最近バンドリのアプリをインストールしまして、メチャクチャ書きたくなって、衝動的に書いてしまいました。
アニメは見てないんで、多少の粗さはご容赦ください。
ガルパピコはかなり見てます(笑)
では、本編です!
「大丈夫、有咲は俺が守るから……。だからもう泣くなって!」
そう言うと彼は日だまりのような笑顔で小さい私の頭を撫でた。
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有咲が目を覚ますとそこには見慣れた天井とぐじゃぐじゃになった毛布が転がっていた。
有咲「またあの夢か……。最近は見なくなってたのにな……」
香澄「どんな夢?」
有咲「ん?あぁ、とくに大したことじゃねーんだけどさ…………。ん?ってうわーー!!香澄!何で私の部屋にいんだよー!!」
香澄「おばあちゃんが起こしてきてって言うからさ♪」
有咲「当たり前みたいに毎朝迎えに来てんじゃねー!」
香澄「朝ごはん出来てるよ♪着替えたら下りてきて♪」
香澄はスキップしながら有咲の部屋を後にした。
有咲「ったく毎朝毎朝、他人ん家の朝御飯食ってんじゃねーよ……」
有咲は照れながら呟くがその声は香澄には届いていなかった。
有咲がテーブルに着くと、そこには和食を中心とした食卓が並んでいた。
香澄「おばあちゃんの玉子焼き、いつも美味しいです♪」
万実「ありがとう香澄ちゃん♪決め手は出汁なのよ」
香澄「なるほどなるほど♪」
有咲(ばあちゃんとも仲良しになってんじゃねーよ……)
「っておい香澄!私の分の玉子焼きまで手を出すな!」
香澄「あれ?箸が進んでないから食べないのかと思って」
有咲「食べるに決まってんだろ!私の貴重なたんぱく質返せ!」
香澄「いやん♪お止めになってー」
有咲「なっ!変な声出すんじゃねー!//」
朝から二人のいつも通りと言えるやり取りを見て祖母は安心するのであった。
有咲・香澄「行ってきまーす」
玄関まで来ると香澄と有咲は祖母に出発の挨拶をした。
祖母は少しだけ有咲を引き止めると口を開いた。
万実「有咲、今日帰ったら大切な話があるから♪」
有咲「大切な話?じいちゃんと離婚でもすんの?」
万実「何言ってるの、私とおじいちゃんはいつまでもラブラブのオシドリ夫婦よ?」
有咲「はいはいご馳走さま。それじゃあ何?」
万実「それは帰ってからのお楽しみ♪」
有咲「ふーん、まぁいいや。それじゃ行ってきます」
香澄「行ってきます♪」
万実「はい、気を付けて行ってらっしゃい。…………さて私も色々と準備しないと♪忙しくなるわよ!」
有咲が出ていったのを確認してから祖母は独り言を呟いた。
登校中、有咲と香澄はいつも通りの夫婦漫才のような会話をしつつ今朝見た夢の話をしていた。
香澄「そう言えば、今朝話してた夢ってどんな内容だったの?」
有咲「え?さ、さっきも言ったけど大したことじゃねーよ」
香澄「ホント?何か少し元気無いよ?まさか!今朝の玉子焼き取られた事をまだ怒ってて」
有咲「そこまで食いもんに意地汚え女じゃねーよ!」
ふと有咲の瞳はガードレールに貼ってあるボロボロの星形シールを写した。
それは昔、有咲が自分で貼ったものだ。
そして有咲は少し寂しそうな顔した。
香澄「有咲?大丈夫?」
香澄は心配そうに有咲の顔を覗きこんだ。
有咲「え?って近えーよ!//」
有咲は顔を真っ赤にするとそのまま香澄と距離を取った。
有咲「問題ねーからさっさと行こう」
笑顔を作った有咲は足を学校に運ぶのだった。
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その頃、市ヶ谷家には一台の引っ越し用のトラックが止まっていた。
そしてそこから数箱の荷物とテレビなどの家電と共に金髪の若い男性が下りて、祖母に挨拶をしていた。
碧志「お久しぶりです。今日からまたお世話になります」
万実「あらあら、都心の大学では敬語まで教えてくれるの?ちょっと見ない間に随分いい男になって。若い頃のおじいちゃんそっくりだわ♪」
碧志「はいはい御馳走様。…………ただいまばあちゃん」
万実「おかえりなさい」
碧志は少し照れながらも祖母である万実に改めて帰宅の挨拶をした。
万実「何年ぶりかしら?」
碧志「9年ぶり。ばあちゃんは相変わらずだな」
万実「まぁ♪嬉しい事言ってくれるじゃない♪」
碧志「有咲と最後にあったのは6歳の時だから、今有咲は15歳か……。きっと想像もつかねーくらい大人になってるんだろーな」
万実「有咲はお母さん似の美女に育ったわよ?それにしても驚いたわ。碧志は学芸員になると思ってたから」
碧志「学芸員になるために必要な資格や手続きは済んでるから大丈夫だよ。大学の教授からも学芸員の仕事がやりたくなったらいつでも言ってこいって言われてるし」
万実「それじゃあ、どうしてこっちに帰ってきたの?」
碧志「約束だよ……。きっと有咲は覚えていないだろうけど、俺には守らなければいけない約束があるから。ただ有咲に何も相談しないで都会の高校に進学したから、きっと有咲は俺の事嫌っているかもしれないな」
万実「そう思ってるなら本人に聞いてみなさい?いつも憶測で物事を考えるのはあなたの悪い癖よ?」
碧志「あはは、善処してみるよ。それじゃあ、部屋の片付けしてくるわ!」
碧志は手慣れた様子で自分の部屋に積まれた段ボールを開封し、荷物を定位置に収めて行った。
夕方になると一通り片付けを済ませた碧志は祖母に散歩に行くと伝えて、家を出た。
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夕方になり、授業を終えた有咲・香澄・りみ・たえ・紗綾の5人はバンドの練習を有咲の実家の蔵で行う為に揃って帰路に着いていた。
香澄「今日も練習頑張ろうねーみんな♪」
有咲「ったく、いつも暑苦しいな」
沙綾「あれー?有咲はやる気無いかな?」
有咲「な、無い訳じゃねーよ//」
沙綾「やっぱりやる気満々じゃん!やっぱり有咲は頑張り屋さんで可愛いんだから♪」
有咲「うるせー!!私を可愛いとか頑張り屋さんとか言うな!!」
りみ(可愛い……有咲ちゃん♪)
校門まで来た頃、たえが校門の側から校内をじっと見ている若い男性に気がついた。
たえ「みんな見て?あそこから校内を見ている人がいる……。あれはきっと…………」
一同「きっと?」
たえ「道場やぶりだね」
一同「道場やぶり!?」
有咲「んな訳ねーだろ!!誰かを待ってんじゃねーの?」
りみ「怪しいナンパとかだったらどうしよう……」
沙綾「有咲可愛いからナンパされちゃうかもよ?」
有咲「怪しいやつだったらぶっ飛ばす……。てゆうか可愛いって言うな!!」
香澄「何してるのか聞いてくるよー」
有咲「おい香澄!」
香澄「あのースミマセーン!」
香澄が一際大きな声を上げてその男に寄って行く。
その時一際大きな風が吹き、香澄のスカートが揺らめいた。
香澄「きゃあ!!!」
香澄は咄嗟にスカートを両手で押さえた。
香澄「み、見た?//」
香澄は顔を真っ赤にして男に訪ねる。
碧志「み、見てない!見えてない!」
香澄「良かった……。今日は黒の透け透けだから見えてたらどうしようかと思ったよ」
碧志「え?ピンクのシマシマだったぞ?」
香澄「やっぱり見てるんじゃないですか!!//」
香澄が顔を更に赤くする。
すると碧志の顔面付近を何かが通過した。
碧志「ぺ、ペットボトル?」
そこには投げたであろう有咲が鬼の形相でこちらを見ていた。
有咲「変質者決定だな……。沙綾、警察に電話!おたえ、もう1つ何か投げる物!」
たえ「ヘンテコなフォームだったのに結構コントロールはいいんだね」
有咲「ヘンテコって言うんじゃねー!」
碧志「ま、待ってくれ!今のは不可抗力だろ?それに俺は怪しい者じゃねーよ!」
碧志は両手を上げて無抵抗の意志を示した。
沙綾「そうだよ。少しは相手の話を聞こう?警察に電話するのはその後でも遅くないよ?」
碧志「うぅ……。天使様……」
沙綾「やっぱり電話する?」
碧志「皆さん!冷静に話し合いましょう!俺も明日からお世話になる学校の前で警察のお世話にはなりたくない!」
一同「明日からお世話になる?」
碧志「そう!俺は明日から寿退社した先生に代わってこの学校の社会科教師になる事になってるんだ!」
りみ「そうなんですか?よろしくお願いします」
碧志(こ、この子は天使かー?)
碧志は涙を流している。
沙綾「へぇー。だったら怪しい人じゃないんじゃない?」
碧志「さっきからそう言ってるだろ?まぁ、不可抗力とはいえさっきは申し訳無かったね」
碧志は香澄に頭を下げた。
香澄「いえ、こっちも不注意でした!そうだ!先生の名前教えてください!」
碧志「そっか、自己紹介がまだだったな。明日からここでお世話になります、市ヶ谷碧志です。よろしくお願い致します」
一同「市ヶ谷?」
一斉にみんなの視線が有咲に降り注いだ。
当の有咲はフリーズしている。
碧志「ん?市ヶ谷って名字はそんなに珍しいかな?」
香澄「凄い偶然!ここにいる有咲と同じ名字なんですよ!」
碧志「有咲?」
碧志が考えていると、有咲は抱きつくように碧志の胸に飛び込んだ。
一同「えぇぇぇ!!!」
碧志「え?えぇぇぇ!?」
有咲「……なのか?」
碧志「ん?」
有咲「ホントに碧志なのか?…………ばあちゃんの名前!」
碧志「市ヶ谷万実!」
有咲「好きな食べ物!」
碧志「ばあちゃんの作ったカレー!」
有咲「蔵の地下室はどうなってる!」
碧志「防音の音楽室!」
有咲「今まで何で帰ってきてくれなかったんだよ!バーカ!」
有咲は改めて強く碧志を抱き締めた。
碧志「勝手に進学先決めて出ていっちゃったから、きっと有咲は俺の事嫌ってるだろうなと思って……」
有咲「私が碧志の事を嫌いになるわけねーだろ!ふざけんな!憶測で勝手に決めつけんなっつーの!」
碧志「あはは、それはばあちゃんにも言われたよ」
碧志は日だまりのような笑顔で微笑み有咲の頭を撫でた。
碧志「ただいま……有咲」
有咲(やっぱり本物だ……)
「ハッ!」
有咲が周りを見ると、香澄・たえ・沙綾・りみがニヤニヤしながら有咲を見ている。
香澄「有咲……照れてる?」
有咲「うるせー!」
たえ「可愛い♪」
有咲「可愛いって言うなー!」
沙綾「なになに~、ツンデレブラコン属性ってやつ?」
有咲「変な属性作ってんじゃねー!」
りみ「可愛いよ、有咲ちゃん♪」
有咲「うぅ…………。お前ら寄って集ってからかってんじゃねー!」
碧志はそのやり取りを笑いながら見ていた。
有咲「碧志も笑ってんじゃねー!」
碧志「そっか……みんなが有咲のお友達だね?いつも有咲と仲良くしてくれてありがとう」
香澄「いえいえこちらこそ♪」
有咲「少なくとも香澄には世話にはなってねーな」
碧志「ん?香澄ちゃんのギターってもしかしてランダムスター?」
香澄「そうだよ!有咲が私に売ってくれたんだ!540円で!」
碧志「そっか……コイツもいい人に貰ってもらえて良かったな」
有咲「碧志はランダムスターの事知ってんの?」
碧志「俺が実家を出る前日にウチに来たギターでな?ばあちゃんが俺と入れ替わりみたいねって言ってたのを覚えてたんだ。このギターは形も珍しいし」
碧志は香澄の頭を撫で始めた。
碧志「ランダムスターと有咲の事、これからもヨロシクね」
香澄「・・・・・」
香澄は顔を真っ赤にして俯いている。
すると香澄の頭に乗った手を有咲が掴み、そのまま自分の頭に移した。
有咲「碧志が撫でていいのは私だけなんだからな……//ボソッ」
有咲は顔を赤らめて、碧志に自分を撫でるように催促した。
沙綾「有咲やきもち~?」
有咲「………………//」
沙綾「ありゃりゃ、こりゃ本気だ」
そんなやり取りを済ませると碧志は有咲達を連れて帰路に着いた。
帰宅してから明日の準備をしていた碧志の元に練習を終えたであろう有咲食事や入浴を済ませ部屋にやって来た。
有咲「ねぇ碧志……」
碧志「んー?何だ?」
有咲「………………//」
碧志「どうした?何も無いのか?」
有咲「き、今日……一緒に寝てもいい?//」
碧志「じゃあ、もう一つ布団敷かないとな。有咲はベッド使っていいぞ」
碧志はベッドを整えると布団をクローゼットから取り出し、敷き始めた。
初めて碧志の部屋に入った有咲は何か気になる物が無いか探していると、赤色のギターが目に止まった。
有咲「あれ?碧志ってギターやってたっけ?」
碧志「知らなかったか?中学の頃に同級生の影響で始めたんだ。そのギターは質流れになった物なんだけど、じいちゃんとばあちゃんに頼んで誕生日プレゼントとして貰ったんだ。俺の好きなバンドのギターと同じモデルの色違いなんだ♪」
碧志はギターを愛でるように優しく撫でた。
有咲「バンドは組んでないの?」
碧志「高校・大学でバンドは組んでたな。コピバンがメインだったけどな。大学の時は他校の奴らと組んでていいバンドだったんだけど、大学卒業に合わせて解散になっちまってな。結構有名だったんだぜ?」
有咲「ふーん、今度聴かせてよ。碧志のギター」
碧志「今度な?よし!布団セット完了!寝るぞ♪」
有咲と碧志は布団に潜った。
有咲(スッゲー碧志の匂いがする//)
碧志「それじゃ有咲、おやすみ」
有咲「おやすみ……」
しばらくすると碧志は規則的に寝息をたて始めた。
有咲はしばらくしてからこっそり碧志の布団に入り、碧志の背中にくっついた。
有咲「帰ってきてくれてありがと。やっぱり私…………。おやすみ」
碧志と同じ布団で碧志の温もりを感じながら、有咲は夢の中へ旅立つのであった。
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碧志「なんで有咲がこっちの布団で寝てるんだ?」
二時間後、寝相の悪い有咲に顔を蹴られた事で碧志は目を覚ますのだった。
いかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
最初なんでまだまだ掴み掴みではありますが、今後は色々なキャラを出していきたいと思います。
碧志といちばん関わりがあるキャラは次回くらいには出したいと思っております(笑)
ご意見・ご感想・お気に入り登録お待ちしております。
できたら優しいお言葉をいただけると励みになります(笑)
それと他作品の小説も書いておりますので、そちらもよろしければチェックしていただけると幸いです。
ではまた次回!ほなっ!(^^)ノシ