ぜひ見て言って欲しいです。
一応。なんだかんだはあったものの、特に何がある訳でもないという判断になった。そして日曜、朝の速報で学校側の寛容な理由が分かった
『突然変異だー?』
「いや、なんかテレビで発表みたいなのが今やってるんだよ」
『へー』
どうやら遺伝子情報に突然の書き換えが起きる奇病(?)が発表された。らしい。今のところ見た目の変化は髪色、質の変化、肌や目の色が変わる、が確認されている。その他にも運動ができるようになったとか、頭が良くなったとか、モテモテになったとか、悪徳商法みたいな御託が並んでたけど、そこら辺はよくわかってない。らしい。
『ま、良かったんじゃね?』
「いや…まぁ、そうなんだけどさ」
ついさっきの出来事を伝えるか悩む。
一応伝えることに決めた。
『…シャンプーのし過ぎとかじゃねーの?』
「え、ダメなの?」
『…は〜。あのな…』
結局シャンプーをしちゃダメな理由を聞かされて、たわいもない話をして、昼飯を作るといい電話を切った。
母は働いているので基本家には1人だ。料理を作るのは大体俺の仕事になっている。…あくまでも得意ではない。
「…テレビの話だと色んな方面でイケてるとか言ってたなー」
野菜を切りながら今朝のニュースで言ってたことを考えていた。
「……いてっ!」
指を切ってしまったようで、中指の先の方から鮮やかな赤色がポツポツと垂れていた。
「…アホくさ」
どうも信憑性が無いように思えるこのドジを見て、洗面所の鏡に移る自分に訴えるかのように視線を伸ばす。
「…相変わらず怖いくらい銀色だな」
何色にもなりそうな白とも銀とも言えそうな…
「…てて、染みるなー」
水で流している指の方に目を向ける。水で薄まった赤色が勢いよく流れていた。
少し痛めのお昼を終えて、携帯を見たところ華鈴からメッセージが入っていた。
『模試の勉強するけど一緒にする?涼平も来るって』
特にすることもない午後だったので快諾し、塾用のバッグの中にある勉強道具を確認した後、軽く着替えてから家を出た。
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図書館に着き、相変わらず鋭い日差しと、
「あ、やっと来た~。こっちこっち」
こちらを見つけた華鈴が勉強を中断しこちらに手を振る。
華鈴の正面には涼平もおり、作業を中断してこちらを見る。ふと見ると華鈴の隣にも人が座っていた。
「…なんだ、むっちゃんもいたのか」
どうやらあっちも聞かされてなかったようで少し驚きながら顔を持ち上げていた。
「び、びっくりしたー」
「あれ、言ってなかったっけ?」
「聞いてないんだけど…」
なかなかの驚きようだった。
「え、白すぎじゃね?」
突如涼平が髪色に反応する。
「は? シャンプーしたら色落ちるって言ったじゃん?」
「え、ちがうの?」
華鈴と楓も髪色が落ちたということは聞いていたらしく、三人とも涼平の方に向く
「髪洗わないで外出たくないだろ?初日は色が落ちやすいってだけだよ」
「へー、そういうものか。」
「あーじゃあ、高校で髪染めてる人たちって髪臭くないんだ。」
「んなわけあるか、ばーか」
「あー、今の聞いた楓ちゃん?ひどーい」
「ほんとですよ、暴言はんたーい」
結局楓がノッてきたので涼平がかなう訳もなく、俺の髪が黒に染まらなかったことは有耶無耶になった。…ちなみに涼平いじりは司書さんに睨まれるのに気付いた華鈴が軽く謝っておわった。
日曜日という事で18時に閉まった図書館を後にし門限にも余裕があったのと、涼平の母が誘ったというのもあり、4人とも涼平の家で夕飯を頂いた。…ここで涼平の母にまた泣かれた。
すぐに次は出せるので是非見てくださいな笑