バカと姫路弟の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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Aクラス戦 Ⅱ

第一戦はFクラスは明久が出て対するAクラスは木下優子さんが出てきた。勝負科目は数学でこの闘いは一瞬で終わらされるかと思ったが・・・

 

「よっと!」

 

「やるわね・・・」

 

木下優子さんのランスを上手いこと避けて時には木刀で軌道を逸らしながら、木下優子さんの召喚獣に攻撃してるが・・・

 

「確かに貴方の召喚獣の扱いは上手だわ。でも、私の点数はそこまで削れていないわよ」

 

「くっ!(一瞬でも当たれば僕は終わりなんだ!集中しつくさないと!!)」

 

そう木下優子さんの点数は最初は376点だったが今は330点。しかし、これを見てわかる人はわかるがあいつの持ち点が少ないからこそ、中々木下優子さんとの決着がつかない・・・

 

「まさに一進一退か・・・あのやろうにしては粘っているが・・」

 

「あぁ、それももう時間の問題だ」

 

「何故ですか?」

 

「お姉ちゃんの疑問を答えるなら、ただひとつ。点数が大きく差がある以上、明久が今の状態で勝つのは厳しい。これが普通の戦争なら明久はここで交代して誰かが戦うのがいいかもしれないけど・・・」

 

「それができないから厳しいのですね」

 

「そう」

 

俺の説明にお姉ちゃんも納得してくれたが、実際はもうひとつ理由がある。向こうの召喚獣の扱いが慣れ始めたので明久の攻撃が中々当たらなくなっている

 

今の点数は・・・?

 

数学

Aクラス

木下優子320点

 vs

Fクラス

吉井明久30点

 

俺が知らない間に明久も点数を削られていた・・・。これはもう本当に時間の問題か・・・

 

「貴方はあれだけの点数差をありながら、よく戦ったわ・・・。戦う前はバカのFクラスと思ったけど、ひとつだけ訂正するわ」

 

「やっぱり点数差は・・・ありすぎると厳しい・・」

 

「貴方の戦う姿勢と最後まで諦めないのを敬意表してここで決めてあげるわ。はぁぁ!」

 

「僕だって・・・バカにも意地があるんだぁぁぁ!!」

 

明久は迫ってくる木下優子さんの召喚獣に恐れず突っ込んでいき、お互いに高く飛び・・・

 

ーーシュッ・・・

 

風切れのいい音が俺らは聞こえた・・・。そして互いの召喚獣が着地すると沈黙が走り・・・

 

「ふうっ・・・私の勝ちね・・・」

 

「・・・・いったぁぁぁぁぁぁぁあい!?」

 

木下優子さんが背を向けてAクラスに戻るのと同時に明久が苦しんで倒れていた。押さえていた場所は・・・首だ・・・

 

そして、結果は・・・

 

数学

Aクラス

木下優子320点WIN

 vs

Fクラス

吉井明久0点 LOSE

 

「第一戦はAクラスの木下優子さんの勝ちです」

 

高橋先生の判定で盛り上がるAクラスと悔しがるFクラスの半分。俺とか雄二はそうなるだろうと思い余り期待していなかった

 

そして、俺と雄二はすぐに指示だした

 

「はーい、そこのバカは下がりましょうー」

 

「ちょっとは僕の体を心配して!?」

 

「やれやれ、結果は予想通りだから勝負はここからだな」

 

「ちょっと待った雄二!アンタ僕をぜんぜん信頼してなかったでしょう!」

 

「信頼?何ソレ?食えんの?」

 

「とどめ刺してほしいならしてやるよ。明久」

 

「君たちは最低だぁぁぁぁ!」

 

そんな明久をよそに高橋先生は話を進めた。尚、島姉は明久に対してお仕置きしていたのに関しては俺はスルーした

 

「では、続きまして第2戦の出場者前に出てください」

 

「・・・(スッ)」

 

「じゃあ、今度は僕が行こうか」

 

高橋先生の言葉に第2戦に出てきたのは、Aクラスの緑色のショートカットしている子が出てきて、対する俺たちはムッツリーニが出ていくことになった

 

「お姉ちゃん達あの人知ってる?」

 

「え?いえ、私も初めて見ました」

 

「ウチもよ」

 

俺達の疑問に答えるようにショートカットの子は自己紹介しはじめた

 

「一年の終わりに転入してきた工藤愛子です。よろしくね」

 

「教科は何にしますか?」

 

「・・・保健体育」

 

「へぇ・・・たしか君の名前は土屋君だって?随分と保健体育が得意みたいだね?」

 

「・・・それがどうした?」

 

「ふふ、ボクだってかなり得意なんだよ?・・・キミとは違って・・・実技で・・ね」

 

俺はなにも聞いてない、おれはなにもきいてない・・・なんも聞いてないからね。問題発言が聞こえたが気のせいだ

 

「明久になにかを飲ませたら治るかな。さっきの幻聴」

 

「総司は僕に何を飲ませる気なの!?そして、紛れもなく向こうはいっていたの僕らも聞いていたから幻聴ではないよ!?」

 

「そっちのキミ、吉井君だっけ?勉強苦手そうだし、保険体育で良かったらボクが教えてあげようか?もちろん実技で」

 

「ふっ、望むところーー」

 

「「アキ(吉井君)には永遠にそんな機会なんて来ないから、保健体育の勉強なんて永遠に要らない(です)!!」」

 

「・・・・(シクシク)」

 

「お姉ちゃん達の言葉で明久が死ぬほど悲しく涙がこぼれているな」

 

「お前らの言葉で明久が死ぬほど悲しい顔してるぞ」

 

工藤さんの言葉に明久はかっこつけてなにか言おうとすると、お姉ちゃん達が否定したお陰で明久がこの世と思えないほど落ち込んでいた。そして、流石の俺も雄二もツッコミいれた

 

「そろそろ召喚してください」

 

「はーい。サモンっと」

 

「・・・・サモン」

 

高橋先生が注意を促すと二人とも自身の分身でもある召喚獣を召喚した。ムッツリーニの召喚獣は忍装束に小太刀の二刀流。一方、Aクラスの工藤愛子の召喚獣の方を見ると明久が驚いた声あげた

 

「なんだあの巨大な斧!?」

 

「あれを明久が相手していたら確実にフィードバック痛いな。・・・あそこを綺麗に切断できそうだ」

 

「君はなに恐ろしいこと考えてるのさ!?あそこってまさかと思うけどあのあそこ!?」

 

「実践派と理論派、どっちが強いか見せてあげるよ!」

 

腕輪を光らせて巨大な斧に雷光をまとわせ、ありえないスピードでムッツリーニの召喚獣に詰め寄る

 

「それじゃ、バイバイ。ムッツリーニくん」

 

「ムッツリーニ!」

 

明久の叫びと共に工藤さんの斧がムッツリーニの召喚獣を両断するーー

 

「・・・・・加速」

 

ーー直後、ムッツリーニの腕輪が輝いて召喚獣の姿がブレた。その様子に思わず工藤さんは動揺していた

 

「・・・え」

 

「・・・加速、終了」

 

ムッツリーニがそう呟くと同時に工藤さんの召喚獣は全身から血を噴き出して倒れた

 

「そういえば、保健体育の点数は二人はどのくらいだったんだ?」

 

「えーと・・・え?」

 

俺の疑問に明久も点数表示されている方向に見るとーー

 

 

保健体育

Aクラス

工藤愛子446点

  VS 

Fクラス

土屋康太 572点 

 

「「保健体育でこの点数はおかしい・・・」」

 

「そ、そんな・・・!この、ボクが・・・!」

 

そんな工藤さんは床に膝をつくが相当ショックみたいだが相手が悪すぎたな・・

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!

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