うちは一族に憑依   作:だめねこ

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悲しみを乗り越えろ

うちはマダラと名乗る仮面の男がカブキに話しかけたとき、ナルトの中に居た九尾が表層意識に出てきた。

 

その途端ナルトの体から赤い禍々しい九尾のチャクラがほとばしる

 

「貴様がうちはマダラかどうかなどどうでも良い!!!儂を謀った罪・・・万死に値する」

 

ナルトの口からナルトでは無い、体が氷付くよう声が響く

 

「ふん、今回の目的は尾獣では無いんだがな・・・まあいい今現在どこまでやれるか確認しておくか?」

 

しかし、うちはマダラはそれらに全く堪えた様子は無く、淡々としていた。

 

「ほざけ、風遁・大突破」

 

それによりうちはマダラ吹き飛んだ。

 

「逃がしはせぬぞ小僧!!!!」

 

それを追いかける九尾ナルト

 

 

ナルトがマダラを飛ばした先は水面であり、ダメージは無く悠々と水面の上に立っていた

 

「ほう、余裕そうだな?ま、そうでなければ詰まらんからなぁ。さて後悔しながら死ぬが良い」

 

「やってみろよ。また写輪眼で操ってやる」

 

その会話を最後に両者の戦いは始まった。

 

「風遁・真空連破」

 

ナルトの口から複数のカマイタチを吹くが、うちはマダラの体をすり抜ける

 

「その程度の忍術では俺を捉えることは出来ん」

 

うちはマダラはそういうと真正面からナルトに突っ込んで行き、右手でナルトを捕まえようとするが、九尾のチャクラによる身体能力の強化が施されているナルトのスピードに着いていくことが出来ないでいた。

 

両者はこの時攻めあぐねていた

 

「(理由は解らんが奴は攻撃してくるとき以外は実体は無いようだな。ならばそこを突くのみ)」

 

「(ちぃチャクラもだいぶ減ってしまった。ここは一端にげるとするか、それにしても九尾の人柱力は想像以上に強いな。)」

 

ナルトとマダラの思考はほぼ同時に終了した。

 

「さて、お前の実力もおおよそ見当が付いたし、そろそろ俺は逃げるとしよう。」

 

「逃げられると思うなよ」

 

ナルトはそういうとクナイ取り出しマダラに向かって投げるも、当たる直前にマダラは何かに吸い込まれるように消えて行った。

 

ナルト自身もすり抜けると思っていたので、牽制目的で投げたのだが、簡単に逃げられて事に苛立ちを覚えていた。

 

 

一方その頃サスケと林檎雨由利は

 

「アハハ、私にその年で着いてこれるなんて・・・ほんと素敵よ。」

 

「そーかい、それは光栄だね。」

 

両者はそう言いつつも笑い続ける。

 

軽口を言うもサスケに余裕はなかった。

 

林檎雨由利とサスケにそれほど実力の差はそれほどない。

 

しかし、それでもサスケは苦戦している。

 

その理由が雷刀“牙”である。

 

常に雷を帯びているそれに対してサスケは雷遁チャクラを纏い写輪眼を発動しているとはいえ無手で戦いを挑んでいるだ。だからこそサスケの集中力・神経がどんどん研ぎ澄まされていく。

 

対する林檎雨由利も笑ってはいるものの内心は驚愕していた。

 

何せ自分の攻撃を全て紙一重に躱している。そして、サスケの動きが切りあうたびに良くなって行く。

 

そして、先に動いたのはサスケだった。

 

刀の間合いを潰すため、サスケは一気に間合いを詰める

 

対する林檎雨由利は近づいて来たサスケを右の牙で袈裟切りに切りかかるも、それをサスケは右に半身になって躱したが、雨由利もすぐに左の牙で切りかかるも、サスケの方が速く雷遁チャクラを纏った左手で雨由利の左手首を掴みそのまま右回転肘を雨由利のがら空きの左わき腹にぶち込んだ。

 

「がはぁ」

 

雨由利はあまりの威力のため体がくの字になり、さらに骨が内臓に突き刺さったため、雨由利の口から大量の血を吐き出れる。

 

サスケはその体勢を利用し、そのまま背負い投げ行い雨由利の右肩を地面に叩き付けた。

 

その時に雨由利の左手首をひねていたため、左腕と右肩を折れた。

 

「ゲホッゲホ、あ~あどうやら私の負けみたいね。ほんっと素敵な男の子だわ。」

 

「お前のおかげで俺はさらに強くなれた」

 

「私に勝ったんだから、他の忍びに負けることは許さないからね。あの世で待ってるわ」

 

林檎雨由利はそういうと満足そうに笑って死んでいった。

 

「安心しろ、復讐が終わるまで俺は誰にも負けない。この雷刀牙は俺が持っていくぜ。」

 

サスケVS林檎雨由利の戦いはサスケの勝利で終わった。

 

そして、再不斬と闘っているカブキは・・・

 

「おらぁおとなしく死にやがれ」

 

「やってみろよ」

 

カブキが再不斬に切りかかる

 

それを再不斬は首切り包丁で受け止めるも

 

「片腕でじゃあ相手にならねーよ」

 

カブキの影分身がカカシを捉えている腕を切りかかるが、再不斬は水牢の術を解除することにより避ける。

 

「さてこれで2対1だね。再不斬君」

 

「ちぃ、どうなってやがる。そっちの餓鬼の方がカカシお前よりも厄介じゃねーか!!!!」

 

「んなこたぁ別に良いんだよ。で、てめーは今ここでこの場所で死ぬんだからなぁ!!!!」

 

俺はそういうと水面を駆け抜けて再不斬に切りかかる。

 

「なめるなぁー」

 

それを真っ向から防ぐ再不斬

 

「言ったはずだよ再不斬2対1だって・・・」

 

カカシが後ろから雷遁・雷切を発動させて再不斬に突っ込むがその前にどこからか飛んできた千本がカカシより速く再不斬に突き刺さる。

 

「誰だ!!!!」

 

俺が千本が飛んできた方向を見るとそこには仮面を付けた男の娘が居た

 

「こんにちわ」

 

「うん?その仮面は・・・霧隠れの追い忍だね?」

 

そのあと仮面の男の娘とカカシが話していたが、俺の耳には二人の会話が一切入っていなかった。

 

気が付いた時には男の娘と再不斬が居なくなっていて、サスケが二刀流を開眼していて、ナルトが戻ってきていて、カカシが倒れていた。

 

その事でわーわー言っていたのはサクラだったが、そんなことは些細な問題である。

 

今はそれよりも

 

「白が・・・・女じゃないだと・・・・・」

 

その事実が俺の脳内を駆け巡り、気が付いた時には俺は血の涙を流していた。

 

そうか、これが悲しみ・・・か

 

この日俺は万華鏡写輪眼を開眼した。

 

どうでも良いが俺がぽつりと言った事は誰も聞いていなかったのは不幸中の幸いだったが、血の涙を流して悲しんでいる俺を見たサクラとナルトはドン引きしていた。

 

サスケに至っては俺が万華鏡写輪眼を開眼したことに驚愕していた。

 

 

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