バカと姫路弟の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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撃退

俺はFクラスの見回りをしながら、時間を見ていた。二人が起こしてほしいといっていた時間までもう少しだとわかった俺はFクラスに報告した・・・

 

「そろそろ、あの二人を起こしにいくので一回抜けまーす」

 

「了解!起こしたらすぐに二人をつれてきてね」

 

「ここはわしらがきちんとやっとくからのぅ」

 

「総ちゃん、ないと思いますけど喧嘩とかはダメですよ。あと、戻っても働くのは禁止ですよ」

 

「はーい・・・・」

 

お姉ちゃんに耳のいたいことを言われたら、流石に逆らえない。あ、移動しながら土方(仮)先生に連絡しとくか

そうと決めた俺はFクラスを抜けてあるいたら、紫桜さんが目の前にいた

 

「・・・・何でここにいるの?仕事は?」

 

「瑞希さんからメールをもらったのですぐにこちらに来た。そして、代表から休む許可もらった」

 

「因みにお姉ちゃんからのメールはなんて?」

 

「【総ちゃんは今日働くの禁止してますので、吉井くんたちを起こしたあとにきっと働こうとしてますので見張っといてください】って」

 

「・・・先手打たれていたかー」

 

こうして、俺は紫桜さんと共に屋上に向かい、明久達を起こしに行った

 

 

 

 

ーー屋上ーー

屋上に着くとそれぞれの壁に持たれながら爆睡している二人がいた。やれやれ、よく寝ていやがるが・・・起こすか

 

「「Zzz……」」

 

「仕方ねぇ、殺るか」

 

「(いま気のせいかしら・・・殺ると聞こえたけど)?そのバスーカーはどこから取り出したのですか?」

 

「秘密ですさぁ。紫桜さんはこれを耳栓にしといてください」

 

「・・・・どこから突っ込めばいいのかわかりませんが、わかりました」

 

俺の言葉に紫桜さんは耳栓をして俺はゆっくりとバスーカーを構えてカウントダウンを取った

 

「二人を起こしまーす。3,2」

 

「1.」

 

「「0・・・発射!」」

 

ーーーバゴォォン!!!

 

「「な、なんだ!?敵襲か!?」」

 

俺が大きい爆発音を発すると明久達は慌てて目を覚まして回りを見ていた。意外と紫桜さんもノリノリとカウントダウンしていたな

 

「よう、よく寝れたか?」

 

「そ、総司!?」

 

「いまの爆発音は・・・お前の仕業か?!」

 

「あァ、いい目覚ましになっただろ?それに・・・普通の起こし方なら面白くないだろ?」

 

「「・・・・普通に起こして・・・」」

 

「嫌だ。それとこれでももっと過激なのを押さえたのだからいいだろ?」

 

「あれよりあるの!?」

 

「・・・あなたは本当に時々思考回路がどうなっているのか知りたいですわ・・・・」

 

俺の起こし方に明久達は疲れたようにため息をついて、紫桜さんは苦笑いで俺の方を見ていた。まぁそんなことよりも明久達はさっさとFクラスへ向かってもらったので俺と紫桜さんは明久たちとは別行動に取っていた

 

「近藤さん、土方さん。来ましたよ」

 

「おう来たか?来て悪いがすぐに用件を話す」

 

「なにかわかったのですか?」

 

「昨日の拉致事件で分かったのは裏で教頭が裏で手引きしていたこととその証拠を掴んだ」

 

「本当ですか!?」

 

「あぁ。そして、山崎が密かに密着をしてくれたお陰で分かったがあの野郎はなりふりを構わなくなったのか、決勝戦を妨害するつもりだぞ」

 

「「!」」

 

とうとう最悪の手段もだそうとしてるのか・・・。ここまで自分の欲のために動く奴はある意味関心だな・・・

 

「対策は?」

 

「校舎内には西村先生が見回っているから大丈夫だ。ついさっきも怪しい10人を捕まえて貰ったからな」

 

「となると、外からこちらに向かう奴がいるということですね?」

 

「あぁ。そこでだ、総司は外にいる敵を倒していいぞ」

 

「了解です」

 

「霧島は、Aクラスで仕事を通常通りにしとくように。万が一、不審者がいたら撃退の許可を与える」

 

「・・・わかりました」

 

「さて・・・俺らは一応学園長に報告だな。総司はそいつらとやりこんだあとに来てくれ」

 

「うす」

 

近藤さんの指示に従い俺はあいつらを討伐することに決まり、会議は終わった。俺は言われた場所へ向かおうとしたら紫桜さんがおれの手首をつかんだ

 

「紫桜さん?」

 

「・・・私もいくのはダメなの・・?」

 

「・・・・駄目だ。昨日の事もあるから巻き込みたくはないけど・・・なら一つだけ頼みがあるがいい?」

 

「?」

 

「恐らく、あの教頭の手を組んでいる人間が逃げる可能性はあるからーーって伝えといてくれ」

 

「OK。それなら、容易いわ」

 

俺との話を終えた紫桜さんはAクラスの方へと向かい、俺は屋上に迫り来る敵へと向かっていた

 

「おいおい、坂本と吉井がここにいるときいてきたのに誰もいないぞ?」

 

どうやら夏の火に飛んではいる虫がたくさん来ていたみたいで俺はゆっくりと木刀を抜いて歩いた

 

「いやー・・・見事に不細工な敵が沢山来ているな」

 

「誰が不細工だ!?」

 

「目の前のお前ら。ってか、?」

 

「「「「「はっきりいった!?」」」」」」

 

「まぁ、昨日の今日だから懲りないと思っていたが・・・やはりもっと心を折ったら良かったかな?」

 

「あ、お、おまえは・・・昨日の・・!?」

 

「どうやら、昨日のメンバーに逃げていたやつがいたのか。さぁて、月夜ばかりと思うなよ?」

 

どうやら俺のことを知ってるということは昨日の説教で逃げたやつがいたみたいだな。昨日と言えば・・・・あ、ダメだイライラしてきた

 

「な、なぁ・・・なんか不機嫌オーラが出ているけど?」

 

「・・・・あぁ、失礼。いまからお前達を晒しーーいや、どうやって精神的に殺そうかなと思った」

 

「さらっと怖いこと言うやつがいるか!?しかも殺すってはっきり言っていたよね!?死刑宣告!?」

 

「さぁ・・・・・恐怖に泣き叫びな!!」

 

「くっ、かかれぇぇぇぇぇぉ!」

 

「「「「「ぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

 

俺が全速力で向かうと向こうも真っ青になりながらも俺の方へと走ってきた

 

 

 

 

 

明久達・・・・ここは任せろ!!!!

 

 

 

 

因みに明久には言わないがもしも決勝戦で負けるようなことがあればあいつの女装をばら蒔く


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