俺と達也と氷麗ちゃんは今、アーシアとレイナが連れていかれたとされる教会に着いた。
ここで間違いないようだ。
そんんで俺達よりも先に教会に着いているやつがいた。
一誠『木場に小猫ちゃん。なんで、二人がいるんだよ?」
達也『それに祐哉と雪菜ちゃんまで。』
一誠『ついでなのは,フェイト、はやてまで』
なのは『にゃはははなんでわかったの』
一誠『何となくな』
祐哉『でもなんでここに』
フェイト『そのね私たち』
はやて『時空管理局ってとこにいるんよ。』
達也『時空管理局?』
なのは『その説明は後てするよ。』
一誠『今はアーシアとレイナを助ける事だ。』
木場『リアス部長の命令でね。』
小猫『部長は一誠先輩達を呼びに公園に転移したらしいんですが、一誠先輩達はすでにいなかったと言っていました』
一誠『マジで?』
俺が尋ねると二人は頷いた。
まさかのすれ違いか。
本当にすいません、部長
小猫が訊いてくる。
小猫の視線は氷麗に向けられていて、
小猫『達也さん,氷麗さんも連れてきているようですが良いんですか。』
やっぱり気になるか
氷麗ちゃんの素性は何一つ話してないからな。
達也『大丈夫だ。氷麗は俺が守るし。それに氷麗もそれなりの強いはからな」
なんと言っても雪女だしな。
小猫『達也さんがそう言うんでしたら。私達もいますから。』
聞きたいことがあるようだがとりあえず納得してくれたらしい。ここで質問に答えている時間もないしな。
アーシアの神器が奪われてしまう。
次に木場が祐哉に聞いてきた。
木場『北郷君その大剣はなんだい。』
祐哉『これか俺の武器だが?』
祐哉は自分の武器ブラッドサイズを持って来てた。
祐哉『そういえば、話しは変わるがリアスさんと朱乃さんは?』
木場『二人はこの教会の外にいる堕天使の討伐に行ったよ』
なるほど、一人も逃がすつもりはないようだ。
となると、この場の戦力は俺と達也、木場、小猫ちゃん,祐哉、雪菜ちゃん6人。
これだけいれば十分過ぎるだろう。
教会の入り口に立つと、小猫ちゃんが言ってくる。
小猫『先輩、気を付けてください』
一誠『ああ、どうやら中で俺達を待っている奴がいるらしいな』
扉を開けて中に入ると、待っていたのは白髪の男。
フリード『やあやあやあ。感動の再会だねぇ、お二人共』
達也『フリード本当に懲りない奴だな。結構重傷だったはずだが』
フリード『もちろん、この通り、生きてござんすよ! どこにも傷はナッシーング!』
一誠『どうせ、アーシアに治療させたんだろ? まぁいい、とりあえず今すぐ消えろ。こっちは急いでんだ」
フリード『そんな冷たいこと言わないでくれよぉ。俺っちはそこの奴にに前回の仕返しをしたいんだからさぁ!]
達也『無駄ってことが分からないみたいだな。…退けッ!』
達也はフリード目掛けて殺気を放った。
達也の正面に広がった殺気による圧力は木製の床にヒビを入れ、弾く。
ガラスにもヒビが入り、いくつかが砕け散った。
フリードは少し後退りしながらニンマリと笑った。
フリード『すんごい殺気! これでこそ殺りがいがあるってもんだぜぇ!』
床を蹴って俺達の方に突っ込んでくるフリード。
迎え撃とうとする木場を手で制した達也は空間から鎖型アークエネミー
ウロボロスを持ち、空間から射出してフリードの手に絡めた。
達也は光の剣を振り回すフリードを自分側に引っ張り
達也『これでも喰らっとけ,蛇翼崩天刃』
一誠『うわーあいつそこまであるか。』
祐哉『まぁ、相当殺気放ってたからな。』
一誠『まだ,蛇翼崩天刃でよかったよな。』
祐哉『確かに,もう一つのやつだったら確実
フリード死んでたな。』
祐哉と一誠は達也が放った攻撃を見ながらそう言った。
静かに告げた達也はフリードの顔面に蛇翼崩天刃を放った。
成す術もなく、フリードは達也が放った蛇翼崩天刃くらい教会
外まで吹っ飛んだ。
ただ、フリードが当たる直前に体を後ろに反らしてダメージを減らしていたこと以外は。
まぁ、減らしたと言ってもほぼ直撃だったから、重傷なのは間違いない。
それにしても、あのタイミングであんなことが出来るなんてな。
あれで性格が良ければ教会からも追放されることもなく、良い戦士になれただろうに。
勿体ないやつだ。
達也『行くぞ』
木場『あ、うん』
小猫『了解です』
達也は後ろで呆けている木場と小猫ちゃんに声をかけて先を急いだ。
私、レイナーレはアーシアと共にドーナシークに連れ去られてから、教会の地下にある大かな部屋に連れてこられた。
今、私は壁に鎖で四肢を繋がれている。
そして、アーシアは部屋の奥にある大きな十字架に磔にされている状態。
今からドーナシークがアーシアの神器を引き抜く儀式を行おうとしている。
アーシア『お止めください! こんなことは間違っています!」
ドーナシーク『何が間違っているというのだ? 人間ごときが神器を持っていたとしても何の役にもたたん。私が持っていた方が有効に活用できる)
レイナ『ですが、そんなことをすればアーシアが!』
ドーナシーク『この娘は神器のせいで辛い目に会ったのだろう?それはこれからも変わらん。だから、苦しみから解放してやろうというのだ。それが分からんのか、レイナーレよ』
確かにアーシアはこれまでに沢山辛いことを経験してきた。
もしかしたら、これからも辛い経験をするかもしれない。
だけど…………!
レイナ『今のアーシアには友達がいます! 例え辛いことが会ったとしても友達がいれば、アーシアは何だって乗り越えられます!』
アーシア『レイナさん』
私がそう言うもドーナシークはどうでも良いことのように嘲笑う。
ドーナシーク『友達?くだらんな。悪魔とつるむなど以ての外だ。………まぁ、いい。どのみちアーシアの神器は私がいただく。どんな傷でも一瞬で治す《聖母の微笑)。私はこの力があれば、私は更に堕天使としての高みに立つことができる」
レイナ『そんなことで,そんなことであなたはアーシアを殺そうというのですか?』
ドーナシーク『そんなことだと? 世の中は全て力だ。武力、智力、権力、財力。これらが高いものが常に勝ってきた。力とは全てなのだよ』
レイナそんなもの! 他人から無理矢理奪って得たものなんて何の意味もないわ!』
ドーナシーク『所詮、貴様には何を言っても無駄か。私は同族を殺すことは好きではない。同じ堕天使として生かしておくつもりだったが、もういい。この娘から神器を抜き取った後で貴様は処分する。下級の堕天使が一人いなくなったところで問題はない』
ドーナシークがアーシアの方を向き、神器を抜き取るための術式を始める。
魔法陣が展開し、アーシアの体を光が包む
レイナ『止めなさい、ドーナシーク!!』
ドーナシーク『うるさいぞ。そいつを黙らせろ」
はぐれ神父『おら、黙れ!」
ドーナシークに命じられて私の横にいた悪魔祓いの一人が私の顔を殴った。
殴られた時に口の中を切ったのだろうか。
血の味がする。
アーシア『レイナさん!」
アーシアが私の事を心配してくれている。
その目には涙。
自分が殺されそうになっているというのに、私の心配………馬鹿ね、アーシア。
でも、そんなあなただからこそ、私は―――――。
ダメ、私ではアーシアを助けられない。
例え鎖を解いても私ではドーナシークからは逃げられない。
レイナ『誰か,誰か助けてよ』
私が自分の無力さに涙を流した―――――その時。
ドッガアァァァァアン!!!
突然、部屋の扉が吹き飛ばされた!
鉄製の扉が反対側の壁に衝突し、その衝撃で建物が激しく揺れた!
ドーナシーク『何事だ!?」
ドーナシークも部屋にいた悪魔祓いも突然のことに声を荒げている。
暫くすると舞い上がっていた埃が収まり、視界が開けた。
そして、扉があった場所に立っていたのは―――――。
一誠『俺達の友達を泣かせてんじゃねぇ!」
赤いオーラを身体中から発している一誠君だった。
遡ること少し前。
教会の地下に行く通路を発見した俺達は、その通路を進んでいった。
すると、通路の奥に金属製の大きな扉を見つけた。
一誠『ここで、間違いないみたいだな』
木場『そうだね。中から堕天使の気配がする』
小猫『それと、あのシスターさんの気配もします』
皆が言うようにこの扉の向こうからアーシアとレイナのがある。
それと、ドーナシークをはじめとした数人の堕天使、他にもいるけど………細かいことはいい。
今はアーシアの救出が最優先だ。
達也『じゃあ、いくぜ?』
達也の言葉全員が頷く。
俺はそれを確認すると、扉を思いっきり殴り付けた。
扉は吹き飛び、反対側の壁に衝突。
その衝撃で建物は激しく揺れ、舞い上がった埃で室内は真っ白に染まっていた。
視界が開け、俺が目にしたのは涙を流すアーシアとレイナ。
一誠『俺達の友達を泣かせてんじゃねぇ!」
俺は怒りの言葉をドーナシークにぶつけた。
レイナ『達也君!」
アーシア『一誠さん』
俺と達也の姿を見て、二人は俺達の名前を呼んだ。
俺たちは二人に問う。
一誠『二人とも無事か?』
達也『大丈夫か。』
アーシア『私は無事です。でも、レイナさんが』
レイナの方を見ると口から少し血が流れていて、顔には痣も出来ていた。
見たところ、レイナの横にいる悪魔祓いらしきやつがやったのだろう。
レイナが言う。
レイナこれくらい平気よ。達也君、私は大丈夫だから』
達也『じゃあ後で手当てしないとな』
とりあえず、二人とも命に関わるようなケガはしてないな。
となると問題はあいつか。
ドーナシーク『また、貴様か達つくづく私の邪魔をしてくれるな悪魔と人間だな。』
そう言いながら翼を広げて、手に光の槍を作り出すドーナシーク。
その姿を見て、木場が少し驚いていた。
木場『翼が四枚なるほど、彼は中々の実力者のようだね』
翼の数で実力が分かるということか?
前回、ドーナシークの翼を見たときは気にしなかったけど、翼が多い方が強いのか。
ドライグはそんなこと教えてくれてなかったな。
ドーナシークが言う。
ドーナシーク『もう少しで計画は遂行される。邪魔をしないでもらおうか』
ドーナシークはアーシアの首に槍を突きつけると、悪魔祓いに合図を送ってレイナにも剣を突きつけさせる。
祐哉『人質のつもりか?』
ドーナシーク『私としては速やかに終わらせたいのだ。悪魔諸君と人間にはご退場願おう』
パチンッとドーナシークが指をならす。
すると、部屋に黒いフードを被った人間が三十人ほど入ってきた。
木場『全員、はぐれ神父とはぐれ悪魔祓いだね』
木場がそう呟く。
こいつら全員が奴の配下………。
よくこれだけの数を集めたもんだな。
一誠『これくらいで俺達が引き下がると思ってんのか?』
ドーナシーク『こちらには人質がいる。手は出せんだろう。それとも見捨てるか?』
一誠『俺達にとっては何もしないことは見捨てることと同じだ』
ドーナシーク『ほう? 貴様にはこれが見えんのか?』
ドーナシークがさらに槍をアーシアに突きつけようとした――――その時。
どっからピンク色の弾が飛んで来て弾けるような音と共にドーナシークの槍が弾かれた。
それはレイナに剣を突きつけていた悪魔祓いも同じだった。
それにドーナシークが驚愕する。
ドーナシーク『なっ!?』
奴が驚くのも無理はない。
アーシアとレイナを守ったもの、それは―――――。
なのは『一誠君達,友達は誰にも殺させはしない』
一誠『え?』
祐哉『今のはなんだ。』
はやて『えっと、私ら魔法が使えるんよ。』
達也『マジか』
なのは『まずはあの子を』
フェイト『助けるのが先』
なのは達はそれぞれの構えた
一誠『そうだな』
達也『助かった。』
なのは『ううん。一誠君が時間を稼いでくれたからだよ」
俺の言葉を聞いて、ドーナシークが声を荒げる。
ドーナシーク『先程までの会話は時間稼ぎだというのか!?』
一誠『ああ。アーシアは殺されることは無いだろうけど、レイナはそうじゃない。おまえにとってレイナは直ぐにでも殺すことが出来るだろ? だから、安全が確保されるまで待っていたんだよ」
ドーナシーク『貴様……』
一誠『さあ、覚悟しろよドーナシーク。おまえの計画はこれで終わりだ』
俺がそう告げるとドーナシークは激昂する。
ドーナシーク『たかが、悪魔と人間を今すぐ殺せ!』
ドーナシークに命じられて、はぐれ神父達が一斉に俺達の方に走ってきた。
祐哉『一誠,達也。ここははぐれ神父どもは俺と雪菜ちゃんでやる。お前たちアーシアちゃん達を』
祐哉はブラッドサイズを構え一誠達にそう言った。
雪菜『木場先輩と小猫ちゃんは堕天使をお願いします』
木場『了解。堕天使を僕と小猫ちゃんで相手するよ!」
小猫『はい。』
なのは『私達は4人のサポートをするね』
小猫ちゃんとなのはちゃんもそう言って戦闘に参加する。
祐哉と木場が剣で相手を斬り伏せ、小猫ちゃんが殴り飛ばし、なのは達は魔法を放って堕天使を相手にする。
一誠『分かった。後ろは任せたぞ!」
「「「了解!」」」
俺と達也はドーナシークのところまで駆けていった。