メガミラ楽しいですねー。
ヒロテューヌもゲットできましたしね。
アイエフの欠片が全く集まらないのが不満かな(ガチャ弱者)
やあ、皆。
俺だ、ワラキー……っぽくない格好になってるけどワラキーだ。
この前は大変だったな。
ネプギアのトラウマが再発して、戦闘なんて到底不可能な状態になってしまってたし。
今は、大丈夫っぽい。
にしても……
『中々、やるもんだろ俺たち。頼ってくれちゃっていいんだぜ?』
…キザいな~!
後から思い出すと恥ずかしい事結構言ってたぞ。
うっわ、マジでうっわ。
ワラキーの姿の時ならもっと考えて発言するのにこっちだと後先考えずに発言すっからこうなっちまった。
そんな俺たち仲間だもんげ!発言をした俺はプラネテューヌ教会に四人で戻ってそこら辺で頭を抱えている。
「んで、いつまでそうしてるのよ」
「この恥ずかしさが消え失せるまで……」
現在、このプラネテューヌ教会には俺とアイエフ、そして調べものをしてるイストワールしかいない。
というのも、ネプギアとコンパは買い出しに出掛けたからだ。
主に、俺もいる分の食料とかもろもろを買いにな。
いやほんと申し訳無い。
そして、教会で自己嫌悪に陥っている俺にアイエフが呆れている、というわけだ。
「長引くフラグじゃない」
「あんな台詞、俺でも言うとは思ってなかったんだよ!自然と口から出たんだからさぁ!」
「別にいいじゃないのよ。そんな恥ずかしい台詞だった?」
「俺にとってはな」
「そう。……でも、やるじゃない、アンタ。少し……ううん、結構見直したわ」
唐突な見直した発言に困惑した俺は頭抱えるのをやめてアイエフを見る。
微笑んでらっしゃる。どないしたん?
「なんだ、突然?」
「戦闘で見直す発言したのはアンタでしょうが。
正直な話、アンタの事結構疑ってたのよ、私」
「まあ……それは当然だろ。突然異世界から来ましたとか行ってたらヤバイ奴にしか見えないさ」
「そうね、否定しないわ。…でも、ネプギアを助けてくれたし、戦闘面も中々だったし、頼もしいわ」
「そうかねぇ…」
「人が褒めてるんだから素直に受け取りなさいよ」
「…そうだな、そうしとく。いやぁそれほどでもない」
「調子に乗らない。力だって戻ったわけじゃないんでしょ?」
「ぐぬ、確かにそうだが……ああ、力が戻れば、すぐにでもあの蜥蜴を始末できるのにっ!」
あの高笑いと次こそ殺す宣言を思い出した瞬間に腹が立ってきた。
あのくそ蜥蜴ぇ……あの時撃ち殺せなかったのがここまで悔しいとはっ。
俺が蜥蜴に苛立ちを募らせているとアイエフが難しい顔をしだす
「でも、不思議よね」
「何がだ?」
「アンタの力よ。シェアに影響される女神でもないのに、どうしていきなり使えなくなったのかしら」
「それは……分からないな。そもそも、コイツが俺を認識してくれないのが一番辛いところだ」
「それって、『黒い銃身』よね。武器に意識でもあるの?」
取り出した『黒い銃身』を苦々しい顔で見る俺にアイエフが聞いてくる。
俺はそれに苦笑しながら首を横に振る。
「そういうわけじゃないが、『黒い銃身』にはセキュリティを施してあるんだ。ズェピア・エルトナムのみを認識するセキュリティがな」
「でも、認識しないのよね…何でなの?」
「多分、コイツは俺をズェピア・エルトナムだと認識していないんだ」
「…力が戻らないから?」
「多分な。俺の中にあるタタリが微弱すぎるのかもしれないな」
「そんな事あり得るの?」
「普通ならあり得ない」
そう、タタリが使えなくなるなんてあり得ない。
だが、何かの拍子に俺はタタリを行使できなくなった。
力の一端すら、使えなくなったのだ。
「グレートレッドが何かした…とも思えない。
アイツなら、今のうちに俺を殺してるはずだ」
「謎は深まるばかりってこと…」
「まあ、お前たちを手伝ってる間に戻るかもしれないし、大丈夫さ」
「もし戻らなければ?」
「いいや、戻す。戻さなきゃ、ならないんだ。
じゃなきゃ、あの子達に顔向けできない」
信じて送り出してくれた皆を裏切ることだけは出来ない。しちゃいけない。
俺が、俺であるためにも、あの時を取り戻すためにも。
俺はワラキアの夜の力が必要なんだ。
諦めるわけにはいかない。
今だって、戦う力は残っている。
「─
手を握り締め、自分がいることを再確認する。
よし、と思い、アイエフの方を見ると、呆然と俺を見ていた。
「どうした?」
「…え、いや……また自分から言ってるなって思っただけ。それより、問題はアンタの武器よ」
「武器?」
状態回復したアイエフがそう言ってくるが、はて……俺に武器か。
首をかしげる俺にアイエフは呆れた風にため息を吐く。
「馬鹿ね、今回は【スライヌ】だったからよかったけど、堅い装甲の相手にも素手で往く気?
籠手とか着ければいいのよ」
「あ、そうか籠手か…」
籠手と言えば、『赤龍帝の籠手』だが。
まあ、拳でやってくなら必要だよな。
「明日、探してみましょう」
「アイエフ…優しいな」
「ば、何急に言ってんのよ!?これくらい当たり前でしょ!」
「ソウダネ」
「その片言は何よ……」
殴る、蹴るが俺の戦闘法になるのか。
よしよし、やってやんぜ。
「ただいまです~」「ただいま!」
「あ、帰ってきたわね」
「おーう、二人とも」
「エルエル、良い子にしてましたか?」
「俺は犬かっ」
「ズェピアさん!」
コンパの天然ボケにツッコミを入れていると、ネプギアがこちらへ走り寄ってくる。
おう……元気が良いな?
「ど、どうした?」
「いえ…えっと、ただいまです!」
「ああ……おかえり」
何となく、頭を撫でておく。
すると、嬉しそうに目を細める。
…一体、どうしたんだ?
「えへへ…」
「エルエル、ギアちゃんと仲良しですぅ」
「いや、仲良しって言うか……」
「……」
何だこの可愛い生き物。
おいおいどうしたというのだ、ネプギアよ?
アイエフがネプギアを撫でてる俺に近付いてくる。
「甘えさせてあげなさい。多分、そうした方がいいわ」
「……分かった」
もしかして、甘える相手が俺になった感じか?
結構印象よかったのか……あの臭い台詞……
だけど、精神面での助けになれるのなら、いくらでもなるさ。
「エルエル、お夕飯になったら呼びますね」
「OK、ありがとな、コンパ」
「いえいえ~♪」
余程俺とネプギアが仲良くなったのが嬉しいのか、笑顔で行ってしまった。
「ズェピアさん」
「ん?」
「頑張りましょうね。ゲイムギョウ界を救うこと、そして、グレートレッドを倒すこと!」
「……そうだな」
元気になってくれたネプギアを嬉しく思いつつも少し不安な俺はそれを紛らす為にももう一度頭を撫でた。
……さて、どうしたもんかな?
・ ・ ・ ・
ズェピアさんは不思議な人です。
私、ネプギアがズェピアさんと話して感じた第一印象はそれでした。
異世界から来たというのもそうですけど、吸血鬼でありながら血を好まないこと、優しいこと。
他にもありますけど、最初に感じたのは不思議だ、という事だけでした。
お姉ちゃんたちを助けて、ゲイムギョウ界を救わなきゃいけない。
そんな考えとあの時何も出来ずに負けたトラウマが私の中を埋め尽くしていました。
多分、ずっと呆然としていたと思います。
でも、アイエフさんたちはそんな私たちを見捨てず、一緒にいてくれました。
ズェピアさんも、本当は自分の事でいっぱいな筈なのに私たちに協力してくれました。
クエストに行った時、私なんかが役に立てるのか、私で勝てるのかと不安がありましたが、そんな不安と剣を振っている時は忘れることが出来ていました。
それが自分の恐怖から逃げていることも、分かっていながら。
そして、アイエフさんに女神化をするように言われたとき、その恐怖と直面しました。
女神化しようとした瞬間、犯罪組織マジェコンヌに負けた時が頭に浮かんだのです。
『攻撃とは、こうするんだ!!』
何も出来ず、やられただけの私。
傷一つつけることもなく、捕らえられた私。
それが鮮明になった瞬間に、私は女神化することを放棄したんです。
その場で、膝をついて泣いて怯えることしか出来なかった。
でも、それでもズェピアさんたちは私を見捨てるような事はしなかった。
ズェピアさんは私に駆け寄って、優しく、それでもって意思を伝えるように
『俺たちは、お前をそんな時、必ず助ける。お前が俺たちを仲間だと言ってくれるなら、何時だって助ける』
そう言ってくれました。
アイエフさんたちもそう言ってくれたと、今はそう思います。
でも、そんな事を言われても怖い私はなんで助けてくれるのか、なんで見捨てないのかと思いました。
でも、私が発することが出来た言葉はなんで、という疑問の声だけでした。
だって、まだ会って間もないのに、どうしてそこまで優しくしてくれるのか分からなかった。
ズェピアさんは、質問の意図を察してくれたのか、笑顔で
『言ったじゃないか。俺は、自分勝手なんだ』
『お前を助けるのだって、俺がしたいからするんだよ』
そう、伝えてくれたんです。
その後、アイエフさんたちに加勢して【ビッグスライヌ】を討伐したズェピアさんを、私は呆然と見ていました。
その姿は、私にはとてもかっこよく見えた。
迷いのない目に、拳。
ズェピアさんから、自分は力の大半を失っていると聞いた。
でも、どれだけ力を失っても意思だけは消さないと決意のこもった顔を、ただ見ているだけだった。
その後、我に返った私はアイエフさんに鋭いツッコミを貰ったズェピアさんに駆け寄った。
ズェピアさんは、背中を擦りながらも笑顔で私に
『中々、やるもんだろ俺たち。頼ってくれちゃっていいんだぜ?』
と言いました。
その時に私は決めたんです。
─この人のようになりたい。
この人のように、真っ直ぐと前を向いて生きたい。
この人のように、貫き通す覚悟を得たい。
そう、心に誓ったんです。
でも…その、そう決めたんですけど、ズェピアさんの優しさに今日は浸りたいなぁって、思っちゃって。
さっきだって、自分から駆け寄ったりして、撫でられたりして……!
撫でられたときなんて胸の内が暖かくなったし……
今日だけ、今日だけだから。
明日はもう、勇気を出して頑張って見せるから。
だから…その優しさに甘えることを許してください。
・ ・ ・ ・
ネプギアと二人で、俺は何を話したもんかと考えていた。
ネプギアは顔がちょっと赤いし、熱でもあるのかと心配したが、大丈夫だと言われたので、本人が言うなら大丈夫だろうと判断した。
でも、なぁ……どうしよう、この空気。
「ズェピアさん」
「ん?」
そんな事考えてたらネプギアから話し掛けてきた。
「ズェピアさんは、ずっと戦ってきたんですか?」
「うーん……ずっとじゃないな…家族と過ごした穏やかな日々もあったしさ」
ずっとではない。
そりゃ、フリージアを守るために戦ったり、目的のために仕方無く戦ったりはした。
でも、それでもかけがえのない日々を忘れたことは片時もなかった。
あの日々があったからこそ、俺は完成されたのだ。
あの日々を、もう一度取り戻すために頑張ってこれたのだ。
それも、あと少しで……この旅が終われば、終わる。
俺の方程式も、完成する。
ネプギアは、家族と聞いてから、自分にも思うところはあるのか暗い顔になる。
「家族の方……待たせてしまってるんですよね…」
「こらっ」
「あたっ!?何するんですかぁ!」
暗い顔なんて、見たくないのでデコピンを一発。
額を抑えながら怒るネプギアに俺はジト目を向ける。
「お前がそんな顔しても仕方無いだろ?それに、姉ちゃんを助けるんだから、暗い顔すんなよ。前を見ようぜ」
「……ズェピアさんは、強いですね」
「俺は…強くなんかないよ」
俺は強くない。
断言できる。
俺はきっと、何処までも弱い男だ。
家族が居ないと、立てもしなかった。
友が居ないと、剣を取れなかった。
でも、一人じゃないからこそ、頑張れた。
「俺は強くなんかないよ」
我ながら情けないことを穏やかに言っている。
でも、弱かったから。
「弱かったからこそ、手に入った物もあるんだ。
きっと、強いだけだったら、今の俺はない」
家族がこんな弱い俺を支えてくれた。
だからこそ、立ち上がって、未来へと進める。
過去も、今も、未来も。
ずっと家族がそこに居るから走れる。
「俺はずっと、見たかったから」
「見たかった、ですか?」
「うん……俺は、俺の願いの答えが見たかった。
自分の組み上げた方程式が、計算の果てに何があるのかを知りたかったんだ」
だから駆ける。
足を止めずに、走れる。
一人の俺を大切にしたいあまり、世界すら破壊しようとした子と願いをぶつけ合ったからこそ、俺はあともうちょっとと走れる。
そこに、俺の求める答えがあると信じれる。
「皆がいれば前を向いて走れる。誰でもできる事しか、俺には出来ない」
「…それが強いんだと思います」
願いを見つけ、それの答えを得る。
誰でも出来ることだ。
どんな願いでも、答えはある。
そこにどんな答えがあるかは分からない。
でも、万人はそれを得てきた。
誰でも出来ることを、俺は必死に頑張っている。
ネプギアは、そんな俺を強いと言う。
「そうかな?」
「はい」
ネプギアは俺を見つめて肯定する。
「誰でもできることは、誰でも出来る訳じゃないんです」
「そりゃそうだけど…」
「だから、何度倒れても、立ち上がって進むズェピアさんは、強いと思います」
…優しいなぁ。
あげた分以上に返ってくる優しい言葉に、ちょっと嬉しくなる。
強いと言ってくれる。
嬉しいことだ。
今日得た縁に、また助けられた。
そんな気がする。
「ありがとう」
「私も、ありがとうございます」
「仲間、だもんな」
「はい!」
何となく、心が軽くなる。
この世界にも俺を肯定する人がいる。
それが分かったからなのかもしれない。
「……よかったよ」
「え?」
「少しでもお前の重荷を背負えてるようでさ」
「あ……」
「これからも、頼ってくれよ?」
「…はぃ、ありがとうございます、ズェピアさん」
何で俯いてる?
色々あったし、疲れたのか?
まあ、忙しかったもんな
「二人とも~ご飯ですよ~」
「あ、はーい!」
「飯か、楽しみだ」
コンパに呼ばれ、二人で待っているであろうアイエフとコンパの所へと行く。
イストワールもいるだろうしなぁ
あー、疲れた。
……にしても、向こうは平気かねぇ?
時間が経てばタタリは消えるだろうし、空白の時間もとっくに誤魔化しが効くようにしといたけど……
オーフィス達が心配だけど、教授もいるしな。
大丈夫だと信じよう。
心配事は無くならないが、気にしすぎても仕方無いので思考をそこで打ち切る。
全員で食べた夕食は、美味しかった。
何だかんだで、本編終盤から来た主人公なので精神面強めです。