先週の投稿でかなりの閲覧数があって驚くと共に、色んな方に読んでいただいているんだなと改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
こんな拙い文章ではありますが、これからもご愛読していただけると幸いです。
さて、アフグロの新イベント皆さんやってますか?
自分の大好きなつぐみちゃんが可愛かったですよー(*´∀`)♪
まだやってないよーって方は是非急いでやってくださいね!
ちなみに各グループの推しは下記通りです。
ポピパ:有咲
アフグロ:つぐみ
パスパレ:彩ちゃん
ハロハピ:美咲ちゃん(最近まではこころだった)
ロゼリア:紗夜さん
作中でこれから出して行きたいですね(*´-`)
では、本編です!!
碧志「11時前……しっかり時間通りだな」
碧志は腕時計を確認した。
碧志の今日の予定は有咲とのデートだ。
遡ること数日前、すっかり風邪が治った碧志は有咲に看病のお礼を言っていた。
碧志「すっかり風邪治ったよ。ありがとな有咲」
有咲「べ、別にお礼なんかいいし!私が勝手にしただけだから」
碧志「そっか……何かお礼でもと思ったが……」
有咲「ホントか!?」
碧志「お、おぅ……俺にできることならな……」
有咲「だったら植物園に行きたい!!植物園で盆栽展やってんだ!」
碧志「植物園か……いいぞ。今度の日曜とかどうだ?」
有咲「約束だからな!言質取ったからな!もう引っ込められねーからな!?」
碧志「少し落ちつけよ(笑)。俺は逃げはしないって。なら10時くらいに家を出る感じでいいか?」
有咲「11時に駅前集合!」
碧志「駅前集合?家から一緒に行けばいいじゃねーか?」
有咲「それじゃデートっぽくないだろ!!…………あっ、ゴニョゴニョ」
有咲は照れて顔を赤らめた。
碧志は微笑みながら了承した。
碧志「わーったよ。んじゃ日曜の11時に駅前な?」
有咲「うん!ちゃんとキメて来いよ!」
碧志「有咲もな」
そんなこんなで約束の時が来た。
碧志はツイルコーチジャケットにボーダーのシャツ、黒のデニムにレザーのシューズで落ち着きながらも崩しているオシャレコーデで纏めている。
碧志「有咲のやつ起きたらもういねーし、一体どこに行ったんだろ?」
有咲「碧志!!」
有咲は大きめのバッグにカーキーのロングシャツワンピース、台形スカートにローファーを履いている。
何よりいつもと違うのは有咲の代名詞ともいえるツインテではなくポニテに髪をセットしている。
碧志「おはよう有咲。何かいつもと雰囲気違うな?」
有咲「おぅ、ちょっとオシャレしてみたよ」
(今朝から沙綾の家に行ってしっかり準備を手伝って貰ったからな!)
碧志「それじゃ、早速行くか?」
有咲「お、おう」
碧志と有咲は足並みを揃えて歩き始めた。
碧志「有咲と二人ででかけるのは初めてかもしれないな」
有咲「そうなのか?私は良く覚えてないな」
碧志「有咲はまだ小さかったからな。有咲と遊ぶときはママゴトが多くてな。将来は碧志と結婚するーなんて良く言ってたんだぞ?」
有咲「ち、小さい頃の話だろ!!」
碧志「それでも凄く可愛かったんだぞ?(笑)」
有咲「可愛いって言うな!」
碧志「今の有咲も十分可愛いと思うぞ?彼氏とか作る気無いのか?」
有咲「ねーよ!つーか私は……ゴニョゴニョ」
碧志「???。まぁ今という時間は今しかない。当たり前だけどそれを理解していない者は多い。後悔だけは無いように」
有咲「余計なお世話だっての!碧志こそ女っ気あんのか!?」
碧志「アハハ、返す言葉が無いよ(笑)」
有咲「そんな事より早く植物園に行こうぜ」
有咲と碧志は植物園に向けて歩き始めた。
植物園に着くと碧志は入場券を二枚購入し、早速園内へ入った。
碧志「そういえば有咲は盆栽を育ててるけど、草花とかを見るのも好きなのか?」
有咲「盆栽達ってホントに可愛いけど、他の草花にも違った魅力があるんだよな。Afterglowの蘭ちゃんが華道やってるんだけど、いつも話を聞いてたら楽しくってさ。花の見方だけじゃなくて見せ方とか、色々考えさせられるんだよ。それは華道だけじゃなくて盆栽の剪定にも繋がる所があってさ!それを蘭ちゃんに話したら分かってくれて、やっと身近な理解者ができたなと思って、それが嬉しくて!それから……」
盆栽と友人の話になると饒舌になる有咲を碧志は相づちをしながら、嬉しそうに眺めていた。
一方の植物園には美しい秋の草花が咲き誇っており、有咲のテンションも上がっているようだ。
碧志「秋の花って春の花と比べて慎ましやかだけど、その分赴きがあるよな。リンドウとかコスモスとか」
有咲「確かに暖色系の花は少ないけど寒色系の花もいいよな」
しばらく歩いていると、若い女性と和服を着た中年くらいの男性の二人組に遭遇した。
有咲「あ、蘭ちゃんだ!おっす、蘭ちゃんも植物園に来てたんだ?」
蘭「ん?有咲?有咲もここに来てたんだ?今日は父さんの華道の展覧会があったから、それの付き添いだよ。有咲は盆栽展に来たの?」
有咲「そーゆーこと!」
蘭「ふーん、あ、こちらがウチの父です」
蘭パパ「初めまして、蘭の父です」
蘭「そちらの方は有咲の彼氏?」
(あれ?この人どこかで見たことある気がする……)
碧志「有咲の兄の市ヶ谷碧志です。初めまして。いつも有咲と仲良くしていただいてありがとうございます」
蘭「い、いえ、こちらこそ……。私は美竹 蘭です」
(気のせいだったかな?)
有咲「良かったら、蘭ちゃんも盆栽展見に行かない?」
蘭「いいね。有咲の解説付きなら楽しめそう」
碧志「盆栽展には特別チケットが必要らしい。だからこれを使って二人で見てくるといいよ」
碧志は入場券とは別に購入してあったチケットを有咲と蘭に一枚ずつ渡した。
蘭「そんな、悪いですよ!」
碧志「さっき蘭ちゃんの話してて、有咲が理解者ができたって喜んでたからそのお礼さ。だから気にせず行ってきてくれよ」
蘭「そ、そうですか……」
有咲「…………」
碧志の思わぬカミングアウトに蘭と有咲は顔を赤らめた。
蘭パパ「では私が碧志君に何かご馳走しよう」
蘭の父も蘭に友達との思い出を作って欲しいと思っているのであろう。蘭の罪悪感を取り除く為に代替え案を出してきた。
碧志はすぐにそれを察し了承した。
碧志「ご馳走になります。今日は少し寒いので、抹茶と茶菓子などをご馳走していただけると幸いです」
蘭パパ「決まりだな」
有咲「それじゃ、蘭ちゃん行こう!」
蘭「焦らなくても盆栽は逃げないって」
二人は楽しそうに盆栽展に向けて歩いていった。
その様子を眺めた後で保護者組はお互いに顔を見合せ、茶屋に向かった。
茶屋に到着すると碧志の要望通り、抹茶と団子を頼み日当たりのいいテーブルに腰かけた。
碧志「スミマセン、ご馳走になってしまって。いただきます」
蘭パパ「気にする事はない。こちらこそ蘭を誘ってくれてありがとう」
碧志「いえ、有咲にとってもいい思い出になると思ったので」
蘭パパ「あの子は幼なじみの子らとしか仲良くしているところを見たことが無くてね。それ以外の子と仲良くしているのを初めて見たから、私も嬉しくなってしまってね」
碧志「分かります。ウチの有咲も似たような所がありますから」
碧志は抹茶をすする。それを待ってから蘭の父は碧志に己の疑問をぶつけた。
蘭パパ「君は私と違って妹さんの事を良く分かっているようだ。私はあの子達のバンドのライブにも顔を出すようにはなったが、まだあの子の気持ちまでは分からなくてね」
碧志「分からないのは仕方ありませんよ。あの子らも日々自分で考えて気付き大人になって行っているんです。僕ら大人に出来ることと言えば、悩んだ時に話を聞いてあげることとちょっとしたキッカケレベルのアドバイスをあげること。あとは少し距離を置いて見守ることと、たまに褒めることですかね」
蘭パパ「君は若いのに教育者のような事を言うんだね」
碧志「これでも教師なので。新米ですが」
蘭パパ「ハハッ。それは失礼したね」
碧志「蘭さんのご実家は華道の家元と伺いました。きっとこれから色んな事を経験して、それが彼女の"道"に繋がると思います。まだ高校生のうちは色んな所に寄り道をさせてあげてください」
蘭パパ「参考にさせて貰うよ。君とはまた食事の席でも設けたいな。そうだ、蘭を嫁にどうかね?あの子はまだまだ教養が足りない所があるが、これから注いで行くつもりだ。君さえ良ければ私もやぶさかではない」
碧志「お戯れを。蘭さんにはきっともっとふさわしい男性がいらっしゃると思います」
蘭パパ「そうか。では君が結婚相手を探したいと思ったら私を訪ねなさい。ウチの門下生にもいい子がいるから紹介しよう」
碧志「心の片隅に置いておきます」
保護者組は大人の余裕のある会話に花を咲かせた。
一方の高校生組は盆栽展を観覧しながらも女子トークに話を咲かせていた。
有咲「盆栽の魅力ってさ"自然美"と"人工美"の調和にあると思うんだよ!」
蘭「確かにそこは華道にも通ずる所があるね」
蘭は思い出したように有咲に茶々を入れる。
蘭「そういえば、有咲のお兄さんって格好いいよね」
有咲「蘭ちゃんでも碧志はダメだからな!」
蘭「出さない出さない、私のタイプじゃないし。てゆうか有咲今日の格好は気合い入ってるね」
有咲「せ、せっかくのデートだからな……ゴニョゴニョ」
蘭「ふーん、私はいつも通りの有咲の髪型の方が好きだけど」
有咲「そうだ!蘭ちゃんに相談したい事があるんだけどいい?」
蘭「別にいいけど」
有咲「ギターやってて思ってる通りに弾けなくなる時ってある?」
蘭「それくらい普通にあると思うけど」
有咲「そんな時はどうしてる?」
蘭「そんな時はいつも通り練習するだけだよ。不調なんてそんなに長続きもしないし」
有咲「そっか……そうだよな……」
蘭「なんかあったの?香澄かたえの調子でも悪いの?」
有咲「いや、香澄もおたえもいつも通りだよ。ウチの碧志もギターやってるんだけど、自分の演奏ができなくなってるって悩んでて。私が何とかしてやりたいんだ」
蘭「技術的な問題なら練習するしかないけど、メンタル面の問題なら何かキッカケがあれば元に戻ると思うけど、それこそ碧志さんを知ってる人に相談してみたら?」
有咲「そうだな。ありがと話を聞いてくれて」
蘭「いーよ。お互い様だし。展示品も全部見たし、そろそろ父さん達の所に戻ろうか」
有咲「オッケー!」
有咲と蘭は盆栽の展示してあるブースを離れ、保護者組に合流した。
碧志「それじゃ、俺達はこれで」
蘭パパ「あぁ今日はありがとう。先程の話、覚えておいてくれたまえ」
碧志「ははっ、困ったらご相談させてください。では失礼します」
碧志は美竹親子に頭を下げると帰路に向け歩き始めた。
しばらく経ってから有咲が声をかけてきた。
有咲「何の話だったんだ?」
碧志「男同士の秘密」
有咲「なんだよそれー!教えろよー!」
碧志「有咲が大人になったら」
有咲「もう十分大人だっての!!」
碧志「俺から見たらまだまだ子どもだよ」
有咲「う…………」
碧志「そうだ、有咲」
有咲「???」
碧志「髪型……。ポニテもいいけど、いつもの髪型の方が有咲に似合ってていいと思う。俺はいつもの髪型の方が好きだ」
有咲「ふぇ??つーか碧志はポニテが好きなんじゃねーの?」
碧志「ん?俺はその人に似合う髪型が一番だと思うけど。香澄ちゃんにも同じような質問されてそう答えたよ。強いて言えばポニテかな?とも言ったけど」
有咲(香澄のやつ、そーいう所もしっかり聞いとけよな!明日の昼ごはんは絶対におかずはやらねー!)
碧志「このまま帰るにはまだ早いし、商店街にでも寄って行くか?」
有咲「うん!!」
有咲と碧志は歩みを商店街へ向けるのだった。
いかがでしょうか?
思い付きで書き始めたデート編ですが、1話で纏めるつもりが文字数が長くなったので前後に分けさせていただきます。
ただ構成とかは決まっているので、割りと早く次回を投稿できるとは思います(^^)
評価・ご感想・お気に入り登録ドシドシお待ちしております。
それではまた次回!ほなっ!(^^)ノシ