今回は葵は出番少しですが、澪達が中心的に出てきます
儚い人と道に迷うことに定評のあるあの二人が出てきます
では、どうぞ。
注意!
今回はマジでつまらないかもしれません。
つまらなかったらブラウザバック推奨です。
「千聖ちゃん。薫さんが言ってた喫茶店ってどこかな?」
「どこかはわからないけど、薫と合流して行く予定だから案内はしてもらうことにしてるわ」
私、松原花音はある人ととある場所に向かっています。そのある人とは中等部の頃からの友達で、白鷺千聖ちゃんという人です。
「でも千聖ちゃん。今思ったんだけど...」
「どうしたの、花音?」
「私達...。また道に迷ってない...かな?」
「あ、あれ?おかしいわね?道はここで合っているはずなん...だけど...」
そう、薫さんと合流するはずなんだけど...。
――道に迷ってしまってどこにいるのかわかりません...。
昨日千聖ちゃんが薫さんから「行きつけの喫茶店があるからぜひ花音を誘って来てほしい」って言って今日千聖ちゃんと行くことになって、そして薫さんからも案内すると言われて合流することになっています。千聖ちゃんはどうやら今日は仕事はオフだったので休日の土曜日、今日行くことになりました。
普段私は道に迷ってしまうことが多く、千聖ちゃんと一緒にいれば迷うことはありません。でも今日は珍しく千聖ちゃんも道に迷ってしまったみたいです。
「あれ?千聖ちゃん、スマホ鳴ってるよ」
「あら、もしかして薫からかしら?」
そう言って千聖ちゃんは電話に出た。
「もしもし?」
「もしもし?ああ、千聖かい?おはよう。今どこにいるんだい?」
「おはよう薫。今なんだけど...羽丘学園の近くなの」
どうやら電話の相手は薫さんみたいだ。薫さんに今いる場所を言ってるけど...。どうしたのかな?
「ええ、わかったわ。ここで待てばいいのね?」
「ああ。そこで待ってくれればいいよ。私が道を案内するから」
「ありがと薫。じゃあ待ってるわね。また後でね」
「ああ、また後で会おう。我が愛しのちーt」
ブチッ!
あっ、切っちゃった。
「ち、千聖ちゃん?」
「なーにー?花音?」
「か、顔が恐いよ...」
「ん?何のことかしら...。とりあえずかおちゃんは後でお仕置きが必要ね。フフフフフ」
か、かおちゃん?もしかして...薫さん、千聖ちゃんを怒らせちゃったのかな?
――おわかりいただけただろうか
――そう、この儚い貴公子は気づいていなかった。幼なじみをかつての名前で呼ぼうとしたことで触れてはならない線。所謂、逆鱗という名の線に触れてしまったことを...。
「あ、薫さんだ」
「やあ、待たせたね千聖、花音」
待って薫さん!今は逃げた方が...。でももう遅かった。合流した瞬間に千聖ちゃんはすでに薫さんの後ろに立っていたのだから。
「かーおーちゃん?」
「ん?どうしたんだい?千聖」
「あなた...。さっき私のことを何て呼ぼうとしたかしらぁ?」
「え!?な、何のことだい?千聖...」
ふえぇー。千聖ちゃん...。笑顔が恐いよ...。
そして、千聖ちゃんは笑顔で薫さんに言った。
「フフフフフ。貴方にはお仕置きが必要ねぇ。かーおーちゃん?」
「ま、待ってくれちーちゃん!?許してくれ!さっきは...その...。久しぶりに昔の名前を呼びたくなっただけで......っ!?」
「言語道断よ?言い訳なんて聞きたくないわぁ?」
――カクゴシテネ?カーオーチャーン?
私は薫さんに申し訳ないと思いながら手を合わせて合掌した。薫さん。御愁傷様です。
その後、二匹の迷える子羊は貴公子と合流するが、学園の正門にて儚い叫びが聞こえたということが貴公子のファンの間で噂された。
▼▼▼▼
いろいろとあったけど、ようやく目的地の喫茶店についたわ。どうやら薫も用があったみたいで案内ついでに行くことにしていたみたい。
「ところで薫?」
「どうしたんだい?千聖」
「あとどれくらいになるかしら?」
「もう少しで着くさ」
それにしてもだいぶ歩いたわね...。彩ちゃんも誘えばよかったかしら?彩ちゃんもオフだけれど、今日は用事があるようで来れないと言ってたし、日菜ちゃん達も同じく用事があると言っていた。
そう思っている間にようやくたどり着いた。
「ここがそうなのね?」
「凄い綺麗だね」
「そうさ。私も最初来たときはびっくりしたさ」
私達はドアを開けて入ることにした。あら?ドアから音がしたわね。今風の喫茶店かしら?
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませ、あら花音、千聖!それに薫も!」
「あ、あれ?澪ちゃんに深雪ちゃん!?」
「あら、ここで働いてたのね。初めて知ったわ」
まさか澪と深雪が働いていたなんて...。確か澪は喫茶店で手伝いをしているとは聞いたことがあるわね。深雪はバイトかしら?
「やあ、薫くん。いらっしゃい」
「滋さん、二週間ぶりです」
「そちらのお二人は澪と深雪君のお友達かい?」
「初めまして。白鷺千聖です」
「ま、松原花音です!」
私達は紳士的な人に挨拶をした。もしかして店長?
「初めましてお二人共。私は澪の父親でこの店の店長の楠木滋です。以後お見知りおきを。滋でいいよ、お嬢さん方」
そう言って滋さんはお辞儀をした。咄嗟だったので戸惑いながらも私と花音もお辞儀を返した。
「そういえば滋さん。葵はどうしたんだい?」
「葵なら今買い出しに行っててね。デザートの材料が何個か不足してしまったんだ。もう少しすれば戻ってくるよ」
「そうでしたか。ではお茶にしながら待ちますよ」
葵って人は澪の弟さんかしら?それにしても...。
「ねえ澪。葵って人は一体...」
「葵?葵は私の弟よ」
「え!?澪って弟さんいたの!?」
「あれ、言ってなかったっけ?」
「いいえ、今初めて知ったわ」
「まあまあ千聖、少し落ち着きなさい」
「深雪...」
「このまま話てたら、花音が置いてきぼりだよ」
「ふ...ふえぇ......」
「か、花音!?」
「ほーら、言わんこっちゃない」
その後、花音は会話についていけず、混乱してしまったみたいで、本当に大変だったわ。薫はこれには凄く焦ってしまったみたいで、元に戻るまで1時間かかってしまった。
▼▼▼▼
「あの...松原先輩。大丈夫ですか?」
「う、うん。大丈夫...だよ。楠木君」
「父さん、何があったの?」
「ああ、ちょっとした事故でな。松原さんが会話についていけなくて混乱してしまったものでな」
「そ、それは大変だったね」
僕が買い出しから帰ってきたらどうやら事故があったみたい。それにしても...。
と、そんなことを思っていると厨房から母さんがやって来た。
「お待たせしました。チーズケーキと紅茶二品、キリマンジャロになります」
「ありがとうございます。そしてごきげんよう、真衣さん」
「あ、初めまして白鷺千聖です」
「初めまして。楠木真衣です。真衣でいいですよ。あなたは...女優さんの白鷺さんね?」
「は、はい!私のことを知っているんですか?」
「ええ、有名よ。あ、ここに来たことは言わないから大丈夫よ」
「ありがとうございます!」
なんか白鷺先輩と母さん、気が合いそうだな。あ、松原先輩がもう大丈夫みたいだ。
「あ、あの!私、松原花音です。初めまして!」
「あらあら、もう大丈夫みたいね。私は楠木真衣。よろしくね」
「は、はい!こちらこそ」
それにしても珍しい。今日は客が少ないな。
「父さん。珍しいね今日は客少ないんだね」
「そうか?言われてみると確かに」
「父さん、少ないからと言って落ちこまないでよ?」
「ん!?な、何のことだい?」
――やっぱり父さん、顔青ざめてるような気がする。
「そういえば姉さん、白鷺先輩と松原先輩とは知り合いなんだね」
「まあね。中等部の頃からだけどね」
「え?それってまさか...あの黒歴史の時代じゃ...」
「葵君!?待って、思い出させないで!」
「ん?どうしたんですか?白鷺先輩?」
「葵君、ごめんね。千聖ちゃん、澪ちゃんのアレに相当参っちゃってね」
「あっ(察し)そ、そうでしたか!なんかすいません、うちの姉が」
ほんと姉さんは、学校生活どうなってるんだろう?なんか心配になってきた。
「そうだ、薫君。この前の小説はどうだった?」
「はい。とても良かったですよ。まさに...」
「「儚いね」」
やかましいわい!なんで二人でハモるんだよ!
「父さん?瀬田先輩に毒されてない?大丈夫?」
「いや、そんなことはないさ。ま、待て!?真衣さん、待ってくれ!?」
「滋さーん?後でオハナシがありますので、閉店したら聞きますねー?」
「嘘!?た、助けてくれ!?葵!澪!」
「「ごめん、(お)父さん。無理」」
はい、御愁傷様です。
――そしてまた喫茶店にて儚い叫びが聞こえたそうな。
ごめん、今回つまんなくてマジでごめん。
千聖は怒らせるとガチで恐い。あれはマジギレです。
薫さんにはお仕置きが必要でした。
というわけで今回は薫、千聖、花音の3人をここで出しました。薫はすでに2話で出ましたが、今回から少しずつ出していきます。
なんか今回はおもしろくなくて申し訳ないです。
次はもう少し捻っていきますので。
では次にお会いしましょう。