バカと姫路弟の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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戦略と交渉

結局、常夏コンビを捕まえることはできずにFクラスの教室に戻るとーー

 

「明久。お前が着ろ」 

 

俺が戻ってはいった瞬間に雄二は当たり前のようにチャイナドレスを明久に渡そうとしていた

 

その光景に俺は・・・

 

「明久ついに女装の喜び目覚めてしまったのか?女性に相手してもらえずに・・・ドン引きしていいか?」

 

「いや!?僕は普通にノーマルだから!?女性が好きだからね!?あと引かないで!?」

 

おれの言葉に明久が本気の嘆願しながら俺にそう言ってきた。俺はため息つきながら雄二になぜこうなったのか聞いた

 

「何でそういうことになったんだ?雄二」

 

「あぁ、実はこのままでは不味いと思って、明久の質問に建て直す方法はチャイナドレスでインパクトをつけてもらおうとしたのだ」

 

「なるほどな。で、明久は本当にそれを着させるつもりなのか?」

 

「着ないよ!?それに雄二・・・お願いだからメイドの次はチャイナとなると僕の女装趣味疑惑が確実なものになっちゃうから止めてくれない?」

 

割りと切ない顔で訴えていたのだが、俺も雄二も元々それを明久に着させるつもりは無かったので否定した

 

「安心しろ。お前がこんなのをして接客したらFクラスの客は本当に来なくなる」

 

「あぁ、総司の言う通り冗談だ。これを秀吉と女子全員に着てもらうからな」

 

「ワシが着るのは冗談ではないのか・・・」

 

「ただいま~。あれ?アキ、メイド服もう脱いじゃったんだ」 

 

「あ・・・残念です・・・結構かわいかったのに」 

 

「お兄ちゃん。葉月もう一回見たいな~」 

 

俺達が今後の対策を話しているとお姉ちゃん達が戻ってきたが、明久が先程来ていたメイド服が来てないとわかると残念そうだった

 

「ははは。残念ながらタダで人のコスプレを見せるほど世の中甘くないよ」

 

「そういうことだ。姫路に島田、クラスの売り上げの為に協力してもらうぞ」

 

明久がにこやかに笑っているが、目の方は据わっていて、そのあとに続けるように雄二が逃さないかのようにチャイナを片手に退路を断った

 

「端から見たらか弱い女達を連れていこうとしてる変質者にしかみえないぞ」

 

「な、なんだか二人とも、目が怖いですよ・・・?」

 

「凄く邪悪な気配を感じるんだけど・・・」

 

「やれ、明久!」

 

「オーケー!へっへっへ、大人しくこのチャイナ服に着替えな!」

 

「こんの変態ぃぃ!!」

 

「へ?ぐぼぉ!?」

 

次の瞬間、島姉が明久に顔面パンチを思いきりして、近くの壁まで吹っ飛ばされると明久は地面にひれ伏しながら・・・

 

「マジすんませんした!自分チョーシくれてましたっ!」

 

「弱いな、お前・・・」

 

「島姉凄いな・・・。俺でもその拳の速度を捉えるのが難しい一撃の速さだった・・・」

 

「ふん!・・・でもどうしてそうなったのよ。確か須川の話じゃチャイナ服は着ないって話になっていたじゃない?」

 

「店の宣伝のためと、明久の趣味だ。明久はチャイナ服が大好きだったよな?」 

 

「そうだよな?お前さっきそういっていたもんな?」

 

「大好・・・愛してる」

 

俺と雄二の言葉に明久がわざわざ言い直しながらもきちんと答えてくれた。それを聞いた島姉とお姉ちゃんの反応は・・・

 

「しょ・・・しょうがないわね。店の売り上げのために仕方なく着てあげるわ。勘違いしないでね?お店のためよ!」 

 

「そ、そうですね。お店のためですしね」

 

お姉ちゃん達は顔を背けながらも答えていたが俺にはわかる。あれはにやけている顔だと言うことを・・・

 

「ねぇお兄ちゃん。葉月の分は?」 

 

「ん?葉月ちゃんも手伝ってくれるの?」 

 

「お手伝い・・・?あ、うん。手伝うから葉月にもあの服ちょうだいー!」 

 

「ごめんね。お兄ちゃんたちもうれしいんだけど葉月ちゃんの分が今・・・」 

 

「・・・・・・!!(チクチクチクチク)」

 

明久が葉月ちゃんの気持ちはありがたいといって止めようとすると、いつの間にかムッツリーニが作業をしていた。それは神の手のように丁寧により速くチャイナドレスを作り上げた・・・

 

「・・・完成した」

 

「わ、ありがとうございますぅ!」

 

 「それじゃ大会が終わった後に着替えてきますね」 

 

「いや、今着替えてくれ」 

 

「「へ?」」 

 

「宣伝のためだ。そのまま召喚大会に出てくれ」

 

雄二の言葉にお姉ちゃん達はあまりいい顔ではなかった

 

「これを着て出場しろっていうの・・・?」 

 

「さすがに恥ずかしいです・・・」  

 

「お姉ちゃん達の気持ちもわかるけど、今のこの現状を打開させるにはこの方法しないんだ。クラスを宣言する意味でも・・・」

 

「僕からもお願いするよ!」

 

「明久・・・お前本当にチャイナドレス好きなんだな」

 

「もしかして坂本君達は私の事情を知って・・・」 

 

「し、仕方ないわね。クラス設備のためだし協力してあげるわ。ね、瑞希?」 

 

「あ、はい。これくらいお安いご用です」 

 

「それじゃそれを着て大会に出てくれ。そしてその時Fクラスであることを強調するんだぞ」 

 

大会に出てFクラスを強調すれば店の宣伝とFクラスにもこれだけの猛者がいるという証明になって一石二鳥だ。あと、島姉ナイスタイミングで話をそらしてくれた!!

 

「任せといて!行くよ、瑞希」 

 

「はいっ!!」 

 

お姉ちゃん達はチャイナドレスを抱え込みながらFクラスに出ていった

 

「ん?」

 

おれのポケットにブザーがなっていたのでこれは、なにかあったとわかったので

 

「明久、雄二。少し出掛けてくる」

 

「?どこにいくんだ?」

 

「トイレ」

 

「あー、なら、はやくいけ」

 

おれの言葉に雄二は呆れながらしっしっと追い払うようにいっていたので俺はさっさと出ていった

 

 

さぁて、どうやらこの祭りに要らない客が来客してるのかな?そうおもい俺は出ていった・・・




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いいたします!
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