白騎士物語 StrikerS   作:新たなる愚者

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 愚 「さあ、2話目だ」

 クロ 「なあ」

 愚 「なんだ?」

 クロ 「思うんだが、なんでいつも2話ずつなんだ?」

 愚 「それはな」

 クロ 「それは?」

 愚 「なんとなくだ!!!」

 クロ 「バカか」

 愚 「おいおいクロード君、作者に向かってバカとは何だ?」

 クロ 「ホントのこと言って何が悪い」

 愚 「よし、オボエテロ」

 クロ 「や、やったらぁ・・・」

 かくして、後書き大戦争が勃発した・・・・




 愚 「あ、22章始まります」


第22章 失われた力

 「皆様、クロード様が目を覚まされました」

 

 バランドール号、応接室に集合していた機動六課とレナード達に報告するネリア。彼女の言葉に全員が安堵の表情を見せる。

 

 「ありがとうネリア」

 

 「いえ、では私はこれで・・・」

 

 レナードがお礼を言うと、引いて行くネリア。

 

 「それじゃあ、俺はクロードの様子でも見に行くかな・・・君たちはどうする?」

 

 クロードがはやて達に向く。

 

 「うちらは、これから報告書などの手続きがあるので・・・」

 

 「すいません」

 

 「出来ればすぐにでもいきたいのですが・・・」

 

 はやて・フェイト・なのはが答える。

 

 「わかった、それじゃあクロードにも言っておくよ」

 

 3人が顔を伏せる。

 

 「そんなに気を落とすことは無いよ。今回のことは、原因がわかってないからね・・・それに君たちはクロードの恩人だ。無理をさせるわけには行かないよ」

 

 レナードが優しく言うと踵を返し、医務室へと向かった。

 

 

 

 

 コンコン・・・

 

 クロードの居る医務室の扉がノックされる。

 

 『いいぞ』

 

 「調子はどうだ?」

 

 「まあまあってとこだな」

 

 意外と元気そうな姿に安堵するレナード・・・

 

 「何があったんだ?」

 

 「俺にもわからねぇ・・・それに・・・・」

 

 「ん?どうした?」

 

 クロードは迷っていた。意識がなくなった時に見えた輝く騎馬『バロン』の話をするべきかを・・・

 

 「いや、なんでもねぇ・・・それよりも、奴は?」

 

 「奴?」

 

 「俺が戦ったやつだよ、あのギガースみたいな」

 

 「ああ、奴ならお前が倒したよ」

 

 「そうか・・・それについて、親父に話したいことがあるんだ」

 

 「俺に?」

 

 「ああ・・・」

 

 「何か気になる点でもあったのか?」

 

 「気になるってもんなんかじゃねぇよ!親父、アレはギガースなのか?」

 

 「たしかにお前が混乱するのも分かる。だが、あのギガースは俺たちすら知らないタイプのやつだ、今ギガースの遺体をフランポワーズさんが解剖しているとこだよ」

 

 「か・・・・解剖?・・・」

 

 「ああ、久しぶりに興味津々ものなんだろうな・・・・嬉しそうだった・・・」

 

 レナードの目に焼き付けられた光景が蘇る。

 

 『れ、レナードさん・・・これは私が責任をもって解剖させていただきますので、ご安心を・・・』

 

 純白のエプロンをギガースの血で緑色に汚し、レナードに話しかけるフランポワーズ・・・・そして、そのまま暗闇へとギガースの遺体とともに消えていく・・・

 

 「中々・・・壮絶な光景だったぞ・・・・」

 

 レナードが顔を青くしながら答える。

 

 「な、なるほどな・・・あのフランポワーズさんが・・・」

 

 「ま、まぁ確かに彼女の腕は一流だ・・・騎士すら作ったくらいだからな」

 

 「た、確かに・・・」

 

 「それよりもだ、クロード」

 

 「ん?」

 

 「お前、最近体の調子はどうだ?」

 

 「身体?」

 

 「そうだ、今回のことがあったからな・・・」

 

 「はっきり言ってよくわからねぇ・・・今回もいきなりだったからな」

 

 「今回も?」

 

 「ああ、前にもあったんだ・・・同じようなことが」

 

 「同じ事?」

 

 レナードが問いかけると、クロードが少し考える。そして、何かを決意したように口を開く・・・

 

 「親父、聞いてほしいことがある・・・」

 

 「なんだ・・・」

 

 クロードはこれまでの意識が遠のいた時に見た夢の事を話した。謎の映像や途切れる声、バロンの事を・・・

 

 「そんなことが・・・・」

 

 レナードが少し考える。すると、レナードはクロードの頭に手を当てた。

 

 スッ・・・

 

 「な、なんだよっ!」

 

 クロードは恥ずかしくなり、手を払う・・・だが、レナードは一瞬険しい顔になる。

 

 「ハハッ!もうそんな歳でもないってか!?」

 

 レナードが笑う。

 

 「うるっせー!」

 

 「ハハッ!・・・まあ、そのバロンってやつは心配は無いだろ」

 

 「そうか?」

 

 「ああ、それについては、なんだか大丈夫な気がする」

 

 「何だそれ?親父もいい加減だな~」

 

 「ハハッ!それよりも身体を休めろ、まだ起きていいと決まったわけじゃないからな」

 

 「分かったよ」

 

 「じゃあ、俺はこれで行くぞ?」

 

 「ああ・・・」

 

 ガチャ・・・

 

 レナードが扉を開けた時だった・・・

 

 「親父」

 

 「どうした?」

 

 「ありがとうな・・・・俺を探してくれて・・・」

 

 クロードが恥ずかしがりながら礼を言う・・・

 

 「なんだ?気持ちわりいぞ!」

 

 「うるっせぇよ!早く出てけっ!」

 

 「分かったよ、じゃあゆっくり休めよ」

 

 パタン・・・スッ・・・

 

 レナードは部屋を出てすぐに立ち止まり、眉をひそめた・・・・

 

 「くっ・・・・」

 

 (間違いない・・・奴は生きてる!)

 

 ガンッ!!!!

 

 固く握りしめた拳を壁に打ち付ける!!!

 

 (あいつの・・・あいつの中でっ!!)

 

 

 

 レナードが出ていくのを確認したクロードは、ベッドに座ったまま手をかざす・・・

 

 「換装・白騎士」

 

 カッ!!!・・・カシャン!

 

 「・・・・・」

 

 シュッ・・・・

 

 クロードは黙ったまま短剣を引きぬく。

 

 「古の剣を携えし白き勇者ウィゼルよ、我に力を・・・・変身!」

 

 ガシャン!!

 

 何を思ったか、クロードが突然変身の言葉を唱える!!

 

 『・・・・・・』

 

 だが、クロードの姿は変わらずのままだった・・・

 

 「やっぱりな・・・・」

 

 つぶやくと、アークをしまう

 

 「クソッ!!!」

 

 (変身・・・できねぇ・・・)

 

 ただうなだれることしか出来なかったクロードだった・・・・

 

 

 

 

 

 「クロード君大丈夫かな・・・」

 

 「レナードさんの話だったら、2・3日休めばいいって言ってたけど・・・」

 

 「せやなぁ、だけどクロード君心配やなぁ」

 

 六課の隊長室でなのは・はやて・フェイトが話していると、扉がノックされる。

 

 コンコン・・・

 

 「ん?誰かな・・・どうぞ」

 

 はやてが返事をすると、扉が開く・・・

 

 ガチャ・・・

 

 「失礼します」

 

 入って来たのはエリオだった・・・だが、エリオの様子がいつもと違うことに気づいた3人は顔を見合う。

 

 「エリオ?・・・どうしたん?」

 

 「どうしたのエリオ?今日はもうお休みだよ」

 

 フェイトが歩み寄る。

 

 「すみません・・・ですが、皆さんにご相談があります」

 

 『相談?』

 

 エリオの言葉に声を揃える3人・・・

 

 

 

 「えっ!訓練?!」

 

 「私達と?!」

 

 「はい!お願いします!」

 

 「だけど、どういう事?いつも訓練してるのに?何か不満でもあるのかな?」

 

 なのはが問いかける。

 

 「い、いえいえ!僕がお願いしたいのは、普段の訓練ではなく自主訓練のお相手をお願いしたいんです・・・」

 

 「自主訓練?どういう事やエリオ」

 

 はやてが問いかけると、エリオは何かを決心したように口を開く・・・

 

 「はい・・・実は、今回のことで僕は思いました。まだまだ僕は強くならないといけないと・・・・」

 

 エリオの話が終わる前になのはが口を開く。

 

 「エリオ、キャロのことはエリオのせいじゃないよ・・・私達が油断していたのもあるから・・・だからエリオが悩むことは無いよ・・・」

 

 「いいえ、違います。そういうことじゃありません」

 

 「え?」

 

 「確かに僕はあの時のことが悔しいです。ですが、クロードさんは言ってくれました。これから次第でどんどん強くなると・・・ですから、クロードさんが戻るまでにある事が出来るようにしたいんです!」

 

 「ある事?」

 

 フェイトが問いかける。

 

 「はい!今は言えません・・・ですが、それが出来るようになったら、僕は一歩すすめるような気がするんです!ですから、お願いしますッ!!!」

 

 頭を下げるエリオ、それを見た3人は互いに見合う・・・

 

 「はぁ~っ、フェイトちゃん・・・・中々の頑固者に育てたなぁ・・・」

 

 はやてがため息をつきながらフェイトを見る。だが、その顔は呆れるよりも頼もしさを感じている顔だった・・・

 

 「だね・・・いいよエリオ。だけど、クロードくんが戻ってくるまでだから、それを忘れずに」

 

 なのはも折れたように答える。

 

 「八神隊長!なのはさん!ありがとうございます!」

 

 エリオが笑顔になるのを見たフェイトが口を開く。

 

 「分かったよエリオ・・・だけど、今日は休んで・・・そして、明日からがんばろう?」

 

 フェイトが優しく語りかけると、エリオがさらに笑顔になる。

 

 「はいっ!ありがとうございますッ!」

 

 「よっしゃっ!なら、今日はゆっくり休んで明日に備えとき」

 

 「はいっ!失礼しました!」

 

 パタン・・・

 

 エリオが出ていった隊長室は、とてもいい雰囲気だった。

 

 「エリオ、なんだかんだで、成長してるね」

 

 なのはがうれしそうに言うとフェイトが答える。

 

 「うん、なんだか少し寂しいな・・・」

 

 「フェイトちゃん、なんやお母さんみたいやな」

 

 「そうだね」

 

 はやてとなのはがフェイトを見ながら話す。

 

 「ちょっと!二人とも!」

 

 「アハハッ!嘘や!嘘!」

 

 「だけど、フェイトちゃんなら、いいお母さんになれるよ!」

 

 なのはが笑いながら答えると、フェイトが真っ赤になる。

 

 「もうっ・・・」

 

 「フェイトちゃん赤くなっとる~」

 

 「はっ、はやて!」

 

 「アハハハッ!」

 

 はやてが笑っていると、着信音がなる。

 

 「ん?カリムからや・・・」

 

 通信を開くはやて・・・

 

 「カリム?どうしたんや?・・・」

 

 はやてが話し始めると、隊長室の扉が開く。

 

 ガチャ・・・

 

 「ただいまです~」

 

 「リインお帰り」

 

 「おかえりリイン」

 

 「お電話ですか?」

 

 リインがはやての方を見ながらなのはに聞く

 

 「うん、騎士カリムからみたいだけど・・・」

 

 「騎士カリムがですか?」

 

 三人がはやての方を向く・・・

 

 「うん・・・うん・・・分かった、それじゃあ明日やな・・・うん、大丈夫・・・」

 

 はやてが通信を切る・・・

 

 「どうしたの?」

 

 フェイトがはやてに問いかける。

 

 「えっとな、明日うちら機動六課で地球に調査で行く事になった」

 

 『えっ!?』

 

 はやての返答になのはたちが驚きの声を上げた・・・・・

 

 

 

 

 所変わり、バランドール号艦橋・・・ここには、ユウリ・シーザー・カーラ・シズナ・ミウ達がレナードに呼ばれ集合していた・・・

 

 「どうしたのレナード?いきなり皆を集めたりして・・・」

 

 ユウリが問いかけると、レナードは衝撃の言葉を発する・・・

 

 「皆、落ち着いて聞いて欲しい・・・・もしかしたら、奴は・・・マドラスはまだ生きているかもしれない・・・」

 

 『!!!!!!』

 

 レナードの言葉に衝撃の色を表す5人・・・

 

 「ど!どういう事だレナード!?」

 

 「そ、そうよ!マドラスは死んだのよ!あの時、シズナが放った最後の一撃で!」

 

 「俺もそう思いたいさッ!!!!」

 

 レナードの一言で周りが一気に静になる・・・・

 

 「レ、レナード・・・ごめんなさい・・・でも、いきなりマドラスが生きているって言われても、私達にはよくわからないの・・・何があったの?」

 

 ユウリが落ち着いて問いなおすと、レナードが重い口を開いた・・・

 

 「・・・・さっきクロードの様子を見るために病室に行ったんだ・・・そしたら、妙なことを話された」

 

 「妙なこと?クロードはなんて言ったんだ?」

 

 カーラがまゆを潜める。

 

 「ああ、今まで今回のように度々意識が遠のくことがあったらしい・・・だが、問題はそこではなく意識が飛んでいた時に『見ていたものだ』」

 

 「見ていたもの?夢か?」

 

 シーザーが問いかける。

 

 「夢ならいいんだが・・・」

 

 レナードはクロードから聞いた夢の話を皆に話す・・・・・

 

 

 

 「・・・そんなことが・・・」

 

 クロードの事を聞き、言葉の出ないユウリ・・・

 

 「ですが、クロードの夢の話からなぜマドラスが生きていると?・・・」

 

 シズナが身を乗り出す。

 

 「クロードの話を聞いた時、あいつの体の中の魔力探査をしてみたんだ・・・」

 

 「魔力探査?クロードの?」

 

 「ああ、そしたら、とんでもないことが分かった」

 

 「とんでもないこと・・・ですか?」

 

 ミウが恐る恐る聞く・・・

 

 「あいつの中には元より、5つの魔力があるのは皆知ってるな」

 

 レナードが全員に確かめ、それにカーラが答える。

 

 「クロードが所有している騎士4体の魔力と、クロード自身の魔力だな」

 

 「あの子が子供の頃はそれで大変だったわ・・・」

 

 ユウリが思い出しながら答える。

 

 「そういえばそのせいで、病気してたよな・・・なんてったっけな?・・・・」

 

 「『魔力病』ですね」

 

 シーザーが思い出そうとしていると、ミウが答える。

 

 「ああ、その時は、みんなの力を借りてクロードに出力制御をつけることで、決着がついた」

 

 「だけど、それがマドラスとどんな関係があるんだ?」

 

 「問題はその魔力の数が増えてるんだ・・・」

 

 「増えてるって・・・いくつ?」

 

 ユウリが問いかける・・・

 

 「少なくとも・・・2つ、別の反応を示した・・・」

 

 「2つもか!?」

 

 カーラが驚きの声を上げる!

 

 「そうだ・・・一つは俺達がよく知る魔力だった・・・」

 

 「まさか・・・その魔力が・・・」

 

 「ああ・・・・・あの感じ、忘れもしない・・・マドラスだ・・・」

 

 レナードが答えると、ユウリが口を開く

 

 「レナード、クロードにはそのことを?」

 

 「い、いや・・・まだだ」

 

 「なら、まだ言わないで、私達でこの事を調べてからにしない?」

 

 「レナード、俺はユウリの意見に賛成だ」

 

 シーザーが答える。

 

 「私もユウリに賛成です。マドラスについては、まず我々で調べるべきです」

 

 「私もそう思います。今、この時点でクロード様に伝えるのは得策ではないと思います」

 

 シズナとミウが答える。

 

 「・・・分かった・・・・皆ありがとう。またよろしく頼む」

 

 「かしこまるな、前にも言っただろう?お前たちの息子は私達にとっても息子だと」

 

 「全く、カーラの言う通りだ」

 

 シーザーとカーラが答えると、ユウリが何かを思い出すように口を開く・・・

 

 「ねえ、レナード」

 

 「どうした?ユウリ」

 

 「今回のクロードの話、魔力病のせいじゃないかしら」

 

 「魔力病の?どういう事だ?」

 

 「あの子が魔力病になった時のこと覚えてる?」

 

 「勿論さ・・・あの時は本当に死んでしまうんじゃないかと思ったからな」

 

 「そう、その時どんな症状があったか覚えてる?」

 

 「ああ、ほとんどがひきつけみたいな症状と、魔力の侵食だったよな」

 

 「その通り、今回の症状とよく似てない?」

 

 「・・・・た、確かに似ている」

 

 レナードとユウリの話を聞いていたカーラが口を開く

 

 「まさかユウリ、今回のクロードは魔力病の再発症だとでも?」

 

 「その通り!」

 

 ユウリはカーラに向く

 

 「だけど、原因は何なんだ?」

 

 シーザーが問いかける。

 

 「さっきのレナードの話を覚えてる?クロードの中の魔力反応の話・・・」

 

 ユウリが答えると、シーザーが気づく

 

 「・・・まさか!」

 

 「そう、クロードの中には今クロードの元の魔力5つと、新しい魔力2つの合計7つの魔力が体に入ってるの」

 

 「そうか!じゃあクロードの身体はそれに耐えられずに」

 

 「その通り!だから、よく気絶してるんじゃないかなって思うの」

 

 「なるほど、それならば今回のことも頷ける・・・」

 

 「ですがユウリ」

 

 「何?」

 

 「今、クロードにかけられている術でクロードにはすでに三段階の出力制御がかかっています。もしさらにかけるとなると、今度はクロード自身の魔力制御が難しくなるのではないのですか?」

 

 「確かにシズナ様の言う通りだ。これ以上レナードに魔力制御をつけると、クロードの魔力制御域が狭まる。これではクロード自身の魔力を失うことになりかねない・・・」

 

 「だけど、皆もこのままだとクロードがどうなるかは知ってるでしょッ!?」

 

 全員の嫌な記憶が蘇る。

 

 「そのことは私だってわかっている。だが、決断を早まりすぎると取り返しのつかないことになるのだぞ!」

 

 カーラが言葉を荒げる!

 

 「でも、それでもあの子には助かって欲しいのよッ!もうあの時のように辛いのは嫌なのッ!」

 

 「お前の気持ちも分かる!だが、クロードはすでに一人の身体ではないのだぞ!」

 

 「二人ともやめるんだ!」

 

 レナードが二人を止める。

 

 「だけど!レナード・・・」

 

 「だけどじゃない!俺たちが言い合ってるうちにもクロードの身体はどんどん悪くなる一方なんだぞッ!」

 

 「でも・・・このままじゃ・・・」

 

 ユウリが涙を流す・・・レナードは涙をながすユウリを抱き寄せる。

 

 「だけど、ほんとにレナードの言う通りだ。このままだとクロードの身体があぶねえ・・・」

 

 シーザーが言うと、ミウがレナードに問いかける。

 

 「レナード様」

 

 「どうしたんだい?」

 

 「一度、クロード様の魔力制御を完全解除してみてはどうでしょう・・・」

 

 ミウの一言に全員が固まる・・・(クロードに抱かれていたユウリも一瞬固まる)

 

 「み、ミウ殿下・・・それは本気で・・・」

 

 カーラが触れてはいけないものに触れるように問いかける。

 

 「な、何かいけないことでも・・・」

 

 あたりの空気が一気に変わるのを感じたミウが動揺する。

 

 「し、仕方がありませんよ!あの時ミウ殿下は公国の政務で手一杯でしたから」

 

 シズナが精一杯フォローする。

 

 「も、もしかして、私とんでもないことを言ってしまったのでしょうか・・・」

 

 「い、いやいや、あの場にいなかったミウ様はわからなくて仕方がない」

 

 カーラも慌ててフォローする。すると、落ち着いたユウリが口を開く・・・

 

 「ミウちゃんにも話しておいたほうがいいわね・・・」

 

 「えっと・・・当時のことですか?」

 

 ユウリはミウにクロードの過去を語りだす・・・・




 ヒューゥ・・・・

 愚 「覚悟はいいか、クロード」

 クロ 「や、やったらぁ」

 愚 「秘技!落とし穴!」

 パッ!

 クロ 「換装!魔神の槍!」

 ガッ!

 愚 「槍を引っ掛けただと!」

 クロ 「ハハッ!こんなもんか?」

 愚 「くっ!」

 クロ 「出す手無しだな!この勝負、俺の勝r・・・」

 愚 「さよなら」

 クロ 「お、おい!穴もとに戻せ!」

 愚 「さて、寝るかね」

 クロ 「きたねーぞッ!!!!」

 愚 「では、みなさま」

 クロ 「穴を直せェェェェ!!!!」
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