俺がAクラスから借りることができた机を教室に運んで戻ると、ボロボロの二人がいた・・・
「その様子だと捕まったのか?」
「うん・・・お陰で体が痛いよ」
「俺達はなんとか確保できたが総司・・・お前の方は?」
「(交渉した結果だけど)向こうも心から喜んで提供してくれたからこの通りだ」
「「「「おぉぉぉ!?」」」」
俺は雄二達に運んできた机を見せると雄二達は喜んでいた。そして、すぐに雄二は仲間に指示だして机の入れ換えも終えた
「さて、そろそろ俺達は二回戦あるから移動する」
「あーまて、まて」
移動しょうとした雄二を俺は呼び止めると不思議そうな顔されたので俺は話を続けた
「どうせ次の相手はあの野郎がいるだろ?」
「うん?まぁ可能性としては高いだろうな」
「そこでこれを使え・・・ククククッ。あの野郎にはお姉ちゃんを脅迫したのだからお礼の意味もかねてな・・・」
「そ、そうか。わかったからその黒いオーラをやめてくれないか?必ず出すから」
「約束だぞ・・・」
「総司が悪魔にしか見えないよ・・・」
失礼な・・・俺としてはあいつが俺にさんざん罵倒したようにこちらはこちらでやり返しているだけだからたいして問題はない・・・そんな明久達を見送るとお姉ちゃん達も動いた
「じゃあ、私たちもいきますね?」
「あとは頼んだよ。総司」
「了解!お姉ちゃん達も頑張ってね!」
「「えぇ/はい!」」
そして、俺はお姉ちゃん達がいなくなったのを確認した直後にFクラスの仲間達を呼び掛けた
「さぁ!Fクラスの仲間よ!雄二達が頑張ってくれているのだから、俺たちもできることをするぞ!」
「「「おう!」」」
俺の呼び掛けにFクラスの仲間はしっかりと返事していた。そして数分後には俺とザキは諸事情で抜けることになると、秀吉達は了承してくれた
「総司隊長。先程のクレーマ達の正体が掴みましたよ」
「何?」
「3ーAの人間で常村と夏川で、彼らは教頭と手を組んでいる可能性が高いです」
「だからあんなに執拗にクレーマしていたのか。ザキ、先程の音声を近藤さんと土方さんに届けろ。俺はFクラスに戻るから」
「了解です」
俺はザキに指示出すと、あいつはすぐに全速力で走っていった。俺はあとのことをあいつに任せて、俺はFクラスに戻ろうとすると・・・
「あのー、お兄ちゃん少しいいですか?」
「ん?」
俺は声した方に振り向くと、小さな子供がいた。この子は・・?
「どうしたんだ?誰かを探してるのか?」
「はい♪」
「そうか。君の名前は?」
「葉月と言います♪」
「そうか。君は誰を探してるんだ?」
「バカなお兄ちゃんです!!」
バカなお兄ちゃんか・・・一体だれだ?と思いながらも小さくしゃがんで目線を合わせた
「ごめん。もっと分かりやすく説明してほしいけどどんなお兄ちゃんなの?」
「ものすごくバカなお兄ちゃんです!!」
成る程な・・・この学園で物凄くバカなお兄ちゃんとなると・・・まさかあいつ?嫌々そんなわけないよな・・・・
そう思っていたいがとりあえずこの子を一人にさせるのは心許ないと思い俺は・・・
「仕方がない。俺が心当たりある教室に今からいくから来てみるか?」
「はいです!」
この葉月ちゃんと共に行動することにしました・・・・
お題は特に意味はありません!これからもよろしくお願いします!