をいつかやらせたい。
紅魔館が見えた方向に向かって真っ直ぐ進んでいく途中で熊やら妖怪やらに襲われたけど全力で逃げました。戦闘したくないもん。それに、逃げ足は速いからな。ぶっちぎってやったぜ。
そのかわり迷ったけど。
いやー。どうなってんだよ。こうゆう時、主人公なら迷わず着くはずなのに……。
俺が主役じゃないですかそうですか。
『森の中で分からないなら木に登って辺りを見渡してみるといいかと』
えー。でも俺木登れないんだけど。
『なら、鳥に変身して空から行くというのは?』
それだっ!その手があったよ!
『では、早速……』
…あーちょっと待って。いいこと思いついた。
『いいこと、ですか?それは一体……?』
これから吸血鬼の館に行くんだし、どうせなら吸血鬼に変身して行った方が好感が待たれるんじゃないか?
吸血鬼も空飛べるはずだし。
『成る程。打算にまみれてますが、有効な手段だと思います』
打算言うな。
あっ、でも吸血鬼って日差しを浴びたら灰になるんじゃないっけ?こんな、真昼間に吸血鬼が居たらおかしいんじゃないかな?
『いえ、高位の吸血鬼なら日光を浴びても灰にはなりませんよ?おそらく、人間より肌が荒れるくらいと推測されます』
へー。んじゃ、力のある吸血鬼で決定かな?
あ、力的には全力の何%くらい?あ、エグゼイドみたいにレベル換算でお願いシャス。
『計算中……。推定、レベル21』
ん?思ったより低め?
『あくまでも、高位の吸血鬼、という存在の最低値です。最上位個体ですと60にも届きます』
そっか。それじゃ、間を取って、30位の吸血鬼に変身しようか。
『承知いたしました。では……』
【輝けー!流星の如く!黄金の最強ゲーマー!】
【ハイパームテキ!ウァンパーイーアー!】
んー?なんか背が縮んだ気がするんだが。
『強い吸血鬼というのは小さいものです』
そういうもんか?
…そういえば、レミリアや、フランもちっちゃかったな。多分、あいつらとおんなじくらいの身長になってんだろうな。
…さて、肝心の俺の見た目だが。
『吸血鬼特有の赤い目に、黒髪。尖った歯。身長は大体レミリアやフランと同じくらい。
整った顔をしており、普通に美少年として扱われるでしょう。イメージとしては、Pixivバージョンのレットがいいかもしれません。
服装は無地の黒いTシャツに、青のジーパン、といった格好。吸血鬼とはかけ離れて居ますが、気にしないでください』
説明有難う。そんじゃ、飛んで行きますかね。
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【side out】
「……何故一人も来ないの!」
「レミィ落ち着いて。分かりきっていた事じゃない」
紅魔館に存在する図書館にて。
この館の主人である吸血鬼、レミリアと、
別名、動かない大図書館。パチュリーが何故か面接場を設けていた。
しかし、誰一人も来ない現状に納得がいかないようだ。だが、人が来ないのはある意味当たり前かもしれない。何故なら、
「いくら結婚したいからと言って、ここは森を抜けた先にある最悪の立地だし、お見合い相手を募集しても誰もこないわよ。それに、貴重な我が子を、しかも男を人里の人間が手放すわけが無いじゃない」
「ぐぬぬぬ……」
パチュリーの説明の通り、いくら身を固めたいからと言っても妖怪のでる森を誰が好き好んで通ると言うのだろうか?
「そもそも、なんでいきなりこんな事し出したのよ」
「………私だって、焦るのよ」
「そんなの幻想郷共通の思いじゃない。てか、そんな簡単に結婚できたら、スキマ妖怪が人攫いなんて事しないでしょう?」
「うぅ……。なんで幻想郷はこんなにも男がいないのよぉ……」
何やってんだあのBBA。
……今寒気が。……まぁいい。
さて、このレミリアの発言の言う通り、幻想郷には男が少ない。所謂、あべこべ世界というものである。
なんでも、この幻想郷は男が産まれにくくなっており、男女の比率が1対100程になっているのだ。
男が産まれた日には集落全体で大騒ぎ。自我がつき始める前から唾をつけておこうと世の女性達は躍起になっている。
無論、貞操概念も逆転しており、女性が訴えられるような時代だ。……ここに、悲しい事件の一部を抜粋したものがある。
被害者母親。
【買い物に夢中になって、一瞬目を離した瞬間、息子はそこから消え去っていました。懸命に村の中を探したのですが、中々見つからず、近所の方にもご協力頂いてようやく見つけたんです】
記者
【それで、どのような状態で?】
被害者母親
【10人位のブスでクズな女共にレ○プされてました……。息子は目に光が無くて……。私の大切な息子が、何処とも知らない馬の骨に……うぅっ】
記者
【それはなんと唆る……いや、酷い状況でしたね…】
被害者母親
【もうあの子の精神状態はボロボロで、家に引きこもって『もう二度とさ、外に連れ出さないでくれ。後話しかけんな』何て、泣きながら訴えてきたんです!】
記者
【成る程……。じゃ、なんで貴方が牢屋にいるのですか?】
被害者母親
【そんなの混ざってヤッたからに決まってるじゃないですか!据え膳食わぬは女の恥ィ!】
記者
【……あれ?もしかして、脱獄して捕まったのって】
被害者母親
【息子に『話しかけんな』と拒絶され気絶したからです】
記者
【まぁ、所詮女なんてそんなもんですよねー】
記者、被害者母親
【【アッハッハッハッハーー!】】
アッハッハッハッハー、じゃねぇ。
ま、まぁ、こんな感じで男は貴重なのだ。
というか、この事件が起こってからいよいよ男が外に出たがらなくなった。
レミリアのお見合い大作戦が成功しない理由である。
土台無理なのだ。
そう、出会いがあるだけ奇跡、と、呼ばれるくらいに……。
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さて、場面は変わり、紅魔館の玄関である門の前。
「今日は何か良いことが起こりそうな気がします!」
普段は居眠りをして時を止めるメイドにナイフをぶっ刺される門番、紅美鈴は何故か今日は起きていた。
理由は今朝、夢で、男とくんずほぐれづな行為を行ったから、である。色々昂ぶってしまい眠ろうにも眠れないのだ。
「いやー!メチャクチャ良い夢でしたねー!なんだか身体の調子も良いですよ!」
独り言を話しながらも、高速で一般市民には目が追いつかないほどの蹴りを繰り出している。顔も、名前の通り少し紅い。
……おっと。ここで、我らがハイパームテキの登場のようだ。
「ふう。到着っ、と」
空から華麗に舞い降りたムテキ。黄金色の羽をはためかせながら、スタッ。と着地する。そして、優雅に自己紹介を、良く逆転したりされたりする赤い検事みたいな手振りでし始めた。
「やあ、こんにちは。俺の名は一条開示。麗しい門番さん。ここは紅魔館で間違いないかな?」
美鈴、あまりの出来事に固まる。
蹴りを繰り出した状態で時が止まる。
そして、顔が真っ赤に染まり、プシューと煙が立ち込めた。そして、
「きゅ、吸血鬼の男の人ぉぉぉぉ!?」
その言葉を最後に、彼女の意識は途切れた。
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【side カイジ】
「……た、立ったまま気絶してる…?」
ど、どうしよう?このままの方がいいかな?
『どうせなら運んであげましょう。そうした方か印象が良くなるかと』
「それもそうだな。それじゃ、ちょっと失礼して」
俺は美鈴をお姫様抱っこして門を押し上けて中に入った。…なぁ、この世界、もしかして男女あべこべ?
『美鈴の反応からして、その可能性は充分にあるかと。……面白くなってきましたねぇ』
何がだよ……。
『ハーレム!ハーレム!ハーレム!』
さて、クソブタオタクナビは放っておいてさっさと咲夜さんあたりでも見つけますかね。
『あっちょ、無視しないでほしいでヤンスー!』
何故にパワポケメガネ族の口調なんだよ……。
パワポケは6のしあわせ島のプレイ動画しか見たことないからわかんないけど、未来からきた孫と結ばれるルートが存在するやつがあるってマジ?