【side 電子】
ジオウと別れた私は、ゲイツとやらを別室に連れて行き、ちょっとしたお話し合いをしていました。
「あっ……がっ、ギィ…!?」
「うーん中々タフネスですねぇ…」
私が個性を使って、脳に性的快楽の電波を送って隠していると思われることを聞き出そうとしても、中々口を割りません。
「もうイク寸前で止められるの29回目ですけど…吐いちゃった方がいいんじゃないですかねぇ?そしたらひと思いにやっちゃいますから」
私はゲイツを懐柔しにかかります。
一番最初に
「…へ、へへ…。誰が話すかよ………っ!?」
「あそ、ならもっと追い詰めるだけですから」
これで30回目……っと。
これは長期戦を覚悟しておいた方がいいですね。
未来から来たならその手段は?
何でジオウと同じベルトを持っている?
何故未来のジオウはハーレムを築いたのか?
聞きたいことは山ほどありますから、気合いを入れてヤりますか。
「絶対に屈するもんか…!」
★
「もうらめぇ!」
知りたいことは大体聞けた。…けどゲイツはアへり顔を晒しながらおねだりをしている。
…流石の私もここまでの行為を言葉に記すのはちょっと憚れるから控えさせてもらいましょう。
……さて、分かったことを纏めておきましょう。
Qこの時代に来た手段は?
A簡単に言えばタイムマシンで時間を超えてきた。
Qジオウと同じベルトを持っているのは何故
A気がついたら持っていた。恐らく『個性』だと思われる。
Qこの時代に持ってきた物はある?
A万能型タブレットは持ってきたがそれ以外は何も
Q何故未来のジオウはハーレムを築こうとしたのか
A己の欲望を満たす為
Q未来のジオウの姿はどんな感じ
A基本女を犯していて、頭に紫の変なものを乗っけている
Q変なもの?
Aブドウみたいだった
Q……ところで、その隠し持っている【エグゼイドライドウォッチ】は?
A…隙があったんでスッてきました。
……商売道具取られてんじゃないですよジオウ。
ってかそもそもジオウは男の癖に隙がありすぎるんです。ズボンのチャックが開いていたり、この前だって机の棚が開きっぱなしでしたし、日記も置いてありました。
普通職場で書きませんよね?
しかも私の印象をメモしていましたし……。
・見た目は茶髪のロングにデカイ耳が特徴。
・男への性欲より恋愛の方が上回っている。
・ものっそいウザい。
・原作の芦戸以上に恋愛脳。
・毎晩のオカズはBとLの薄い本(本人談)
・これでも他の女よりましである。
・相手を油断させた上で叩き潰す戦闘方法。
何ですかこれ。
もう一度言います何ですかこれ!
原作ってなに!?
性欲より恋愛脳!?んなわけないでしょう!
あの人に近づく女性なんて私とここの職員と開発部の発目明くらいですからちょっと偏ってますよ!常識が!…確かにここのメンツでは私の性欲は控えめですが…。
ここがおかしいだけで他の人たちはちょっとオープンなだけで行動には移さないヘタレですよ!
………でも、他の女より良いってのは凄く(子宮が)キュンと来ちゃった。
……べ、別に!ジオウを恋愛対象で見ているとか、そんなんじゃないんだから!せ、性欲の対象でしかないから!
……と、我ながらツンデレヒロインみたいなことを考えていますと、
「おねぇさまぁ、はやくぅ!」
痺れを切らしたゲイツ(全身ビチョビチョ目がハート全裸)が私を押し倒してきました。
しかも、私の服を脱がそうとしてくるのです。
「ちょっ、ゲイツ止めなさい!」
私は慌てて止めさせようと声を荒げましたが、彼女は狂った笑みを浮かべて、言い放ったのです。
「ふふっ、遠慮しなくてもいいんですよぉ〜。おねぇさまが教えてくれたきもちいいことを、おねぇさまにも感じて欲しいですから〜」
それを聞いた瞬間、私は悟りました。
(喰われる……!)
と……。
★
【side out】
その数秒後、『アーーッ』という声が部屋から聞こえてきて、ドアを開けると、全裸の電子の上にこちらも全裸のつやつやしている少女がのしかかっており、虚ろな目をしている電子が発見されたとかないとか。
…何にせよ、捕食者は明白であった…………。