バカと姫路弟の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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雄二に連れていかれた明久がなかなか戻ってこないので俺はお姉ちゃん達と飯食べていた

 

「葉月、美味しい?」

 

「はいです!」

 

「ここのシフォンケーキ美味しいです~。総ちゃんのは美味しいですか?」

 

「うん。ここのホットケーキも美味しいよ」

 

「おい、戻ったぞ」

 

俺とお姉ちゃん達が注文していたのを食べていたら、雄二が俺たちのいた席に戻ってきた

 

「お、お帰りー。明久は?」

 

「あぁ、俺が秀吉に連絡して今頃メイクも終わった頃だと思うが・・・」

 

「秀吉に?」

 

「あぁ、秀吉なら完璧にあいつの女装姿を仕上げてくれるはずだ。お?着たみたいだな」

 

教室から入ってくる音がしたので振り向くと、そこには・・・

 

「「「「・・・誰?」」」」

 

「あれ明久だぞ」

 

「「「「嘘!?」」」」

 

俺たちの疑問に雄二はなんでもない顔で答えたが俺達は思わず驚いて二度見していた。秀吉に頼んでしてもらったときいたが、あれは明久とは分かりにくいな・・・

 

「あれを仕上げるレベルは高いな・・・」

 

「えぇ・・・アキとはわからなかったわ」

 

「「はい(です)・・・」」

 

そんな明久は周囲の目を気にしながら常夏コンビに近寄り、このクラスのウェイトレスを装い声をかける

 

「お客様」

 

「なんだ?・・へぇ。こんなコもいたんだな」

 

「結構可愛いな」

 

舐めるような視線を女装している明久に向ける。正直、明久の内心気味悪がっているだろうな・・・

 

「お客様、足元を掃除しますので、少々よろしいでしょうか?」

 

「掃除?さっさと済ませてくれよ?」

 

二人が席から立ち上がる瞬間、俺は見た・・・明久がなにかしょうとするのが分かる悪い顔を・・・

 

「ありがとうございます。それでは・・」 

 

明久は箒と塵取りを置いて常夏コンビの夏川の腰に手をまわした。すると、腰に手を回された夏川はデレデレな顔になり話しかけた

 

「ありがとうございます。それでは・・・」

 

「ん?なんで俺の腰に抱きつくんだ?まさか俺に惚れて」

 

「くたばれぇぇっ!」

 

「ごばぁぁっ!」

 

おぉ、常夏コンビの夏川が本日二度目の脳天痛打となった。そんな食らった夏川はよろけながらも驚いて指差していた

 

「き、キサマは、Fクラスの吉井・・!まさか女装趣味が・・・」

 

「こ、この人、今私の胸を触りました!」

 

「ちょっと待て!バックドロップする為に当ててきたのはそっちだし、だいだいお前は男だと・・・ごほぉっ!」

 

続きを言われるわけにはいかず俺はすぐに夏川の方にハイキックで夏川を地面に倒してその上に唐辛子をぶちこんだ

 

「んん?なにも聞こえないよー。俺が見たのはコイツがこのウェイトレスの胸を揉んでただろう?こいつは公衆の面前で痴漢は発情期の真っ只中だからお仕置き執行しますー」

 

「嫌々!明らかに被害者はこっちだぞ!?しかもそれは何を口にぶちこんでやがる?」

 

「これか?・・・あんたもおんなじように味わしてやるよ?地獄の鍋そこの苦しみのようにな・・・」

 

「人の質問を答えないでスルーしやがった!?それ明らかに瓶のマークにドクロマークがある時点で怖いんだけど!?」

 

俺は倒れている常夏コンビの夏川の処理を明久に任すと、明久は手早く秀吉から借りていたブラを坊主頭に付ける

 

「(任務完了だよ!総司!)」

 

「(明久、良いタイミングだ)さぁて、てめぇらの醜い姿をこの俺に見せてくれよ・・・そう、地獄の鍋底のようにな!!」

 

「くっ!行くぞ夏川!」

 

「こ、これ、はずれねぇぞ!畜生!覚えてろよこの女!そして辛いぃぃぃぃ!」

 

状況を不利と見て逃げる常村と夏川は頭にブラをつけた状態で走り去っていく。俺はそれを写メに取ったのをあいつらは知らない

 

「逃がすか!追うぞアキちゃん!」

 

「了解!でもその呼び方勘弁して!」

 

明久と雄二は逃げた二人を追跡する。本当なら俺も追いかけたいが、その前に・・・

 

「すいません。先にお会計済ましておきたいですのでお願いしまーす」

 

「なんで、貴方はそんなにマイペースなの・・・。とりあえず、あの二人の報告はお願いね?」

 

「分かってる」

 

俺はお会計する場所に向かうと紫桜さんと小さい声でそう話すと、姉の翔子さんがお会計する出てきた

 

「・・・夏目漱石2枚か坂本雄二一名どちらがいいですか?」

 

「契約通りので許してほしい。ついでに、美味しいホットケーキのお礼もかねて2000円払うからこれでいいだろ?経営するならそれも礼儀としてな」

 

「・・・お会計ありがとうございます。またのお越しをお待ちしています」

 

翔子さんに見送られ、俺は教室の外に出て常夏コンビを追いかけた。尚、お姉ちゃん達はゆっくりと食べてから動いて欲しいと言った

 

「とりあえず、ここからは俺の本来の仕事だな。シフトまでまだ余裕はある・・・ザキ!」

 

「呼びましたか、隊長?」

 

「近くにいたのか・・・俺と二人で例の仕事だ。土方さんと近藤さんがいっていた学園迷惑防止方に従い、逮捕で土方に差し出して土方を巻き添えでバズーカ放すぞ」

 

「了解しました!・・・って!それは不味いですよ!隊長!」

 

「とりあえず、犯人は例の三年。問題行為はまた詳細に報告するから見つけたら伝えな」

 

「わかりました!」

 

俺は山崎にそう指示だして俺は俺で別ルートで追いかけた・・・

 

 

20分近く探したが結局逃げ切られた事だけ伝えておこう・・・

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします

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