俺は教室に向かう前に土方さんと近藤さんと紫桜さんとザキと俺の五人で先程起きたことを報告していた。ザキが情報をまとめてくれたので俺達は聞いていた
「まず、中間報告ですが一つ目は教頭と手を組んでいると思われる人物が分かりました。3年A組の二人です」
「ふむ・・3年生か。名前をいってくれないか?」
「はい、3ーAの常村勇作と夏川俊平です。彼らは教頭と手を組んでる可能性は高く、先程Fクラスにだけは何故かクレームなど特定の攻撃が多いことからなんからなの関係があるのではないかと疑っています」
「この二人はFクラスだけではなく、私達Aクラスに大きな迷惑もかけていました。まだ、何回も出入りして同じことをいって、とんでもない風評被害とAクラスの子を痴漢をしていました」
「ちなみにこいつらは俺らのクラスではとんでもないクレーマとして好き勝手してくれていましたよ。証拠として、Fクラスの時にとった音声と写真です」
「そして、Aクラスはこのお客様を他の迷惑行為として出入り禁止を代表権限でしています」
俺と紫桜さんは先程の行為といい、迷惑行為といい俺達は包み隠さずに報告すると、近藤さんは目をつむりながら考えていた。そして、考えがまとまると近藤さんは高らかに言った
「ふむ・・・よし、わかった!こいつらはこの清鯨祭終わり次第、俺とトシの生徒指導をすることを決定とする。西村先生にも今回の迷惑行為は話すこととする!トシはどうだ?」
「ふー・・・こいつらのしたことは間違いなく黒だし、賛成だ。それと教頭に手を貸してる理由の決定的な証拠をつかめ。それ次第では俺は別の動きをする」
「土方さんが殺されにいくのですか?そいつはいいですや」
「何てめぇは俺を殺そうとしてるの!?はぁ・・何、俺は俺で先程てめぇの撃退した7人の不良どもに問い詰めたら教頭からの依頼だとわかった」
「なら、捕まえるのにはもう決定的なのではないのですか?」
「所が、そうもいかねぇ。問い詰めてもシラをこくのは目に見えているから、ある程度のタイミングがあれば調べるつもりだ」
なるほど・・・黒を決定的に出すためにあえておびき寄せるわけか・・・
「今後も警戒怠らないで決定的な証拠を見つけ次第、その二人は俺と近藤さんの指導コース確定だ」
「あと、俺とトシは今後も教頭の行動を警戒しとく!あと、山崎」
「はい、なんでしょうか!」
「お前はFクラスの方をそろそろ仕事しろ。さすがに暗躍して観察してるのそろそろばれる恐れがあるからな」
「了解です」
近藤さんと土方さんがそれぞれの今後の方針を言い出すと俺達は反対の意思はなく賛成していた。その前に・・・
「ザキ、時間は?」
「あ、そろそろ隊長も戻らないとお姉さんが心配しますね。俺があとの話しときますので紫桜さんも行ってください」
「そう?なら、あとはお願いね」
「トシ、お前もそろそろ竹内先生と動く予定なんだろ?いってこい」
近藤さんの言葉に先程までクールだった土方さんが動揺していた。竹内先生といえば、確かに現国できれいな先生で優しそうな人だったが・・・
へぇ、あの鬼の生徒指導土方さんが・・・ね
「こ、近藤さん!?」
「あー、後の事は俺がしておくからそろそろ一緒に歩き回っときな。教頭の件は俺も探りいれておくからな」
「わ、わかった・・・後、てめぇ何にやにやしていやがる!?」
「いやいや、なにもにやにやしていませんよー。土方さんが好きな人いるなんて俺はビックリですよー」
「な、な、なな、何いってやがる!?てめぇは!?」
「いやいや、気にしなくっていいですよー。あとは俺らが何とかしますので行ってくださいよー」
「ぐぐぐ・・・後で殴ってやろうか・・・!」
土方さんは今にも怒りが爆発しそうだったが、一呼吸おいて、竹内先生の方へと向かっていった
その様子に俺は・・・
「あいつの弄るネタが増えた」
「隊長が悪魔のような顔になっている・・・」
ザキが失礼なことを言っていたが俺はスルーしてFクラスに戻るようにした
俺がFクラスに戻ろうとすると何故か紫桜さんも着いてきたので、俺は気になりAクラスに戻らなくっていいのか?と聞くとーー
「Aクラスの仕事はもうなく、折角だからFクラスの中華喫茶店食べに行くわ。言っておくけど、貴方がAクラスに食べてきてくれたからそれのお返しよ!わかった!?」
「あ、あぁ」
何故か真っ赤にしながら怒られた。俺は何か失礼なことを言ったか?そう思いながら、Fクラスに戻ろうとするとーー
「や、やめてください!!」
「放しなさいよ!」
「お姉ちゃん達!」
聞き覚えのおる声をしたのでそちらに向かうと、手首を捕まれていて抵抗しているお姉ちゃんと島姉と小さい体ながらも抵抗している葉月ちゃんがいた
・・・・そうか・・・
あいつら命要らねぇんだな・・・
「な、すぐに土方先生達を呼ばないとーーって!?」
紫桜さんの声が聞こえたが俺は無視してあいつらに気づかれないように後ろからゆっくりとーー
「がぼぉ!?!」
木刀で一人の男に顔面を叩きつけた
「「「「な!?」」」」
「てめぇら・・・誰に断ってその人たちに手を出した?」
「「「総ちゃん!?(総司!?・お兄ちゃん!?)」」」
俺は倒れている一人の男を足で顔面に地面をめり込ませて相手の数を見た。数は・・撃退できる人数だな・・・
そう思いながら、歩こうとすると
「キャッ!?」
「!?」
後ろに悲鳴が聞こえたので振り向くとお姉ちゃん達を連れ去ろうとしていた男の一人が紫桜さんを捕らえてナイフを見せびらかした
「おっと、うごくなよ・・・てめぇが動いたらこのかわいい子の顔が台無しになるぜ?」
「てめぇら・・・!」
「嫌なら抵抗するな。もし、お前が少しでも要らない動作したら、その女だけじゃなく他の女も被害受けるぞ?」
「・・・・ッチ!」
俺は木刀を納めて手をあげるとあいつらは大がかりで俺を押さえて手首を縄でしめやがった
「おい、女どもだけ連れていこうにもこいつに顔は見られたからつれていかねぇか?」
「そいつは賛成だな。この俺のかおをあそこまでしてくれたのだからな・・・」
「なら、女どもを逃がさないように一人一人押さえて連れていくぞ!こいつには後でお礼たっぷりとな」
すまねぇ、お姉ちゃん達・・・助けるつもりが俺も捕まるはめになってしまった。必ずこいつら後で地獄の目に遭わしてやるから、今は我慢してくれ
それにこういうことが起きても、あいつらなら必ず動くはずだ・・・。時間稼ぐから早く来いよ・・・!
久しぶりに更新です!!
なかなか更新できずすいません!時々この作品を更新させていただきます!
これからもよろしくお願いします