最近仕事が忙しすぎて執筆時間がありませんでした。
ただバンドリのアニメは全話見ましたよー!
Returnsが神曲過ぎて泣けましたね!
元々アフグロ推しだったのに、今では完璧にポピパ推しです(*´∀`)♪
では本編です!!
碧志「えー、今日は数学の先生がお休みということで自習となります。先生から特別課題もいただいていませんので、好きに過ごしていいそうです。ただし教室からは出てはいけません。では自習開始!」
1年A組の自習監督を任されていた碧志は自習を促すと自分は大河ドラマの軍師官兵衛の小説を読み始めた。
しかしこういう自習とは名ばかりで、実際は雑談などになることが多く、真面目に勉強している人は数人くらいしかいない。
生徒「市ヶ谷先生ってどんな女性がタイプなの?」
碧志「それを聞いてどうするんですか?」
生徒「それを聞くのはいけずってやつですよ♪」
碧志「はぁ……そうですね。やはり優しくて思いやりのある女性でしょうか?あとは料理ができて趣味があう女性が理想的ですね」
料理が得意な女子生徒は小さくガッツポーズをした。
香澄「先生の好きな女性の髪型はなんですか?」
碧志「似合っていればそれが一番素敵だと思いますよ?戸山さんのその髪型も似合っていて素敵だと思います」
香澄「強いて言うなら?」
碧志「強いて言うなら……、ポニーテールですかね」
沙綾が得意気に髪をかきあげた。
ガッツリ碧志と沙綾は目が合ったが、碧志は沙綾を完璧に無視することにした。
ちなみにこの日以降、花女のポニテ率が異常なまでに上昇するのだった。
その後授業を終え、昼休みに早速香澄は有咲に報告した。
香澄「有咲!碧志先生は料理ができてポニーテールの女性が好きなんだって!」
有咲「今日は玉子焼きな?」
有咲が玉子焼きを渡すと香澄は犬のようにはしゃぐのだった。
りみ「それにしても市ヶ谷先生って凄い人気だよね」
沙綾「まぁ、女子からしたら高嶺の花って感じなんだろうね」
有咲「もしかして碧志に惚れてるやつがいるのか!?」
沙綾「一部の間ではファンクラブができたとか聞いてるよ?」
有咲「ファンクラブ!?」
りみ「ウチのクラスの子が言ってたけど、市ヶ谷先生が頑張った生徒にくれるチョコレートがプレミアムなチョコレートを略してプレチョコって呼ばれてるみたいだよ?」
香澄「私チョコレート貰ってない!!」
沙綾「私貰ったことあるよ?」
有咲「何だって!?」
香澄「有咲!一緒にチョコ貰いに行こう!!」
香澄は有咲の手を取り走り出した。
有咲「ちょっ!!引っ張んなって!!」
一方その頃、碧志は生徒会室を訪れていた。
碧志「失礼します」
燐子「こ、こんにちわ……」
(ど、どうしよう……面識の無い男性が来てしまった)
碧志「生徒会長の白金燐子さんですよね?初めまして、一年で社会科を担当させて頂いている市ヶ谷碧志と申します」
燐子「市ヶ谷?ポッピンパーティーの市ヶ谷さんと同じ名字……」
碧志「有咲の事知ってるんだ?だったら話が早い。その市ヶ谷有咲の兄です。兄妹ともにお見知りおきを」
燐子「そ、それで……今日はどのような御用ですか?」
碧志「ここに来れば過去の卒業生のアルバムが見られると聞いたもので、知人に花女のOGがいるのでその子が載ってる卒業アルバムを見せて貰おうかと思いまして」
燐子「そ、そうですか……。ではこちらへ」
燐子に案内され、碧志は生徒会室の中へ入っていった。
燐子「ここに過去の卒業アルバムが置かれていますので、ご自由にどうぞ」
碧志「ありがとう」
碧志は数年前の卒業アルバムをペラペラ捲っていく。
しばらくすると目当ての子を見つけた碧志は声を出して笑った。
碧志「あいつこの写真半目じゃん!!これは写メってグループラインに上げるしかないな!」
碧志はウキウキしながら写真を撮ると、碧志は写真をグループラインに上げた。
燐子「お目当ての物は見つかりましたか?」
碧志「あぁ、ありがとう。これはお礼だ」
碧志はプレチョコを燐子に投げて渡した。
燐子「ありがとうございます……」
(良かった……怖い人じゃないみたい)
その時、生徒会室の扉が開いた。
紗夜「失礼します。あら?貴方は一年の新しい社会科教師の市ヶ谷先生でしたね」
碧志「初めまして、風紀委員会の氷川紗夜さんでしたよね?」
燐子「ポッピンパーティーの市ヶ谷有咲さんのお兄さんらしいですよ」
紗夜「そうなんですか。そうだ、白金さんこのDVDを見ておいてと湊さんから」
燐子「何のDVDですか?」
紗夜「数年前のFUTURE WORLD FES.の映像らしいですよ?」
碧志「へぇ~、FUTURE WORLD FES.か懐かしいな」
燐子・紗夜「??」
紗夜「市ヶ谷先生はFUTURE WORLD FES.に行かれた事があるんですか?」
碧志「まぁ、昔のバンド仲間とね?」
紗夜「それは羨ましいです。そういえば、このDVDに入っているのは市ヶ谷先生と同じ歳くらいの人達のバンドらしいですよ?」
碧志「へぇ~、そうなんだ」
紗夜「バンド名は確か……Non Stop Emotion!というバンドだったと思います」
碧志「なっ!!」
燐子・紗夜「な?」
碧志「…………な~ななな、ななな」
紗夜「DJ.OZ○○ですか?」
碧志「俺、用事があったんだった!それじゃ!」
碧志はダッシュで生徒会室を後にした。
紗夜「あっ!廊下を走ってはいけませんよ!」
紗夜の声は碧志には届かないのだった。
紗夜「市ヶ谷先生って……少し変わった先生なのかしら?」
紗夜の碧志への第一印象はとても変わった教師ということだった。
その印象が180°変わることになるのはこのときの紗夜はまだ知らない。
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医者「38.2℃……インフルエンザではないので風邪ですね」
碧志「はぁ……やってしまった……」
医者「新生活で疲れなどが出てしまったのでしょう。お大事になさってください」
授業中に体調不良を覚えた碧志は授業終了後に早退し、病院を訪れていた。
碧志「受験シーズンの三年に移すわけにもいかないし、仕方ない休みを貰うか……」
碧志は学年主任に連絡を入れるとしっかりマスクを着用して帰路についた。
有咲「碧志!!」
有咲が勢い良くドアを開けるとベッドに寝ている碧志を見つけ一目散に駆け寄った。
有咲「大丈夫か?碧志!」
碧志「…………有咲か?……おかえり。風邪うつすと悪いから部屋から出ていってくれないか?」
有咲「なに言ってんだよ。碧志の看病はどうすんだよ?」
碧志「病院で薬も貰ったし、ポカリも買ってるから大丈夫だ……」
有咲「決めた!私、明日学校休む!」
碧志「バカを言うな!そんなこと絶対に許さないからな!ゴホゴホ!早く部屋から出ていってくれ」
有咲「バカじゃねーし!碧志が看病を許してくれるまで部屋から出ねーし、学校にも行かねーからな!」
碧志「はぁ……分かったよ。せめてマスクを着けてくれ。そして学校にはちゃんと行く。それが守れるなら看病をお願いするよ」
有咲「うん!!えへへ♪」
碧志は有咲にマスクを着用させるとしぶしぶ布団の中に戻った。
有咲「実はさ、風邪に効くものを色んな人から聞いて用意してたんだ」
碧志「??」
有咲「まずは生姜紅茶だな」
碧志「これはありがたいな」
有咲「そして首にニンニクを巻く」
碧志「これは誰に聞いたんだ?」
有咲「Afterglowのひまりちゃん」
碧志「………………」
有咲「こっちが山吹ベーカリーのチョココロネで」
碧志「これ絶対牛込さんだろ!!」
有咲「こっちがハンバーグな」
碧志「花園さんだな……」
有咲「とっておきがあるんだ、ウンガルホガンガ族は精霊ババンボに祈りを捧げて……」
碧志「どんな精霊だよ!聞いたこと無いぞ!」
有咲「Afterglowの蘭ちゃんが風邪をひいた時にババンボ様にお祈りして治したってモカちゃんが……。大丈夫悪いようにはしないから……私は碧志の為ならなんだってするんだ……ハァハァ」
有咲の目は焦点が定まっておらず明らかに混乱していた。
碧志「しっかりしろ有咲!お前が混乱してどうすんだ!」
有咲「うへへ……碧志……//」
碧志「ううぅ……」
碧志は頭を押さえ布団に倒れた。
有咲「碧志!!大丈夫か?まずい熱が上がってる」
有咲は碧志の布団をかけるとおでこに冷えピトを貼った。
冷えピトが心地良かったのか碧志は心地良さそうに寝息をたて始めた。
有咲は心地良さそうに眠る碧志を慈しむように見つめた。
有咲「碧志ってやっぱりいい男だよな……。どうして彼女作らねぇんだろ?バンドだってやりたいならメンバーを探せばいいのに。昔のバンドに思い入れでもあるのかな?」
ふと有咲は碧志の本棚にあるアルバムを見つけた。
一枚捲ると小学生の碧志が運動会で一番の旗を持ってピースしていた。
有咲「小さい頃の碧志可愛い~♪」
有咲はすかさずスマホで写メを撮った。
続いて開いたページは中学校の卒業式だろうか、まりなと碧志が二人で写っている。
碧志の胸のボタンは無くなっている。
有咲「………このボタンやっぱりまりなさんに上げたのか?つーかまりなさん普通に可愛いじゃねーか。こんな子が近くにいて付き合わねーとか碧志のやつ、他に好きなやつでもいたのか?あ、碧志とまりなさんギターケース背負ってる」
碧志はとても楽しそうにギターを弾いている姿が写っていた。
続いて高校の時の写真が数枚出てきたが碧志がギターを弾いている所が一枚も無かった。
有咲「碧志って高校生の時バンド組んでたって言ってなかったかな?しかも高校生の時の写真少ない……」
大学生時代の写真のページになると一気に枚数が増え、ほとんどがバンド関係の写真で構築されている。
"祝!Non Stop Emotion!結成!"から"初ライブ"、"初主催ライブ"、"初ワンマン"などバンドとしての成長を感じる写真があった。
有咲「男四人に女一人か……しかもこの人かなり美人じゃねーか!しかもキーボード!?まさかこの人と昔付き合ってたんじゃ!?それにしてもボーカルの人もかなりイケメンだな……。こりゃ女性ファンが多かったんだろうな」
不意にアルバムの間から1枚のDVDが落ちてきた。
そのDVDには"FUTURE WORLD FES."と記載されていた。
有咲「DVD? FUTURE WORLD FES. って書いてある……。はっ!これはカモフラージュかもしれない!//。あ、碧志の趣味を知るのも大切な事だからな……//」
DVDをレコーダーに挿入するとライブ会場とステージに立つ碧志達が映し出された。
有咲「なんだよ、ホントにライブ映像じゃねーか………。つーか"FUTURE WORLD FES."に出演してたんだ」
演奏が始まるとNon Stop Emotion!の圧倒的な演奏力に有咲は言葉を失った。
特に碧志は以前演奏した時とは別人のように神がかった演奏をしていた。
有咲「碧志…………この前聴いた演奏と別人みたいだ。この前は手加減してたのかな?」
しばらく演奏に心奪われていた有咲だったが、次第に意識は碧志からボーカルに移っていく。
有咲「つーかこのボーカル歌巧すぎだろ!友希那先輩並み?いや、それ以上か……?」
碧志「綺麗な声してるだろ?」
有咲「あぁ、すげぇと思う。正直歌唱力に引き込まれそうになる…………って碧志!?こ、これはそのっ!!」
有咲はとっさに開いていたアルバムを閉じ後ろに隠した。
碧志「隠さなくていいよ。見られたくない物ならもっとしっかり隠してるさ。…………前にも話したけどこれが大学時代に組んでたバンドだよ」
有咲「結構有名とは言ってたけど"FUTURE WORLD FES."に出てたなんて聞いてねーぞ!」
碧志「自分から自慢したりしねーよ。もう解散したバンドだし。…………それと俺のギター見てどう思った?」
有咲「す、凄いなって思った!やっぱり碧志はカッコいいなって……ゴニョゴニョ//」
碧志「それだけか?」
有咲「…………確かに凄いなとは思ったけど、この前聴かせてくれた演奏と比べると別人みてーだなって思ったよ。でも碧志、この前は加減して弾いてたんだろ?」
碧志は優しく微笑むと少し悲しそうに首を横に振った。
碧志「残念だけど加減なんてしてないよ。…………俺は」
有咲「???」
碧志「弾けないんだ……こんな風に。どんなに集中しようとしてもテクニックを総動員しても、何故か思うように弾けないんだ……」
有咲「それがバンドが解散になった理由か?」
碧志は首を横に振った。
碧志「それは関係ない。俺が思う通りに弾けなくなったのはバンドが解散してからだ。解散した後で何グループかがスカウトに来て、実際に練習に参加してみて気づいたんだ。俺、弾けなくなってるって」
有咲「なぁ碧志……」
碧志「ん?」
有咲「ギターは好きか?」
碧志「大好きだよ。ギターがあったから大切な仲間と出会えたから。有咲もキーボード好きだろ?それと同じさ」
有咲が碧志を手招きし横に座るように促した。
碧志が横に来ると、有咲は碧志の頭を自分の太ももの上に乗せた。
碧志「ひざまくら??」
有咲「き、今日は碧志の看病だからな!特別だからな!」
有咲は顔を真っ赤にして碧志の顔を見ないようにしながら声を上げた。
碧志「妹にひざまくらされるなんて、兄貴失格だな……。でも今日だけは……特別……なら……」
碧志は寝息を立て始めた。
そんな碧志の頭を愛でるように撫でた。
有咲「私が苦しい時に碧志が助けてくれた。だから今度は私が碧志を助けるんだ。絶対元通りにギターを弾けるようにしてやる……」
碧志の寝顔に有咲は誓うのだった。
有咲「そういえば、美女キーボードプレイヤーとの関係もみっちり説明して貰わねーとな」
いかがでしょうか?
少し長々と書いてしまってスイマセン。
やっと碧志の過去が少しずつ表に出て来はじめました。
今後は各グループがドンドン出てきますよー。
そしてみんな大好きなあの子とあのグループが次回からガンガン出てくる予定です。
こうご期待!!
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できたら優しいお言葉をいただけると励みになります(笑)
ではまた次回!ほなっ!(^^)ノシ