バカと姫路弟の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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観戦と優勝は!?

俺は屋上で敵を壊滅させた直後に、土方さんや近藤さん、そして心配してるであろう紫桜さんに連絡をして待ってた

 

「いてぇぇぇ・・・化け物かよ・・・・」

 

「お、俺達は大勢でこいつを倒しにいったのに・・・・ま、まけるなんて・・・」

 

「俺を倒そうとするならそれなりの力つけてからこい。ついでにとどめ」

 

俺は呆れながら力のなさを指摘して無数にいるうちの一人の不良にあるものを口にぶちこんだ

 

「もががぁ!?!(これ辛い!?なにこれ辛い!?)」

 

「ハバネロですさぁ」

 

「もががぁ!?!(た、助けてぇぇ!?!)」

 

「ほれほれ、もっと・・・・苦痛な顔を俺に見せてくれよ・・・」

 

「「「「(こいつ悪魔だぁぁ!!人の皮を被った悪魔だ!!)」」」」

 

俺はそのままハバネロを押し込みながら抵抗してるのをほっておくと後ろから知ってる人に声かけられた

 

「総司来たぞ~。・・・ずいぶん・・・また倒したな~」 

 

「怪我はない?」

 

「あれ?土方は?」

 

「土方先生は別の仕事で動けなくなったみたい。それより怪我はしてないの?」

 

「大丈夫ですよ。それと、近藤さんに報告がひとつ」

 

「ん?」

 

「こいつらは教頭に頼まれてここに来たという話と確実な証拠がありました」

 

俺はやつらから聞いた資料と金を貰ったことが発覚したので、近藤さんに渡すと近藤さんはしかめ面でみていた

 

「どうやら、本当に黒だったか・・・。総司、あとは俺たちの仕事だからお前は紫桜と決勝戦でも見に行ってリラックスしろ」

 

「え?」

 

「まぁ、羽目は外しすぎるなよ。ほら、いってこい」

 

俺は近藤さんに言われるのと同時に紫桜さんが俺をつれていけという。確かに決勝戦は気にはなるけど・・・・

 

「そうだ。どうせおめぇらもせっかくだからこの屋上で決勝戦みないか?」

 

「は、なにいってるんだ?あんた・・・」

 

「お前達は証拠を出してくれたし、きちんと反省してるならここで決勝戦一緒に見てもいいと俺は思うんだが・・・?それに折角こんなお祭りなんだから見ねぇと損だろ?」

 

「まぁ確かに俺達はバカなことをしたけど・・・普通そこは警察つき出すなり苦情電話いれるなりしろよ・・・あんた甘いだろ?」

 

近藤さんの言葉に不良のリーダー格が戸惑っていたが、近藤さんはその不良の肩を組ながら話していた

 

「まぁまぁ、喧嘩のあとはこうして楽しくのもいいだろ?せっかくの祭りなんだからよー」

 

「っけ、わかったよ。俺たちもここで決勝戦見させてもらう」

 

「おう!ってことで、総司達もここでみたらいいんじゃねぇか?よくかんがえたら屋上から見た方が楽しいだろ?」

 

「・・・まぁ、確かに今行っても見れる可能性は低いですからね。紫桜さんはいいですか?」

 

「はい。私は大丈夫でございます」

 

「よし!きまりだな!さて試合は・・・・?」

 

ステージを見ると、既に試合は始まっている。点数は常夏コンビが209点と197点。雄二と明久は215点と166点。しかし、明久の召喚獣は脇腹を切られている

 

「雄二君達が負けていますね・・・・」

 

「このままいけば厳しいけど、お前はそう思ってないのだろう?総司よ」

 

「えぇ。たしかに点数差に加え、明久の召喚獣はかなりのダメージを受けている。しかし、あのバカコンビはこの試合負けることはあり得ない・・・」

 

「いや、素人目からみてもさすがに勝てないだろ?」

 

「総司はなぜそうおもったのですか?」

 

不良の言葉や紫桜さんが俺の言葉に疑問を持ってきいてきた。確かに普通からみたら・・・な

 

明久の投げた木刀がモヒカンの召喚獣の武器に当たり軌道を変える。その隙に、雄二の召喚獣の攻撃が綺麗にヒットさせ、会場が歓声に包まれる

 

「「「はぁぁぁ!?」」」

 

明久達の予想外の連係に俺以外全員が驚いていた。まぁ予想外のことをしてくれるのがあいつらなんだよなー

 

「俺の知る限り、あのバカどもはとんでもない才能があるからな。それに・・・大切な人の為なら、全力以上を出せる最高の友人だからな」

 

明久は雄二が投げ、地面を転がってくる木刀を拾い、坊主の召喚獣とほぼ同時に攻撃を繰り出す

 

「「「「っ!」」」」

 

明久の召喚獣は左腕が切り落とされーー

 

「だから・・・最後まで諦めないやつが強いのは当然だ」

 

一一坊主の召喚獣の喉には木刀が突き立っていた。そしてしばらく沈黙が走り・・・・司会者が手を大きくあげて宣言した

 

『決勝戦の勝者は!!!坂本・吉井ペアの勝利です!!!!』

 

『『『『『ぉぉぉぉ!!』』』』』

 

「ぃぃぃよっしゃぁああー!!」

 

明久の叫び声が、会場に響いた

 

 

 

 

ーーおまけーー

とある場所にて、一人の男が仁王立ちしながらてを休めそうになっている生徒に怒鳴っていた

 

「全く・・・おら!てめぇら手を休めるな!!」

 

「「「「ひぃぃぃ!!もう許してください!!」」」」

 

「まだだ!土方先生、もっと追い込ませた方がいい!!」

 

「それもそうですね・・・・。さぁ、てめぇら!!手を休めたら問題を追加だ!!」

 

「「「「鬼!!悪魔!!!ヘタレ!!!!」」」」

 

「・・・・お前ら他校とはいえそれなりに問題は手加減したがもう許さん!!!この五科目をオール90点越えないと、放課後も居残りだぁぁぁ!!」

 

「「「いやぁぁぁぁぁぁぉ!!!!!」」」

 

別のところで襲撃を仕掛けようとしていた不良達が鉄人と土方に鬼の補習されていたのは誰も知らない・・・・

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!

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