憑依転生くいな   作:ジジュー

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7話、実力

 

ガープさんと対峙して初めてわかった。どこから行こうとも、すべてカウンターで返されるイメージしか浮かばない‥‥せんべいを食べてるイメージとか思ったけど、どうしようもない怪物じゃないか。

 

中には最も嫌な顔面パンチこれはやだ!!右から行くのと正面から行くのはまさにこれだよ‥‥他から行ったとしても体に受けるかの違いなんだけどね…痛そう。

 

 

両者とも動けないように見えるが、ガープは違う。くいなは文字通り動けない。

 

 

「おい、来ないのか?ワシから行くか?」

 

「‥…どこから攻めに行っても、同じなんだもの!行きたくないわよ!!」

 

「ほ~~やはりわしがにらんだ通りじゃわい‥‥ボガードの相手にも感じた事も、当たりのようじゃな」

 

「あ~!!そうですよ!!ハイ!!この通り降参です。ハイ!終わりで‥‥」

 

 

痛い思いをしないで終わる方法!それは降参すればいいのよ!!私って頭いいじゃないの。

 

 

「おい娘っ子。それじゃテストにならんじゃろ?わしは手を出さないから、打ってこい」

 

「本当ですね!!それなら行きます」

 

 

くいなはスピード重視で、攻めに全力を注いだ。しかし刀は空を切るばかり、斬りつけた場所にはガープの姿は無い。

 

この繰り返しを何回かしていると、くいなの刀が予測したかのように当たる寸前までに迫ってきている。

 

これにはガープも少々驚いた様子。

 

 

ガープさん!動き早いです!でも全力の私の力も出せているし、勉強になるわ。初めはただ早いだけかと思っていたんですけど、打ち込む寸前に消えている感じだよ。

 

フェイントも混ぜてみた‥‥うん!余裕でかわされた…でも時間がたつにつれなぜか?動きを追える気がしてきたのだけど?慣れたのかな?

 

 

「そこだ~~!!」

 

 

くいなは刀で切りつけた後、見えていたかのように蹴りを放った。偶然が重なっただけかもしれない一撃。

 

胴体を狙った蹴りだったのだろうが‥‥身長が足りないくいな‥‥男には辛い場所にあたった‥…

 

 

「はがっ!!!‥…痛い何するんじゃーーー!!クソガキがゴラッー!!『ボコッ‥ホギャー!…』…」

 

 

ガープから打ち下ろされた拳が当たり‥‥くいなのファーストキスは地面としていた。その隣でガープもある場所を抑えつつ、地面をのたうち回っていた‥‥

 

なんとも閉まらない結末になった。

 

 

「そこの二人は、気にせず最後の1人、そちらのテストを始めますか」

 

「ボガードさん、ノジコは非戦闘員で内務を希望しています。テストは無理かと思います」

 

「私には決める権限はないので、では中将判断になります」

 

 

まだ完全には立ち直っていないガープだが痛々しそうにこちらに来た・・・・くいなのダメージはさほどでもなかったようだ。

 

 

「くいな!!あれは反則じゃ!!つぶれるかと思ったわ」

 

「蹴りあげたらタイミングよく‥‥狙ったわけではありませんよ、でも私も殴られたじゃないのよ!!」

 

「それはな、ついな!ガハハハハ‥‥でもなワシの方が痛かったんじゃぞ‥‥‥‥もう一人の娘っ子も、鍛えれば問題なかろう」

 

「中将の判断には私は何も言いません。では予定通り2日後出航です」

 

「「「はい!」」」

 

 

ノジコも無事本部行きが決まった。本部に着くまでは、航海の知識を身体で覚えさせるような事を言っていた。

 

 

ガープさんマジ強いです。ただ私が弱いだけかもしれないけど、本気で攻撃されていたら瞬殺だったよ・・・舐めていました。拳骨もいつの間にか受けていたしね。

 

色々と勉強になった。戦闘が長くなればなるほど、動きも見えてきていたのはなんでだろう?私もまだまだ強くなる事が出来るって事よね。

 

 

中将、ボガードはガガル大佐に案内され支部の中に消えて行った。部屋の案内と補給の事だ。

 

先ほどの戦闘で、ベルメールの刀が使い物にならないほどに、刃こぼれなどが見えた。3人はこのまま街に繰り出し修理や買い出しに向かった。

 

刀や剣が置いてある店についた三人は、ベルメールの刀を探し始めた。

 

 

一振りの刀に、魅入られるように引き寄せられるのがわかった。私の刀に似ているからだろうか?刀に詳しくないけど気になる刀。

 

店の規模にしては良業物と業物が置いてあるし、値段を見たら‥‥高い!!手が出る価格じゃないわね‥‥気になる刀の価格は‥‥30万ベリー普通の刀よりは少し高いぐらいかな?

 

 

「ベルメールさん、この刀凄く気になるんですけど、これにしませんか?」

 

「そうね~刀の良し悪しは全然私もわからないのよね~」

 

「おじさん、この刀はいい物なの?普通の物よりは高いけど?」

 

「それは指定業物に載ってないが、なんか普通じゃない気がしてよ、その値段なんだが、買ってくれるならもう少し安くしてやるぞ」

 

「ベルメールさんどうします?私はいい刀だと思うけど?」

 

「そうね~それにしようかな?‥‥おやじいくらまけてくれるの?」

 

「そうだな、25万ベリーが限界だな。この中のもう一本買ってくれるなら合計で30万ベリー!これでどうだ?」

 

「ベルメールさんノジコの分も買おうか?武器はあった方がいいでしょう?‥‥ノジコどれか選んでよ」

 

「私がわかるわけないじゃない、くいなが選んでよ」

 

 

ノジコの分は、くいなが扱いやさすそうな刀を選んで、2本買うことになった。

 

ただ持っているだけになるだろう。ノジコは刀を振った事も今は無いのだから。ノジコも訓練で使うようになるはず、今後に期待だろう。

 

 

「ねえ~ノジコは少しでも刀を使えるようになりたい?」

 

「どうかな?くいなのようにはなれないと思うけれど、自分の身は守れるように‥‥大事なものを守れるようにはなりたいわよ」

 

「へ~ノジコもそんなこと思っていたんだ!悪戯ばかりしていた悪ガキが、成長したものね」

 

「ベルメールさん!!私はいつまでも子供じゃありませんから」

 

「はいはい」

 

 

支部宿舎に戻りながら、少し背伸びをした会話、3人は久しぶりな時間を感じていたようだ。

 

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