白騎士物語 StrikerS   作:新たなる愚者

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 どうも、新たなる愚者です。

 17章を投稿させてもらいます。


第17章 合流

 午前11時・・・

 

 「全員整列!」

 

 『ハッ!』

 

 ダダッ!

 

 ここは、バランドール号内大広間・・・ここでは1時間後に始まるクロードの引取の準備に泡立っていた。

 

 「マリナ、早く着替えて」

 

 「は、はい!」

 

 マリナは、クローゼットの中から他国との会談用のドレスを引っぱり出しながらシズナに返事をする。

 

 「ネリア、髪をお願いします」

 

 「はい、姫様」

 

 マリナの付き人ネリアに髪の手入れを願いながら、ドレスを着替えるマリナ・・・

 

 「はいっ、出来ましたよ」

 

 「ありがとうございます・・・ところでネリア」

 

 不安そうな顔でネリアに問いかけるマリナ・・・

 

 「どうしましたか?姫様」

 

 「えっと・・・変ではありませんか?」

 

 マリナの言葉を聞いたネリアは、クスッと笑うと

 

 「大丈夫ですよ、とってもお綺麗です」

 

 ネリアの返事を聞くとマリナが気に食わなさそうな顔に変わる。

 

 「どうしました?何かご不満でも?」

 

 不思議そうな顔になるネリアに向かってマリナが言う

 

 「そうじゃなくって!ネリアとしてはどうなの?」

 

 普段の丁寧な言葉づかいでなく友達と話す言葉になるマリナを見て、ネリアは「ああ・・」となる。

 

 「大丈夫だって、あんたを見ればあのデクも求婚したくなるよ!」

 

 「本当に?」

 

 「本当よ、だから胸はって迎えに行きな」

 

 ネリアは、マリナが幼少の頃から付き人をしている。歳も3歳差なので今や友達同然の関係だった・・・勿論クロードとも面識があり、マリナとクロードのお姉さん的な存在だ。(クロードがなぜデクと呼ばれているかは、ご察し下さい)

 

 「はい!」

 

 バタン!

 

 マリナが部屋を出ていくと、ネリアが部屋の窓を開ける。

 

 「・・・ふぅ~」

 

 窓の外に向け、キセルの紫煙を吐き出す・・・なんともダンディなお姉さんであった・・・

 

 

 

 

 所変わって、機動六課隊舎・・・ここでも迫るクロードの引渡し式に泡立っていた・・・

 

 「総員整列っ!」

 

 『ハッ!』

 

 バランドール側の到着点である海側に面する港にザフィーラの号令が響くと全員が整列する。

 

 「いいか!これから迎えるのは、一級要人だ!各隊員はそのことを忘れるな!」

 

 『はいっ!』

 

 「主はやて、クロノ総督との合流は・・・」

 

 隣にいるはやてに問いかける。

 

 「今から、約10分ほどでつくそうや」

 

 「では、配置は変わらずで?」

 

 「それでええよ」

 

 「ハッ!」

 

 ザフィーラが配置の確認を行なっていると、なのはたちがやってくる。

 

 「はやて隊長、私たちの配置は?」

 

 「うん、それも変わらずでええよ」

 

 だが、配置についてフェイトが疑問を持つ・・・

 

 「だけど、こんなに大規模な展開で、配置に穴は開かないの?」

 

 確かにバランドール号を取り巻くための配置ならば、これでも足りないぐらいなのだが、それを知らないなのは達は疑問を隠し切れない。

 

 「皆ごめんな、ウチもそう思うんやけど、これでも足りないぐらいなんよ」

 

 「ええっ!機動六課全員でも!?」

 

 「みたいや」

 

 さすがに驚くなのは達・・・だが、はやてを信じているのですぐに展開準備に移る。

 

 「それじゃあ、私たちは所定の場所に展開するよ!」

 

 『はいっ!』

 

 バッ!

 

 なのはの号令と共に、ティアナが陸地の上空へ、なのは・ヴィータ・スバルが海側の上空へと移動する。

 

 「じゃあ、私達も行くよ」

 

 『はいっ!』

 

 フェイト達も、上空へと展開する。フェイト達の配置は、なのは達が囲んだ内側を埋めるように囲む・・・・

 

 『はやて隊長、スターズ準備完了だよ!』

 

 『ライトニングも完了』

 

 念話ではやてになのはたちの報告が完了する。

 

 『分かった、そろそろクロノ君も到着する頃や』

 

 はやてが言い終えると同時になのはたちの周りの空が輝く!

 

 『遅くなってすまない』

 

 念話ではやてに届くのは、クロノの声

 

 『大丈夫、まだ早いくらいや・・・やけど大丈夫なん?こんなに動かして?』

 

 クロノが引っ張ってきた戦艦は、約20隻・・・かなりの規模である。

 

 『ああ、これでも足らないくらいだ』

 

 『ほんまか!?』

 

 『ああ、今そちらに降りる』

 

 そして、はやての頭上に一番大きな戦艦・クラウディアが停泊する・・・するとはやての真横の空間が光り、クロノが転送される。

 

 「遅くなった・・・クロードは何処だ?」

 

 「クロードくんなら、そこにおるよ」

 

 はやてが振り返ると、うでをくんで考え事をしているクロードの姿があった・・・クロノがそれを認めると、クロードもこちらに気づいたようで、歩み寄ってくる。

 

 「よう、クロノ」

 

 「ああ、どうかしたのか?何か考え事をしてたみたいだったが」

 

 クロノが聞くとクロードは、小さな声で話しだす。

 

 (さすがに隠し通せるとは思えねえからな、いつ言い出そうかとしてたらタイミングを逃しちまった)

 

 隠すの言葉でクロノはすぐさま何のことかが分かった。

 

 (まだ言ってなかったのか?)

 

 (ああ・・・今だ今だとかまえてたら、見事にのがしちまったぜ・・・・)

 

 (それについては、いずれかは周りに知れることだったのだから、諦めるしか無いだろう)

 

 (そう言ってもよ~)

 

 クロードとクロノの隠れ話にはやてが耳を立てるが、なかなか聞こえない・・・・

 

 「なにしてるんだ?はやて」

 

 「へっ!?い、いや・・・なんもないよ・・・ハハ・・ハ・・・」

 

 そんな話をしていると、約束時間の5分前になる。

 

 『皆!到着5分前や!不備がないかしっかり確認!』

 

 『はいっ!』

 

 はやての言葉に全員が返事を返すと、クロードも準備をはじめる。

 

 「さて、俺も覚悟決めますかね・・・・」

 

 「覚悟?」

 

 はやてが問いかけると、クロードはニッと笑う。

 

 「はやて、なのは達と話せるようにしてくれ」

 

 「分かった・・・」

 

 ゴソゴソと懐からはやてが 取り出したのは念話用のインカムだった。

 

 「これを使って皆と話せるよ」

 

 「ああ、ありがとう」

 

 クロードがインカムを装備するとなのは達に向かって話しだす。

 

 「皆聞こえるか?」

 

 『聞こえるよ』

 

 『うん聞こえる』

 

 クロードは、全員に声が届いているのを確認すると頷く・・・

 

 「まず、全員に謝って置かないといけないことがある・・・俺は、今までお前たちに俺の正体を明かしたことがなかったな?」

 

 クロードの正体の言葉が出ると、なのはたちは一言一句逃さないように静かになる。

 

 「はやて・・・」

 

 「ん?どうしたん?」

 

 「全員を呼び戻していいか?」

 

 はやてはクロノに向かうとクロノがうなづき返す。

 

 「ええよ・・・スターズ・ライトニング集合!」

 

 はやての号令とともになのはたちが集まる。それを確認したクロードは、インカムを外してはやてに返す。

 

 「詳しくはあとで聞くことになると思うが、俺はバランドール王国の騎士団に所属している近衛兵だ」

 

 そして、クロードの後方上空が輝き出す!

 

 カッ!

 

 その光に顔を覆う全員だが、次第に光が消えて行き、目が慣れだす。

 

 「そして、これが俺の世界の戦艦・バランドール号だ」

 

 クロードが振り向きながら皆に説明をすると、バランドール号からヴォイスの魔法によって声が発せられる!

 

 『騎士団!整列っ!』

 

 ガシャンッ!

 

 号令とともにバランドール号から、魔力で作られた橋架が港へかけられると、内部より無数の兵士たちが降り立ち、クロードに向かって一筋の道を作り上げる!

 

 そして、バランドール号の大扉が開かれる!

 

 ガガガ・・・シュルッ!

 

 大扉が開かれると同時に真っ赤なレッドカーペットが兵士の作った道を埋めるように展開される!

 

 ザッ!

 

 周りの兵士たちが、武器を天に掲げるようにすると、クロードは膝をついて跪く・・・

 

 なのはたちは、クロードに習い直立して最敬礼をする。すると周りの隊員達も同じように最敬礼をする。

 

 ザッ!

 

 コツ・・・コツ・・・

 

 大扉の向こうから響くヒールの音・・・・

 

 その靴音がクロードの目前で止まると、クロードに向かって優しくも久しく聞いていない声がかけられる。

 

 「面を上げてください・・・」

 

 その声はシズナ・・・ではなく、マリナの声だった。

 

 「はっ!」

 

 バッ!

 

 返事をすると一呼吸置き、一気に立ち上がるクロード。

 

 「此度の出来事、真にご苦労様でした・・・」

 

 クロードの瞳を見つめながら、ねぎらいの形式的口上を述べるマリナ・・・だが、その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいて、クロードとの再会を涙する一人の少女の瞳であった。

 

 「姫様こそご無事で・・・」

 

 クロードが返すと、マリナの後ろに構えていたシズナが変わる。

 

 「この度は、本当にお疲れ様です<クロード将軍>別室を用意してますので、ゆっくりと身体を休めてください」

 

 「はっ!」

 

 クロードの返事を聞くと、シズナはクロノに向かう。

 

 「クロノ提督」

 

 「何でしょうか?」

 

 「クロードを保護して下さった方というのは・・・」

 

 「僕の部下である機動六課の隊員達です」

 

 そう言うとクロノは、はやて達に向かう。シズナははやて達に歩み寄る。

 

 「私がバランドール王国国王シズナ・ディ・バランドールです。お見知りおきを・・・」

 

 シズナがはやて達の前で優雅に自己紹介をすると、それを目にしたガチガチのはやてが返す。

 

 「こっ・・これは、ご丁寧に・・・私が隊長の八神はやてです・・・」

 

 最敬礼をしながら精一杯の自己紹介で返すはやてにシズナが優しく微笑む。

 

 「フフッ・・・どうぞ、こちらへ・・・」

 

 シズナがはやて達を船内へと導く。

 

 「はっ、はい・・・お邪魔します・・・」

 

 機動六課隊長陣とスターズ・ライトニングが船内へと乗り込んで行った・・・




 愚 「さて、なんかすいませんね~随分更新が遅れちゃって」

 クロ 「本当だよっ!!!」

 愚 「オウッ!クロード!いきなり出てくんな!」

 クロ 「うるせぇ!どんだけ遅れてんだよっ!」

 愚 「いやさ~なんか最近忙しいじゃん・・・」

 クロ 「オマエの都合は聞いてねーよっ!」

 愚 「何だと!仮にも作者に向かってオマエ!」

 クロ 「なんだよ!ヤンのかぁ~オウッ!」

 愚 「アレ、あれれ~」

 クロ 「な、なんだよ・・・」

 愚 「俺にそんな口聞いちゃっていいのかな~」

 クロ 「な、なんだってんだよ・・・」

 愚 「くらえ!必殺<セリフ無し>」

 クロ 「・・・・・・・・・!」

 ジタバタ・・・・

 愚 「さあ、今後は言動にキヲツケロよ~」

 クロ 「・・・・・・・・!」

 バタバタ・・・・

 愚 「じゃあ、しゃべってよし!」

 クロ 「てめぇ~」

 愚 「おい、オマエのせいで随分長くなっちまったじゃねーか!」

 クロ 「知るかッ!」

 愚 「まあ、こんな馬鹿はほっといて次行きまーす」

 クロ 「あ、オイ!」
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