オリ主ジオウの逆転ヒロアカ   作:無個性のソーイお茶書き

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消去前から思いっきり改変していきます。

キャラ崩壊注意


私の強くてニューゲーム。俺の決意のコンティニュー。

「……!」

 

ゾッ、とする程に大きな意思がゆっくりとこちらに近づいてきやがる。

 

取り敢えず変身を解いて大の字で寝ていたところを起きて、警戒態勢を取る。

 

「師匠…お待たせ」

 

「別に待っていないが?」

 

歓迎もしていない。てか怖い。変身を解いていて、目にハイライトがない状態が一番怖い。

 

「なんで?ずっと待ってたでしょ…?10年間も…」

 

「俺は今を生きる男。そして何より知り合いの急な口調の変化が気になる男」

 

「嘘だ!」

 

うぴゃぁ。(ビビりすぎて狂った)

 

なんでこんなに怒ってんのぉ!?(戻った)

 

「約束したでしょ……!師匠を10年以内に勝てたら結婚するって!そして今日がその締め切り日!私は見事に勝利したじゃない!」

 

わあこおりとほのおがたくさんでてるぞぉ。

 

行ってる場合か。

 

誤字ってる場合でもねぇ。

 

……しかし、そんな約束してたっけか?

仮にしてたとしても、4、5歳の戯れ言だし。ってか轟が10年も前の約束に固執してる方に驚いた。

「あー。あのな轟、一体いつ俺がそんな約束をしたんだ?」

 

「9年と364日と20時間32分12秒前」

 

あの、質問に答えるたびこっちに一歩ずつ進んでくんのやめて?……あっ、そうだ!

 

「ワォ。やけに正確だな。……だが、仮に言っていたとしても証明するものがないだろ?」

 

証拠だしてみろやオラァ!

流石に動揺しろやオラァン!?

 

……いや最低か。

完璧にアレじゃん。結婚をあやふやに誤魔化してるヘタレ男じゃん俺。

 

けど、流石に結婚なんて出来ないし。

 

俺30代後半なのに轟は15歳位なんだぜ?

 

犯罪の匂いしかしないわ。

 

……で、そんな俺の問いかけに轟は、一瞬キョトンとしたものの、ニコッと笑って

 

 

「あるよ」

 

 

無慈悲にその言葉を放った。

 

「へ、へぇ?本当かぁ?」

 

顔には出さないが、内心冷や汗が止まんない状態だ。…また一歩踏み出して来る。

 

「正確には、『証明する人』だけどね」

 

「人?いやいや、あの場に野次馬なんていなかったぞ?それとも遠くから誰かが撮影でもしていたか?」

 

「ううん。そんなちゃちなもんじゃない、もっと大勢にだよ?」

 

…そしてまた一歩こちらに踏み出して……あれ?振り返った?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、そうだろ読者さん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……敗北者?」

 

「湧くなエース!戻れ!……って、そうじゃない。いい?師匠。私達の、この会話を別次元から覗いている人がいるってことだよ。多分今も、どっちかの思考を見ていると思う……!?」

 

えぇ…?(困惑)

ちょっと何言ってるかわかんないっすね。

 

…と、前世の俺なら答えただろうが、今は違う。

なにせ、ここはヒロアカの世界であり、個性でなんでも出来ちゃう…ってのは言い過ぎだが、大概は何とでも出来る世の中なのだ。

 

もしかしたら、暇人プー太郎が個性を使って思考を読み取り、2チャンネルにて読み取ったものを書き込んでいるのかもしれない。

 

しかもそれは約10年前から行われていて、その時のログが残っている、と。

 

轟はそういうことを言いたかったのだろう。

 

…成る程しっくりくる。

 

何せ、自惚れる訳じゃないが、俺は約10年前から活動を始めてそこそこ活躍していたし、今日に至るまで殆ど負け無しだった。

 

当時も話題性はあったし、そういうのがあってもおかしくないかもしれない。

 

あとはどうやって覗きを辞めさせるか、だな。普通にネットを探して通報でいいか?

 

いやでも、10年間もよく俺たちにバレなかったな。うちの事務所エゴサーチしてるし、それにも反応しなかったってことだし。

 

だったら普通の解決方法は通用しないか。

 

……あれ?でも、轟はログが残ってると確信した上で俺に話を振っているんだよな?

 

だったら、その出所も轟が把握している筈!

 

クッソ有能だな俺の弟子!

 

「よし、言いたいことは大体わかった。今から戻って対策取るぞ」

 

「………………!ゔん…ぞゔだね…!」

 

「えっ!?ちょ、な、何で泣いてんの!?」

 

え待って本当にわかんない。俺がただ一言『対策を取ろう』と話しただけで何でこうなる!?

 

なんか失言でもしたか?してないよな!?

 

いや、もしかしてノリで『敗北者』と言ったのがマズかったか!

 

「……ごめんね…ちょっと、感極まっちゃって…あぁぁぁぁぁぁぁあ長かったぁぁぁぁぁあ……!!」

 

長かった……?

 

え、待って、何が長かったの?もしかして俺の思考が?マジでか。

 

「あの、轟?なんで泣いてんのか全くもって検討がつかないんだが……俺、なんかやらかしたか?」

 

取り敢えず聞いてみるしかない。

 

「…今の師匠はやらかしてない!…ただ、説明するとちょっと長くなるってか、ややこしいんだよね」

 

「……なるべく簡潔に頼む」

 

「了解」

 

 

 

…簡潔にといったのに、結構話し込んでしまったが、纏めるとこんな感じか。

 

【剣と魔法のRPGライダーの力を得たことにより、セーブとロードとコンティニュー機能が使えるようになった。

 

しかし、セーブはリセットできない。

 

セーブポイントは体育祭前の俺との戦闘直後の「なぁ、そうだろ読者さん?」のセリフ後。

 

この世界では俺と轟は、自分達を観察している邪神を認識していたそうだ。

 

本来の仮面ライダーブレイブにない機能が加わっているのは邪神が手を出したかららしい。

 

更に言えば邪神は、俺を都合のいいように傀儡人形にしてたらしい。

 

1週目は更生施設エンド

 

2週目はオーマジオウ(俺)殺害→自殺エンド。

 

3週目はゲイツと共にオーマジオウ回避ルート。そして本物のジオウ(緑谷出久)と共に最善最高の魔王へ。

 

……ここ、話聴いててガチでビビった。

出久君ジオウだったの!?ってかアナザージオウみたいな俺がいるのにジオウとして存在できるのね……。

 

4週目

 

望んでもいないのにまた戻ってきた→恐らく、今まで自分達を観察していた邪神の仕業だと感づく。それを引きずり下ろすための戦いが始まる。

 

5〜19週目(ここは流石に長すぎたからカット)

 

試行錯誤し、何とか自分達の土俵に引きずり下ろす。そして迎撃したところで世界が終わる。この時に邪神の死をセーブ。ロードしても蘇らせないようにした。

 

20週目←イマココ

 

本来なら『なぁ、そうだろ読者さん?』の後は強制的に戦闘になってしまうため、戦わない選択をしたことに、感極まって泣いてしまったらしい】

 

………壮大、だな。

 

ふざけているような感じもしないし、エイプリルフールでもない。

 

それに目の前の轟からは。15歳の少女ではなく歴戦の戦士、レジェンドライダーとしての風格みたいなのを見て取れる。

 

オールマイトも似たような雰囲気を纏っていたので間違いない。

 

「ねぇ、師匠…師匠はこれから何をしたい?」

 

「ん…?」

 

そんな轟が口を開き、疑問を投げかけてきた。

 

「師匠の前にはこれから先、沢山の障害が立ち塞がる。邪神がいなくなったことで新たな敵が出るかもしれないしね。今まではそれに強制的に立ち向かってたけど、今回は、逃げて好きなことして、誰にも縛られずに、自由に生きることもできる……師匠は、これからの事に立ち向かうか、それとも逃げるか、どっちがいい?……ここは、これからの人生における、重要な分岐点だよ」

 

「……なんだ、そんなことか」

 

俺が、何のためにこの世界に来たと思ってる。

 

「俺はな、ずっと、人を助ける仮面ライダー(ヒーロー)になりたかったんだよ」

 

高校生になっても、大好きだった作品の主人公たちのようになりたい。そう考えてたら、居眠り運転の車に轢かれて、あの世で神さまに出会って。転生して。

 

「けど、俺はそんな憧れには程遠い」

 

結果的に、棚ぼたで手に入れた力。

手に入れたばかりの頃は、その力に酔いしれて無責任な救済を行い、 間接的に俺が殺してしまった…ということもあった。

 

その事件は、あの【オールフォーワン】も関わっていたため秘匿にされたが、それでも被害者家族の悲しみが晴れるわけじゃない。

 

「俺は、自分の選択で汚してしまった仮面ライダー(ヒーロー)の責任を取る。二度とあんな事を起こさない為に。だがら、ここで逃げるわけにはいかない」

 

俺は完全な善人にはなれないだろう。

 

オールマイトのようなを救済を行えない。

 

仮面ライダーの様なメンタルは持てない。

 

だが、理想を目指すことはできる。

 

 

 

「俺は!最善の魔王になって、障害も過去の自分も乗り越えて行く!そう、Plus Ultraだ!!」

 

 

 

最後はテンションに任せて何言ってるか自分でもわかんなくなったが、改めて言わせてもらおう。

 

 

—————これは俺がジオウの力使いながら変態から逃げまくり、最善の魔王を目指す物語だ。

 

 


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