バカと姫路弟の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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Aクラス交渉Ⅱ

俺たちは今、Aクラスの方で待機しており雄二がFクラス代表として交渉してくれている。Aクラスの交渉してくれる人はというとーー

 

「待たせて悪かったわね。Fクラス代表さん」

 

「いや、そんなに待ってねぇよ。Aクラスの優等生さん」

 

「そ、改めて自己紹介するね。今回は交渉の代表として任された木下秀吉の姉の木下優子よ」

 

Aクラス木下優子・・・Fクラスの木下秀吉の姉で模範的な生徒として知られている。尚、彼女もかなりの実力だが、それを上回っているのが雄二の幼馴染みでもある霧島翔子・・・

 

「今回の此方に来た用件はなにかしら?」

 

「宣戦布告しに来たんだよ。俺たちFクラスはAクラスにな」

 

「・・・それは本気での判断かしら?」

 

「あぁ、ただし只の勝負ではつまらないから一騎討ちしないか?」

 

「一騎討ち・・・?」

 

「あぁ。俺達Fクラスは試召戦争として、Aクラス代表に一騎討ちを申し込む」

 

「一騎討ちね・・・何が狙いなの?」 

 

雄二の提案に秀吉の姉、木下優子はその提案に警戒しながらにらむように聞いてきた。まぁ、確かに交渉任されているだけじゃなく、この申し込みは知らないものからしたら不信に思う話だな

 

「もちろん俺たちFクラスの勝利が狙いだ。そちらもこの話にはメリットがあるだろ?」

 

「はぁ・・確かに面倒な試召戦争を手軽に終わらせる事ができるのはありがたいけどね、だからと言ってわざわざリスクを犯す必要もないわね」

 

「懸命な判断だな」

 

「そういえば木下優子さん、Cクラスとの闘いはどうでした?」

 

俺はあえてCクラスの話題を出した。これを聞くのは苦戦したのかも気になったから聞いたのだが聞かれた本人は?隣ながら答えた

 

「Cクラスとの闘い?あぁ、時間は取られたけど、それだけだったよ?何の問題もなし」

 

「(俺の聞く役目は終わり。ここからは雄二に任せる)そうですか。お答えしていただきありがとうございます」

 

「(おう)なら、Bクラスとはやりあう気があるか?」 

 

「Bクラスって・・・昨日来ていた『あの』・・・・・・」 

 

雄二の質問に木下優子さんは明らかに表情が変わって少しだけ震えていた。どうやら、相当酷かったみたいだな

 

「ああ。アレが代表をやっているクラスだ。幸い宣戦布告はまだされていないようだ。さて、どうなることやら?」

 

「待ちなさい。BクラスはFクラスと戦争して負けたのだから試召戦争はできないはずよ」

 

「結果は聞いているはずだ。事情はどうあれ、対外的にはあの戦争は『和平交渉にて終結』って事になっていることを。だから規約にはなんの問題も無い」

 

「・・・それは脅迫かしら?Fクラス代表さん」

 

「人聞きが悪いな。こちらとしてはお願いしてるのだが・・」

 

「うーん・・・分かったわ。そちらが何を企んでいるか知らないけど、私達の代表が負けるなんてありえないからその提案受けるわ」

 

「いいの?」

 

木下優子さんの了承に明久は驚きながら聞き返すと、木下優子さんは疲れた顔で頷いていた

 

「えぇ・・あんな格好した代表のいるクラスと戦争なんて嫌だもん・・・貴方達も逆の立場ならしたいと思う?」

 

「「「「あー、確かに・・・したくないな」」」」

 

自分達がそうしたとはいえ確かにやりたくはないな。まぁ、あの野郎のあの姿を見て誰も得はない

 

「でも、こちらからも提案。代表同士の一騎討ちじゃなくて、そうだね、お互いに5人ずつ選んで、一騎討ち5回で3回勝った方の勝ち、っていうのなら受けてもいいよ?」 

 

「う・・・」 

 

「・・・成る程な。姫路が出てくるのを警戒してか?」

 

「えぇ、お姉さんの方だけどね。それに大丈夫だと思うけど、代表が調子悪くて姫路さんが絶好調だったら、問題次第では万が一があるかもしれないしね」

 

「安心してくれ。うちからは俺が出る」 

 

「無理よ。その言葉を鵜呑みには出来ないし、これは競争じゃなくて戦争だからね?」

 

確かに戦争は負ければ失うのなら相手の勝ちの可能性はできるだけ減らすのは当然の手段だし、交渉が上手いなと思う

 

「わかった。その条件を呑むが・・・勝負する内容はこちらで決めさせて貰う。そのくらいのハンデはあってもいいはずだが?」

 

「うーん・・・「・・・受けてもいい」 って、あれ?代表いつの間に」

 

木下優子さんの後ろからAクラス代表の霧島翔子があらわれた。あれが噂の学年首席か・・・

 

「でも代表いいの?」

 

「・・・かまわない。けれど、条件がある」

 

「条件?」

 

「・・・うん」 

 

そういって霧島さんは一度雄二を見た後にお姉ちゃんをまじまじと見て雄二に言い放った 

 

「・・・負けた方が何でも言うこと聞く」

 

「「「!?!」」」

 

「はぁ・・・なら代表の案も含めてこうしましょう?勝負内容は5つの内3つをそっちに決めさせてあげる代わりに2つはうちで決めさせて」

 

「交渉成立だな」

 

雄二は満足そうにうなずいていたが、明久は雄二を慌てて止めた

 

「ゆ、雄二!何を勝手に!まだ姫路さんが了承してないじゃないか!」 

 

「明久、選択権をもらえただけでも大きいことだからこれ以上の交渉はないだろう」

 

「だが、安心しろ絶対に姫路には迷惑をかけない」

 

「そうかそうか・・・雄二もしも負けたときは・・・覚悟しとけよ?」

 

「お・・おう(割りと本気で目が笑っていない・・・。これはマジで勉強しておこう)」

 

俺は軽く雄二に向かってにらんで言うと冷や汗出て頷いていた。にらむのは当たり前だ・・・何せ噂とはいえ、〔霧島翔子は男からの告白をかわしまくっており、同性愛主義者ではないか?〕って言うのが出ている以上可能性として心配なんだよ

 

「・・・勝負はいつ?」 

 

「そうだな。今日の午前10時からでいいか?」 

 

「・・・わかった」 

 

「よし、あらためて交渉は成立だから一旦教室に戻るぞ」 

 

Aクラスとの召喚戦争での交渉は無事に終了し、俺達Aクラスを後にする

 

 

俺達の目標はもう目の前に来ているのだから・・・・

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!

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