エクター卿の小噺   作:Tabasco

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ねーますたー。口噛み酒って.....
ひどい、まだ何も言ってないぜー


「ブルターニュ産ワインだった」

「ご苦労だった、エクター・ド・マリス卿。

懸念されていた兵糧の問題を解決できたのは、卿の尽力あってこそだろう」

 

「恐れ入ります。ひとえに騎士王への信頼あってこそですよ

お客人も、かのアーサー王ならばと快く承諾してくれました。」

 

「卿は相変わらず、世辞が上手だ

報告感謝する。長旅で疲れただろう、ゆっくり休んでくれ」

 

「有難う御座います」

 

 

「確かに疲れているでしょう

昨日、あれだけ飲めば」

首に襟巻きを巻いた騎士の顔が引きつる

顔面に不意打ちでスターゲイジーパイを見せつけられたような気分だった

 

「これはこれはトリスタン卿。___誰から聞いた?」

 

「何故か二日酔いを患われているケイ卿から、もしエクター卿が王に"帰ってきたばかりで疲れている"などと虚偽の報告をした場合、止めるように言われましたね」

 

「....クソッタレ。意図的に潰したのに気付いていやがったか」

 

「....私は悲しい。何故誘ってくれなかったのです」

 

「やめなさい二人共。王の御前ですよ」

そう言うのは、太陽のような忠節の騎士

彼は、エールと合わせると最高に美味しいマッシュポテトを作ってくれる

 

「エクター卿...過度の飲酒は体に悪い

控えるようにとは言わないが、自重することも大切だろう」

凛々しい騎士の王は苦笑した

 

「うっ...申し訳ありません。

寛大なお言葉、誠に感謝致します...」

 

「これ、前にも聞きましたね」

 

◇◆◇

 

 

「あの日ベットで愛を確かめ合った麗しい婦人も、私が目をつけていた花売りの少女も!

な ぜ か !義兄上が関わると、皆!義兄上に想いを寄せちまう!

ファーーック!王よ、私の純愛を傷つけた罪によりこいつの首を切りましょう!

ええ、もちろん介錯は私がッ!」

 

「エクター卿が、純愛...?」

 

「トリスタン卿、本気で驚いた顔をするのはやめていただきたいのですが

私をなんだと思ってるんです」

 

「歩く下半身」

 

「はっはー。死にてぇみたいだなクソ鯨」

 

 

「....もしかして彼、酔っているのか」

 

「誠に遺憾ながら...王よ、我が義弟は至って通常です」

 

 

__________________________________________________

 

読んでくれてまじあげみざわ

 

***

 

混沌で中庸な騎士様達

 

***

 

 

さーて、どーしたものか

獅子王ね。カリスマ性は抜群、状況判断能力はある、彼に従う人間は____悪くは扱わないだろう

...まぁ、雇い主としては悪くない、か

 

_____じゃあ、何が問題だ?

 

仕える主君としては、問題がある

正直言って私は人民救済に興味はないし、大義や正義を重んじる優等生にはサブイボが出るような人間だ。前は兎も角、獅子王とは、無論同僚とも相容れそうにない...はぁ。

だが美味い酒は、一人では飲めないしなぁ

 

なるほどな

オレが言うのもなんだが...お前なんで騎士になったんだ?

 

職場的には最高だったし...

 

あっきれたぜ...。

 

それで、モードレッド卿は?

獅子王に反逆の旗をあげるっていうんなら、私は応援するよ

 

はん、すっこんでろ

どうせ、後ろから野次飛ばしてるだけだろうが

 

はっはー。高みの見物ほど楽しいもんはないよね

あー...酒があればさらに良いのに

 

 

........まてよ

 

そ う い う こ と か!

エクター、お前だな?キャメロットの武器庫に酒蔵作りやがった大馬鹿野郎は!

 

....あ、ありえねー!保険として魔力まで使ったのに何故わかった..!?

待て待て待てその剣を下ろせ!話し合おう!

 

なんっで鎧つなぎ合わせて酒樽作ってんだよ!

おかげで兵の武器調達にくっそ苦労したわ死ね!!

 

うっわ最後の戦いだったのにほんとごめんなさい

あーー!それでも騎士王と戦えちゃう叛逆の騎士って最高にかっこいいぜー!抱いてー!

....あぁぁぁそこはらめぇえええ

 

うるっせぇ!!!

気色悪ぃ声出すんじゃねーよ三枚舌野郎!

 

 

 

 

 

はぁ...はぁ...しぬかと...おもっ...だ

 

___おい、まだ許してねーからな?

 

はい、はい、なんでも言うことききますよぉモードレッドサマ

 

ハァ....調子のいい野郎だぜ

 

...なぁ、オレが獅子王に着くって言ったらよ、お前はどうする?

 

......motherfucker

何 故 だ!何か君に恨まれるようなことしたか?どうしてだ、どうしてそっちに着く!?

私を殺したいのか?!

 

おう、自分の胸に手当てて考えてみろクソ野郎

つーかもう死んでるんだよ、オレ達は。

 

あぁ...前々から思ってたがよ。なんでオレのことそんなに怖がってんだ? お前だって、パーシヴァルの奴と相討ちになるぐらいにはできんだろ

 

私瀕死だったからね、それ

 

 

......あれだよ、君の母親

 

私、あの人に花束渡した後の記憶がなくてね

 

......勇者って本当にいたんだな

オレ、初めてお前のこと見直したわ

 

いつか、腹から触手なんかが突き破って出てくるんじゃないかって思うとさ...

 

....おう、火葬くらいならしてやるよ

 




まさか世界史の教科書を持ち出すことになろうとは...
あぁ神よ、同日模試なんてありませんでした。そうですよね?
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