ヴェアヴォルフ~ヘルシングの大尉が転生~   作:忙忙忙ー忙・忙ー忙忙

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 あけましておめでとうございます。
 信じられん事が起きた・・・最新刊でジェヴォーダン・・・人狼が出た・・・(驚愕)
 フフフ、素晴らしい!素晴らしいぞ!早く書きたい!創作意欲が湧く!


第五話 猫語、練習中 シュレディンガー、バイト中

 

 シュレディンガーの朝は早い。むしろ寝てない。

 

 「うあ・・・もう6時か・・・ねむ・・・」

 

 朝六時就寝。

 なぜこんなにも寝るのが遅いのかというと買ったゲームを夜通しやっていたからである。

 ちなみにトバルカインは夜11時までしかゲームをしないと決めており、大尉に限ってはスマブラしかやらない。(重要なことを決めるときはスマブラで1位になった者に決定権が与えられるハウスルール)

 

 昼12時、起床

 

 「う~~だるい・・・お腹すいた・・・」

 

 そう言って猫の姿でもぞもぞと己の住処・・・押し入れから這い出てくる。

 シュレディンガーの分の部屋がなかったため彼には押し入れが割り振られたのだ。

 結果シュレディンガーが押し入れにパソコン、テレビ、布団、ライトなどを持ち込み完全に要塞化しているのである。

 

 「とりあえず着替えるか・・・」

 

 そう言うと体の周りがひかり、人の形へと変貌してゆく。ジャージとニット帽は元々着ているため変身するとそのまま付いてくる。

 

  

 「え~~と・・・冷蔵庫には何があったっけ・・・」

 

 リビングにある冷蔵庫へ足を運ぶ。確かあれが残っていたはず・・・

 

 「あったあった、プリン。」ムシャムシャ

 

 プリンをたいらげる。朝ごはんを抜いてフラフラの頭が冴えてきた。

 

 (あ~プリンおいしー・・・あっ!)

 

 そこであることに気付く。

 

 「しまった!バイトの時間忘れてた!あと1分しかない!」

 

 シュン

 

 と、言う物音と共にシュレディンガーの姿は一瞬で部屋から消えた。

 

 

 某スーパー トイレ

 

 シュン 

 

 「よし!急いで着替えに行かないと。」

 

 急いでトイレから出て事務室へ行く。途中で同僚のおばちゃんとすれ違う。

 

 「あら~今日も時間ギリギリね~」

 

 「坂野さんすんません。すぐ交代します。」

 

 そう言って会釈しつつ事務室に入る。

 

 「すいませ~ん、遅れました。」

 

 事務室には太田店長がいた。脱サラしてスーパーを開いたらしい中年のおっさんだ。

 

 「またか・・・君仕事しっかりするしお客さんからも評判もいいのに、その遅刻グセ直せばもう少し給料上げれるのに勿体無い・・・」

 

 「すいません、ホントすいません。」

 

 「いいよ、坂野さん待ってるからすぐ着替えて。」

 

 そう言うと太田店長は机の上に広がる事務作業に戻っていった。

 

 

 「すいません遅れました。」

 

 「いいのよ気にしないで~~」

 

 坂野さんが交代しレジの作業に入る。

 

 「らっしゃせー、こちらのレジに入ってくださーい。」

 

 今日の仕事は始まったばかりだ。

 

 

 キング・クリムゾン!われ以外の時はすべて消し飛ぶ!

 

 

 午後 5半頃

 

 「お疲れ様~、交代だよ。」

 

 レジの仕事が大体終わった所で交代の沙織さんが来る。ちなみに沙織さんは武偵高の2年らしい。

 もうそんな時間か、意外と早かったなあ。

 

 「じゃあ沙織さんヨロシク。」

 

 「うん、それじゃあね。」

 

 事務室で着替え、スーパーから出る。

 

 「・・・遅かったな・・・」

 

 「あっ、大尉。今日も仕事ですか?」

 

 「・・・また落し物が数件だ、それと田口さんとこの猫、また逃げたらしい。」

 

 「あれはおばあちゃんの飼い方が悪いんですよ。この前ボケて尻尾踏まれたって泣いてましたよ。」

 

 大尉は活かせばどんな強盗でも怪盗でも捕まえられる高い身体能力があるのにやる仕事といえば逃げたペットを探したり迷子を探したり、果てはボランティアで落し物を探しているのである。もちろん無償で。そのせいで最初Sだったランクは今ではCである。

 

 「・・・まあそう言うな・・・終わったら何か好きな物奢るぞ。」

 

 「おっ?言いましたね?その言葉忘れないでくださいよ!」

 

 「・・・あんまり高いものはやめろよ?」

 

 

 20分後

 

 「いましたね・・・」

 

 「いたな・・・あんな所に・・・」

 

 落し物をすべて見つけ回収し、残りはペロくんを探すだけとなった。

 大尉は狼としての能力が高いので嗅覚に関しては僕よりはるかに上、なので物探しにかかった時間のほとんどは移動時間である。

 そしてとうとうペロ(♂)を発見したが・・・場所が悪かった。

 

 「どうします?橋桁にギリギリしがみついてますよ。」

 

 ペロは今前足で橋にしがみついていていつ落ちてもおかしくない状況だった

 

 「・・・そこで見てろ、俺が行く。荷物を頼む。」

 

 そう言うと大尉はコートを脱ぎ橋桁の反対側にまわりこみ、猫に少しずつ近づいていく。

  

 「・・・にゃー・・・にゃー・・・」

 

 「・・・」

 

 大尉が猫に話しかけ始めた。僕は元が化け猫なのでどの動物とも話すことができるが大尉はまだできないから僕が話しているのを見よう見まねで真似しているのだ。

 それがいつものポーカーフェイスでやっているからなお面白い。

 

 「にゃ~・・・にゃにゃー・・・」

 

 「・・・ブプッ!」

 

 限界。 

 

 だが大尉はとくに気にすることなくどんどん猫へ近づいていく。

 その時だった。

 

プアアアアアァァァァン!

 

 橋をけたたましいクラクションともにトラックがかけ抜けていく。 

 

 うにゃ!?にゃーー! ジャボン!

 

 に驚いたのか猫が手を滑らせ橋の下へ落ちる。

 

 「・・・・・・」 ボシャーン!

 

 そして大尉もそれを追いかけるように下の川へ飛び込んで行った・・・  

 

 「あ~~~あ・・・」

 

 

 15分後 男子寮

 

 「・・・ックシュン!」

 

 大尉は川に飛び込んだあと見事猫を救出し無事飼い主の元へと送り届けた。

 が、少し風邪をひいたらしくさっきからくしゃみばかりしている。

 

 「へえ~~、大尉が猫語で喋ったねぇ・・・そりゃあ惜しいもん見逃したなぁ。」

 

 「そうなんですよ、あそこでトラックがこなければ録音できたんですけどね~~」

 

 「・・・ックション!」

 

 まあ、今はそんなことよりも。

 

 「誰からかメール来てましたよ大尉。」

 

 「・・・ケータイ・・・」

 

 椅子の上でガタガタ震えている大尉にコートからケータイを取り出し渡す。

 

 「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 「誰からでした?」

 

 「・・・兄貴だ、仕事で海外に行くらしい。」

 

 「へぇ~~、じゃあお土産買ってきてもらわないと・・・」

 

 「俺チョコがいいなぁ。」

 

 「・・・ダメだ・・・俺チョコが嫌いなんだ・・・」

 

 そんな事を話していると・・・

 

 「大尉が風邪と聞いて」ガラッ

 

 なぜかドクが入ってくる。

 

 「大尉やはり風邪をひいてらっしゃるんですね!この私がしんさt・・・」

 

 「・・・」ガラッ バッ!

 

 「えっ!?大尉何やってんだ、そっちはベランダ・・・」

 

 「うわーーーー!大尉がベランダから落ちたーー!」

 

 今日もいつもと変わらないバカみたいに楽しい一日、きっと明日もそうだろうと思う。

 

 

 

 

 

 

 翌日、兄の金一さんの乗った船が沈没したと朝のニュースで報じられていた。

 生存者の名前に金一さんの名前はなかった・・・

 




 さあ、そろそろ本編が始まります。
 早く書かないと・・・
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