恋は喫茶店から始まる   作:ネム狼

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ガルパカフェに出たアレをネタにしました
さらに今流行りの物も出ます
そして更新遅れてごめんね!


決戦兵器とタピオカ、赤メッシュと青薔薇の煽り

 八月、夏休み。羽丘では夏休みに入るが、中には部活があったり、合宿があったりで夏休みであっても休みではない所がある。特に部活に入ってる人なんて社畜同然だ。

 

 暑くなってきたことでうちでは抹茶や最近始めたかき氷が売れている。特に夏に入ってから始めたタピオカが一番売れている。どうやら世間でも流行っているそうだ。

 

 タピオカは僕も飲んでみたが、甘すぎてあまり飲めなかった。姉さんに聞いたところ角砂糖20個分の甘さらしい。母さんは飲めたそうだが、父さんは途中でダウンしてしまった。コーヒー好きの人とは相性が悪かったのかもしれない。

 

「あぁ、タピオカって怖いなぁ。胸焼けしそう」

「葵、何独り言言ってるの?」

「つい口に出ちゃったんだよ蘭ちゃん。タピオカがトラウマになってね」

 

 蘭ちゃんにわかるはずがない。あんな甘さの暴力、僕からしたら恐ろしいとしか言い様がないよ。

 

 そして新作はもうひとつある。姉さんが発案したらしく、グリーンスムージーをベースにゴーヤ、人参、セロリ、グリーンピースをミックスしたという恐ろしい物を作ってしまったという。野菜嫌いに対する兵器、通称「対ロゼリア決戦兵器」だ。

 

 姉さんが湊先輩達が野菜嫌いという情報を得たらしく、それを切っ掛けに試作として出したそうだ。何だろう、紗夜先輩に恨みでもあるのかな?

 

「それにしても澪さんまた新しいメニュー作ったけど何あれ?」

「対ロゼリア決戦兵器だって。見た目からしたらヤバいけど......」

 

 あれは人が作っていいものじゃない。姉さんの黒歴史になりそうだけど大丈夫かな?というか紗夜先輩来てるけど、案の定姉さんを睨んでる。その目付きは狼のようだ。

 

「澪さんこれはどういうことですか?」

「なに紗夜?なんかあった?」

「なんかあった?じゃないです!なんですかこれは!」

 

 紗夜先輩は両手で机を強く叩いて姉さんに言った。これには父さんも驚いたようでマグカップを落としそうになったが、見事にキャッチして落とすことはなかった。父さんも驚くなんて、どうしたんだろう。

 

「澪さんなんかやったの?」

「さあ?多分新作のことで怒ってるのかも。ちょっと行って来るね」

 

 僕は蘭ちゃんの所から離れて紗夜先輩の元に行って何があったのかを聞くことにした。その内容は新作の件で怒っていた。姉さん、その決戦兵器はヤバいロゼリアの人には効くみたいだよ。

 

「ねえ葵。このメニューどう思う?野菜ジュースだと思えばどうってことないと思うんだけど......」

「どうって言われても......」

「葵さん。今すぐ止めましょう。これを表に出してしまったら大騒ぎになってしまいます。日菜もるんって来ないって言ってましたから」

 

 日菜先輩もそんなこと言ってたのか。じゃあ止めた方がいいな。出したらこの店閉店になりかねないよ。全く、姉さんには世話が焼けるよ。

 

「姉さん、止めよう。今すぐ止めよう、紗夜先輩もこう言ってるんだ」

「やっぱり駄目かぁ、じゃあお蔵入りだね」

 

 姉さんはそう言って野菜ジュースらしき物を厨房にしまうことにした。よかった、これでこの店は救われた。あんなものを出してしまったら終わってたよ。

 

 そして僕は紗夜先輩から首に付けてるチョーカーのことを聞かれ、チョーカーのことを誤魔化そうとしたが蘭ちゃんに説明されてしまった。この赤メッシュ、なんてことを......。

 

「そういうことでしたか。葵さん、応援してますよ」

「ありがとうございます。このことはつぐには言わないで下さいね!」

 

 わかりました日菜には言わないでおきます、紗夜先輩はごちそうさまでしたと言って会計を済ませて店を出た。それ以前に日菜先輩絶対知ってるだろうな。うん、嫌な予感しかしないな。

 

「なんか余計なことしちゃったね」

「いいよ、その内バレることだから」

「というかあの野菜ジュースみたいなの、湊先輩だったらどんな反応するのかな?」

「湊先輩なら一発で気絶するのかもね。あれは飲むものじゃないわ、て言うかも」

 

 あの人ならそうかもね、と蘭ちゃんは言った。今井先輩達でも言いかねないな。でもあれは野菜ジュースとして出すのもアリかもしれないな。また出したら紗夜先輩に言われるかもだからやめておくか。

 

 

――うん、あれはお蔵入りが正解だな。

 

 

 しばらくして姉さんが 戻ってこないと思って厨房を見たら姉さんが気絶していたそうだ。どうやらあのジュースを処理しようと飲んだら気絶した、とのことだ。あれは危険すぎるな。

 

 

▼▼▼▼

 

 

 夏休みに入り、あたしは今日も喫茶店に行く。普段はつぐみの所でのんびりするけど、たまには葵の所でもいいかなと思ってしまう。

 

 それにしても葵はいつになったらつぐみと付き合うのだろう。いつまでもあんな雰囲気を見せられたらあたしの胃がもたない。全く、あんなものを見せられてるあたしの気持ちを考えてほしい。巴も「アタシはもう駄目だ、後は頼む」なんて言ってダウンしてる。

 

 

――まあ、あれは危険すぎるよね。

 

 

 喫茶店に入ってやっと休めると思ったその時、湊先輩の姿が目に入った。あの人優雅にコーヒー飲んでるけど、明らかに角砂糖入れてるよね?20個入れてるとしたらそれはタピオカのレベルだ。

 

 あたしもひまりに誘われてタピオカを飲んでみたけど、なんか甘すぎたとしか言い様がなかった。流行ってるみたいだけど、あれってどこがいいんだろう?あたしにはわからないや。

 

「あら美竹さん、ごきげんよう」

「こんにちは湊先輩。ごきげんようなんて似合わないですよ」

「言ってみたかっただけよ、私もたまにはこのように振る舞いたい時もあるのよ」

 

 言ってみたかっただけって、似合わないなぁ。コーヒーが苦手な人には言われたくないよ。つぐはブラックは駄目だけど、ひまりはコーヒーは飲める。あれは最初見たときは意外だなって思った。゙あのひまり゙が飲めるなんて、明日は雨だなって思った。

 

 澪さんは昨日気絶してから寝込んだらしく、今日は休みだ。そのせいか緊急で深雪さんがシフトに入ったそうだ。「自分の作ったメニューで気絶するなんて情けない」と愚痴ってたようだ。

 

「湊先輩、本当にコーヒー飲めないんですね」

「なんのことかしら?私がいつコーヒーを飲めないなんて思ったのか、聞きたいわね」

「私は見ましたよ?入った瞬間に湊先輩がコーヒーに角砂糖を入れていたところを!」

「っ!?」

 

 あ、動揺した。これは図星だな。これであたしは湊先輩に勝った。

 

「美竹さんこそ熱い物は駄目だったはずよ。私は知ってるわ、美竹さんが猫舌であることをね!」

「な、なんのことですか?あたしは猫舌じゃないですよ?」

「じゃあどうしてそんなに動揺してるのかしら?怪しいとしか思えないのだけれど......」

 

 バレるはずがない!湊先輩にあたしが猫舌であることはバレてないはず!そもそもあの時ファミレスに居たときに湊先輩はいなかったはず!

 

「じゃあ聞きますよ。その時湊先輩はどこに居たんですか?」

「その日は確かファミレスにいたわね。予定の打ち合わせをしていた時だったから......。もしかして美竹さん」

 

 

――貴女、ファミレスに居たわね?

 

 

 湊先輩はドヤ顔で言った。

 

 うん、終わったね。負けを認めるしかないね。これは詰んだとしか言い様がない。

 

「えぇ、ファミレスに居ましたよ。それがどうしたんですか!負けを認めますよ!」

「ふふ、甘かったわね美竹さん。私に勝てると思うなんてまだまだね」

 

 あたしは湊先輩に負けてしまった。だけど、負ける訳にはいかない。ここで負けたとしても今度はライブで勝ってやる!というか思ったけど、この競い合いはなんだろう?自分でもバカみたいだなあって思ってしまう。




後半が意味不明の回になりましたが、私にはこれが限界です
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