魔法少女リリカルなのは~欠損遊戯~   作:空勝

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序章
始まり始まり


               これは夢だと思う。

 

 

 

 

 クリスマスの数日前、友達のすずかが図書館で出会った子が入院しているということでそのこのためにささやかなクリスマスパーティーをしようということになった。お節介なんじゃないかとも思ったが、同じく友達であったアリサがどんどんスケジュールを決めていき自分も強制という形で参加することになった。

参加者は立案者のすずかを含めアリサ、クラスメイトのなのはに最近転校してきたフェイト、そして俺だ。

女子だらけの中に男一人はつらいなだがアリサに却下された。仕方なしにアリサとすずかに付き合いクリスマスプレゼント選びに買い物に行った。女子の買い物ってホント長いよね、3時間ぶっ通しであっちこっち探し回った。もう二人の頭の中には楽しいクリスマスパーティーの構図が構成されているのであろう。買い物が終了した今現在でも二人の顔はとても笑顔だった。

クリスマス当日、ささやかなクリスマスパーティーはとても楽しい時間となった。途中入院していた子、八神はやてと言うのだが、その子の家族も現れとても楽しいものになった。

クリスマスパーティーが終わりさぁ帰ろうとしたとき病院の入り口でなんだか複雑そうな顔をしたなのはとフェイトがまだ用事があるといい病院に残った。

知り合いが入院しているのだろうかと思った。最近、と言うか今年になってなのはアリサたちに何か隠し事をしているらしい。その隠し事はとても大事なことらしくちょくちょくいなくなったり学校を休んだりしていたのだ。隠し事が嫌いなアリサは一度はなのはに怒って手伝えることはないのかと申し出たことがある。それに対しなのはは今は話せないがいつか必ず話す旨を自分たちに伝えて一件落着となっていたが。最近は転校してきたフェイトもなのはに合わせていなくなったり休校したりしていた。

 そしてそんななのはとフェイトにとうとうシビレを切らしたのがアリサだった。途中までおとなしく帰っていたのに唐突に病院のほうに戻ると言い出したのだ。もう我慢ができないと興奮気味にまくしたて俺やすずかの制止を振り切り病院へと戻ろうとした。しかし戻る途中、何か変な感覚の襲われたかと思うと周りの景色が変わった。街中からどこかの森の中に変わったとかじゃなく雰囲気と言ったほうがいいのか空の色が暗くなり、先ほどまで騒がしかった人の声や車の音、商店街のクリスマスらしいBGMまでも聞こえなくなった。今現在聞こえるのはこの状況に混乱するアリサとすずかの声、そして・・・

 

ドーン

 

先ほどからよく聞こえる爆撃音。なにかが爆発する音、崩れる音、何かが何かにぶつかる音などがこちらの不安感を余計に煽っていた。そしてこの状況にいち早く動いたのはアリサだった。爆発音が病院の近くから聞こえたためなのはたちが心配になったアリサが病院に向かって走り出したのだそして現在・・・

 

目の前には先ほどまでクリスマスパーティーをしていたなのはとフェイトが物理の法則を無視して空中に浮いていて、服装がなのはが学校で来ている制服にアレンジを加えた感じで、フェイトが黒いレオタードのような服に短いスカート、黒いマントを羽織っている。なのはたちは同じ一点を見つめていたのでそちらを見てみるとなのは達同様女性が一人浮いていた。黒を基調とした服装でなんか後ろに黒い羽根が生えていた。

 

「な・・・のは?」

 

少しショックを受けているのであろうアリサとすずかは黒い女性には気づかず硬直していた。実際俺もかなり混乱しているのだから。そしてその女性は黒い何かの塊を周りにばらまいた。そう、ばらまいたのだすなわちその塊はこちらにも飛んでくるわけで

「っ!!アリサっ!!すずかっ!!」

慌てて硬直していた二人の襟をつかみ偶々近くにあった隠れられる細い路地に投げ込んだ。とっさのことで丁寧に扱えなかったがこれで二人は安全だ。そして俺は・・・・・・

 

「ーーーーー」

どちらかの叫び声が聞こえと様な気がしたが俺はその声を確認することもなく意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テンプレ通りに言うなら

「知らない天丼だ」

ん?違うか?カツ丼?とりあえず視線を動かそうとして気づいたのだが

「左目か・・・」

視点がおかしいと思ったがどうやら右目の周りに包帯が巻かれているようで見えない。そして自分の体を確認して現状が分かった。今の自分の現状それは左腕肘上までなし、左足膝下までなし、それ以外は包帯やギブスが巻いてあるが存在はしている。内臓がどうなっているかはわからないけどとりあえず自分の体の左側の手足を失ったのだ。

「は、ははは、あははは、まぁ上出来だったのかなあの選択も」

乾いた掠れた声が自分の喉から漏れる。自分がこんな感じになったのだもしあの時アリサやすずかに当たっていたら一生ものの傷になっていただろう。生きていたかもわからない。そう考えると手足一本ずつで二人の命を救えたとなると上出来だとほめてもいい。

いや、そう思わないとこの喪失感で頭がコワレソウダ。

コンコン

「失礼しまっ!!せっ、先生!!患者さんが!!」

ドアがノックされ看護婦さんが入ってきたかと思うと俺が目を覚ましたことに驚き慌てて部屋を出て行った。せめてドアを閉めて行ってくれ、なんだなんだと野次馬がこっちを覗いてるから。それから医者が来るまで野次馬のさらし者になった。

 

 

あ、俺三島佳祐って言います。

 

 




出だしとしては主人公なんもしないで大けがを負う。As編も次回には終わる予定です。
さてはて主人公たちはどう物語に介入していくのでしょうか・・・・・・どう介入させようか(汗
不定期となりますがこの話も続けていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
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