ガンダムビルドファイターズ-Sailing to the Sunshine-   作:陽@曜花推し

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ども、お久しぶりです。

全国大会編になってから更新が遅くなってしまっていること、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

予定としてはあと3話で全国大会編は終わりで、その後はアニメの1期のお話を終わらせるつもりです。

武御雷参型様、お気に入り登録ありがとうございます!

では、21話です。どうぞ!


21話 浪速の赤い流星

大会もいよいよ9日目。

 

6日目と7日目が休養日だったので、各ブロックの第5試合は8日目に行われた。

 

まぁ、6日目に萩島の件が正式に運営から発表された時は参加者だけでなくネットでも騒がれた。

 

そのおかげで兵藤の件がまた持ち出されて、マスコミ連中が俺に取材するために宿舎の周りをうろうろしてたおかげで、部屋に缶詰め状態だったよ。

 

俺悪くねぇのに、他の参加者に申し訳なかったわ。

 

日向兄達は俺は悪くないから気にすんなとは言ってくれたけど。

 

とりあえず、ニルスさんが会見を開くということでマスコミ連中は引っ込んでいったが。

 

本来は休養日は2日ではなく1日だけだった。何故1日延びたのか。それはヤジマ商事が参加者全員のGPベースを預かって徹底的に調査を行ったからだ。まぁ、全員白だったけどな。

 

おかげでみんなガンプラの修復もできたし、ゆっくりと休養も取れたからいいんだけどね。

 

んでもって、俺は第5試合をサクッと決めて準々決勝へと進んだ。

 

対戦相手は・・・

 

李衣菜「ようやく、この日を迎えることができましたね。」

 

「あぁ、そうだな。」

 

李衣菜「うちは負けません。ここで負けるわけにはいかないんです。ガンプラ心行流のために。」

 

「心行流のために?」

 

李衣菜「ええ。うちが優勝して心行流の悪いイメージを払拭するんです。そのためにあなたに負けるわけにはいかない。」

 

・・・心行流の悪いイメージか。うん、何となくわかるよ。ちょっとずつ弟子が離れて行ってるのも。

 

だけど・・・俺にだって負けられない理由がある。

 

「俺もここまで来て負けるわけにはいかないんでね。」

 

李衣菜「わかってます。だから、この続きはガンプラバトルで。」

 

「ああ。」

 

 

 

 

≪それでは準々決勝第二試合 静岡県代表 新堂陽哉選手対大阪府代表 鷹山李衣菜選手の試合を始めます!≫

 

 

 

《GUNPLA BATTLE Combatmode startup. Mode damage level set to“A》

 

《Press set your GP-Base》

 

《Press set your gunpla》

 

《Beginning [Plavsky Particle] dispersal. Field12,desert》

 

 

 

「新堂陽哉、デスティニーガンダムインフィニティ出るぞ!」

 

「鷹山李衣菜、Gヴァルキリー行きます!」

 

 

さて・・・相手はスピードタイプ。赤いGエグゼス・・・いや、外伝に出てきたルーガエグゼスか。Gエグゼスをさらに高機動化したタイプ。そのおかげか彼女は関西じゃ浪速の赤い流星って呼ばれてるくらいだ。

 

と言ってる場合じゃねぇな。あっちから先制してきた。上空からビームを発射しながらの急降下。

 

李衣菜「はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ビームサーベルで斬りかかってくる。

 

「ちっ!」

 

さすがに速い!回避するが、切っ先が当たって傷がついた・・・だけで済んでよかったわ。あと2秒くらい反応が遅かったら、やられてたね。

 

李衣菜「さすがは「蒼き疾風」と呼ばれるだけのことはありますね。この攻撃を躱すなんて。」

 

ん?蒼き疾風?

 

「えと・・・何?蒼き疾風って・・・」

 

李衣菜「知らないんですか?予選後に新しく付けられたあなたの二つ名ですが。」

 

え、なにそれ、知らんし。そう呼ばれてるの?あ、そうっすか。ま、別にいいけど。

 

李衣菜「ま、いいです。とにかく・・・行きます!!」

 

両手にビームサーベルを持たせ、俺に斬りかかってくる。

 

凄いね・・・回避するので手いっぱいだわ。でも・・・必ず隙が出るはず・・・

 

そして、斬撃が一瞬途切れる。さすがにこの猛攻をいつまでも続けられるはずないもんな。手が疲れちまうもん。

 

「ちょいさー!!」

 

アスラビームソードでカウンターを食らわすが、ギリギリで回避された。

 

「えー・・・マジ?」

 

流石だわ・・・

 

で、また李衣菜の猛攻が始まる。

 

ガンプラ心行流といえば・・・ZZガンダムをわざわざ3機のメカが合体する男のロマン溢れる素敵メカに改造したり、サテライトキャノンをサテライトシステム以外の方法でぶっ放すとかいう・・・何かしらのトンでも改造が施されているイメージがあるのだが。まぁ、ぶっちゃけ・・・トライオン3はうらやましかったけどな。インパルスを改造して勇者ロボ風に改造しようと試みたけど・・・途中で心が折れた。あとスーパーふみなを見て・・・梨子をイメージしたMS少女を作ろうと思ったけど諦めたのは内緒だぞ。ばれたら・・・何言われるかわかったもんじゃない。

 

さてさて李衣菜のGヴァルキリーは・・・そんなのはなさそうだ。とはいえ・・・あのスピードの機体を制御するなんてとんでもない腕をしていることは確かだ。

 

「ちっ・・・このままじゃ埒があかない。」

 

何と言うか・・・鬼気迫るというか・・・

 

「ガンプラ心行流への想いは伊達じゃないってことか。」

 

李衣菜「ええ、そうです。うちにガンプラを教えてくれたんは心行流です。その心行流が今弟子離れが進んで・・・うちはそれを食い止めたくて・・・せやから優勝せなあかんのや!ガンプラ心行流の実力を示さなあかん!あのエロ3人衆に任せておけん!」

 

・・・うん。なんか反論の余地がないというか。

 

「・・・まぁ、同意できる。同意できるけど・・・俺も負けるわけにはいかないんでな。」

 

ヴォワチュール・リュミエールを起動し、李衣菜から距離を取る。そろそろ・・・決めるか。

 

李衣菜「そうですね。せやから・・・うちもこっから本気を出します!アシムレイトを使えるのはあなただけやない!」

 

何だと!!マジかよ!!

 

Gヴァルキリーの動きが今までと違う!!

 

・・・ならば俺も!!

 

「シャイニングバースト!!」

 

アシムレイトと同時にシャイニングバーストシステムも起動する。

 

李衣菜「はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

互いに何度もぶつかり合う。

 

機体が損傷しようが、ノーシーボ効果による痛みが全身を走ろうがお構いなしに。

 

(これ以上は・・・きついな。)

 

流石の俺もこれ以上のダメージは耐えられない。

 

「この一撃で終わらせる!」

 

李衣菜「それはうちも同じです!だから!スピニングトルネード!!」

 

両手に持たせたビームサーベルを合わせて、背部と肩のブースターを全開にし、機体を回転させてこちらに突っ込んでくる。あのスピード・・・機体内のプラフスキー粒子を全て使ってるのか!

 

アレを食らったら確実に終わる。だが・・・あえて真正面から受けてやる!!

 

「インフィニティブレイク!!」

 

右手に可能な限り粒子をチャージさせる。

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

李衣菜「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

互いの必殺技がぶつかり合う。

 

李衣菜「ここで・・・ここで負けるわけには!!」

 

「俺も・・・支えてくれるみんなのために負けるわけにはいかないんだ!!」

 

拮抗していたが・・・ついに・・・

 

「これで終わりだ!!」

 

インフィニティの拳がGヴァルキリーを粉砕する。

 

 

 

《BATTLE ENDED》

 

 

〈勝者、静岡代表 新堂陽哉選手!〉

 

 

終わった・・・何とか勝てたな。

 

李衣菜は・・・バトルシステムにもたれかかってるな。そうとうきつかったんだろうな。

 

「立てるか?」

 

李衣菜「正直きついです。」

 

だろうね。俺もちときつい。

 

「ほら、肩貸してやるよ。」

 

李衣菜「す、すみません。」

 

そして、通路に出ると・・・

 

マオ「李衣菜・・・」

 

あれ、マオさん?ヤサカ・マオさんじゃないっすか。

 

李衣菜「マオ兄さん。」

 

マオ「陽哉はん、代わりますわ。」

 

とりあえず李衣菜をマオさんに任せる。

 

マオ「李衣菜、堪忍な。ワイらがふがいないばっかりに・・・李衣菜に負担かけてもうて。」

 

李衣菜「兄さん・・・」

 

マオ「ワイらも心入れ替える。師匠もミナトも。それに・・・李衣菜の頑張りは無駄やないで。」

 

マオの視線の先に俺らと同年代の男女が10人くらいいた。

 

李衣菜「みんな!!」

 

「えとマオさん、この人たちは?」

 

マオ「ワイらが不甲斐なかったせいで離れて行ってた弟子たちです。李衣菜の大会での活躍を見て戻ってきてくれたんですわ。」

 

そっか・・・李衣菜の頑張りは無駄じゃなかった。

 

「よかったな。」

 

李衣菜「はい!」

 

雨降って地固まるってか。

 

李衣菜「新堂さん。うちに勝ったんです。そのためにうちも協力します。」

 

ん?協力?

 

李衣菜「インフィニティの修理、うちとここにいる心行流の仲間がさせていただきます!」

 

「マジで?」

 

李衣菜「マジです。次の対戦相手は確実にあの人です。昨年の準優勝者、北の黒い皇帝、鹿角星斗。彼と戦うために万全の状態でいて欲しいんです。あなたもガンプラも。大丈夫です。うちらを、ガンプラ心行流を信じてください。」

 

マオ「そういうことです。ワイは世界大会が控えてるんで規定で手伝うことはできませんけど、応援させていただきます。」

 

そうだな。次の相手は星斗だ。あいつのこれまでの戦いを見てたら、万全の状態でないときつい。ならここは、お言葉に甘えておくか。

 

「李衣菜、それと心行流のみんな。インフィニティを、俺の相棒を頼んだ。」

 

 

 

その30分後・・・

 

《BATTLE ENDED》

 

 

〈勝者、北海道代表 鹿角星斗選手!〉

 

星斗「さすがに今回はきつかったな。さて、次はいよいよ陽哉との対戦か。セカンドリヴァイの状態じゃインフィニティの相手はきついな。しゃーねぇ、切り札を出すとしますか。」

 

 

次回に続く

 




第21話いかがだったでしょうか?

なんとか準決勝に進めることができました。


スピニングトルネードはぶっちゃけウォーグレイモンのグレイトルネードをイメージしていただければ。

次はいよいよ星斗との対戦です!星斗の切り札とは一体何なのか?

次回をお楽しみに!
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