「…『うるさい、じゃまだからかえりなさい。』と書いてある。」
翼鳳がモールス信号を読むと猫娘は怒って身を乗り出し、白髪の少女に怒鳴り散らした。
「なぁっ!?そこの貴女っ!邪魔ってあんたねぇ!」
その時、猫娘に反論しようとした白髪の少女は見上げ入道によって手のひらで弾き飛ばされてしまった。そのまま白髪の少女は苦しそうな表情をうかべていた。
「ぐぅっ!?かはっ…………」
「ぁっ!ニャァァァァッ…………!」
猫娘はスピードを上げて見上げ入道に斬りかかれば思わぬ攻撃に見上げ入道は怯む。
「目を瞑りなさい!そこの猫女ぁっ!」
「ニャッ!?わかったわ!」
白髪の少女がそう叫べば見上げ入道の目元に向けて弾丸を放つ、それと同時に猫娘が目を瞑ればその弾丸は閃光となって見上げ入道の瞳を焼いた。
「グァァァァァッ!!!???」
するとまなは息を大きく吸い込んでこれでもかというほどに叫んだ。
「『見上げ入道見越したりぃぃぃぃぃぃっ!!!』」
まながそう叫べば見上げ入道は断末魔をあげつつ消滅した。それと同時に身長の約2倍もある銃を持った白髪の少女は観客席の部分から華麗に飛び降りて着地、まな達の方へ銃を粒子化しながら歩み寄れば猫娘の前で意識を失い、そのまま糸の切れた操り人形のように倒れ込み、猫娘にキャッチされた。そのあと、しばらく白髪の少女が目を覚ます事はなかった。出血は無かった為、猫娘達はそのままその少女を潤華の回廊内に休ませることにした。
「なんだったのかしらね、あの人間。」
「さぁ?あんな妖怪は見たことないし、潤華達も知らないと言っていたようだし。きっと誰かが言ってた…えーっと…」
「能力者ってやつかしら?にしては珍しい髪色ねぇ…」
結局白髪の少女はしばらくして意識を取り戻し、礼を言ってそのままその場を立ち去って行った。信仰なき神の二人組は自分の家へと帰って行った。結局白髪の少女の名前などのいろんなことはわからなかったがまなは気にしていない様子だった。その代わり、猫娘に『猫姉さん』という呼び名が出来上がったのは別の話。
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「…………クックック…」
ひとりの青年は不気味な笑みを浮かべながら御札をビリビリにやぶかれた祠の前に仁王立ちしていた。
「これだっ…これが俺の真の力だぁぁぁっ!フハハハハッ!!!!」
「おい、そこな邪神、儂等の計画を手伝うてくれぬか?」
「ケケッ…任せとけ…俺は手前らの仲間になってやろう…クククッ…」
「さぁて…始めましょう?」
「「「「妖怪城に勝るもの無しと我らは誓う!!!」」」」
この日からまなの住む町では子供の行方不明事件が多発しはじめた