流星堂の新米教師(仮)   作:テレサ二号

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どうもテレサ二号です!!

お気に入り登録が50人を突破しました!
あまりの早さに正直驚きを隠せません(笑)
皆さんの期待に応えられるように頑張らねば!!

そういえば碧志のプロフィールを載せてなかったのでここで紹介しておきます。

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名前:市ヶ谷碧志
誕生日:5月4日
血液型:A型
身長:170cm
趣味:ギター、日本史資料を読むこと
特技:動物に懐かれやすい
髪型:金髪の長めのウルフ(金髪は地毛)
座右の銘:天下最も多きは人なり。最も少なきも人なり。

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早速本編です!


#4 人にやさしく

碧志が花咲川女学園に来たのは二学期が始まって少し経った9月下旬である。

つまり学生にとって天敵である"あれ"がそろそろやって来ようとしている。

そんな事も忘れて有咲達Poppin'Partyはバンドの練習に勤しんでいた。

 

香澄「いや~今日はいつもより練習が捗るね!有咲」

 

有咲「くっつくな!!別に普通だろ?」

 

たえ「少し休憩しよっか?」

 

有咲「私ジュース取ってくる」

 

沙綾「私も手伝うよ」

 

ジュースを取ってきた有咲と沙綾はテーブルにお菓子を置き、談笑していた。

 

沙綾「そういえば商店街の先に新しいケーキ屋さんできたらしいよ?」

 

香澄「ええ?そんな素敵なお店が!?」

 

たえ「今度放課後にみんなで行ってみない?」

 

りみ・沙綾・香澄「賛成!!」

 

香澄「そういえば、最近放課後に部活やってない生徒多いよね~?何でだろ?」

 

りみ「香澄ちゃん、テスト期間中は部活動禁止だよ?」

 

香澄「そうなんだ~知らなかったよ~。………………ん?今テスト期間中なの?」

 

有咲・沙綾・たえ・りみ「・・・・・」

 

沙綾「来週からテストだけど香澄勉強してるの?」

 

香澄「・・・・・」

 

有咲(ダメだこりゃ……)

 

りみ「みんなはちゃんと勉強できてる?」

 

たえ「うーん、不安な所もあるけどそれなりには勉強してるよー」

 

沙綾「私も大体大丈夫♪」

 

有咲「私は全然問題無いですわ!(笑)」

 

碧志「ほう、流石は学年一位だな」

 

有咲「!!!」

 

自然な流れで碧志が部屋と会話に入って来た。

 

有咲「碧志が私達の練習に顔出すなんて珍しいじゃん」

 

碧志「ん?ちょっと野暮用がな?」

 

碧志は手に持っていたノートをりみに向け差し出した。

 

碧志「牛込さんノート貸してくれてありがとう。大変綺麗に纏められていてとても良かったです」

 

香澄「何で碧志先生がりみりんのノートを?」

 

碧志「中間テストの問題を作る上でどこまで勉強しているか知る必要があったからね」

 

有咲「だったら私に言ってくれれば!」

 

碧志「有咲は授業をサボってた時期があるからノートちゃんと書いてないだろ?香澄ちゃんは追試の常連だって聞いたし、花園さんはノートに落書きとか多そう。残るは山吹さんと牛込さんだが、山吹さんは素直に貸してくれそうに無いなと思ったので牛込さんにお願いした」

 

沙綾「ノートくらい普通に貸しますよ!?」

 

碧志「結果的に綺麗にまとめられたノートを借りれて助かったよ」

 

そういうと碧志はちょっと高そうなチョコレートを取り出した。

 

碧志「チョココロネが好きだって言ってたから、チョコレートも好きだろ?ノートのお礼だ受け取ってくれ」

 

りみ「いえ!そんなの悪いです」

 

碧志「これは君の行動によって発生した正当な報酬だ。遠慮はいらない、受け取って欲しい」

 

りみ「そ、それじゃあ……」

 

りみは少し照れながらも嬉しそうにチョコレートを受け取った。

 

りみ「市ヶ谷先生って優しいんですね」

 

碧志「さっきも言ったがこれは正当な報酬だ。日々真面目に授業を受け、綺麗にノートを纏めるという頑張りがあればこそだよ」

 

りみ「ううん、やっぱり優しいです。先生なんだから生徒にノートを提出させるだけでいいのにちゃんとお願いしてきて、良かった所を褒めてくれてお礼までくれるんだもん」

 

碧志「そ、そうか……ありがとう//」

 

沙綾「照れてます?」

 

碧志「照れてねー!!」

 

香澄「碧志先生ー!!」

 

碧志「!!?」

 

香澄が急に碧志に抱きついた。

 

有咲「何やってんだよ香澄!!はーなーれーろー!!」

 

有咲は無理矢理引き離した。

有咲はどさくさに紛れ、自分も碧志に抱きついた。

 

碧志「有咲まで何してんだ?」

 

有咲「あ、アシガスベッテー//」

 

碧志「とりあえず離れてくれるか?」

 

沙綾「抱き締めたくなったらいつでも抱き締めていいんですよ?」

 

有咲「沙綾が言うな!!」

 

碧志「また今度な?」

 

碧志は頭を撫でた。

 

香澄「あの!碧志先生!私に勉強教えてください!」

 

碧志「いいぞ?」

 

香澄「ですよね……。先生に個人的に勉強を教えて貰うなんて…………ん?」

 

碧志「いいぞ?」

 

香澄「いいんですか?」

 

碧志「いいぞ」

 

沙綾「中間テストの問題見せて貰ってもいいですか?」

 

碧志「いい訳ねーだろ。流れで行けると思ったか」

 

沙綾「えへへへ♪」

 

碧志「ただし社会以外な?社会だと無意識にテスト問題とか教えてしまうかもしれないからね」

 

香澄「やったー!!」

 

沙綾「碧志先生って他教科って教えられるんですか?」

 

碧志「おっとKJ大主席卒を舐めてもらっては困る。教師になろうと思ってから一年間家庭教師のバイトもしてたからな!」

 

沙綾「意外です」

 

碧志「これでも教員免許持ってるんだからな?嘗めてもらっては困るのだよ山吹君」

 

有咲(この二人いつの間にこんなに仲良くなったんだ?)

 

沙綾「碧志さんってホントに面白いですよね。お兄ちゃんって呼んじゃおうかな?」

 

碧志「ボケるのも大概にしとけよー(笑)」

 

有咲「・・・・・」

 

笑う碧志の後ろで有咲は今まで見たこと無いような北極のように冷たい表情を表した。

 

沙綾「…………冗談です。止めておきます」

 

碧志「???」

 

碧志が振り向くとそこにはいつもの表情を浮かべていた。

 

そんなやり取りを経て碧志は香澄の勉強を見ることとなった。

天才型の碧志の勉強法は香澄には向かないと思われたが、そこはアルバイト時代に培った技術で香澄にベストな教え方を把握していた碧志の指導により、香澄の勉強はとても捗っていた。

そんな二人を有咲は遠目に見ていた。

 

有咲(わ、私も碧志に勉強教えて貰いたい!でもさっき問題無いって言った手前、お願いしにくいし~!どーすりゃいいんだー!)

 

沙綾(とか考えてるんだろうな~♪可愛い♪)

「碧志先生!有咲が予習してる所で分からない所があるみたいですよ?」

 

沙綾は碧志から見えない角度で驚く有咲にウインクをした。

有咲は心なしか笑顔になった。

 

碧志「そうなのか?」

 

有咲「そ、そうなんだよ!英語で分からない所があって」

 

碧志「そっかみんなはテスト勉強してるのに予習までするとは流石だな。どこが分からないんだ?」

 

有咲が英語の教科書を見せると碧志が横から覗きこんだ。

 

有咲「ここなんだけど?」

(顔が近い!!//)

 

碧志「ここはこの文法を使って……」

 

有咲「これ?」

 

碧志「いやこっちのやつ」

 

碧志はペンを持つ有咲の手を握った。

 

有咲「!!?//」

 

碧志「あとはこれとこの単語を組み合わせるだけだ。分かったか?」

 

有咲「うへへへ……//」

 

碧志「有咲?」

 

有咲「だ、大丈夫!分かったよ!」

 

沙綾(ダメだこりゃ……)

 

勉強を始めてしばらく経つとキリのいい所で碧志は休憩をいれた。

 

香澄「私、碧志先生のギター聴いてみたい!!」

 

たえ「私も聴いてみたいなー」

 

りみ「私もー」

 

有咲「私も聴きたい」

 

沙綾「以下同文」

 

碧志「卒業式みたいな略しかたをするな」

 

碧志はギターを弾くべきか少し悩んだ様子を見せたが、どこか落ち度を見つけたような表情を浮かべて部屋にギターを取りに行った。

 

香澄「可愛い~♪私と同じ赤色なんだ~お・そ・ろ・い♪」

 

有咲「良く見ろ!こっちのが濃い赤色だしラメっぽさもあるからお揃いじゃねーよ!」

 

香澄「有咲、嫉妬してる?」

 

有咲「色くらいで嫉妬するかっつーの!」

 

沙綾(してるじゃん……)

 

たえ「碧志先生は何でギターを始めたんですか?」

 

碧志「この前みんながライブしたサークルってライブハウスの従業員の月島まりなが同級生でさ。お互いBUMP OF CHICKENのファンでアルバムの貸し借りとかしててさ。月島がギターを始めたって言うから触らせて貰ったら面白くって、そこからハマっちゃった」

 

たえ「恋愛漫画みたいな展開ですね」

 

碧志「れ、恋愛!?//」

 

たえ「だってアルバムの貸し借りなんて青春の1ページじゃないですか」

 

有咲「ストーップ!!碧志のギターを聴くんだろ?話が脱線してるぞ!」

 

たえ「そうだったね」

 

沙綾(有咲、無理矢理話を切り替えたね)

 

碧志「では少しテイストを変えて」

 

「♪~♪~♪」

 

碧志はクラシックのカノンをロック調に変調した、カノンロックを弾き始めた。

その繊細な演奏と技術力で碧志は美しく弾き上げて行く。

 

碧志が演奏を終える頃にはしっかり5人(特に有咲)は魅力されていた。

 

香澄「スッゴイ良かったです!!ね?有咲!?」

 

有咲「………………///」

 

香澄「有咲?」

 

有咲「!!おっ、おう。良かったんじゃねーの?//」

 

四人が碧志の演奏に称賛をしたが、たえだけはどこか納得がいかないような表情を浮かべていた。

 

たえ「何でそんなに苦しそうに弾くんですか?」

 

碧志「!!」

 

りみ「おたえちゃん?どうしたの?」

 

皆が驚き碧志の反応を伺ったが碧志は否定するどころか肯定するかのように困った笑みを浮かべた。

 

碧志「さぁ、休憩終了!勉強に戻るぞ!」

 

碧志は話をはぐらかすように勉強を再開させた。

その後はしっかり勉強して勉強会を終えた。

 

 

そして数度勉強会をした事で、ポピパメンバーの学力は間違いなく向上していた。

 

 

 

そして、迎えたテスト当日。

 

碧志「それではテストを始めてください!」

 

りみ(ここ勉強会でやった所だ。ちゃんと分かる!)

 

たえ(問題なさそ~♪)

 

沙綾(みんな大丈夫かな?)

 

有咲(余裕だな♪)

 

香澄(うん、大丈夫!!)

 

勉強会の成果が出たようで全員過去最高の点数が期待出来そうだ。

 

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碧志「これがテストの結果か……」

 

香澄「・・・・」

 

碧志「何で俺の教科だけ赤点なんだよー!!」

 

香澄「勉強会で満足してて社会だけ勉強してないの忘れてましたーー!ごめんなさーい!」

 

そこには補習を回避した複数の教科のテストと唯一赤点の社会科のテストがあり、香澄と碧志の勉強会は延長戦に突入するのだった。

 

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香澄「って事があってー」

 

まりな「それは災難だったねー」

 

久々のサークルでの練習を終えたポピパのメンバーは今回のテストでのやり取りをまりなに報告していた。

 

有咲「香澄の自業自得だろ?災難なのは碧志だっつーの」

 

たえ「そういえばまりなさんと碧志先生って中学の同級生だったんですね」

 

まりな「そ、そうなの!ぐ、偶然だよね?//」

 

たえ「まりなさんって碧志先生の事どう思ってるんですか?」

 

有咲「ぶっ!!…………ゲホゲホ!」

 

香澄・沙綾・りみ(直球過ぎ!!)

 

有咲は飲んでいたドリンクを盛大に吹き出した。

 

まりな「え?それってどういう意味かな?//」

 

たえ「異性としてどう思ってるんですか?やっぱり好きなんですか?」

 

まりな「い、いい人だと思うよ?//それを聞いてどうするのかな?」

 

まりなの顔はドンドン真っ赤に染まっていく。

 

まりな「そ、それより今日の演奏良かったよ!!」

 

沙綾(まりなさん……その話の変え方は無理があります)

 

ピロン♪

 

そんな空気を引き裂くようにまりなのスマホの着信音が鳴った。送り主は碧志だった。

 

まりな「あ、市ヶ谷君からLINEだ。きっとみんなの帰りが遅いから心配してるんじゃない?」

 

まりながスマホを開くと"市ヶ谷碧志"と書かれたアイコンにメッセージが届いており、まりなはメッセージを開いた。

ポピパの5人は囲うようにしてまりなと一緒に碧志からのメッセージを見た。

 

碧志「今週末、買い物をしたいから付き合って貰えないでしょうか。この前言ってた食事も一緒に宜しければ。返事待ってます」

 

香澄「これって……」

 

全員「デートのお誘いーー!!?」

 

そこには驚きで顔を真っ赤にするまりなと、思考停止により真っ白になりフリーズしている有咲が紅白めでたく出揃っていた。

 

 

 




いかがでしょうか?

今回は学生の本分である勉強にスポットライトを当てて見ました。
時系列について触れてなかったので再度説明させていただきますが、碧志が花女に勤める事になったのは9月下旬です。
なので今は丁度10月くらいです。
10月といえば勘のいい方は気づいていると思いますが、そろそろあれがやってきます。
しかし次回はまりなさんと碧志のデート会になると思いますので、今しばらくお待ちください!

評価・ご感想・お気に入り登録お待ちしております。
できたら優しいお言葉をいただけると励みになります(笑)

ではまた次回!ほなっ!(^^)ノシ
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