ワラキー異世界渡航劇   作:ロザミア

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fgo編書いてんのかって?
書いてるよ!書いてるけど設定難しいんだよぉ!

正直ネプテューヌ編の方がやり易いことこの上ないんだよぉ!




監督気取り、黒の大地へ

説明を終えて、皆に改めて迎えられた俺。

それでも、まだ話は終わらないのでしっかりと聞くことにする。

 

「イストワール…それで、次はどうすればいいんだ?」

 

「はい、それについてなのですが…皆さんには明日、ラステイションに出立していただきたいのです」

 

「ラステイション…?」

 

「女神ブラックハート様が治めている国よ」

 

「なるほど…」

 

ラステイションに行く理由……

 

「ゲイムキャラか……?」

 

「はい、それもありますが、もう一つあります」

 

俺が聞いてみると、正解だったらしく頷いてくれる。

しかし、もう一つあるとな?

何だろう。

 

「もう一つ、ですか?」

 

「女神候補生です」

 

「ラステイションにもいるのか」

 

「ええ、その女神候補生にも協力してもらいたいのです。やはり、戦力は多い方がいいですから」

 

なるほど、確かにそうだ。

女神化出来る候補生が一人でも多く居れば勝率は上がるだろうしな。

 

皆、納得って感じだな。

 

「分かりました、頑張ります!」

 

「はい、お願いします、ネプギアさん。それに、皆さんも」

 

「はいです!」

 

「はい」

 

「頑張るゾイ」

 

「アンタは真面目に返事出来ないのか!」

 

「あうちっ!?」

 

く、くそ、今度は膝に蹴りだと!?

痛い、痛いよそれは!

 

あまりにも容赦のない一撃に涙を浮かべてしまうのであった……

 

「ぉぅ……!」

 

「ったくもう……」

 

「エルエルは懲りないですねぇ……」

 

「真面目な雰囲気は苦手なのかな……」

 

その通りでございますネプギアさん。

 

イストワールもこの光景には苦笑する。

 

「あだだ……じゃ、じゃあ、イストワール。今日はもう解散ってことでいいか?」

 

「はい、今日はもう休んでください」

 

「おう……では、さらばー…って、コンパ?何で腕を掴むんですか?」

 

「医務室行きますよ~」

 

「え?待って?俺不調ないよ?待って?折角部屋を設けて貰ったのに、医務室のベッドなの?

ネプギア、助けて!」

 

「その件はズェピアさんが悪いです」

 

「アイエフ!」

 

「今回は甘んじて受け入れなさい」

 

「イストワール!」

 

「ま、まあ……見てもらった方がいいのは事実ですから……」

 

「何て事だ……!」

 

「はい、じゃあ、行きますよ~」

 

「嫌だぁぁ!堅いベッドは嫌だぁぁぁ!!」

 

本当は、お布団がいいんだい!

実は元の世界の方でも俺は布団なんだ!

日本人だからね!

 

ベッドォォォォ!!

 

そうして抗っても、謎の補正がかかったコンパに勝てるわけもなく、俺は本日ベッドで寝ることを強要された。

 

ちなみに、怪我とかは無くなってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンパ、恐ろしい子……

 

ベッドの上で座ってそう思う。

 

あの後、しっかりと体を洗った俺は今日は安静にしてくださいと言われたので仕方なくこうしている。

 

座ってるのは何でかって?寝ながらだと考えられないからだよ。

 

そもそも、謎は残ったままなんだからな。

 

「俺の姿と死徒ズェピアとしての姿……やっぱり、この世界の法則に引っ張られたのか?神の特典はあくまであの世界での法則に沿って与えられたものだし、その特典事態が変化したのか……?」

 

『随分と、難しく考えているね』

 

─そうは言うけどな……

 

『今考えても仕方無い。それに、今は安静にしておけと言われたろうに……夜なのだから寝たまえ』

 

─吸血鬼が言うことか?

 

『私はそうでも君は人だからね』

 

─あーはいはい…

 

そうした方がいいかな。

何だかんだで疲れたしな。

 

明日は絶対に朝飯作ってやる。

 

『また張り切ってるな』

 

─俺の家事スキルを見せるチャンスだ!

 

『好きにしたまえ』

 

そう言ってから、ワラキアの声はしなくなった。

 

……寝るか。

ベッドで横になる。

横になった途端、すぐに眠くなってきた。

 

あー…おやすm───

 

 

─そのまま夢の世界に旅立とうと思ったら、扉が開いた。

 

ヒエッ…(恐怖)

幽霊ですか?

 

怖いには怖いが、何かされるまえに姿を拝んでやる。

 

そう思って、ベッドから顔を出す。

 

「あ……ズェピアさん、起きてたんですね…」

 

そこに居たのは不安げな表情のネプギアだった。

パジャマ姿ですか、可愛いなおい。

 

何回俺に癒しを与えるの?

何度も俺の傷付いた心を癒してくれて恥ずかしくないの?ありがとう

 

「どうした、ネプギア」

 

「いえ……その…」

 

甘く言葉に出来ないのかモゴモゴとしている。

 

それを見て、俺は何となく既視感を覚える。

 

何となく、昔の…怖い夢を見たときのフリージアもこうだった。

 

起き上がって、再びベッドの上に座る。

 

「怖い夢でも見たか?」

 

「あ…はい、その…ズェピアさんが、居なくなっちゃう夢を見て、それで……」

 

「なるほどな…」

 

それほど、あの時不安だった訳か。

 

…あの時の自分を殺してやりたくなるが……

 

でも、あの時はあれしか無かった。

そう諦めておく。

 

取り合えず、ネプギアを安心させなくては。

 

「取り合えず、座りなよ」

 

「はい……隣、良いですか?」

 

「うん?まあ、いいけども……」

 

「じゃあ、失礼して……」

 

ネプギアはおずおずといった様子で俺の隣に座った。

 

「ごめんな、そんな夢見るくらい、心配かけちゃってさ」

 

「…本当です」

 

「でも、あの時は、あれくらいしか考えられなかった。

ネプギアを助けなきゃって思って、それで体が動いてた」

 

「それでも…」

 

「分かってる。心配掛けたのは事実だし、これからはもう、そんな無茶はしない」

 

「……約束、ですよ?」

 

そう言って、小指を出して俺を見つめるネプギアに、俺も小指を出す。

 

「ああ、約束だ」

 

「破ったら、どうしますか?」

 

「無難に、何か言うことを聞くよ」

 

「何でもですか?」

 

「何でもだ」

 

「ちゃんと、聞きましたからね」

 

小指を絡ませて、約束をする。

もしかしたら、破るかもだけど…その時は許して…くれないか

 

「それで、その…怖くて、一人で寝れなくて」

 

「アイエフたちと一緒に寝ればよかったんじゃ?」

 

「……ズェピアさんが、いいです」

 

お、おう……?

かなり好感度が高いが……

 

って、そうじゃなくて。

 

顔を赤くさせながら両手で俺の片手を包むネプギアに、俺は拒むとかそういうことを出来なかった。

 

「俺は良いけど…」

 

「いいんですか!?」

 

「お、おう……」

 

「じゃあ、お、お願いします……」

 

「いやそこまでかしこまらなくても……」

 

何かそこまでされると逆に意識するからやめない?

ていうか、強く握るの、やめない?

 

という訳で、二人で横になって、寝るが……

 

…すごい密着されるんですけど……?

 

え、何これ?

そこまで密着する?

当たってます、何がとは言いませんけど当たってます。

 

寝れないんだけど!?

 

「ネプギア?」

 

「あ、やっぱり、駄目ですか……?」

 

「……いや、大丈夫だよ」

 

その泣きそうな目を向けられると離れてくれとか言えないじゃないですかヤダー!

 

参ったな、その目で誘われちゃ断れない(七夜風)

 

取り合えず、気を紛わらす為にも頭を撫でておく。

 

ネプギアはそれを拒まず、むしろ嬉しそうに目を細める。

癒しかな?

 

「ズェピアさん……おやすみなさい……」

 

「ああ、おやすみ」

 

しばらくして、ネプギアの寝息が聞こえる。

撫でるのをやめて、俺はため息を吐く。

 

「……寝れない」

 

ああ、これが今日の罰か……

でも、ネプギアの寝顔は可愛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝が来た、希望の朝が。いや、俺にとっては絶望の朝といったところか……。

何故なら、ネプギアが一向に離してくれないのだ。

 

これを見られでもしたら……

 

「エルエル~起きてますか~?」

 

アア、オワッタ……!

 

コンパが入ってきて、俺のところまでやってくる。

あ、ダメだ、見られる。

いや、待てよ?

 

そもそも、やましいことはしていない。

これはワンチャン生き残れるのでは?

 

『君は何をいっているんだ?』

 

─ノーチャン?

 

『ノーチャン』

 

あ、ふーん……

 

「お、起きてます」

 

「安静にしてたみたいで、よかったですー……?」

 

ニッコリとしていたコンパが俺に抱きついて寝ているネプギアの顔を見た瞬間笑顔が消え去る。

 

「待ってくれ、これには訳が……」

 

「ご……ご……」

 

「ご?」

 

「ごゆっくりですぅぅぅぅぅっ!」

 

「だぁぁ!?違う!待ってくれ!話を─」

 

顔を赤くして、ちゃっかり扉を閉めて出ていった。

 

アア、オワッタ……!(二回目)

 

「……んん……ズェピアさん……?」

 

「お、おはよう……ネプギア…」

 

「はい……おはようございます」

 

寝起きのネプギアが挨拶を笑顔で返してくる。

天使や……でも、今はそれどころではない!

 

殺される……俺、殺される…逃げるんだ、勝てるわけがないよ……アイエフに殺される……!

奴は伝説の超ツッコミ人なんだぁ……!

 

ドン、と強い音を立てて扉が開く。

 

「ズェピア?」

 

「ヒエッ」

 

─そこには、鬼がいた。

 

「アンタ……」

 

「あれ、アイエフさん…?どうしたんですか?」

 

「ネプギア…アンタもそうだけど……」

 

「ま、待とうぜ?俺は何もしてない!誓っても良い!」

 

「ええ、私も何もしてないって信じてるわ」

 

「な、なんだ……「でもね?」ッ!」

 

「アンタやネプギアにその気が無くても、単に一緒に寝ただけでも……」

 

アイエフは、そのまま近付いてくる。

 

アイエフさん?目が、赤いです。

心なしか、赤いオーラが……

 

『なるほど、これが紅赤朱かね!?』

 

─上手いこといったつもりか!?

 

「─はっ!?」

 

気付いたときには遅かった。

 

手が、俺の顔へと迫り、掴んだ。

 

なんだ、この力は!?

死徒の力でもこれほどのパワーは……!?

 

「借リルワネ?」

 

「は……はいぃ……」

 

待って?ネプギアさん?俺を犠牲にしたぁ!?

 

あ、引っ張られる。

待って、死にたくない。

 

ズルズルと顔を掴まれたまま医務室からアイエフと共に出ていった。

 

 

「─ギィヤァァァァァァァァ!!?」

 

その後、断末魔が響き渡ったのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やあ、皆さん。

俺です、ワラキーです。

 

一つ、この世界で分かったことがあります。

 

元の世界と同じ基準で生きていたら、死ぬ。

 

「健全な男女がそうやって軽々しく寝るな、分かった!?」

 

「はい」「すいませんでした……」

 

多分、俺は生きている。

鳩尾にガマリエルぶつけられた並に痛いが、生きている。

 

ネプギアも一応、同罪との事で怒られた。

 

しっかりと、何で一緒に寝ることになったかも説明した。

しかし、それはそれとして、とのこと。

 

「全く…コンパから聞いたときは焦ったわ」

 

「でしょうね」

 

「コンパさん……」

 

恨めしく俺たちはコンパを見るが、まあ、悪いのは俺たちである。

多分

 

「はうぅ、でも、エルエルがギアちゃんと寝てたからですぅ」

 

「コンパもいいから……ハァ、取り合えず、朝食食べて、準備できたらラステイションに向かうわ。分かった?」

 

「分かりましたアイエフ姐さん!」

 

「もう一発いっとく?」

 

「ごめん」

 

アイエフは怒らせたら怖い。

これが俺とネプギアの共通意識だった。

 

あの時、死を覚悟した。

 

『まさか、ツッコミという力にあれほどの……』

 

とか言ってる奴がここにいますし。

 

取り合えず、俺たちは朝食を食べ、各自準備を終えてラステイションへと出発したのだ。

 

イストワールの手配してくれた飛行機でなぁ……!

今までで一番、行き方普通だと思いました。

 

徒歩とかでも色々あったし。

 

快適な空の旅でしたね、ええ。

 

取り合えず、アイエフにラステイションはどんな場所かを聞いといた。

重工業が盛んだとか何だとか。

 

フゥン、なるほどね?

 

黒い銃身強化に役立ちそうだぜ…

 

ただ、教祖の事を聞いたときにあまり良い顔をされず、会えば分かるとの事。

問題のある教祖なのか?

 

コンパとネプギアは何だかんだでラステイションを楽しみにしていた。

ネプギアは特にスゴい。

機材がどうだとかで目を輝かせていた。

ネプギアさんや、まさか機械マニアですか?

 

そんなこんなで着きました。

重厚なる黒の大地、ラステイション!

 

「第2章って感じだ」

 

「何言ってんのよ」

 

「こっちの話こっちの話。んで、教会に行くのか?」

 

「いえ、まずはギルドに行くわ」

 

「…面倒で行きたくないんだろ?」

 

「…ほら、行くわよ」

 

「おいぃ……」

 

アイエフさんよぉ……。

まあでも、情報収集ならギルドだし、シェアの回復も出来るしな。クエストやることは大事。

古事記にも書いてある。

 

さて、ギルドへと思ったが、コンパとネプギアが来ねぇ。

あれぇ?と思ったが、未だ目を輝かせていた。

 

「ここが、ラステイション…!ここなら、欲しかった機材があるかも…」

 

「何買おうか迷います…!」

 

「「……ハァ~」」

 

二人してため息。

ええい、遊んでいる暇はないのじゃ。

 

「コラ、今はそんなことしてる場合じゃないでしょ?」

 

「我々は勇者なのじゃ…世界を救うのじゃ……」

 

「うぅ……」

 

「ですよね……私たちが頑張らないとラステイションもなくなっちゃうかもですし……頑張ります!」

 

目に見えて落ち込んでいるが、気持ちが分からないわけでもない。

俺とアイエフだって娯楽はしたい。

だがしかし、優先事項はきっちりしないとね

 

「ほら、行くわよ」

 

「はいです……」

 

「分かりました…」

 

「凄い落ち込みようだな…」

 

そうして、俺たちはギルドへと向かった。

 

そこで、新たな出会いがあることは、まだ分からない。




ラステイション、それはツンデレの国。
もうね、性癖に刺さる人は多いはずなんです。
でもね、私がツンデレ書けると思ってるの?(自信なしクソザコナメクジ)

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