ガンダムビルドファイターズ-Sailing to the Sunshine-   作:陽@曜花推し

11 / 44
こんばんわ陽です。

ふぶきん様、不知火 涼月様、お気に入り登録ありがとうございます!

ファーストライブ回です。

では、どうぞ!!


7話 ファースト・ステップ

おはようございます、先日千歌達のマネージャーに就任しました新堂 陽哉です。

 

現在千歌達は朝練の真っ最中。場所はなんと島郷海水浴場・・・ではなく十千万旅館の目の前の三津海水浴場。流石に車で10分以上かかる場所までめんどくさい。あまりうるさくしなければ美渡姉からキレられないと思うし。

 

とりあえずスマホで3人の振り付けを撮影中。

 

「はい、ストップ!いったん休憩しよう。」

 

3人に飲み物を手渡し、動画をチェックする。

 

千歌「どう?」

 

画面をのぞき込んでくる千歌。

 

「そうだなぁ・・・だいぶ良くなってきてるとは思うんだが・・・」

 

まだ少し足りないかな。

 

「ちょっと待ってろ・・・ここだ。」

 

最初に巻き戻して気になったところを再生する。曲の始まりの部分。両腕を上げてから降ろす所?

 

「千歌、ここが曜と梨子よりもタイミングが早いんだ。」

 

他の2人よりも2秒くらい早い。せっかくの出だしなんだ。きっちり揃えてた方がいい。

 

千歌「うん、わかった。」

 

とりあえず振り付けを考えた曜にスマホを渡し気になるところをチェックしてもらった。

 

曜「ここの蹴り上げがみんな弱いのとここの動きも。」

 

千歌「ホントだ。」

 

おお、そこは俺も気づかなかったな。

 

梨子「流石ね。」

 

曜「高飛び込みやってたから、フォームの確認は得意なんだ。」

 

なるほどね。そういうことか。

 

梨子「あれ・・・何かしら?」

 

梨子が空を指さしていた。

 

「ピンクのヘリ?」

 

おい、まさかのシャイニーお嬢様のご登場かw

 

曜「小原家のヘリだね。」

 

梨子「小原家?」

 

曜「淡島にあるホテル経営してて、新しい理事長もそこの人らしいよ。」

 

ビックリするだろうな、その理事長が俺らの一個上の三年生だって知ったら。

 

千歌「何か近づいてない?」

 

いや、これ確実に近づいてるでしょ。

 

「近づいてるよ!みんな伏せろ!」

 

とりあえずみんなを伏せさせた。ピンク色の趣味の悪そうな、いかにもお金持ちデェス的な主張をしているヘリが俺らの前でホバリングを始めた。そしてドアが開き・・・

 

「チャオ!」

 

我らがシャイニーお嬢様のご降臨であるw

 

とりあえず早々にご退場願わねば。うるせぇし。旅館の神様がトランザムしてデストロイモードにならないうちに・・・

 

「鞠莉姉、うるさいから用件だけ言ってヘリ戻して!近所迷惑だから!」

 

早く早く、美渡姉がキレちゃうよぉ・・・

 

鞠莉「ごめんごめん。陽、朝一番にその子たちを連れて理事長室に来てちょうだい。お願いね。」

 

「了解。」

 

とりあえずヘリは去った。

 

梨子「陽君、あの人誰?」

 

梨子さん?目がなんか怖いよ。

 

千歌「知ってる人?」

 

曜「なんか親しそうだったよね。めちゃ美人だったし。」

 

おいこら曜、煽るな。梨子さんの・・・俺の肩を掴む手が・・・どんどん力入ってきてるから・・・

 

「小原家のお嬢様。俺の幼馴染だよ。親同士が学生からの友達でな。その絡みで小さいころからよく遊んでたんだよ。それこそダイヤ姉さんやかな姉と4人で。」

 

千歌「果南ちゃんと・・・」

 

曜「生徒会長と!」

 

梨子「どういうことかしら・・・」

 

ぴ、ぴぎゃゃゃゃあぁぁぁぁぁ!!肩が、肩が砕けそうだよ・・・

 

「内浦に帰省した時にな、千歌達とは別に遊んでたんだよ。3人は小学校からの幼馴染だったから、それに俺も加わってさ。」

 

千歌「だから生徒会長とも親しかったんだね。そう言えば・・・はー君のお爺ちゃん家に遊びに誘いに行ったときにいなかったことがよくあったよね。」

 

曜「なるほど・・・私たち放置して果南ちゃんたちと遊んでたんだね。」

 

あれ・・・こちらもお怒りですぞwこういう時にあのセリフを使わないとwせーのっ!

 

ダレカタスケテ――――!

 

誰も来ないね、わかってたよ。

 

とりあえず松月のみかんパフェを奢ることで落ち着いてもらった。

 

あと美渡姉はキレてた。とりあえずこちらも誠心誠意謝った。まぁ俺らがやったわけじゃないので大丈夫だったが。

 

そして学校へ。

 

理事長室の前に行くと、何やら中が騒がしい。この声は・・・ダイヤ姉さんか?

 

とりあえず、ここで立ってても埒があかない。ノックしてみる。

 

鞠莉「どうぞ。」

 

許可が出たので理事長室に入る。

 

そこには鞠莉姉に食って掛かるダイヤ姉さんが。

 

「はいはい、2人とも落ち着いて。朝からヒートアップしないの。」

 

ダイヤ「ですが・・・」

 

とりあえずダイヤ姉さんを落ち着かせて鞠莉姉に話を聞いてみる。

 

「で、話って何ですか。新理事長の小原 鞠莉さん?」

 

俺のセリフに千歌達が驚愕する。

 

千歌「え、理事長って・・・」

 

曜「私たちと同じ浦の星の制服着てますよね?そのリボンの色は三年生だし・・・」

 

梨子「どういうこと?」

 

うん、驚くのも無理はない。現役の浦の星の生徒が理事長とか・・・

 

鞠莉「生徒兼理事長、カレー牛丼みたいなものねw」

 

ダイヤ「例えがよくわかりませんが・・・生徒兼理事長なのは事実ですわ。認めたくありませんけど。」

 

とダイヤさんが一枚の紙を出してくる。

 

それを受け取り千歌達と見てみる。

 

「浦の星の理事長の任命状だって。これマジもんだわ。」

 

3人の顔を見るとまだ信じられないという顔をしていたが・・・

 

鞠莉「小原家のこの学校への寄付は相当な額なのよ?」

 

金の力か・・・と納得していた3人だった。

 

鞠莉「実は・・・この浦の星にスクールアイドルが誕生したっという噂を聞いてね。ダイヤに邪魔されちゃ可哀想なので、応援しに来たのです!」

 

ドヤァって顔しながら言う鞠莉姉。

 

千歌「ホントですか!」

 

鞠莉「YES!このマリーが来たからには心配ありません!デビューライブはアキバドゥームを用意してみたわ!」

 

おおぅ、いきなりμ'sが最後のライブを行った聖地を出してくるとは。

 

梨子「そ、そんな!いきなりドームなんて・・・」

 

そうだよね、いきなりドームとか・・・ラブライブの決勝会場でデビューとか・・・どんだけだよ。

 

千歌「き・・・奇跡だよ!」

 

鞠莉「イッツジョーク」

 

ですよね・・・ジョークですよね。でも小原家の力使えば出来なくもないけどな。金持ちだし。

 

千歌「ジョークの為にわざわざそんなもの用意しないでください。」

 

そりゃ千歌も軽くキレるわ。

 

「まったく・・・冗談はよしてくれ。3人は本気なんだから。」

 

鞠莉「陽・・・お姉ちゃんに厳しくない?この間は甘えてくれたのに。」

 

その瞬間、場が凍り付いた。そして・・・

 

梨子・ダイヤ「どういうこと(ですの)?」

 

2人の鬼が俺の肩を握りしめる・・・痛い・・・

 

鞠莉「この間私の部屋にお泊りして、一緒のベッドで寝たのよね。」

 

おいぃぃぃぃぃぃぃぃ!何言ってくれとんじゃぁぁぁ!

 

梨子「お泊り?一緒のベッド?」

 

ダイヤ「破廉恥ですわ!」

 

ひぃぃぃぃぃ!我輩ピンチ!

 

千歌「はー君?」

 

曜「男の子だもんね・・・」

 

千歌、曜、そんな蔑んだ目で見ないで!

 

「我輩無実よ!何もしてないよ!」

 

あれ、物凄い疑われてる?めっちゃゴミを見るような目で俺を見てる4人。

 

鞠莉「ストップストップ。泊ったのは本当だけど、みんなが考えてるようなことは一切してないわ。ガンプラバトルしただけよ。で、帰りの連絡船が終わってたから家に泊めたの。」

 

とりあえず鞠莉姉の一言で場は収まった。しかし・・・

 

梨子「陽君?一週間松月のみかんパフェで手を打ってあげるけど?」

 

「へい、よろこんで!!」

 

痛い出費だが仕方あるまい・・・

 

千歌「理事長・・・」

 

鞠莉「ノンノン。マリーって呼んで?」

 

千歌「えっと・・・鞠莉さんもガンプラバトルやるんですか?」

 

鞠莉「うん、やるよ。だって私はダイ・・・」

 

と言いかけたところでダイヤ姉さんに制止される。

 

ダイヤ「今はその話よりも、別にする話があるでしょう?」

 

今はその話はするなと言わんばかりの表情で鞠莉姉を見るダイヤ姉さん。やっぱあの出来事が原因かねぇ。

 

鞠莉「わかったわ。みんなついてきてくれる?」

 

鞠莉姉に促され理事長室を出た俺たち。

 

ダイヤ「私は生徒会の仕事があるのでこれで失礼しますが・・・陽、あなたは放課後生徒会室に出頭するように。」

 

わぉ・・・マジですか・・・

 

そして鞠莉姉に連れていかれたのは体育館。

 

鞠莉「あなたたちにはここでライブをやってもらいます。ここを満員に出来たら人数に関わらず部として承認してあげるわ。」

 

うん、この展開ね。ここを満員にね。

 

梨子「満員にできなかったら・・・?」

 

鞠莉「解散してもらうしかないわね。」

 

あっさり言ってくれやがる。

 

千歌「そんな・・・」

 

鞠莉「嫌なら断ってもらっても結構だけど?どうする?」

 

さすがにここを満員とか・・・

 

今この世界はアニメとは少し違う流れになってきてる。アニメ同様、今の俺たちが満員にできるかわからない。

 

「千歌、どうする?ここは断って地道に5人集めるか?幸いあと1人だし。」

 

そう・・・解散する危険を冒してまでやる必要はない。あと1人なんだ。

 

千歌「やるしかないよ!ここを満員にできないようじゃラブライブなんて無理だよ!」

 

やっぱそうなるか。でも、千歌らしいや。

 

鞠莉「では、やるってことね。では時間は来週の土曜日で。楽しみにしてるわ。」

 

そう言って体育館から出ていく鞠莉姉。

 

千歌「ごめんね、はー君。でもね・・・」

 

「わかってるよ。千歌の言ってることも一理ある。だけど、こっから大変だぞ。浦の星の全校生徒呼んでも体育館は満員にならねぇ。」

 

3人の表情が強張った。

 

千歌「鞠莉さん、それがわかってて・・・」

 

だろうな、わかってて言ったんだろうな。

 

「とりあえずだ・・・出来る事はやろう。まずはビラ配りだ。内浦だけじゃねぇ。沼津駅周辺でも配るぞ。一人でも多くな。」

 

千歌「うん!」

 

曜「とりあえずチラシ作らないと。」

 

とその前に言わなきゃならないことがある。

 

「来週の土曜日なんだがな・・・」

 

とスマホを見せる。全日本ガンプラバトル選手権実行委員会からのメールだ。

 

千歌「全日本ガンプラバトル選手権 個人の部静岡予選・・・」

 

曜「私たちのライブと被ってる!?」

 

梨子「陽君は来れないってこと?」

 

残念ながらな・・・こればっかりはどうしようもねぇ。朝10時からだからな・・・前日には出ないといけない。

 

初日はバトルロイヤルだから、それさえ終わればあとは来週までやることないんだよ。勝てればな。負ければそこで終わりだよ。午前と午後の2回行われ、俺は午前組に回された。そこで午前と午後のそれぞれ8名・・・つまり16名が次の週に駒を進められるというわけだ。

 

とは言え、静岡から沼津までは相当距離がある。当然ライブには間に合わない・・・

 

とりあえずもうすぐ授業が始まるので教室へ。放課後、生徒会室に出頭した我輩はめちゃくちゃ説教されたのでした。だけど・・・何もしていないことだけは理解していただいたので助かった。

 

その間千歌達は練習しながら俺を待っていてくれていた。

 

そして、千歌の部屋でライブの話し合いをすることになったのだが・・・

 

千歌「おかしい・・・完璧な作戦だったのに。」

 

千歌の作戦・・・美渡姉の勤めてる会社の全従業員に招集をかける。

 

アホか・・・無理だろ。

 

しかも、おでこに「バカ千歌」と落書きされて・・・

 

「土曜日とはいえ会社は普通に仕事してんだ。全従業員は無理だろ。ましてや美渡姉は平社員だし、無茶言うなって。」

 

とおでこを拭いてやりながら諭す我輩。

 

千歌「うん・・・」

 

どうやら理解してくれたらしい。うんうん、いい子いい子。

 

しかし、油性で書きやがったか・・・とりあえずお風呂に入った時にでも自力で何とかしてもらおう。

 

さて梨子のためにしいたけの動きを抑えてと。とりあえずしいたけをぎゅーとする。はー・・・このもふもふたまりませんなぁw

 

梨子「陽君・・・怖くないの?」

 

顔を引きつらせる梨子。

 

「いえ全然。」

 

梨子「そ、そう・・・」

 

うん・・・まぁ梨子が犬苦手になったのほぼ我輩のせいなんだけどね。そりはまた別のお話。

 

曜「チラシはこんな感じかな。」

 

デフォルメされた3人がかわいいな。

 

「とりあえず明日俺が印刷してくるよ。200枚くらいあれば足りるか?」

 

3人が呆然とした顔でこちらを見てくる。

 

梨子「気になったんだけど、罰とはいえ松月のみかんパフェを奢ってって言った時もあまり抵抗しなかったし・・・200枚って印刷代も結構かかるし。お金どうしてるの?」

 

ん?ああ、お金の出どころね。いいでしょう、お教えしましょう。

 

「いやさ、ガンプラバトルの大会で賞金貰ったりしてるからさ。全然心配することないよ。無駄に溜まってるし。千歌達の役に立つなら全然余裕だよ。」

 

あーなるほどって顔してるな。うん、理解していただいてよかった。中学生になった頃から大会出まくってな。特に海外の大会は日本と違って賞金の額が凄かったから。

 

両親が管理してたけど、高校生になってからは俺が管理できるようになった。とりあえず無限ではないので、また賞金が出る大会に出なきゃいけないな。全日本ガンプラバトル選手権でも賞金は出るらしいけど。

 

曜「あまり無理しなくていいからね。みかんパフェは奢ってもらうけど。」

 

ちゃっかりしてますなぁwそういうの嫌いじゃないよ。

 

曜「あとは町内放送で呼びかければ?頼めばできると思うよ。」

 

千歌「後は沼津かな?向こうには高校いっぱいあるから、スクールアイドルに興味がある高校生もいると思うし。」

 

よし、とりあえずやる事は決まったな。

 

「明日は昼で学校終わりだから沼津駅周辺でビラ配りだ。曜を送っていくついでに印刷屋に原稿持っていくから。明日の放課後なら何とかしてくれるだろうし。」

 

明日はなんか職員会議とかなんとかで午前授業って言われたんだよな。もしかして統廃合に関しての話し合いか何か?まぁ、いいや。考えたって仕方ない。時間ができたんだ、有効活用しなきゃ。

 

それで今日は解散となった。俺は曜を送り届けた後、親戚がやってる印刷屋に原稿を持って行った。明日の昼過ぎなら余裕で出来ると言ってもらったので助かった。

 

そして次の日、俺は念のためバイクで登校した。

 

いつもより早く登校できたので図書室に寄ってみる。

 

「おはよう。」

 

図書室には花丸とルビィがいた。

 

花丸「おはようずら。」

 

ルビィ「おはよう!」

 

うん、朝から気持ちのいい挨拶だ。朝から天使の笑顔を拝めるとは。今日はいいことがありそうだ。

 

花丸「そう言えば、最近図書室に来てくれなくなったずら。」

 

あ、しまった。朝は図書室に来るって約束してたんだっけ?

 

「ごめん、スクールアイドル部(仮)のマネージャーになってさ。」

 

ルビィ「スクールアイドルのマネージャー!!」

 

おお、ルビィさんが目を輝かせておられる。

 

「朝練とかで忙しくてさ。ごめん・・・明日からは昼休みに来るよ。それでいいか?」

 

花丸「それだったらいいずら。」

 

ふぅ・・・何とかなったな。

 

「来週の土曜日にさ、ライブやるんだ。」

 

とスマホで撮っておいたチラシを見せる。ルビィがめちゃめちゃ食いついてくる。

 

ルビィ「ライブやるの!!絶対行く!!」

 

花丸「おらも行くずら。陽兄ちゃんの頼みなら断れないずら。」

 

よし、とりあえず2名確保・・・満員までの道はまだまだ遠いな・・・

 

だが、俺は重要なことを忘れていた・・・

 

ルビィ「陽兄ちゃん、グループ名は?」

 

グループ名・・・あれ・・・

 

「あ・・・あら・・・決めてなかったっけ・・・しまったーーーーー!!」

 

ルビィ・花丸「「えぇぇぇぇぇ!!」」

 

 

そして昼過ぎ・・・

 

チラシを受け取り沼津駅へ。

 

「というわけです。」

 

グループ名の件をご報告。

 

梨子「まさか、まだ幼馴染がいたなんて・・・」

 

うん、なんで気づいたのと聞かれ・・・朝の図書室での話をした。当然ルビィと花丸に関しての説明もした。

 

曜「そうだね・・・それはとりあえず置いとこう。グループ名かぁ・・・忘れてた・・・」

 

千歌「どうしよう・・・」

 

まぁ、今は時間が惜しい。

 

「まずはチラシ配りだ。グループ名はこの後の練習時間中に決めよう。ノルマは1人50枚。がんばろう!」

 

千歌・曜・梨子「「「おー!」」」

 

チラシ配りは順調そうに思われたが・・・

 

千歌は・・・なんか知らんJKに壁ドンしてるし・・・

 

「何やっとるんだお前は!」

 

俺のチョップが千歌の頭頂部にヒットする。いつもより少し威力は高めた。

 

千歌「あだっ!」

 

普通に渡さんか、普通に。

 

「ごめんねぇ怖がらせるつもりはなかったんだけど・・・ほら千歌。」

 

千歌に謝罪を促す。

 

千歌「ご、ごめんね。今度ライブやるんだ。よかったら来てね。」

 

無事JKにチラシを渡せることができた。とりあえず普通に渡せと注意して曜を見てみる。

 

曜「全速前進・・・」

 

知らんJKの集団「ヨーソロー!」

 

なんか集合写真撮ってた。見るとチラシは半分まで減っていた。さすが・・・コミュ力高いな。

 

梨子は・・・うん、映画のポスターに向かって言っても受け取ってくれないぞ。

 

梨子「はぁ・・・」

 

恥ずかしいのはわかるが・・・これがライブ本番だったら恥ずかしいとか言ってられないぞ。仕方ない・・・

 

「梨子、一緒に配ろうか。」

 

梨子「陽君・・・うん!」

 

まずは梨子のノルマを達成させることからだな。

 

お、ちょうどいいところに・・・マスクにグラサンの女の子が・・・

 

どう見ても善子です、ありがとうございます。

 

梨子「あ、あの今度ライブやります!」

 

おっとぉ、梨子が行ったぁ!!怪しさマックスの善子にチラシを渡しにw

 

善子が受け取った。そして去っていった。まぁ、学校来いよ。留年しても知らんぞ。

 

そして、無事に配り終わり内浦に戻って練習開始。

 

千歌「グループ名かぁ・・・うーん・・・どうせだったら学校の名前が入ってる方がいいよね。浦の星スクールガールとか。」

 

いやぁ・・・それは・・・ないわぁ。あぁ、こういう時こそスピリチュアル巫女様のお告げが欲しいw

 

当然浦の星スクールガールは梨子が突っ込みを入れていた。

 

千歌「じゃあ梨子ちゃんは何か考えがあるの?」

 

おっと藪蛇でしたな。

 

曜「ほら、東京で最先端の言葉とか!」

 

曜さんがさりげなくハードルを上げてしまったwでは、梨子さんはりきってどうぞ!

 

梨子「スリーマーメイドとか?」

 

千歌と曜は何事もなかったかのように練習を続けた・・・何事もなかったかのようにwww

 

梨子「待って!今のなし!」

 

がんばった・・・梨子はよくがんばったよ・・・では、曜さんにも聞いてみようか。

 

「曜は何かないか?」

 

曜「制服少女隊!どう?」

 

えーと・・・うーん・・・

 

千歌「ないかな?」

 

梨子「そうね・・・」

 

容赦ない突っ込みw曜がなんでって顔してるけど・・・普通にないわ。昭和のアイドルかよw

 

梨子「こういうのはやっぱり、リーダーがつけるべきよね?」

 

曜「賛成!」

 

おお、千歌がリーダーに決まってたのか。まぁ、そんなことよりも千歌さん?ご指名ですよ。

 

千歌「はー君はなんかないの?」

 

おおっと、我輩にスルーパスwえー・・・

 

そうだな・・・

 

3人だからトリニティ・・・ないわ・・・ひげ面の傭兵に壊滅させられそう。

 

3連星・・・先頭が踏み台にされそう・・・

 

鉄華団・・・ダメだわ・・・幼女を嫁にした金髪野郎に騙されてラ〇タル様に潰される未来しかねぇな。

 

あー・・・考えつかねぇ。期待のまなざしで見られても困るよ・・・

 

ん?あれは・・・

 

ふと横に視線を移すとそこには何故かダイヤ姉さんが。3人は気づいていないようだ。

 

俺は立ち上がり、ダイヤ姉さんの方に歩き始める。ダイヤ姉さんもそれに気づき慌てて去っていく。さすがだ、ここまで3人に気づかれてない。スネークの才能があるんじゃねぇか?段ボール無しで行けるよw

 

ダイヤ姉さんがいた場所で止まってしゃがむ。そこには・・・

 

「Aqours・・・」

 

砂浜にAqoursと書かれていた。

 

千歌「これ何て読むの?」

 

3人が後ろから見ていた。

 

梨子「アキュア?」

 

曜「もしかしてアクア?」

 

梨子「水ってこと?」

 

そう、その通りだ。まったく応援してるのかしてないのか・・・ダイヤ姉さんのツンデレめ。ダイヤ姉さんの名誉のために黙っておこう。

 

千歌「水かぁ。なんかよくない?グループ名にさ。」

 

梨子「これを?誰が描いたのかも分からないのに?」

 

まぁ、それが普通の反応だよな。

 

千歌「だからいいんだよ!名前決めようとしている時に、この名前に出会った。それってすごく大切なんじゃないかな?」

 

千歌の言葉に2人も納得したようだ。

 

梨子「そうかもね。」

 

曜「このままじゃ、いつまでも決まりそうにないし。」

 

千歌「じゃ決定ね。この出会いに感謝して、今から私たちはAqoursです!」

 

こうして浦の星女学院のスクールアイドルのグループ名が「Aqours」が正式に決まったのだった。

 

そして翌日町内放送を行ったが・・・千歌が非公認何て言ったりしてグダグダだった。

 

俺はその間にとある3人に頼みごとをしていた。

 

「つーわけなんだ。当日は3人の手伝いを頼めるかな。」

 

千歌達の友人であるよしみといつきとむつだ。この3人ならあの元祖神モブと称されるひふみトリオのお姉さま方並みにやってくれるだろう。

 

ちなみによしみは父ちゃん同士が仲いいから幼馴染なんだよね。実家がみかん農家だからよくみかん貰ったし。

 

よしみ「他ならぬ陽君のお願いだもんね。」

 

いつき「まかせて。音響とか照明とかやればいいんだよね。」

 

むつ「千歌達は私たちに任せて、新堂君は大会で暴れてきちゃって!浦女魂だよ!」

 

おお、何とも心強い。しかし、浦女魂か・・・悪くないな。

 

当日の手伝いは何とかなった。

 

準備も着々と進んでいる。今も千歌の部屋で振り付けの確認やらを行っている。千歌は・・・寝てるか。ま、もう少し寝かせてやろう。

 

「今日はもうお終いにしよう。曜送ってくから外で待ってろ。」

 

曜「ありがとう!」

 

梨子さんがうらやましそうに見ていたが・・・今度乗せてあげるから。

 

 

 

曜の家に向かう道中でコンビニに寄った。そこで軽く曜と話していた。

 

「なぁ、毎日遅くなっておばさん怒ったりしてないか?」

 

こう毎日遅くなるとなぁ、心配するよなぁ。

 

曜「うーん、そんなことないよ。はー君が送ってくれるし。私のママ、はー君の事信頼してるし。」

 

そりゃ嬉しいことで。

 

「千歌がこんなにのめり込むとは思わなかった。千歌、飽きっぽいとこあるじゃん?」

 

正直いろんなこと試してたけど、長続きしなかったな。

 

曜「飽きっぽいんじゃなくて、中途半端が嫌いなんだよ。やる時はちゃんとやらないと、気が済まないっていうか。」

 

なるほど・・・そう言うことか。流石幼馴染だ。

 

「そっか。でも千歌が本気だってことは・・・あの人たちのやってきたことは無駄じゃなかったってことか。」

 

曜「あの人たちって?」

 

「μ'sだよ。」

 

あの人たちは千歌を夢中にさせた。そして千歌を本気にさせた。

 

曜「ねぇ、はー君。やっぱμ'sのファンなんじゃ。」

 

「ファンねぇ・・・そうかもな。あの人たちを間近で見てきたからな。」

 

曜「間近で?どういうこと?」

 

「俺はμ'sとは知り合いなんだ。」

 

曜にだけは言っておこう。特に問題はないはずだ。

 

曜「え・・・えぇーーー!」

 

そりゃ驚くよな。伝説のスクールアイドルと知り合いなんだから。

 

「メンバーの園田海未さんは俺の武術の師匠なんだ。実家が道場やっててさ。そこに通ってた。その繋がりで穂乃果さんとことりさんと知り合ってって感じかな。このことは千歌とダイヤ姉さんには言うなよ。めんどくさいことになるから。」

 

絶対にサイン貰って来いとか、電話させろとか言うに決まってる。

 

曜「うん・・・わかった。やっぱ生徒会長もファンだったんだね。」

 

そうだよ。ダイヤ様はラブライバーなのだよw

 

無事に曜を送り届けて俺は家に帰った。

 

 

そしてライブ当日を迎える。

 

 

 

(こっから千歌視点)

 

ついにライブの日が来た。不安がないわけじゃない。はー君は自分がいない分の手伝いをよしみちゃんたちに頼んでいた。

 

よしみちゃんたちが頑張ってくれたおかげでライブの準備は問題なく進んだ。

 

曲も振り付けも完璧だと思う。でも、お客さん来てくれるかな・・・

 

曜「大丈夫だよ。ここまで頑張ってきたんだから。」

 

曜ちゃんがわたしを抱きしめながら励ましてくれる。

 

梨子「昨日陽君も言ってたでしょ。みんなを信じろって。絶対来てくれる。満員になるって。」

 

そうだよね・・・そうだよ!わたしたちの初めてのライブ・・・はー君は絶対一緒に成功させたかったと思う。だから、はー君の分まで頑張る!

 

そろそろ時間だ!

 

でも、突然ドアをノックする音が聞こえた。

 

千歌「えと・・・どなたですか?」

 

誰だろう・・・よしみちゃんたちかな。準備が終わったことを伝えに来てくれたのかな・・・

 

と思ったけど、それはわたしたちが想像してなかった人だった。

 

「俺だ、陽哉だ!」

 

え・・・嘘・・・何で・・・

 

わたしはドアを開けた。そこにいたのは間違いなくはー君だった。曜ちゃんと梨子ちゃんも驚いている。

 

千歌「はー君!!」

 

思わず抱き着いてしまった。けれどはー君はしっかり受け止めてくれた。

 

千歌「でも、どうして?試合は?」

 

まさか試合に出ずに戻ってきた・・・?

 

曜「試合には出てたよね。だって午前の部の結果が出てたもん。」

 

とスマホを見せる曜ちゃん。見ると予選トーナメント進出者にはー君の名前があった。

 

梨子「どうやって短時間で内浦まで戻ってこれたの?」

 

「それはだな・・・」

 

(千歌視点終了)

 

 

 

この約4時間前に話を戻そう・・・

 

静岡市のとある体育館。なんかエコパアリーナ並みにでかい会場らしい。

 

静岡予選第一週目のバトルロイヤルはここで行われる。ヤジマスタジアムは選ばれた者の聖地。あくまで本選でしか使わないってか。いいぜ、ここで勝ち抜いてやる。千歌達のファーストライブを犠牲にしてまで来たんだ。勝たなきゃかっこ悪いってもんだ。

 

???「やぁ、久しぶりだね。」

 

突然後ろから話しかけられる。振り向くとそこには・・・

 

「アランさん、ご無沙汰してます。」

 

ガンプラ学園ガンプラバトル部監督のアラン・アダムスだ。かつてはメイジンと組んでいた。

 

アラン「君が静岡に引っ越したとたつ・・・いやメイジンから聞いてね。紹介するよ、個人戦に出る我がガンプラバトル部のファイターだ。」

 

と隣に立ついかにも俺より年上だろうって感じの男。一言も発さずに俺の前に立ち、握手を求める。

 

なんなんだ・・・自己紹介もなしか?舐められてんのか?

 

???「隆利、自己紹介。」

 

さらに後ろ勝気そうな女の子がいた。

 

隆利「志木城 隆利だ・・・よろしく。

 

え、今なんて言った?聞こえなかった・・・

 

菜穂「ごめんね、隆利コミュ障でさ。彼の名前は志木城 隆利。初対面の相手にはいつもこうなの。緊張しちゃってさぁ。あたしは須川 菜穂。隆利の彼女。学校は違うけどね。応援に来てるのと、こういう風に隆利のフォローもやってんの。隆利共々よろしくね。」

 

あー・・・なるほど・・・わかるわぁ・・・我輩前世がそうだったもん。なんだ・・・この人・・・

 

ん?志木城 隆利って・・・個人戦2連覇中のトップファイターじゃん。なるほどね・・・面白くなってきた。

 

俺は志木城さんと固い握手を交わす。

 

「新堂 陽哉です、よろしく。あの・・・ここではライバルですけど、いい友人になれたらと思ってす。」

 

心なしか志木城さんの表情が少し緩んだような。

 

菜穂「ほほう、そう言ってくれたのは君が初めてだよ。大抵は断られるかキレられるかの2つなんだよね。見た目がこれじゃん?怖がられて避けられたりしてるから。ぜひ友達になってあげてよ!まぁ、バトルになったら話は別だけど。」

 

そりゃそうだ。この会場にいる間はライバルなんだからな。

 

アラン「君は午前の部か。隆利は午後の部だから、今日は当たらないな。当たるとしたら決勝だな。」

 

だろうな・・・予選トーナメントは午前の部と午後の部それぞれで抽選を行う。午前の部に出たファイターの勝者と午後の部のファイターで予選決勝を行う。

 

菜穂「隆利は強いよ?」

 

ええ存じておりますとも。目の前にいる個人戦2連覇のファイターを倒さなければヤジマスタジアムに足を踏み入れることは許されないのだ。

 

「やるからには全力で。」

 

この人は確実に予選決勝に出てくる。あとは俺次第だな。

 

『予選バトルロイヤル 午前の部が間もなく始まります。出場選手は急ぎ所定の場所まで集合してください。』

 

さぁて・・・行こうかシグムント。

 

隆利「予選決勝で待っている。」

 

「必ず行きますよ。」

 

再び握手を交わす。

 

 

午前の部がそろそろ始まる。ここで8名しか生き残れない。午前の部だけで100名か・・・多いな。まぁ、派手に暴れてやるさ。

 

 

 

 

《GUNPLA BATTLE Combatmode startup. Mode damage level set to“B》

 

 

《Press set your GP-Base》

 

 

《Beginning [Plavsky Particle] dispersal. Field01,space》

 

 

 

宇宙フィールドか・・・面白い・・・

 

「新堂 陽哉、デスティニーガンダムシグムント出るぞ!」

 

フィールドに出た瞬間、集中攻撃を受ける。なるほど・・・徒党を組んで俺を倒そうってか。だが・・・甘いな!

 

ビームの雨をすり抜け、スヴェルのビームサーベルで敵のアトラスガンダムをコクピットを切り裂く。

 

「まずは1機・・・」

 

だが、さらに1機突っ込んでくる。

 

「高機動型ギャンとか・・・マニアックな機体を!」

 

もう我輩が好きな機体じゃんwわかってるねぇ。リヴァイヴされたギャンをわざわざ改造してるみたいだし。やっぱギャンだよ、ゲルググもいいけどギャンもいいよ!あれはいいものだ!

 

「でも倒すw」

 

レーヴァテインで一刀両断!ごめんね、修理がんばって。

 

戦いはまだまだ続く。

 

開始から30分の時点で40名が敗退。そのうち24機は我輩が駆逐。だって集団でフルボッコにされそうになったしぃ。

 

モブ「ふははははは!今こそ我の出番なりぃぃぃぃぃ!」

 

あん?なんだ突然・・・てか、なんだあの機体?いろんなガンプラからパーツくっつけてんじゃん。リアルガンダムブレイカーかよ。嫌いじゃないけど。

 

モブ「このガンダムヘイルダムの神の鉄槌の前に消えるがいい!!」

 

あれ両腕とシールドがGP02だぞ。おい、まさかアトミック的な?

 

うん、アトミック的なバズーカを構えたねぇ。って・・・させるかよ!

 

プリスティスを射出。

 

モブ「な、なんだ!うわ!」

 

プリスティスでアトミック的なバズーカを破壊した後に接近してレーヴァテインで首チョンパした後に真っ二つにして差し上げる。

 

さらば・・・モブ男よw

 

そしてさらに40分が経過。

 

『現時点で残り8名になりました。これにて予選バトルロイヤル 午前の部を終了いたします。8名は次週から始まる予選トーナメント進出決定です。』

 

やっと終わったよ。

 

とりあえず片づけて係員に書類を貰い会場の外に出た。

 

志木城さんと須川さんが待っていた。

 

菜穂「いや、すごいねぇ。撃墜数41機。しかも機体はほぼ無傷。」

 

あー・・・そんなに行ってましたかぁ。

 

「まぁ、挑まれた勝負を避けずに行った結果ですよ。さすがにあんなに来るとは思わなかったけど・・・」

 

隆利「それは君が強者だという証だ。まず集団で一番強いものを潰す。それがバトルロイヤルだ。だが、それを跳ねのけた君は強い。

 

うん・・・今度は注意深く聞いてたからわかったよ。

 

菜穂「こりゃ隆利とのバトルが楽しみですなぁ。じゃ私たちは午後の部の準備があるからまたね!」

 

2人が去っていくのを見送る。こっちも楽しみですよ。と・・・もう3人とも学校へ行ったかな。心配になってきた。

 

まぁ、どうあがいてもライブの時間に間に合う距離でもないんでね。とりあえず電話してみようかな。

 

と思いスマホを取り出した、まさにその時だった。

 

鞠莉「シャイニー!」

 

まさかのシャイニーお嬢様のご降臨であらせられるw皆の衆シャイニーお嬢様の御前であるぞ!図が高い控えおろう!

 

つーか、目立ち過ぎだ。めっちゃ見られてる。

 

鞠莉「応援しに来たのよ!すごいじゃない!さすが私の陽ね!」

 

と抱き着いてくる鞠莉姉。おぅふ・・・おぱーいの感触がwつーか、周りの視線が痛いな。特に野郎どもが。まぁ、気にしない気にしない。

 

「わざわざ来てくれたんだ。つーか、今日はAqoursのファーストライブだぜ。理事長として立ち会わなくてよかったのかよ。」

 

この人がライブやれって言ったんだからね。成功させたら部を承認するって言ったのこの人だからね。

 

鞠莉「ええ、立ち会うわよ。陽を迎えに来たのよ。」

 

いや、何言ってんの?距離的に間に合わないから・・・いや、ある。方法が一つ・・・

 

鞠莉「ヘリで内浦まで帰るのよ。」

 

あのピンクヘリに乗れるんすかwマジっすかwヘリ初体験があのピンクヘリっすかw

 

鞠莉「今日陽の試合があるなんて把握してなかったから。ごめんね。」

 

「別にいいよ。わざわざ迎えに来てくれたんだし。」

 

というわけで近くのヘリポートに待機していたピンクヘリに搭乗し、内浦まで戻ってこれたってわけさ。

 

まぁ、雨が強かったから、弱くなるのを待ってたから時間はかかったけど。

 

浦の星の近くで降ろしてもらって、急いで控室まで来たってわけさ。

 

以上回想終了。

 

「つーわけだ。ご理解していただけたと思うが。」

 

3人同時に首を縦に振る。うん、理解していただけたね。

 

「よし、着替え終わってるな。3人ともよく似合ってる。大丈夫だ、ここまでやってきたことを全部出しちまえ。Aqoursの想いを、全力をみんなに見せてこい!」

 

千歌・曜・梨子「「「はい!」」」

 

そして3人が輪になった。

 

千歌「さぁ、行こう!今を全力で輝こう!Aqours!」

 

千歌・曜・梨子「「「サンシャイン!」」」

 

ステージに移動。まだ幕は上がらない。3人は手をつなぎ幕が上がるのを待つ。

 

頼む・・・満員になってくれ。

 

そして、幕が上がる・・・

 

だが、そこには・・・

 

「そんな・・・」

 

観客はいたものの満員ではなかった。

 

終わったのか・・・そんな・・・

 

いや・・・ちょっと待て・・・俺はあることを思い出した。

 

スマホを取り出し時間を確認する。

 

ビンゴ・・・

 

「まだ開始5分前じゃねぇか・・・」

 

アニメでも開始時間が早かったことを思い出したのだ。

 

だが、もう幕は上がってしまった。

 

どうしようか考えているうちに千歌が一歩前に出て話し始めた。

 

千歌「私たちはスクールアイドル、せーの!」

 

千歌・曜・梨子「「「Aqoursです!」」」

 

梨子「私たちはその輝きと」

 

曜「諦めない気持ちと」

 

千歌「信じる力に憧れ、スクールアイドルを始めました。目標はスクールアイドルμ'sです!聞いてください!」

 

始まっちまった・・・

 

千歌達がこの日のために作った楽曲「ダイスキだったらダイジョウブ!」

 

すげぇいい曲なんだが・・・ごめんもう一回最初から歌ってもらうから・・・

 

突如雷が鳴り、停電が発生する。

 

「みんな、危ないから復旧するまで絶対にそこから動くなよ!」

 

千歌達だけじゃなく観客にも注意喚起し俺はスマホの灯りを頼りに外に出る。

 

そう、ここには非常用の発電機があったはず。

 

たしか、外の倉庫に・・・ってあそこにいるのはダイヤ姉さん!?

 

倉庫のドアを開けていたのはダイヤ姉さんだった。

 

「ダイヤ姉さん、何してるんだよ!」

 

ダイヤ「発電機が必要なのでしょう?さ、行きますわよ。」

 

ダイヤ姉さんに案内されて発電機が収納されている場所まで行く。

 

「こいつか。俺が運ぶから案内してくれ。」

 

ちっ・・・2つか。重たいけど、何とかなるな。

 

体育館のブレーカーのある場所に向かい発電機をセット。無事に復旧した。

 

「助かったよ、ダイヤ姉さん。」

 

ダイヤ「礼を言うにはまだ早いですわよ。会場に戻ったらいかがですか?」

 

そうだった。ライブが再開する頃だろう。

 

会場に戻ると、ちょうど同じタイミングで美渡姉が入ってきた。

 

美渡「このバカ千歌!!あんた開始時間間違えたでしょ!!」

 

怒鳴りながら中に入る美渡姉の後ろから続々とお客さんが入ってきた。ものの数分で満員になった。

 

は、ははは・・・奇跡・・・いや、これは千歌達が頑張った結果だ。

 

「千歌!曜!梨子!がんばれーーーーー!!」

 

俺は力の限り叫ぶ。目立とうが知ったことじゃない。

 

千歌「はー君・・・うん!曜ちゃん、梨子ちゃん!」

 

曜「うん、歌おう!」

 

梨子「私たちの想いを込めて!」

 

今度は満員の状態で披露できた。本当にすごかった、輝いてた。

 

そして曲が終わると同時にたくさんの拍手が鳴り響いた。

 

曜「彼女たちは言いました!」

 

梨子「スクールアイドルは、これからも広がっていく!」

 

千歌「どこまでだって行ける!どんなユメだって叶えられると!」

 

あの時の穂乃果姉ちゃんの言葉だ。あの秋葉ライブが始まる前に参加したみんなの前で言った一言。

 

何で知ってるのかって?俺も参加したんだよ!あの衣装着てな!抵抗したよ!でも9人同時に相手じゃ小学生ではどうにもできんよ。さて、くだらない過去の話はここまでにして。ダイヤ姉さんが前に出てきていた。

 

ダイヤ「これは今までのスクールアイドルの努力と、街の人たちの善意があっての成功ですわ!勘違いしないように!」

 

千歌「分かってます!でも、ただ見てるだけじゃ始まらないって!上手く言えないけど、今しかない瞬間だから!だから!」

 

千歌・曜・梨子「「「輝きたい!」」」

再び拍手が鳴り響く。

 

こうしてAqoursのファーストライブは成功に終わった。

 

 

 

次回に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とりあえず冒頭で説明入れてみました。

ファーストライブと予選を同時にって書くの大変でしたが・・・今回だけと思いたい・・・

では、8話お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。