結局9時が過ぎる頃になってから帰ることになった。
送るからと一緒に出ようとした涼平に問題ないからと話し、少し不満そうな涼平に手を振り、家を出た。
華鈴は同じ住宅街のため、直ぐに別れる。楓は俺のマンションのすぐ先のため、そこまで話して送ることになった。
「結局少ししか勉強しなかったな」
「ホントですね。チーくん達はほんとに幼なじみな感じなんですね。」
「涼平に至っては10年くらいの付き合いだからなー、…ちーくんはやめて欲しいんだけど」
楓はちーちゃんと呼ぶのが小っ恥ずかしいらしく、ちーくん呼びだ。…こしょばい
「むっちゃんて言うの、やめてくれんのならいいですよ。」
「じゃー、いーや」
「えー、なんでですかー?」
楓呼びは恥ずかしいため却下する。
「そう言えば明日、太陰暦知識のテストらしいですよ」
「…初耳なんだけど」
「…国語の時間、よく寝てますもんね」
「…否定できんな」
「六曜とか覚えれば意外と簡単だと思います。」
「なんだそれ?」
普通に聞き覚えのない言葉に興味が引かれる。
「よくカレンダーに書かれてる、大安、とか仏滅、とか聞き覚えありません?」
「あ、それかー」
「あと、閏月とかですかね。他のことも教科書に書いてあると思います」
「あ~。だったらいける気がする」
「ちなみにきょうは
「どういう日なの?」
「簡単に言うと、昼間以外のの運が悪い日だそうです」
「へ~、面白いな」
「そうかもですね」
そこから1分も経たずに楓のマンションの前に着いたため、見送ることにした。
「ではまた明日」
「ん、じゃーな」
家に向かいながら携帯をいじり涼平たちにテストのことについて文句を言う。すぐに返事が来た。
『え、そんなのあるの?』
『初耳なんだけど笑』
どうやら華鈴も涼平も話を聞かない奴らだったようだ。
ものの5分程度の距離を歩き、エレベーターに乗り、戸を開け、家に着いた。
結局教科書を見ることはなく床に就くことにした。カーテンの隙間からはお月様の見当たらない星空が映っていた。と思う。
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頭の中でアラームが鳴りひびく。
「……うっとーしー」
俺はアラームを消すために体を起こす。
「……まだ暗いじゃん」
携帯を確認しようとするが違和感が先に邪魔をした。服装は前日に来た服装に変わっていた。携帯も見当たらない。
もちろん風呂の後のため寝間着で寝ていた。
それ以上にこの状況を簡単に処理する自分の状況にも困惑する。
「え、何なの…怖いな~」
だが次第に恐怖が膨れ上がるのも理解した。
「…おっかしーなー、疲れて寝てたかー?」
記憶違いが怖いのもあったため、風呂の準備を始めようとした。
瞬間。鼓膜の真ん前で爆発したかと思うほどの騒音が鳴り響いた。
体が硬直し、すぐに体の力が抜け、へたり込み、その場で頭をうずめる。
何が起こったのか理解も出来ないが、鳴り響くのは耳を劈く倒壊音と俺の頭の中で響き鳴くアラートだった。
やっとストーリーが動かせました。誤字、脱字、この字読めないなどは言ってもらえれば嬉しいです。