったのですね」

「はい」

「その魔導師の、外見の特徴などは?」

「褐色のガチムチでした」

「……はい?」

「あ、いえ間違えました。褐色の大男でした」

 

 慌てて言い直します。古代ベルカの騎士の方には、第97管理外世界のナウでヤングな方言は難しかったようです。

 シグナムさんはしばらく考え込んだあと、「あれ……?」みたいな表情を浮かべて足元の使い魔さんを見ます。使い魔さんはぷいっと顔を背けて首を振りました。どうしたんでしょう?

 

「……それで、マジェスタ準佐はどうしてその隊員を探しておられるのですか? やはり、直接感謝の言葉を伝えるためでしょうか?」

「もちろんそれもありますが、愛の告白をするためです」

「ぶっ……!?」

 

 シグナムさんの口から、紅茶が魔力の射砲撃のような勢いで噴出されました。ちょっと汚いです。

 

「げほっ……ごほっ」

「大丈夫ですか?」

「し、失礼しました……それでその、申し訳ありません。私の聞き間違いでしょう。もう一度お聞かせいただいても?」

「はい。できればその隊員と、結婚を前提にしたお付き合いを、と考えています」

「け、結婚……?」

「ええ。わたし、これでもシスターなので。ふしだらでいい加減なお付き合いはできません」

 

 私の脳内のシスターシャッハが「普段からふしだらでいい加減なことばかり言っている口で何言ってるんですか」とかほざいていますが、ガン無視します。

 

「け、結婚……結婚、ですか……」

 

 顔を赤らめてシグナムさんは狼狽していました。なんですかこの騎士さん、ちょっとかわいいじゃないですか。体がワガママな上に、凛々しくてかわいげもあるとか、完全に強キャラ(恋敵的な意味で)じゃないですか。

 これは、気合を入れ直さないと……

 

「……マジェスタ準佐」

「はい?」

「ひ、非常に言いにくいのですが……」

 

 

 

「もういい。シグナム」

 

 

 

 ……あれ?

 

 足元から聞こえてきた、すごく渋くていい声。咄嗟に下を向くと、使い魔さんが立ち上がり、こちらを見上げていました。

 な、なんと……しゃべれたんですか、この子!?

 

「ザフィーラ!? し、しかし……」

「ばれずにすめばそれでよい、と思っていたが……俺への想いを、こうして口にしてくれたのだ。俺が応えなければ、無礼にあたる」

 

 ……んん?

 

「フィアメッタ・マジェスタ準佐」

「あ、はい!」

「今まで、黙ってこの場に同席していた無礼を、どうかお許しいただきたい。自分は、主はやてに使える守護騎士、ヴォルケンリッターの一人。盾の守護獣、ザフィーラと申します」

 

 ……守護騎士? ヴォルケンリッター?

 

「あの日、ガジェットドローンに囲まれていた貴方を救ったのは、間違いなくこの私です」

 

 ……はい?

 

 ということは……このワンちゃん……ではなく、使い魔さん……ではなく、ザフィーラさんが、わたしを助けてくれた、あの魔導師さん?

 

「準佐のお気持ちは、身に余る光栄。ですが、この身は守護獣。主を守るために死力を尽くすことを誓った身です。貴方のお気持ちに、私は……」

 

 なるほど。

 

「ザフィーラ、さん」

「……はい」

 

 途中で言葉を遮ったわたしに、ザフィーラさんは黙して頷きます。

 イスから立ち上がり、ザフィーラさんと同じく目線になるように床に膝をついて。さらにザフィーラさんのお顔をきちんと拝見するために、失礼ながらその頬を両手で包んで上を向いていただいて。

 正直、ヴォルケンリッター云々についてはよく分かりませんし、自分でもはっきり分かるほどに混乱している自覚もありますが……それでも、一つだけ確かなことがあります。

 

 ザフィーラさんと正面から目を合わせて、わたしは言いました。

 

 

 

 

 

 

「わたしと結婚してください」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……は?」

 

 恋愛とは戦い。そして、シスターシャッハは日頃から模擬戦で言っていました。

 戦いにおいて、攻撃こそが最大の防御。

 

 

 先手必勝なのです。




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