恋は喫茶店から始まる   作:ネム狼

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連休回です。
大体3、4話くらいになりますが、よろしくです。
では本編どうぞ。


夕焼け少女達との連休、波乱の幕開け

「ここで待ち合わせでいいのかな?」

 

 僕はこの連休はAfterglowのみんなと2泊3日の温泉旅行へ行くことになった。なんでも、つぐみちゃんが商店街のくじ引きで偶然1等賞を当ててしまい、結果温泉旅行に行くことになった。父さん達からは「楽しんできていい。店は大丈夫だから」と言われ、母さんと姉さんからは「土産話とつぐみちゃんとの進展楽しみにしてる!」って言われてしまった。うん、絶対に言いたくない。聞かれても答えたくない。

 

 連休の前に美竹...蘭ちゃん達からも下の名前で呼ぶように言われた。「つぐみだけずるい」って言ってた。なんか可愛かった。モカちゃん曰く「勇気を出したつぐはつぐってるー」なんて言ってた。"つぐってる"って何だろう?(哲学)

 

「おはよう、葵」

 

 あ、来たみたい。それと僕の私服は上は青のデニムコートにグレーのパーカー、下は黒のジーパンを着ている。あとは赤のメガネを掛けている。といっても伊達メガネだけどね。

 

「おはよう、蘭ちゃん」

 

 蘭ちゃんの私服は上は黒のライダースジャケットに中にグレーの縦のタートルネック、下はダメージの短パンにタイツを履いている。腰元にベルトを斜めに掛けている。まさに蘭ちゃんにしか似合わないくらいのファッションだ。蘭ちゃんってセンスあるのかな?

 

「ふっふっふー、モカちゃん参上!」

 

 モカちゃんは黒のフードが付いたグレーのパーカーで中に首元に赤の縁が付いた白いTシャツ、下は黒の短パン。何だろう、まさに「これぞモカちゃんだー」ってそんな感じがする。

 

「おはよう、モカちゃん」

「おはよー、あーくん。今日も"おいってる"ねー」

「えっ!?おいってるって何?」

「かっこいいねーとか頑張ってるねーとかまあ、つぐってると同じかな」

「あ、そうなんだ」

 

 おいってるって...なんかつぐみちゃんのつぐってると同じだな。ちょっと嬉しいと思ってしまった。

 

「葵くーん、お待たせー!」

「ひまりちゃん、おはよう!」

 

 ひまりちゃんは長袖のブラウスにコルセット付のスカートにニーソックスの私服だ。似合ってはいるけど...なんというか...目のやり場に困る。どことは言わないけど意外とでかいんだね。とりあえず目を逸らそう。

 

「あーおーい?」

「えっ?ど、どう...したの蘭ちゃん?」

「今ひまりのどこを見てた?」

「へっ!?な、何のこと?」

「見てたんでしょ?つぐみに言うよ?」

「み、見てないよ!?あとつぐみちゃんには言わないで!」

 

 あ、やっちゃった。

 

「ふーん。見てたんだ。あたしは胸とか言ってないんだけどね」

「あ」

「あ、葵くん!?恥ずかしいよ...それは...私一応気にしてるんだよ?」

「ご、ごめん!ごめんなさい!ひまりちゃん!あと、蘭ちゃん!つぐみちゃんには言わないで!」

「正直でよろしい」

 

 蘭ちゃんには敵わないよ...。怒らせないようにしよう。

 

「よ、葵!待たせたな!」

「あ、おはよう巴ちゃん」

 

 巴ちゃんは黒のジャケットにYシャツ、青のジーンズだ。まさに姉御!って感じだ。「アタシにまかせろ!」っていうこの人はお姉ちゃんが相応しいっていうくらいにカッコよかった。そういえば巴ちゃん妹さんがいるみたい。名前は確か「宇田川あこ」ちゃんだったかな?

 

「待たせたてごめんな葵」

「そんなことないよ巴ちゃん。なんかカッコいいね」

「ありがとな!」

 

 あとはつぐみちゃんだけだ。どんな私服なんだろう。

 

「お、お待たせ葵君」

「おはよう、つぐみ...ちゃん」

 

 つぐみちゃんは上に白のドレープジャケットに中に長袖のワンピースを着ていた。なんだろう、凄く似合っててこれを着こなせるのはつぐみちゃんしかいない!っていうくらいに似合っていた。

 

 

 

――またしても僕の前に天使が舞い降りた。

 

 

 

「あ、葵...君?」

「...へっ!?な、何?」

「大...丈...夫?葵君」

「だ、大丈夫だよ!うん、凄く似合ってる!」

「ふぇっ!?」

 

 あ、ヤバい口が滑った。

 

「「......」」

 

 お互い顔を赤くして黙ってしまった。

 

「おーおー、ノルマ達成ー。ごちそうさまです」

「うん、尊い。尊いよ二人共!」

「あ、駄目、あたしもう倒れるかも」

「アタシも駄目だ、この空気耐えられない」

 

 なかなか蘭ちゃんと巴ちゃんは慣れないみたいだ。モカちゃんとひまりちゃんはもう慣れたみたい。ていうかこの空気に慣れるとか恐いんだけど...。

 

「「あ、あの!」」

 

 あーやばい、言葉に詰まった。誰か助けて!どうしたらいいの!?

 

「あ、葵君からどうぞ...」

「つ、つぐみちゃんからどうぞ...」

 

 なにをしゃべればいいかな?あ、そうだ!

 

「さっきも言ったけど似合ってるし可愛いよ、、つぐみちゃん」

 

 僕はつぐみちゃんに笑顔でそう言った。

 

「っ!」

 

 あれ?なんかヤバかったかな?なんかつぐみちゃん真っ赤になって頭から煙が出てるような...

 

「つ、つぐみちゃん!?」

 

顔を真っ赤にし、目を回してつぐみちゃんは倒れてしまった。

 

「つぐーだいじょーぶー?」

「つぐー!?」

「つぐ、おい!死ぬなー!」

「ねえ、葵?」

 

 まずい怒らせたかな?

 

「な、何?」

「...さすがに言い過ぎだよ。それは褒めすぎて殺したとしか言い様がないよ」

「う、嘘!?」

 

 やっぱり言い過ぎたか。今度から言葉を選ぶかな。

 

「でも...」

「ん?」

「つぐみには効果抜群だよ」

 

 蘭ちゃんは微笑んでそう言った。え!?でもこれやりすぎたんじゃ...。

 

「大丈夫。つぐみはそのうち起きるから。それまで待とう」

 

 えーそれでいいの?蘭ちゃん。

 

 

 

▼▼▼▼

 

 

 しばらくしてようやくつぐみちゃんは起きた。でも...

 

「んっ......」

「あ、つぐみちゃんおはよう」

「お、おはよう...ってぇ!?」

「ぐはっ!?」

 

 つぐみちゃんが起きて頭を上げたら今度は僕とつぐみちゃんの頭がぶつかってしまった。

 

「「うー、痛いー」」

「起きたのに何ぶつけてんの」

「あーあー、一難去ってもまた一難」

「ぶっちゃけ有り得ないよ!」

「まあそれが有り得るかもn」

「いや有り得ないから」

 

 何そのコンボは!?さすが幼なじみだよ。

 

「いてて...大丈夫?つぐみちゃん」

「だ、大丈夫だよ葵君」

 

 待って、顔が近いんだけど!?気づいて、気づいて!つぐみちゃん!?

 

「二人共顔が近いよ!」

 

ナイスひまりちゃん!

 

「わー!?」

「え、えー!?」

 

 てかだめだ。しばらくつぐみちゃんの顔見れないかも。

 

「とりあえず電車乗ろうよ」

「おおーそうだった!忘れてた」

「いや忘れちゃ駄目でしょ!?」

「いそがなくてわー」

 

 そうだ、早くしなきゃ。

 

「つぐみちゃん立てる?手貸すよ」

「あ、ありがと葵君」

 

 つぐみちゃんは僕の手を握って立ち上がった。待ってこれよく考えたら恥ずかしいよ!?考えないでやっちゃった!

 

「じゃ、じゃあ張りきっていくよ!えい、えい、おー!」

「「「「......」」」」

 

 ん?これはどうしたらいいの?あ、蘭ちゃんが何か言ってる。何だろう?

 

(葵、ここはスルーして)

 

 待って!脳内に語りかけないで!

 

「みんなースルーしないでよー!」

「ま、"いつも通り"に...ね。葵そういうことで」

 

 いや、どういうこと!?ひまりちゃんずっとスルーされてるの!?なんか可哀想だな...

 

「ひまりちゃん」

「何、葵君?」

「まぁ...その...ドンマイ」

「葵君...ありがとー!君だけだよーこんなこと言ってくれるのはー!」

 

 待って抱きつかないで!当たってる!当たってるから!

 

「葵?言うよつぐみに」

「蘭ちゃん!マジでやめて!」

 

 もう恐いよ蘭ちゃん!

 

 

 

▼▼▼▼

 

 

 ようやく僕たちは電車に乗った。向かいに蘭ちゃん達、僕の隣は......。

 

 

 

――まさかのつぐみちゃんです!

 

 

 何!?何これ狙ったの!?狙ったの、ねぇ!露骨すぎないこれ!?てかモカちゃんとひまりちゃんは何ニヤニヤしてんの!?蘭ちゃんと巴ちゃんは何で笑い堪えてんの!

 

「な、何かごめんね葵君」

「え?何のこと?」

「隣でごめんね?」

 

 いいえ、むしろ嬉しいです!ハイ!

 

「謝ることないよつぐみちゃん」

「そうかな?」

「うん、まあいいんじゃないかな」

 

 電車が出てからしばらく経つ。なんか右の肩に乗ってるけど何だろう?右に視線を向けると...。

 

 

――つぐみちゃんの頭が乗っかっていた。しかも寝てる。

 

 

 んぅぅ!?な、なんでこうなってるの!?あまり動けないや。つぐみちゃんが気持ちよく寝てるから起こすわけにもいかないし...てかモカちゃんはニヤケてるし蘭ちゃんはまた笑いを堪えている。巴ちゃんに至っては腹を抱えて笑いを堪えてるしさ...。そんでひまりちゃん、やめてその目。見守っていますよみたいな目やめて!

 

 あ、なんか僕も眠くなってきた。もう駄目だ寝よう。

 

 そう、蘭ちゃん達からみたら僕とつぐみちゃんは寄り添って寝ていた。しかもつぐみちゃんの左手は僕の右手の上に乗っていた。なんで気づかなかった、てか何で言わなかった。

 

 駅に着いた時にモカちゃんに写真を見せられた。その写真はさっき僕とつぐみちゃんが寄り添って寝ていたところを撮られていたのだ。またしても僕達は顔も耳も真っ赤になってしまって気まづくなった。モカちゃんは「無音スクショだよー、残念ながら写真はみんなやつぐとあーくんにも送ったからー」なんて言われた。

 

 

 

――なんで消さなかった青葉ァ!てかその写真撮ってくれてありがとうございます!モカ神様ァ!

 

 これはまだ波乱の幕開けである。どんな旅になるのかはまだわからない。

 

 

 




終わりー!
地の文、私服の方は下手なのは許して!
原作ストーリーは近いうちにやる予定です。
では次お楽しみに。
感想、お待ちしております。
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