まぁ、エヒト目線で行っちゃえば敵に覇道神少なくとも二人いる状態で自分の周りには掠り傷を負わせれるかすら分からない使徒が多数。…無理ゲー。
獣殿は最初かっらぶっ飛ばしてます。エンジン全開!三大隊長健在+第八スワスチカ解放時と同等の力を見るがいい!と、言うよりそもそもこの世界そのものが………
今回からオリ主の壊れ具合が謙虚に表れていくと思います。はい。
それは戦いと言うには余りにも一方的であり、戯れと言うには余りにも過激だった。周辺は焼け焦げ、凍り付き、獣の死骸が其処ら彼処に散らばっている。その跡を辿れば、そこには魔槍を操るラインハルトに追いつめられるエヒトの姿があった。
「何故我が押される!?我は神!全知全能たる神だぞ!?」
「卿の狭い世界で世界を語るな」
炎、氷、土、風。あらゆる魔法がラインハルトに向かって放たれる。しかしそれは、到達するより先に軽く振られた槍によってかき消され砕かれる。ラインハルトの魂に干渉しようものなら、術式すらまともに作用しない。エヒトの行使する力は、ラインハルトの前では余りにも無力だった。
「何故効かぬ!?我は神!全知全能たるこの世界を治めし神ぞ!」
「ふむ、そう言われても困るな。卿の実力不足としか、私は言うことが出来ん」
そう言いながら肩を竦めるラインハルト。彼の手に握られた聖槍は未だ穂先は下に向けられ、攻撃を叩き落とす以外での使われ方をしていない。使えば直ぐに倒してしまえるから。そんな理由で聖槍は振るわれない。それを察したエヒトは屈辱の余りに愚行を犯した。それは、攻撃の手を緩め距離を取る事だった。
「そちらから来ないというなら、少しは攻撃しようではないか。精々私を楽しませてくれ」
「えぇい!不敬である!」
ラインハルトの言葉にエヒトは激昂し、攻撃を再度行おうとするが彼はその隙を逃す事無くエヒトへと接近する。その速度は誰よりも早く、誰も追いつけない宇宙速度での瞬時の移動は神域の環境を荒廃させ、見るも無残な姿へと変える。
「何故効かぬ!?何故倒れぬ!我が神で貴様は矮小な人間であろう!?」
「自己の乏しい物差しで人を図ろうとするからそうなるのだ。だが、それすら
子供の癇癪ともとれるエヒトの叫びにラインハルトは冷笑を浮かべながら答える。それすらエヒトを怒らすのに十分であり、エヒトは自ら作り上げた真神の使徒を多数呼び出し、ラインハルトへと差し向ける。
「奴を、奴を殺せ!奴は神敵である!」
「………………!」
「ふむ、神敵か。面白い、その
エヒトとラインハルトの間に肉壁の様に立ちふさがった真神の使徒は彼が告げた通り、全く持って無力だった。聖槍を振られれば消し飛ばされ、魔法を使おうとした瞬間貫かれる。その光景は
数分も経たない内にラインハルトとエヒトの間に居た真神の使徒は一人残らず彼の手で殺され、糧となった。その光景を見ている間にエヒトは新たな魔法を構築したのか、ラインハルトに対して巨大な有機物の塊を投げつけた。
それは即席で作られた真神の使徒モドキであり、ただ敵と認識した者を捕食することに特化したモノだった。それ故に恐怖を抱かず、ただ敵を捕食しようと大きく広げられた口で飲み込もうとする。そして飲み込もうとした瞬間、その巨大な図体に穴が開いた。
空いた穴から見えるのは特に構えもせず聖槍を前へ突き出したラインハルトの姿だった。その姿から察するに、その人外じみた(実際に人ではない)身体能力で突き出された聖槍はその能力も加味され、暫定神の使徒をいとも容易く貫いた。
そして、その壁を消し飛ばされれば残るは
「最後に何かいう事はあるか?」
「ハッ、貴様は確かに強い。だが、貴様の強さは我より歪であり壊れている。貴様が人間である限り誰にも受け入れられる事等無いと思え」
「…………知れた事。私の愛は破壊だ。とうに、真っ当な愛など抱いておらぬよ」
その言葉と同時にエヒトに向かって聖槍は突き刺され、その魂の質量、技術、記憶はラインハルトの糧となった。
その場にあったエヒトの魂が完全に吸収されたのを確認した後、ラインハルトは忘れっぱなしだった恵里を迎えに行く為、来た道(道など何処にもないが)を戻っていった。
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その頃、蓮によって助け出された恵里は蓮から様々な事を聞かれ、それを素直に話していた。この世界の事、此処には知り合いに連れて来られただけなので分からないと。その知り合いもよく分からない光る物体を追ってしまって今いないとも。
「成程、いや。その行動力と俺が
「分離?何の話…ですか?」
一応見知らぬ相手なので猫を被っている恵里。それを一瞥して蓮はそのままもう一度何かを考え始めた。ボソボソと「記憶が………」や「精神……上………」と部分部分は聞き取れるものの詳細は全く聞こえない。
そこで、恵里は思い切って聞いてみる事にした。
「な、なんでこんな場所に居るんですか?」
「ん?いや、俺にもよく分からないんだよ。そこに居ない筈なのに、そこに居た。擦れ果てた願いを抱いたまま眠っていた筈なんだけどなぁ。どういう訳か、思い出してるし。肝心の方法は別になってるし……」
独白に近くなり始めた蓮の言葉に恵里は余計に混乱する。恵里はこの前まで二面性が特徴の腹黒いただの高校生だった。最初から全てが出来る天才肌でもない、日常を愛し壊すものに容赦ない訳でもない、生贄として再生し続ける訳でも無い、想い人の為に手を血濡れにした訳でもない、願いの為にそれ以外全てを犠牲にする覚悟をしている訳でも無い、ただの平凡な女子高校生だった。
そんな少女に膨大な知識がある訳が無い。あっても、それはちょっとした素人通しの暗躍の仕方だろう。
結局何を言っているのか全く分からず、ただ首を傾げる恵里だった。
そして、しばらくすると恵里を置いて行った張本人のラインハルトが戻ってきた。
「済まないな。少しばかり、遊び過ぎたようだ」
「いや、誰!?え、ヴィルってそんな七変化出来るの!?」
恵里はまた変化した姿に驚き、ラインハルトに突っ込みを入れる。そんなラインハルトは蓮に視線を固定していた。その目は見開かれ、驚いている事がよく分かった。
「ツァラトゥストラ………、成程。確かに、カールが居れば卿が居ても不思議ではないか」
「そう言うお前だって分かってる筈だ。つまり、
そう言った蓮は当たりを見回した。出入り口になる様な場所は見当たらない。360度見まわした後、蓮はある提案をした。
「なぁ、俺らでこの世界を回らないか?どうせ、俺達はそうなんだし」
「…………ふむ、良かろう。ツァラトゥストラ、卿と私。これで、守護者が揃った。今度こそ、失敗はしないだろう」
そう言って、ラインハルトは蓮の右手をチラリと見た。その目には慈愛とも似たなんとも表現し難い感情がその目に宿されていた。それに気が付いたのは視線を向けられた蓮とその内に住む女神のみである。
そして、ラインハルトは羽織っていたコートを翻しながら呟いた。
「さて、卿ら。空を堕とそうではないか」
なんかエヒトがマトモな事を最後に言いましたね(他人事)
ハイ、こうして事前に置いておいた伏線モドキの回収は完了しました。それではここからは壊れた覇道神と日常を愛する覇道神と腹黒眼鏡のオリジナル(サツバツとした)ハートフルストーリーをお楽しみください。
さて、途中でヒロインズ(約一名可笑しな人がいるが、幼馴染だしドラマCDだとヒロインズから蓮炭奪ったし…ヒロインでいいよね?)を自分なりに書かせてもらいました。気が付いた方います?居たら嬉しいなぁ。
所で、最近また正田卿がなにやら呟かれていたのですけれど。パンテオンの事でしょうかね?神座シリーズの覇道神勢ぞろいなので、始まるなら確実に課金しますね。