ワラキー異世界渡航劇   作:ロザミア

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はいどうも、ロザミアです。

いや~危うく網膜剥離になるところでしたよ……我ながら、不幸すぎる。

さて、ネプッていきましょう


監督気取り、緑の大地へ 2

教会の中で椅子に座りながら今後のことを考えて待つ。

リーンボックスのことは気にしても仕方ない。

ミナさんに任せるしか俺らにはできない。

 

他のことと言えば……ラステイションとプラネテューヌか。特に、プラネテューヌは大丈夫なんだろうか?

 

気になってしまうと確認したくなってしまう。

あ、そういえばNギアでイストワールに連絡できるのでは?聞くだけならタダだし、善は急げだな。

 

俺はNギアを取りだし、連絡先一覧を確認する。

 

「Oh……そんな都合よくはないか」

 

『まあ、いずれ戻るだろう?』

 

─そうだけどなぁ

 

『それまでは、別のことを考えたまえ』

 

─はいはい

 

毎度思うが、ちょっとアストラルな感じがしますね。

いつか俺と私でオーバーレイするのか?

もうしてるんだよなぁ……

 

「ズェピアさん、お待たせしました!」

 

「来たか、よし、行こう」

 

「はい!」

 

ネプギアが準備を終えて来たのでギルドへ向かう。

クエスト受けてシェアを回復させないといけない。

 

マジェコンヌに奪われたシェアを取り戻すには民衆にまだ女神たちは負けてないって思わせないとな。

いや、負けちゃって捕まってるんだけどさ。

そこはほら、女神の妹たちは懸命に戦っているって思わせないと。

 

「シェアか~」

 

「シェアがどうかしたんですか?」

 

「うーん、シェアってこの世界だと国に必要なエネルギーなんだよな。女神に力があるのもシェアのおかげだし……力の源って感じだし面白いなって」

 

「やっぱり、ここで生きている私からすれば普通でもズェピアさんからするとこっちの世界の仕組みは珍しいんですね」

 

「そりゃあな。信仰をエネルギーに変えるなんてどうやればいいのか分からないし……意思を力に変えてるようなもんだからな。応用も効くときたら面白いとしか言い様がない」

 

黒い銃身にも使えないかな、なんて思ってたりする。

ケイとかに相談してみよう。

 

というか、ネプギアのMPBLは自分で作ったんだっけ?

だとしたら何という技術力だ……Nギアもだろ?

ワラキー自信なくしちゃうわ~

 

閑話休題。

ギルドに着いた俺達はどんなクエストがあるかを確認する。

 

「討伐系が多いな」

 

「突然大量のモンスターが現れたからでしょうか……」

 

「多分な」

 

あの蜥蜴ロクなことしないな。

まあ、取り合えずモンスターをある程度倒してほしいらしい。

報酬も中々良い。

 

「よし、これを受けよう」

 

「ですね、頑張りましょう!」

 

「ハハハ、張り切りすぎないようにな」

 

ルウィーの外を出た周辺か。

こりゃ、怖くて外も出られないわな。

 

よぅし、やってやりますかね。

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

「確かに、多いな」

 

「ですね……」

 

ここら辺だけでなくルウィー国際展示場とかブロックダンジョンで見られるモンスターもいるな。

赤蜥蜴は生態系にもダメージを与えるのか……

もう(害悪は)アイツ一匹でいいんじゃないかな。

 

死ねぇ!(建前)死ねぇ!(本音)

 

俺とネプギアはそれぞれの得物を構え、モンスターに先制攻撃した。

もちろん僕は先制攻撃するで、拳で!

 

「ふん!」

 

「──!?」

 

見事俺の拳は狼野郎の横腹を捉えクリーンヒット!

混乱する狼もといフェンリルに更にもう一撃!

 

「インストール、『怪力』!オラァ!」

 

「──!」

 

「これで、トドメです!」

 

体に強力な一撃を見舞われたフェンリルは体勢を崩し、そこにネプギアの鋭い剣による攻撃によりフェンリルは呆気なく倒された。

 

先手必勝とはまさにこの事。

絶対に勝てるかは分からないが、戦いが有利に進むのは間違いない。

 

「まず一体」

 

「はい、このままやりましょう!」

 

「ああ、油断せず確実にいこう」

 

そこからはネプギアは女神化してパープルシスターとなって戦った。

というか、普通に強いもんでサポートとかしか出来なかった。泣きそう。

 

ま、まあ?俺はゲームなら万能キャラだから?

今回はサポートをしたってだけでね?

 

勝ったと思うなよ……(もう勝負ついてるから)

 

 

 

 

・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

今更ながら、MPBLはどんな構造なんだろう。

そう思い始めてるワラキーです。

 

うん、何はともあれ、その辺のモンスターはある程度倒した。

クエストの内容的に十分だろう。

大勢の住民からの依頼だったようなのでシェアも少しは回復するだろう。やったぜ(達成感)

 

「お疲れさん、いい連携だったな」

 

「はい!相棒ですから!」

 

やだなにこの娘凄く可愛い(今更)

 

笑顔でいうネプギアに俺は自然と頭を撫でていた。

 

「えへへ……」

 

「っ……!っっ……!!」

 

「どうかしましたか?」

 

「いや……尊いなぁって」

 

「?」

 

尊くて尊死しそうになるが死徒パワーで耐えきる。

タタリは不滅なんで尊さでは死にません。

 

まだ85%しか機体にダメージが入ってないじゃないか!

 

「そういえば、さっきのがオーフィスちゃんのお陰で新しくなったタタリですか?ルウィー防衛の時も使ってましたね」

 

「ああ、タタリで再現できる一部だけを俺の体に能力として扱うことができる……といっても本当にごく一部だけだ。教授の獣を身に宿すこととかは出来ない」

 

「それでも、扱いやすくなりました!柔軟に対応できるようになったわけですから」

 

「まあ、そうだな。うーむ、なら問題はないか……」

 

「そうですよ。それにオーフィスちゃんから貰った力なのに文句なんて言ったら駄目ですよ!」

 

言われてみればそうだ。

俺はなんてことを……その身で償う他ないというのか……一体何で償えば─「恋人になっt」─帰ってからなんか奢ろうそうしよう。俺はなにも聞かなかった。

 

「それもそうだ。取り合えず、クエストは終わったし戻るとしよう」

 

「はい」

 

会話を打ち切り、俺達はギルドへと向かう。

なんか進展があるといいけどなぁ……

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

 

ギルドへ戻り、クエスト達成の報告をして報告を受け取った後俺たちは教会へと戻った。

傭兵なんだ、何があるかわからんからな……身の丈に合った依頼を受けないと死ぬぜ。

 

まあ、冗談は置いておくとして……

現在は少し休憩したいので二人して座ってる。

 

「クエスト、無事に終わってよかったですね」

 

「そうだな、何もないのが一番だって改めて感じるよ。さて、皆の様子でも確かめますか」

 

「そうですね、リーンボックスについても何か分かったかもしれませんし……」

 

「俺はラステイションが心配だけどなぁ」

 

「ユニちゃんやケイさんがですか?」

 

「ケイは……まあ、そこまで心配はしてない」

 

あの腹黒の事だ。

心配しなくても何とかするだろう。

 

「ユニが少し心配だ」

 

「そう、ですね……一人ですから……」

 

「まあでも、意外と普通にやっててツンツンしてるんじゃないか?」

 

「それも……あり得るかも?」

 

ツンデレ候補生だし、あり得ますな。

あ、ならそんな心配要らないな!(何故)

 

そうと決まればさっさと、ミナさんの所へ行くか。

 

アイエフたちも戻ってるだろう。

買い物だけで時間を掛ける性格してないだろ、アイエフも。

 

教祖の部屋の前まで来た俺とネプギア。

取り合えずノック。どうぞ、と聞こえたので失礼しますと言ってから入る。

普通だね、でも普通のことしない奴っているよね。

 

「ズェピアさんとネプギアさんでしたか、もうクエストを終えたのですね」

 

「ええ、それでリーンボックスの方との連絡は?」

 

「あちらの教祖とは話をしておきました。

現在、リーンボックスは治安があまり良くない様子……取り合えず皆さんの事は伝えておきました」

 

「ゲイムキャラについては……」

 

「すいません、そこまでは教えられないと……皆さん自身がリーンボックスの教会まで来れば話すとのことです」

 

「まあ、当然か……」

 

「ズェピアさん、そのっ」

 

「落ち着けって。急いでも仕方ないだろ?

ルウィーのゲイムキャラから力を貰ってないんだしさ」

 

「……そうですね、こういう時こそしっかりしないと」

 

「そうそう」

ラステイションにすぐに向かいたいのは分かるけど、焦っても仕方ない。

ちゃんと準備を整えておかないとな。

 

「では、お願いします」

 

「はい、お任せください。明日の列車の手配が済み次第、お知らせします」

 

「ありがとうございます!」

 

「それじゃあ、俺たちは少し休んでます」

 

「はい。……あ、そういえばカオスさんが……」

 

「放っておいて平気ですよ」

 

「……そうですか」

 

「では」

 

会話をやめて部屋を出た。

アイエフたちはまだ帰ってきてないのか?

珍しいこともあるもんだ。

そう長く一緒にいる訳じゃないけど買い物に時間掛ける奴ではなかった筈だし……

んー……まあ、待ってみますかね。

 

ネプギアに休んでていいと伝えたら自分も残ると言うので二人で待つことにした。

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

「ふーん……」

 

「ず、ズェピアさん」

 

どうも、ワラキーです。

今ちょっと審議中です。

アイエフたち待ってたんじゃないのかって?

来ましたよ?妙にいい笑顔のアイエフと困ったような顔の日本一とコンパは困り顔でね。

 

気になったので内容を聞いたんですよ。

そしたらね

 

『新しい携帯を買ったわ!』

 

アイエフぅぅぅぅ!!

 

「貴様ァァァァァ!!」

「わ、悪かったわよ!そりゃ、こんな時に呑気に携帯買ってる場合じゃないかもしれないけど……」

 

「羨ましいぃ!何で俺を誘わなかった!」

 

「えっ」

 

「えっじゃない!アイエフが好きなもんに走るなら俺だって走ってもいいじゃんかよぉ!」

 

(ズェピアさんはいつも変な方向に走ってると思います……)

 

(エルエル、元気ですぅ)

 

(いつものズェピアで安心ね)

 

「携帯については?」

 

「別にいいじゃん、そんな何個も持ち歩く位の携帯フェチなんだから咎めるのは悪いだろ?ほら、人の性癖に何か言うのは違うグボッホァ!?」

 

鳩尾一発、膝二発……馬鹿な、見えなかった?

俺の目が捉えられないほどのパワーとスピードだと……化け物がァ!

 

膝から崩れ落ちる俺にアイエフは冷たい目をして見下ろしていた。

 

「悪いかなと思ってたら、そんなこと考えてたのね…」

 

「ぐぉぉ……アイエフ、お前……!」

 

「やっぱり、アンタには果ててもらうわ。理由は分かるわよね?」

 

「じょ、冗談じゃ……」

 

 

 

 

 

「ギャアァァァァァァァァァァ!!」

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

とまあ、そんなこんなで翌日の朝。

列車の手配ができたとミナさんから昨日聞いた俺たちはロムとラム、そしてミナさんと一緒にルウィーの駅まで来ている。

 

え?昨日の茶番?

いや、痛かった。レベルがツッコミとかの時だけ上限突破してるのは流石というか何というか。

 

アイエフから携帯取ったらどうなるかなとか思ってたら恐ろしい笑顔を向けられてたし、触れちゃいけない項目に新たな一頁が刻まれたな。

後、死にかけの教授がラムに引き摺られてた。

 

ルウィーのゲイムキャラにはもう会いに行って力を授けて貰った。

 

『どうか、ゲイムギョウ界を救ってください』

 

そう言って、大事な力を俺達に授けてくれたのだ。

期待に応えるしかないな。

 

「皆頑張ってね」

 

「うん、ルウィーも頑張ってね」

 

「そっちも無理はしないように」

「バカネコ、変なことしたら駄目だからね!」

 

「我輩が何をしたというのだ……」

 

「あ、来たですよ!」

 

話しているうちに来たようだ。

これに乗ってラステイションに戻る。

その前に、暫しの別れだからな、しっかりと挨拶するか。

 

「ロム、ラム。お姉さんの大好きなルウィーを守ってやるんだぞ。戻ってきたとき、二人に託せるって思わせる位にな」

 

「うん……頑張る」

 

「そんなの当たり前なんだから!」

 

「ハハハ、頼もしい限りだ!」

 

「ズェピアさん、ネプギアさん、皆さんも……どうかご無事で」

 

「はい、ミナさんもありがとうございました!」

 

「ええ。……さて、もう少し話したいかもしれないけど、そろそろ乗るわよ」

 

「そうですね、早くラステイションに向かわないとです」

 

「次はリーンボックスに向けて全速☆前進よ!」

 

「ふぅん……では、また!」

 

「お世話になりました!」

 

そうして、皆列車へと乗った。

窓を覗くとロムとラムが笑顔で大きく手を振っていた。

ミナさんは微笑んで小さく手を振っていた。

 

うん、ルウィーは守れた。

ゲイムキャラの協力も得られた。

 

最高の結果じゃないか。

 

俺もまた三人に向けて手を振る。

 

「……ルウィーが遠くなっていきますね」

 

「なに、また来れるさ。それまで楽しみにしてようじゃないか」

 

「アンタにしては良いこと言うわね」

 

「名言の塊の俺への挑戦状か……受けてたとう、ただしデュエルでな」

 

「褒めてんだから素直に受けとれっ!」

 

「たわばっ!?アイエフぅ……!貴様、人を叩くなんてそれでもデュエリストか!?」

 

「リアリストよ」

 

「やっぱりアイちゃんとエルエルは仲が良いです」

 

「名コンビって感じ?」

 

「はぁ!?私じゃなくてネプギアでしょ!」

 

「わ、私ですか?」

 

「そうよ、私よりネプギアの方がこのバカを制御できるんだから」

 

「ホントかなぁ?(ゴロリ)」

 

君のツッコミに何度この身が悲鳴をあげたか知らないのか?ふっ、バカめ。

アイエフのツッコミ相手に生き残ってきた俺だ。

ネプギアの説得で沈む訳がない!

 

「ズェピアさん、あまりふざけないようにしましょう?」

 

「はい……」

 

無理でした。

その目は良くない。その上目遣いやめよ?

何か、心にクる。

 

ふぅ……落ち着いた。

そんなわけで、向かうはリーンボックス。

ついでにラステイション経由だからユニとケイの様子を見ていく。

 

目的、確認完了。

 

「よし、楽しんでいこうじゃないか」

 

「楽しめる状況じゃないけどね」

 

「分かっておらんなぁウォールガール。

そういう状況だからこそ笑うもの……つまり、苦しい顔してても仕方無いからゲラゲラ笑ってようぜって訳よ」

 

「……クソネコの言うことに同意するのはイラッと来るけど、一理あるわね」

 

「ま、気負いすぎても仕方ないじゃん?

笑って誤魔化して、何とかなりゃよしさ」

 

「ですね……」

 

「ヒーローはピンチな時ほど笑うっていうし、納得ね!」

 

「そうそう」

 

窓を眺める。

変わる景色を目に焼き付ける。

 

マジェコンヌの支配なんてされたらゲイムギョウ界はどうなるんだろう。

きっと、ろくでもないものだろう。

何せ、くそ蜥蜴もいるんだしな。

 

アイツという秩序によって構成される世界……

 

「……させないさ、絶対に」

 

俺達が、何とかするんだ。

 

さあ、目指すはリーンボックスだ。

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