バカと姫路弟の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

52 / 55
一休みの二人

あの明久達の決勝戦を終えた直後に、俺はFクラスに戻ろうとしたが紫桜さんが俺を止めて「今日一日は仕事禁止とあなたのお姉さまから聞いていたので、私と回りましょう」てものすごいいい笑顔で止められた・・・

 

「もし拒否したら泣きます」

 

「わかりました」

 

紫桜さんを泣かせたくないと思い、拒否するのはやめた。そして、そんな働くの禁止になった俺と紫桜さんは一緒に色々な場所を回りながら喋ったりしていた

 

「モグモグ・・・これ美味しいな」

 

「そうですね。かなり、丁寧に作られていますね」

 

「だけど、本音を言えばもっと味を付け加えてもいいかもしれないのになー」

 

「そこは予算の都合で仕方ないかもしれないけどね。けれど、限られた予算でこれだけ作るのはすごいですね」

 

「まぁ確かにな・・・」

 

「ねぇーー」

 

「ん?なんだ・・・」

 

「貴方の怪我は大丈夫なの?」

 

紫桜さんがまだ心配そうに俺の体のことを聞いているが、俺は優しく微笑みながら話した

 

「その心配はないってさ。一応、鍛えられてるお陰でそんなに体が危ない状態なわけではないからな」

 

「わかっていてもやっぱり心配なのよね・・・」

 

「まぁ、極力無茶は控えるって無茶はしないからさ」

 

「それならばいいですが・・・。けれど、貴方・・・ひとついいですか?」

 

俺は食べ物を食べながら紫桜さんの質問に答えようと食べ物を食べるの止めた

 

「なんだ?」

 

「・・・・今このタイミングで言うのもあれなんだけど・・・このFクラスに食べてよかったの?」

 

「別にいいに決まっている。別にたいした影響はないよ」

 

「「「「「全然良くねぇよ!?」」」」」

 

俺の言葉にFクラスの仲間が全員突っ込み入れてきた。おい、てめぇら仕事を途中で切り上げるなよ!?

 

「いや、さすがに君に言われたくないよ!?何で手伝わないのさ!?」

 

「お、明久。優勝おめでとう」

 

「吉井君、優勝おめでとう」

 

「あ、ありがとうーーじゃない!!なんで総司はFクラスの仕事を手伝わないのさ!?」

 

そう・・・俺達は俺のFクラスにゆっくりしていた。そんな、俺達に突っ込みを入れたのは明久だった

 

「俺はお姉ちゃんに働く禁止出されたから、客としてきているんだけど」

 

「いやいや、そのわりには体が全然動けているのだけど?」

 

「鍛えているからな」

 

「いえ、さすがに鍛えているからでは無理があると思いますが・・・」

 

紫桜さんは呆れながら、俺の体は異常だと指摘した。あ、そういえば明久にあのルールのを今使うか

 

「そういえば、明久。あのルールは覚えてるか?」

 

「あのルール?あーー」

 

「今からお前はお姉ちゃんと島姉と本当なら葉月ちゃんにおごってあげろと言いたいが・・・」

 

その葉月ちゃんは今日は訪れてないから、俺は敢えて別の手を使った

 

「紫桜さんとお姉ちゃんと島姉に何か奢りな。ってか、ここで奢りな」

 

「嫌だよ!?ってか、総司が奢ればいいのに!」

 

「ルールを破ったのなら鉄人のところにつれていくぞ」

 

「ごめんなさい。奢ります」

 

明久は見事な謝罪で俺は呆れながら、お姉ちゃん達をよんだ

 

「お姉ちゃんー、島姉、明久が奢るみたいだから「「本当に(ですか)!?」」・・・・うん」

 

あまりの行動の早さに聞いていたのはここだけの話だ。そして、明久は泣く泣くお姉ちゃん達をおごったのはここだけの話だ・・・

 

 

 

 

そんなこんなで時間はあっという間にたち・・・・・

 

『ただいまの時刻をもって、清涼際の一般公開を終了しました。各生徒は速やかに撤収作業を行ってください』

 

アナウンスの放送が流れていたが、Fクラスの方はというと・・・

 

「「「「「・・・」」」」」

 

「見事な屍のようになっているな」

 

「さて、私と総司は学園長室に行く前に土方先生達の方にいきましょう」

 

「だな」

 

お姉ちゃん達の後片付けは手伝いたいが、あの冷たい目で見られたらきちんと安静するよ・・・・

 

後ろでなんか喧嘩していたのは気のせいだと思っておこう・・・・

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。