ゲゲゲの鬼太郎〜信仰なき神々の襲来〜   作:NW

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今日はバレンタインですねぇ…
皆さんチョコは貰えましたか?
私はチョコレートを自分に買いました。
貰ってません。
皆さんに幸あれ!


妖怪と神々が目覚めた日〜後編〜

「あらぁ…ゲゲゲの鬼太郎さんがお出ましかぁ…まぁ…いっか♪」

のびあがりと戦っていた白シャツにロングスカート、黒のブレザー姿の黒髪の女性は鬼太郎を見て楽しそうに微笑む。その笑みはまるで戦闘を楽しんでいるような笑みだった。そして鬼太郎は小さな声で自らの父親に声をかける

「父さん…あの女性は…」

「わからぬ…妖怪にあんなのいた覚えないんじゃ…」

鬼太郎と目玉親父が二人でそんな話をしていると女性は宙を舞いながら華麗にのびあがりのビームらしきものを避けていく。そして手に持っていた黒い扇をのびあがりに振り抜けばのびあがりの眼から妖気が漏れる。のびあがりは堪らず地上に逃げると女性は落ち着いた様子で地に足を降ろした。

「あーあ…逃げられちゃった…♪」

「ちょっと…!」

文句を言おうとしたまなを鬼太郎が止めた。

「……なんで…無茶した?」

「…なんの…事かな?」

まなも冷静になって見てみると鬼太郎に歩み寄る女性ほ足取りはフラフラとしており、額には冷や汗が浮かんでいる。少し歩くと糸が切れた操り人形の様に前に倒れる。それを鬼太郎が上手く受け止めた。

「この人…なんで無茶を…」

「…とにかく、どこか落ち着ける所で休ませよう…」

そして鬼太郎とまなはその女性を連れてまなの自宅へ向かった。

まなの自宅へたどり着いたまなは家に誰もいない事を確認して女性をベットに寝かせると鬼太郎と共に再び地下に向かった。

 

 

 

 

 

 

しばらくして潤華は目を覚ました。そして感覚を確認すると辺りを見回す。そこが誰の部屋かわからなかったが突然現れた者によって思考を停止することになった。

「…………」

「樹ュ…肖ュ天ァ…」

「うん…そっか…じゃあにあとは翼鳳(よくほう)にお願いって伝えて。」

「出ュ↑機ァ@」

鳴き声のかわりに謎のノイズを発する紫目の鴉はそのまま窓をすり抜けて遠くへ飛んで行った。そして潤華はもう少し寝ようと体を倒した。

 

 

 

「…さん…………さん!…お姉さん!」

「んぇ?」

潤華が目を覚ますとそこには癖のある茶髪の少女がお盆の上に乗っていたおにぎりとお茶を机に置いていた。

「大丈夫ですか?」

「うん、貴女、お名前は?」

「私は犬山まなです。貴女は?」

「私は潤華。信仰なき神の一人よ。」

この後、まなと潤華はレインの交換をして別れた。

 

 

ーーー

 

 

「翼鳳、どう?終わった?」

「あぁ、しかしゲゲゲの鬼太郎が謎の人物に射抜かれた。」

「…………無事?」

「無事だ、しかしなんでだろうな…」

「…わかんないよ…」

その後、二人はとある人物に判断を仰ぐ為にその場から姿を消したのであった。




鴉のノイズ翻訳↓
「樹ュ…肖ュ天ァ…」=翼鳳様が心配してる。

「出ュ↑機ァ@」=わかった、ご武運を。


明日はチョコ貰えるかな…と愚かな希望を持って私は寝ます。

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