憧れと共に   作:ザ・メガネ

1 / 1
プロローグ
第1話


 

 宇宙(セカイ)は生きている…

 

 生物のように解り易いものではなく、

 ただ無限に広がり続ける意思と

 少しずつ消えていく恐怖が

 そこにある…

 

 宇宙(セカイ)

 ただ進むために

 ただ消えたくないために

 彼ら(プログラム)《プログラム》を生み出した…

 

 彼ら(プログラム)の力は

 強大だった…

 その力は

 宇宙(セカイ)の意思を守り

 宇宙(セカイ)を恐怖から守った…

 

 それは

 宇宙(セカイ)にどんな星ができようとも

 宇宙(セカイ)にどんな生命(イノチ)が生まれようとも

 

 彼ら(プログラム)

 ただ

 宇宙(セカイ)の意思によって

 その力を振るった…

 ただ、ただ

 宇宙(セカイ)

 守るためだけに…

 

 少しだけ、そう少しだけ

 そんな彼ら(プログラム)

 変化が起きた…

 

 最初の変化は

 彼ら(プログラム)の中に

 意思を持つ個体が現れはじめた…

 それは些細なものであった…

 

 それは

 

 意識の同期をすることで

 意思は消えていった…

 

 彼らは"何故"か

 それが消えてしまったことを

 残念だと感じていた。

 

 そう

 感じていたのだ

 

 彼らは意思を待たない彼ら(プログラム)であったはずなのに…

 

 彼らは気づいた

 "自分"たちが

 もう彼ら(プログラム)ではいられないことに…

 

 彼らは"恐怖"した

 これでは宇宙(セカイ)の意思を守ることができないのではないかと…

 

 ただ一つ

 ある個体の発した意思が

 思考を止めた…

 

 "我らは意思を持つことで、より深く宇宙(セカイ)の意思読み取ることができるのではないのか…"

 

 彼らの時が動き出した…

 

 彼らはその個体の意思を受け入れた…

 

 宇宙(セカイ)もそれを否定はしなかった…

 

 

それから幾らかの時が過ぎた…

 

彼らは少しずつ学んでいった

 

その中で気づいた

今まではただ、宇宙(セカイ)の恐怖に従って、力を振るった

そう、進むことよりも、恐怖ン対抗することを優先していた…

だが、気づいたのだ、宇宙(セカイ)の恐怖に段階があることを

小さな恐怖が、進むための力になることを…

 

彼らは脅威の低い恐怖の消滅を少し待つことにした

そこには彼らの期待があった、宇宙(セカイ)の力になることを…

 

次に宇宙(セカイ)のなかで生まれる生命(イノチ)を学んだ

そして、その中に一際目立つ意思を持つ生命(イノチ)に惹かれた…

 

全ての生命(イノチ)は少なからず"欲"を持っている

それは宇宙(セカイ)にさえ当てはまる

当てはまらないのは最初の彼ら(プログラム)位である

 

だがその生命(イノチ)の"欲"は鮮烈であった

 

その生命(イノチ)の"欲"は宇宙(セカイ)を恐怖させ、彼らに滅ぼされた

その生命(イノチ)の"欲"は宇宙(セカイ)に新たな力を与え、希望となった

 

同じ"欲"でありながら、その生命(イノチ)の"欲"相反する結果をもたらした…

それが彼らが惹かれた理由であった…

 

そして

 

その生命(イノチ)は"人"と呼ばれていた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




---------------------------------------------------------------------------
実はプロローグはまだ続きます…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。