KIVACU-RIOT!   作:Million01

7 / 10
あープトティラとタジャドルのXレアが二枚ともきた……これはオーズデッキを作れと言われてるようなもん(
そして仮面ライダージオウ ディケイドアーマーのパラレル来た!これで勝つる!

という作者の今の気持ちを文章にしました
ちなみにバトスピの話です

ちなみに今回も戦闘シーンは三人称視点です


二重奏・二人の牙

最初にファンガイアと戦ってから数日が経った。少しずつ学院での生活や風紀班の仕事も慣れてきた頃だ。

 

たまに起こる巡回先での揉め事の対応は少しばかり骨が折れるけど……

 

「……ワタル?」

 

と、僕が上の空で立っているとエリナちゃんが僕の顔を覗いてきた。

 

「え、あ……ご、ごめん」

 

「ダイジョーブ?こっちの生活に疲れているの?」

 

「いや、そんなんじゃないよ……ただ、ここに来てから色々あったなぁ、って…」

 

「そう?ここでの生活、楽しい?」

 

「うん、それなりに楽しいよ」

 

と僕はそう言いながら頷いた。確かに悪くはないかもしれない。

そもそもここに来るまでは一人暮らしをするつもりだったけど……こう大勢の人たちに囲まれて食事をしたりするなんて思っても見なかった。

本土の方ではだいたい一人で食べることが多かった……だから、いつも囲まれて食事をしていると何かと安心感が感じられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、この都市では"キバ"の噂が広まりつつあった。

あまり、僕としては嬉しくないんだけど、キバの正体がバレていない分まだ大丈夫であった。

 

「矢来、連中に動きはあるか?」

 

そんなことを思っていると枡形さんが僕たちにそう告げた。今は風紀班の仕事の最中……しかも今回は取引現場の取締だ。

 

「いえ、特には」

 

気付かれないように倉庫の中の様子を確認しながら美羽ちゃんは短くそう告げる。

 

「ブツは確認できたか?」

 

「いえ、まだ見えません」

 

「そうか。わかった、ブツを確認した時点で突っ込むぞ。全ユニット準備をしておけ」

 

最近では風紀班の仕事の最中にファンガイアと遭遇する確率が高く、今回はキバットを懐に隠してある。何かあってからでは遅いんだ。

 

「あっ!」

 

そこで布良さんが声を上げた。

 

「なんだ、どうした?」

 

枡形さんが布良さんの声に反応すると、布良さんはどこか言いにくそうに顔を真っ赤にした。

 

「いえ、その、あの……み、見えちゃいました」

 

「見えたって、ブツか?」

 

「確かなんだろうな?お前、恥ずかしくてすぐに目を逸らしたりしてないか?」

 

布良さんが恥ずかしがるほどのブツ?どんなのだろう…少し僕は気になった。

 

「うっ、あ、あんなの直視なんてできませんようっ!」

 

「こっちからも確認できました。情報通り間違いありません」

 

そんな布良さんの言葉を気にせずに美羽ちゃんがそう告げた。その言葉を聞き、枡形さんが僕たちを見る。

 

「よし、全ユニット、突入だっ!」

 

枡形さんの声と共に待機していた人たち全員が動き出す。応援に来ていた警察のパトカーがサイレンを鳴らしながら、倉庫の出入り口を塞ぐ。

 

相手にとっては予想もしない展開らしくて狼狽しきっていた。

 

「警察だ!全員、武器を捨てて投降―――」

 

しろ!と警察官の一人が言おうとしたときだった。

 

パァン!と警察官の聞く耳を持たずそのまま相手がパトカー目掛けて発砲した。

 

「くそっ、本気か!?撃ってきやがった」

 

僕は一先ず背を低くして物陰に隠れた。僕は一応、人間ということになっていて一応模擬弾の入った拳銃を渡された。これでも一応、風紀班の方でも扱かれている……

 

「情報通り、本土の暴力団関係だろう。使っているのはマカロフだし」

 

「応戦しますっ!」

 

布良さんはすぐにハンドガン?を構え狙いを定める。三発もの模擬弾は全て相手に命中する。

だが、相手もそれだけでは終わらず撃ってきた、倉庫内が銃撃戦へと変わっていく。

 

「!?」

 

そんな中、一人の男性が脱出しようとしている。

 

「主任!」

 

僕はできるだけ大声で枡形さんに呼びかける。

 

「なんだ?こっちは今、忙しいっ!トイレに行きたいのなら、一人で行ってこい!」

 

こんな状況でトイレに行きたい人なんていないと思うんですけど……そんなツッコミを僕は口には出さなかった。

 

「いえ、そうじゃなくて、犯人の一人が逃げます!あの、追いかける許可を!」

 

「待てっ!お前一人じゃ危険だ!布良と一緒に行け!」

 

どうやら、僕の近くにいた布良さんと一緒に行くことになるらしい……けど布良さんがいてくれると心強い。

 

「逃がすなよ!逃げられたら今日も残業だ!」

 

さすがに残業はしたくない……なら、捕まえるしかない…

 

「了解!」

 

布良さんがそう返す。その言葉を聞いて、僕と布良さんは逃げた犯人を追いかけるように倉庫を飛び出す。

 

「布良さん、見える?」

 

少しだけ走る音が聞こえ、暗いけども人影は見える程度はわかった。

 

「うん、なんとか……これなら…狙えそう」

 

そう言って布良さんがハンドガンを構え……パァンッ!と発砲した。

その模擬弾は見事命中し、犯人はその反動で体制を崩し地面に転がった。

いまなら……捕まえられる!

 

そう思い、僕は全速力で犯人の元に駆け寄り押さえつけた。

 

「くっ、貴様ら……人間の分際で……」

 

「え?」

 

一瞬、犯人の力が緩んだかと思うと、犯人の体からステンドグラスの模様が浮かび上がる。

まさか……ファンガイア!?

 

「紅君!」

 

僕のすぐ後ろの方で布良さんの声が聞こえてきた。

 

「布良さん、逃げて!」

 

「え?」

 

僕の声と同時に犯人が本当の姿となり、僕の身体を簡単に吹き飛ばす。

 

「紅君っ!」

 

今の光景を見て布良さんがこちらに駆け寄ってくる。

 

「だ、大丈夫!?」

 

「う、うん……なんとか」

 

少し背中が痛い程度にだけど、いつもと比べるとマシだった。

 

「それより犯人は?」

 

「どうやら私達と戦う気はないみたい……」

 

「……逃げたの?」

 

さすがに残業はマズイかもしれない……僕の脳裏にはそんな言葉がよぎった。

 

「いや、まだ遠くには行ってないはずだから大丈夫。紅君は休んでて」

 

「え、ちょっと―――」

 

待って!と言おうとする頃には布良さんは暗闇の中に消えていった。さすがに布良さんが戦えると言っても一人では危険だ。

もしかすると、布良さんが食べられるかもしれない。

そんなのは……

 

「―――キバット」

 

僕は静かにそう呟いた。

 

「よっしゃ!キバって行くぜ!」

 

懐から飛び出たキバットは僕の周りを迂回し始める。

 

「ガブッ!」

 

僕が左手を前に突き出すと、キバットはそのまま左手に噛み付いた。

キバに変身するときに現れるステンドグラスのような模様が顔に浮かび上がる。

 

「―――変身」

 

その単語と同時に、キバットが僕の腰に出現した赤いベルトに宙吊りでぶら下がる。

 

仮面ライダーキバは闇の中を突き抜ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い道を必死に走るファンガイア。さすがに取引現場がバレてしまったのなら諦めるしかない…

これは逃げではない。戦略的撤退だ……そう何度も自分の中で言い聞かせる。

 

「…………」

 

だが、そこでファンガイアの前に通せんぼするかのように何かが立ちはだかった。

白いキバだ。

 

「っ!?」

 

ファンガイアはすぐに自身の剣を具現化させると、すぐさま白いキバに剣を振り下ろす。

白いキバはファンガイアの剣をサーベルで受け流すと、流れるような動作でファンガイアを斬りつける。

よろめくファンガイアは後退りながら距離を取る。

 

「っ!?」

 

「あれは……!」

 

そこでファンガイアの背後の方から赤いキバが現れた。

キバ二人に囲まれるファンガイア……絶対絶命とはまさにこのことであろう。

 

「…………」

 

赤いキバは白いキバの方に注意がいってしまう。

 

そんな中、白いキバはサーベルに紫のオーラを纏わせると力強く、素早く、美しくサーベルを振り下ろした。

 

パリンっ!と白いキバから放たれた紫色の斬撃がファンガイアの身体を砕いた。

 

 

「…………」

 

「…………」

 

無言で立ち尽くす赤と白のキバが二人、今でも一触即発の雰囲気を放つ。

 

「……!」

 

直後、白いキバが動いた。サーベルを構えなおしそのままキバへと直進する。

だが、キバもこの行動を予想していたのか素早く後ろへ下がり剣戟を避ける。

 

サーベルを持つ白いキバの方がリーチは長く、反撃もできないキバに対してそのまま何度も剣戟を繰り出す状態、いつの間にかキバは塀へと追いやられていた。

 

「っ!」

 

そこ!と言わんばかりの強烈な突きがキバへと放たれる。だが、キバも一筋縄ではいかずそのまま跳躍し、背後の塀を飛び越えた。

 

サーベルの剣先はそのまま塀を貫いた。白いキバは素早くサーベルを抜くと塀を飛び越える。

 

「…………」

 

「…………」

 

再び睨み合う二人のキバ。お互いの顔は仮面に隠れていて見えなかった。

 

白いキバが再び動き、月の光によって反射される剣戟がキバを襲う。

キバは華麗な動きで避け、白いキバから逃げるように剣戟を躱していく。

 

いつしか剣戟は止まり再び睨み合う二人であったが、キバが痺れを切らしたのか、ゆっくりとした動作で左腰にある青いホイッスルを取り出した。

 

「剣には剣を、だな……」

 

キバットが小さく呟いた。

 

キバが青いホイッスルをキバットの口に差し込んだ。

 

「ガルルセイバー!」

 

キバットの声とその笛の音が闇夜に響く。白いキバは警戒するかのようにように半歩後ろへ下がり、サーベルを構えた。

 

だが直後、どこからか何かが飛んできた。

キバはそれを左手で掴むと折り畳まれていた刀身が展開され、剣へと変わる。

 

狼に似た雄たけびと共に左腕と胸部が鎖に覆われ、収束したかと思うと青くなっていく。

 

「っ!」

 

白いキバは目の前の光景に驚きさらに後退した。

 

「グルル…」

 

そんな白いキバを睨み付ける複眼は、いつの間にか黄から青へと変わっていた。

 

野生の獣のような荒々しく肩で呼吸するかのように身体を動かす。

 

「……!」

 

するとキバが動く……ガルルセイバーと呼ばれる剣を素早く振り下ろす。

 

その動きはいつものキバよりも早かった。白いキバでもこのスピードには対処しきれずモロに食らってしまう。

 

白いキバもこの攻撃には黙っておらず反撃を繰り出す。だが、この攻撃は空を切った。

いつの間にかサーベルのリーチ外にいたキバは、素早い動作で懐に踏み込み、いくつもの連撃を繰り出す。

 

「―――っ!」

 

白いキバはなんとかその場で踏ん張り、後方へと跳躍した。

 

再びガルルセイバーを構えるキバ。直後、白いキバがキバに向けて斬撃を飛ばす。

 

「!」

 

キバは咄嗟に腕を交差しガードの構えを取った。だが、その斬撃はキバには当たらず、キバの足元に直撃し、目くらましのように火花が散った。

 

キバは火花を振り払うように腕で払い除け、白いキバへと目を向ける、も……

 

 

もうそこには誰にもいなかった。キバは数秒、その場に立ち止まるもどこかへ走り去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は変身を解除するとすぐに布良さんを探した。

先程、白いキバとファンガイアが戦っていた場所とそう遠くないところにいた。

 

「布良さん!」

 

「紅君!動いて平気なの…?」

 

「う、うん、なんとかね……それよりファンガイアは?」

 

「それが……その、白いキバがファンガイアを倒したのを見たんだけど」

 

「白い、キバ……?」

 

あのキバは一体、何者なんだろうか……帰ったらキバットに聞いてみないと。

さすがに今聞くのはちょっとね…

 

「うん、なんか私達が見たこの間とは別みたいなの……だってその二人がさっきまで戦っていたんだもの……」

 

「そう、なんだ……」

 

あの一部始終を隠れて見ていたらしい布良さん……まだ正体がバレてないのには安心した。

 

「とりあえず、主任に報告しにいかないと」

 

僕達が倉庫に戻るといつの間にか銃撃戦は終わっており、相手の男たちはみんな倒れていた。

 

「おう、そっちも終わったか」

 

「はい、ただ逃げた犯人がファンガイアだったので……」

 

「チッ、またファンガイアか。最近はどうもこうも多いな、一回、上と相談するか」

 

手を額に当てながら悩む枡形さん。

 

「それで、お前ら、そのファンガイアはどうした?まさか逃がしたんじゃ……」

 

「い、いえ、その……白いキバがファンガイアを倒したんですけど」

 

「はぁ?白いキバだぁ?」

 

「本当に見たんですって!」

 

白いキバ……確かにあのキバは今まで見たことも聞いたこともない。

 

「白い、キバ……?いつものキバとは違うの?」

 

「う、うん……だってその二人が戦ってるところも見たし……」

 

確かにあの時は危なかったし、やられっぱなしというわけにもいかなかった。咄嗟にガルルセイバーを呼び出してなんとか撃退することに成功したからいいけど……

 

「まぁ、いい……撤収の準備だな。おっと、その前にお前ら、ブツの確認をしておけよ」

 

「えっ、えぇぇぇぇぇっ!?か、確認って、アレをですか?」

 

布良さんが顔を赤くして大声を上げる。

 

「仕事だ、わかったな……」

 

「はい……」

 

「……わかりました」

 

「嫌だなぁ、もう……」

 

布良さんがそう言いながら溜息をつく。僕は少し中身が気になり、その"ブツ"の中身を確認した。

 

「これって……」

 

その中身は未成年が見てはいけないものだった……僕は成年だから一応、問題ないけど……女の子の前で確認するものじゃないと思うけど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風紀班の仕事が終わった。ブツを押収しそのままあれやこれやと報告書を書いて終わった。

 

「キバット、あの白いキバって……」

 

僕は身体をお風呂に浸かりながら、横にいるキバットに聞いた。

 

「あ……あれはだな」

 

少しキバットが言いにくそうに口を濁らせる。

 

「……?」

 

「あれはキバーラ……俺の妹だ」

 

「妹!?」

 

「ああ、あの姿はキバーラを通して変身するんだが、女性しか変身できなくてな……」

 

「ていうことは、女性のファンガイア……」

 

「いや、キバーラの場合は普通の人間でも変身できちまうんだ」

 

ボソッと呟いた僕の言葉を否定したキバット。

 

「えっ……ていうことは人間?」

 

「いや、そこはわからん……ヴァンパイアでも変身できるかもしれないけどな、ただ女性なだけ」

 

「女性のキバ……仮面ライダーキバーラ」

 

僕のキバが仮面ライダーキバと呼ばれているなら、あの白いキバは仮面ライダーキバーラとも呼ぶべきものだろう……そう思いながら僕は顔半分を風呂に浸らせる。

 

僕の知らないキバがいたなんて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は風呂を上がるとそのまま携帯を開き、とある人へとかけた。

 

『こんな時間にどうした、渡?』

 

こんな時間……確かにもう深夜も回ってもうすぐ朝になる。

 

「あ、兄さん……ちょっと聞きたいことがあるんだけどいい?」

 

『ああ、問題ない。何が聞きたい?』

 

「今日、ファンガイアを見つけたんだけど白いキバが現れて……そのファンガイアを倒したんだ」

 

『白い、キバ……?』

 

兄さんの声が少しだけ強くなった。

 

「うん、キバットに聞いたら、そのキバはキバットの妹のキバーラを用いて変身した姿らしいんだけど……何か知らない?」

 

『……いや、俺も知らないし聞いたこともないな』

 

兄さんの声は迷いなくそう言った……どこか嘘をついている様子もなく、いつもの声色でそう言った。

 

『ファンガイアを倒してくれているならありがたい話だが、気になるのか?』

 

「うん、その白いキバ……キバーラは僕に襲いかかったし」

 

『渡に……?少なくとも味方、という事はなさそうだな……わかった、調べておく』

 

「うん、ありがとう……」

 

『気にするな、お前は俺の大切な弟だからな』

 

そう言ってもらえて僕は嬉しくなった。兄さんと死闘を繰り広げた事が嘘のようにも思えてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、仮面ライダーキバーラが来ましたね
補足しておきますけど変身者夏みかんじゃありません、そしてディケイドに出てきたキバーラでもありません
あくまでこの世界のキバーラです、ややこしいかもしれませんがあくまでこの世界のキバーラです
※大事なことなので(ry

ちなみにキバとキバーラのスペックは
パンチ力・キバは6t、キバーラは3t
キック力・キバは8t、キバーラは10t
ジャンプ力・キバは85m、キバーラは70m
走力(100m辺り)・キバは6.5m秒キバーラ7秒

です。なんかディケイドではキバーラはディケイドに負けない強さを持ってると言われてますけどここのキバーラはキバとそんな変わらないです

ちなみにガルルフォームは
パンチ力 5t
キック力 9t
ジャンプ力 40m
走力(100m辺り) 1.5秒
です

普通に速い(普通ってなんだ



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