ありふれない騎士団で世界最強   作:ムリエル・オルタ

8 / 20
思い付きでプロット変えるしモチベで文章量と質も変わる駄作の極み、そんな駄文を私は書きたい()

正直燃料切れしながら手押しで動く戦車並みに遅い気がする。何か言書いては止めて繰り返してんだろ。挙句途中で何書きたいか忘れるし…。ポンコツだな(今更)

あ、今回はオリジナルストーリーです。てか、既に原作から乖離してるんだよなぁ。一部イベントどうしよう。

ご都合主義というか、何というか、まぁ、これくらいいいかなぁ?

では、どぞ。


真夜中の演奏

ヴィルヘルムが鬼神の如き快進撃を繰り返したおかげで帰りは早く、その日はホルアドに宿泊。翌日に朝一番の高速馬車によってメルド達は王国へとんぼ帰りすることとなった。

 

王国に着くとヴィルヘルムはすぐに王国上層部に対し、FF(フレンドリーファイア)を行う様な人間が居る中で戦うつもりは無いと豪語し、個人で自由に魔族を倒していくと言った。これには王国上層部も混乱し、どうにか思いとどまって貰う為に近々来訪するヘルシャー帝国から使者達が来るのでそれまでは待って欲しいと、それ以降なら自由にして貰っても構わないと言われ、ヴィルヘルムも無理矢理出て指名手配でもうけても面倒なので了承した。

 

不機嫌なヴィルヘルムに王国関係者やクラスメイトは恐ろしくて近づくことが出来ない。この時ばかりは、突撃少女香織が現れることを切に願った。しかし、とうの少女はハジメとヴィルヘルムが奈落に落ちた瞬間を見て錯乱その場でメルドにより意識を失わされてから一度も目を覚まさない。雫としては早く香織にヴィルヘルムの無事を報告したいが、ハジメは戻ってきていない。その事もあり素直に喜ぶことが出来ない状態で看病している。

 

光輝と龍太郎は目の前で助けられず寧ろ助けられてしまった事が悔しかったらしく昼夜訓練に明け暮れている。ヴィルヘルムは図書室と自室を行き来しつつ、たまに訓練場に現れ地面を荒らして帰って行く。整地に魔法を使わないといけない程の威力にクラスメイトは恐怖するばかりであり、助けられた女子生徒は不安そうにヴィルヘルムを見ていた。

 

メルドの土下座するような勢いでのもう一度オルクス大迷宮へ同行して欲しいと頼まれ日程も既に組まれており殆ど事後報告に近い状態であったため、ヴィルヘルムは渋々了承することになった。

そして王宮もに静まる真夜中。ヴィルヘルムは自室から出て来て

 

「誰が俺に撃ったのか分からねぇが、意図してコッチに撃ってきたのは間違いねぇ。そんなクソ野郎が居る場所に何時までも居るのも癪だが、こうするしか手がねぇからな」

 

そう現状に愚痴りながら廊下を歩き、大広間に出た。大広間はそれぞれ神の使徒として召喚されたクラスメイト達の部屋に繫がっており大広間は彼らが集まる場所となっている。今は夜中なので誰も居ないが。

 

明かりも最低限に留められ、その中で光るヴィルヘルムの赤い目はホラーが苦手な人間には失神モノだろう。ヴィルヘルムはそんな事気にもとめず大広間に付けられているベランダに出る。夜風が吹き少しばかり肌寒く感じるが武装親衛隊の服は厚手のため寒くはない。

 

「あぁ~、元の世界ならもっと暇をつぶせるモノがあったんだがなぁ」

 

軽く軟禁状態な現状では夜中に出歩いても何もすることがない。だからといって昼間に動くのはヴィルヘルムとしては辛い上に周りの目が鬱陶しい。一応は夜中であるために音を立てないようにベランダから出ながら城の内部図を頭に思い浮かべる。そして、近くに寝泊まりする場所がない中庭があったと思い出す。ヴィルヘルムはそこに向かって行った。

 

月明りが照らす中庭は異世界というフィルター越しで見ているせいかとても幻想的に見えた。ヴィルヘルムはその光景に内心少しばかり感動しながら自身の魂の一部を形にする。異世界に来る前から既に数えるのも億劫な程人間を殺し、その魂を回収したヴィルヘルム。その魂の一部を使いバイオリンを作り出す。

 

静かにヴァイオリンを構え、演奏を始めた。曲は『Rozen Vamp』本来様々な楽器を使って複数人で演奏するべき曲なので少しばかり寂しく感じたが、ヴィルヘルムはただの暇つぶしにそこまでしなくていいだろうと考え、そのまま観客の誰もいない演奏会は続く。

 

誰もいないと思われた中庭にヴィルヘルム自身以外の気配を感じ演奏を止め、そちらを向いた。そこには薄着で佇んでいるリリアーナだった。クラスメイトの誰かだと当たりをつけていたヴィルヘルムは予想が外れ、意外そうな顔をした。

 

「こんな夜中に何の御用でしょうか、王女サマ?」

「あ、いえ、眠れなくて此処に来たら丁度演奏していたものなので、お邪魔でしたか?」

 

「いえいえ、とんでもない」等と白々しく呟くヴィルヘルムはリリアーナを見る。リリアーナは優雅な足取りでヴィルヘルムの近くまで来ると興味深そうにヴィルヘルムの持っていたバイオリンを眺めた。

 

「それは私物ですか?でも、そんな物持ってませんでしたよね」

「あー、なんて言ったらいいんですかねぇ。魔法だとでも思っといてくれればいいですよ」

 

「魔法ですか」と、恐らく自身の覚えているであろう魔法の中にそんなものがあったかどうか思い出しているのだろう。ヴィルヘルムはそんなリリアーナを見ながらふと懐かしさを覚えた。昔、似たようなシチュレーションがあった気がする。それこそ、この狂気とすら言える既知感を感じるよりずっと昔。しかし、思い出せない。そんな思い出そうにも思い出せないなんとももどかしい感覚がヴィルヘルムを襲った。

 

ヴィルヘルムはその感覚から逃れる様にバイオリンの演奏を再開させた。その際、リリアーナへの目くばせをした。当のリリアーナは今から行われる演奏を心待ちにしているのかヴィルヘルムの視線に気が付いていなかった。ヴィルヘルムはそんなリリアーナを一瞥するともう一度演奏を始めた。それと同時にヴィルヘルムの頭にノイズの走った映像が流れた。

 

 

「ヴァイオリンなんか始めたんだー」

「そうだね、ベイの曲をヴァイオリンでやるっていいと思わない?」

「あー、確かに。まぁ、私はシュライバー派だけど」

「両方とも仲悪いじゃん」

「ホントにねー」

 

 

頭によぎったそれと同時に頭痛が起こる。それを表すかのようにヴィルヘルムの手元も狂い、ヴァイオリンは不協和音を出した。それに若干眉をひそめながら、ヴィルヘルムは考える。今頭によぎった会話は何だったのか。自身の記憶にないその会話にヴィルヘルムは心地よい、それこそぬるま湯に漬かる様な感覚を覚えた。ヴァイオリンを弾く手も止まり、聞いていたリリアーナも不思議そうにヴィルヘルムを見る。

 

「今日はおせぇですし、ここらでお開きにしましょうや。よい夢を~?」

「なんで疑問形なんですか…」

 

どうにもこれ以上弾く気にもなれなかったヴィルヘルムはそう言ってリリアーナから離れその場を後にした。その後姿をリリアーナは半目で見ながら、なぜか感じるデジャヴ間に首をかしげながら丁度来た眠気に身を任せるため、自室へと戻っていった。ヴィルヘルムの擦れた過去の願望はもう一度、彼を狂気へと落そうと迫っている。




なんか忘れそうになるから、メモ気分で此所にちょっとネタバレ。

原作死亡キャラの中からオリ主のヒロインを出す(確定)。これが元々この小説の原点。その人物をヒロインにするためにオリ主が生まれたと言っても過言では無い(過言)

まぁ、察しやすいからね。ネタバレだね。嫌な人は読まないように(無茶)

因みに、黒円卓のメンバーは原作より全員強化されています。どう強化されているかというと…
例:ヴィルヘルム(転生者)=原作ヴィルヘルムの魂許容限界量×回帰した数
となっております。無敵!でもね、思い出してほしい。一つだけ名前のわからない人物が居たことを。彼の前では平団員は全員かませ以下なのだ(分かる人には分かる)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。