投稿してから3時間くらい経ちましたが、勢いで作りました。
どっかおかしい所とかあるかもしれませんが、本編どうぞ。
月曜日、世間にとっては地獄の始まりであり、社会人にとっては悪夢の始まりと言われている。それは我々学生も同じだ。
(あの茶髪の女の子、可愛かったなぁ。まるで天使みたいだったな)
あれ、いつもはこんなこと考えないのにおかしいな。いや、無理もないか。決して僕はおかしくはない。まともだ。
僕はあの日恋をしてしまった。むしろ、恋をしたからこそ人生が変わってしまったのか。
まあ、今日から学校だ。できれば姉さんとは一緒に行きたくないな。
姉さんは愛に飢えている。こうなった原因は姉さん自身が原因なんだけど...。
その理由は、姉さんが中等部にいた頃、そうパティシエを目指すようになってまもない頃だ。姉さんの元に突然恋愛相談を持ち掛けられたのだ。
その結果なんということでしょう。カップルが何組か出来上がってしまったではありませんか。
姉さんはそんなことから花咲川のキューピッドと呼ばれるようになった。
――しかし、突然悪夢は訪れた。
姉さんはしばらくしてから少女漫画や恋愛小説を読むようになり、結果愛に飢えていくようになってしまった。要するにコイバナに敏感になってしまったのだ。そのせいで姉さんは恋愛相談を持ち掛けられることはなくなった。姉さんが恋に敏感になってしつこく聞こうとしたのが原因だ。
本人曰く、調子に乗りすぎた。だが、私は謝らない。なんて言って、どこぞの所長みたいに不貞腐れてしまったのだ。その結果、僕の姉は残念美人にして残姉となってしまった。さらに姉さんは花咲川の恋愛のやべーやつ、通称"
まあ、"あんな姉"でも一応パティシエを目指してはいるけどね。今ではお菓子作りは上手いけど、客からは警戒されて厨房担当になってしまった。喫茶店でもバケモノ扱いされてる。
呼び名は"
こんなこと言ってる内に時間が過ぎてしまった。今日は
朝御飯は母さんが作ってるかな。うちは御飯とかはローテーションで作っている。ということは夕飯は父さんか。
「おはよう、母さん。あれ、父さんは?」
「おはよう、葵。滋さんなら開店準備に行ったわ」
あ、そうか父さんもう朝食済ませたのか。相変わらず
早いな。店長だから仕方ないか。
「あれ、そういえば
あ、間違えたバケモノじゃなかった。姉さんだった。
「あ、葵ー、後ろー」
「へ?どうしたの母さん?後ろに誰かいるの?」
「あ〜お〜い〜、誰がバケモノだって〜」
「え?姉さんなんで後ろに...」
あれ、まさか心読まれてた?姉さん今度は愛に飢えたエスパーに...。
「誰が愛に飢えたエスパーよ!愛に飢えてるけどさ!」
「ギャァァァァァァァァ!」
その後、一軒の喫茶店で少年の悲鳴が聞こえたそうな......。
▼▼▼▼
「姉さん悪かったよ。バケモノ呼ばわりしてごめんって」
「フンだ。どうせ私は彼氏なんかできませんよー。もう愛に飢えながらパティシエ目指してやりますよーだ!」
ああ、だめだこりゃ。姉さんはこうなったら僕に対して1日中こんな状態になる。
むしろ
しばらくして僕達は別れ道に着く。
「じゃあ、姉さん僕はこっちだからまた後でね」
「うん、わかった。葵、学校頑張ってね!」
えっ、姉さんがこんなこと言うのは滅多に無いのに...。
明日はメロンやスイカが隕石みたく降ってくるのかな?
「葵、まさかだけど隕石が降るとかなんて
思ってないよね?」
「えっ、そんなこと思ってないよ。多分、姉さんの勘違いだよ」
「ふ〜ん。本当にそうかな?ま、いいやとにかく頑張りなさいよ!」
「姉さんもだよ!また恋愛事でやらかさないでよ!」
▼▼▼▼
歩いてからしばらく経つ。あと少しで羽丘に着くな。
「それにしても姉さんもだけど、父さんや母さんもやっぱりおかしいよな」
父さんは元々は気が弱い性格だった。けど父さんも姉さんと同じように探偵物やミステリー小説を読みすぎてしまったらしい。その結果あんな紳士的な性格になってしまった。喫茶店でも同じように呼び名がある。
その名は、
もう一人、母さんも呼び名がある。
呼び名は
そう、母さんには誰にも逆らえないんだ。あの人は怒らせると本当に怖いからね。やっぱり母親には逆らえないんだな。
ていうかうちの家族本当にまともな人いないなぁ、呼び名だけでもおかしいとしか言い様がないよ。
そんなこんなで、ようやく羽丘に到着。遠いよ。歩いただけなのに疲れた。月曜だからかな?やっぱり週明けは嫌いだ。
「おはようございます」
「おはよう」
正門の前で挨拶運動をしている先生に挨拶する。この先生、見た目からしても体育担当かな?なんか厳ついというか暑苦しいというか...。むしろ恐いよ。
僕のクラスは高等部1-Bだ。言っておくけど、背が高いせいか大学生?って言われたことが何度かある。これでも高校1年なんだけどさ。間違えられるって、なんでさ...。
「おはよう葵」
「あ、おはようございます。瀬田先輩」
「今日も君は儚いね」
「すいません、ちょっと何言ってるかわかりません」
この人は瀬田薫先輩。高等部2-Aに所属している。
「儚い」が口癖で、シェイクスピアは言っているとかなんかをよく言っている。いろいろと謎な人だが、わかっていることとしては演劇部に所属している、女性ファンが多い、ファンの人のことを「子猫ちゃん」と呼んでいる、ハロー、ハッピーワールド!というバンドに所属していることくらいしかわからない。
そう、この人はいろいろと謎だらけなんだ。本当にわからないし全く隙を見せない人だ。
実はこの人、一回だけうちの喫茶店に来たことがある。その時に何の因果か父さんと気が合ってしまったらしい。
さすがにドヤ顔とかはしないけど、でもたまに無性に腹が立つときがある。
「ところで瀬田先輩、一体どうしたんですか?」
「何、単に君を見掛けたから挨拶しておこうと思っただけさ」
「ああ、そうですか」
「あと、葵君」
「今度はなんですか?」
「滋さんによろしく伝えておいてくれ」
「ああ、はいわかりました」
「じゃあ、また会おう葵君」
そう言って瀬田先輩は去っていった。ああ、ああ、廊下にいる女子達が何人か黄色い声援を瀬田先輩に浴びせちゃったよ。あの人は宝◯目指せるんじゃないかな?
あれ、待って気絶してる人いるけど、大丈夫なの!?
瀬田先輩、むしろあなたが儚いよ...。
▼▼▼▼
ようやく教室に着いたよ。僕の席は後ろ端の窓際になっている。この席結構気に入ってるんだよね。
――だけど僕は全く知らなかった。
「ふぅ、やっと生徒会の朝の仕事終わったよぉ」
「あ、つぐみお疲れ様」
「あ、つぐーおつかれー」
「つぐ、お疲れ様!」
「おぉ、つぐ、やっと終わったのか。朝から大変だったな」
(ん?あれ...、なんかどっかで聞いた声がするな。気のせいかな?)
んーどっかで聞いたけど、思い出せないな。
「みんなごめんね、一緒に行けなくて」
「しょうがねぇよ、つぐは生徒会だからな」
「つぐは毎日、つぐってるからねー」
「大丈夫だよ、つぐ!」
「大丈夫だよ、つぐみが頑張ってるのはあたし達はわかるから」
「えへへ、みんなありがと!」
(5人組、それにあの女の子の笑顔...)
もう少しで思い出せるんだけど、どこで見掛けた?
「はぁ、朝から疲れちゃったよ...」
「じゃ、そろそろHRだからあたしは戻るね」
「じゃーねー蘭、またお昼休みねー」
そう言って赤メッシュの女の子は自分のクラスに戻っていった。
「アタシ達も席戻るか!」
「うん!」
そして僕はようやく思い出す。
(あっ、思い出した!一昨日来た客か!)
思い出した途端に話掛けられる。
「あっ、あなたは!?」
――隣の席がまさか一目惚れした女の子だったなんて...
薫のクラスはオリジナル設定となっております。
公式でわかっていないクラスとかはオリジナル設定になります。
澪をイジりすぎましたが、大体楠木家はこんな感じです。
ここから更新が遅くなると思うので読者の皆さん、申し訳ないです。